Ramadhan

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New York のクリスマスの様子を紹介しようしようと思いつつも、つい今回もまた別の宗教話になってしまった。今回は断食についてだ。

日の出、日の入りの時刻が書かれている、Ramadhanのスケジュール表(?)。友人は自分のオフィスに張って毎日食事の時間をチェックしている。

同僚の一人に、小さいときにバングラデシュからアメリカに移り住んできた友人がいるのだが、友人が信仰しているイスラム教ではこの時期断食が行われている。断食 ( fasting ) のことをラマダン - Ramadhan と呼ぶことは遠い昔世界史を習ったときに聞き知ってはいたが、身近に実行する人はいなかったので、今回少し話を聞いてみた。
Ramadhan はおよそ1ヶ月弱続くのだが、この間断食と言っても水一滴米粒一粒たりとも食べられないわけではない。太陽の昇っている間は食べ物を口にしてはいけないが、夕日が沈み夜になれば、翌日また太陽が昇るまでの間は食事も飲料もOKなのだ。
この同僚の場合は朝、太陽の昇らないうちに起きて朝食を食べ、また一眠りし、そのあと出社。日中は歯磨き粉や薬なども使えないらしい。面白いのは匂いや香りついても制限があることで、コロンや香水の使用もこの時期は控えなくてはいけないとのこと。
日中一緒にジムに行くのだが、運動が終わった後の喉の渇きはかなり辛そうだ。午後の数時間仕事をしたあとやっと朝食と言うか夕食と言うか、食事の時間がやってくる。この時期 New York は4:30PMごろ日が沈むので、その時刻を過ぎると会社のカフェテリアに行って同じイスラム教の人たちと食事を取っている。
もちろん例外もいろいろあって、妊婦や小児は Ramadhan を行わないし、病人も普通通りの食事をとる。また飛行機や船などで移動している人たちも食事は通常通りだそうだ。
ところでイスラム教の人はほとんどこれを実行するのかと思いきや、この期間を完全に実行する人は半分以下だそうで。ほとんどの人は初日に断食をしたあと、残りの2週間ほどは普段通りの生活を行い、最後の10日間ほどまた断食をするのだとか。後半のこの時期が Ramadhan の一番重要な部分らしい ( アラーの神がこの世界に降りてくるので、もっとも身襟に感じられるのだそうだ )。
Ramadhan 中の食事だが、夜になると皆が食事を持ちよって野外などでそれはまるで大きなパーティでも開いたかのように盛大に食事をするそうだ。もちろんアメリカではそういった風景は見かけないのだが。

Ramadhan がこの12月にあるのは今年たまたまであって毎年少しずつ時期はずれるらしい ( ちなみに来年は11月の終わりからスタートするとか )。
こういった習慣を身近に感じられるのも人種のるつぼ New York ならではの魅力の一つだろう。


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このページは、hiroが1999年12月15日 21:51に書いたブログ記事です。

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