今回、引越し顛末記を先に書き始めたのだが、その分そちらに時間とスペースを取られたので本文は短めになった。
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| 前回のストロベリーフィールドにあったベンチにはこんな風に一つずつ異なるプレートが。 |
来月は引っ越しをする予定なのでなんやかんやと物入りになりそうで、それに備えてこのところの週末も意識的してかしないでかあまり金を使わずに過ごしている。加えて昨年11月から12月にかけて旅行した Puerto Rico でのホテル滞在費を含む Discover クレジットカードの請求が今月来たので、ここしばらくは財布の中は軽いままだろう。
今回紹介している写真も正月に行った Central Park のもので、前回紹介したストロベリーフィールドの周りに置かれているペンチの一部を撮ったものだ。日本でも神社には「金〇〇万円也」といった寄附金額と名前が石に彫られていたりするが、それと似たようなものかもしれない。ここにベンチを寄附した人の名前とメッセージが書き込まれているようだ。このプレートでは「1948-1993」と書かれているが、45歳で亡くなった人なのかもしれない ( 生きている人のだったら「1948 - 」なっていそうなものだ )。メッセージには「私の作品を探すなら、あたりを見渡すといい」と書かれているのだが、これはもしかしてストロベリーフィールドのことだろうか?
訪れたことのある人はご存知のように Central Park はほぼ長方形の形をしただだっぴろい公園で、東西縦断であれば Avenue いくつか分を歩くだけなのでそれほど距離があるわけではないのだが、僕もまだ距離の長い南北を踏破したことがない。
春になってもう少し暖かくなったら Central Park の春の様子を紹介しようと思う。
引越し顛末記・・・前回からの続き。
さて自分の車を運転して次のエリアまで移動。先ほどの不動産屋の店から5分ほど走ってすぐに着いた。
次に訪れた不動産屋は昨年の11月にも一度行ったことのあるところで、そのときには一件だけ紹介してもらっていた。その後、アパートのリース契約を2年で結んでいると思い込み、入居時に払った2ヶ月分のセキュリティが戻ってこないのはもったいない、とアパート探しを中断していたのだ。ところがこんな状況になったので、以前訪れたこの不動産屋にも電話を入れておいた。
オフィスの中に入ると、中には経営者と思われる人の個室が奥に一つあり、それ以外には事務机が3つほど。 3つのうちの1つの机に、以前にも世話になったギリシア人女性の Lila がいて、僕がオフィスに入ったときはちょうど電話で誰かと話し終わった所だった。型通りの挨拶をして、早速部屋探しの話をする。「以前紹介したときはあまり焦っていなかったみたいだから、こちらもあまり急かして他の部屋を見せなかったんだけど、今回は急いでいる?」と聞かれ、あまり焦っていることを見透かされるのもなんだったので「いい物件があれば今すぐにでも入るけど、そうでなければ2月入居の予定」と答えておいた。あらかじめ電話しておいたのでどうやら2件ほど見せてくれる様子。どちらも自信満々に「きっと気に入るわよ。特に日本人なら」などと意味ありげに言う。最初に$1000のもの、つぎに$1200の方を見せてくれることになった。
オフィスを出る前におそらくオーナーなり管理人だと思うが電話をそれぞれ入れ、今から見に行くと言うようなことを話していた ( ギリシア語ではなしているのでよく分からないが、ときおり日本人などと言っているのは聞こえた )
2人でオフィスを出て、彼女の車で移動。最初の物件へは車の載っている時間はわずか1~2分だった。ただ気が付いたときにはアパートの前を通りすぎてしまったらしいのと、道路に駐車スペースが見当たらずもう一度そのブロックを周ることになった ( こりゃあ駐車場は必要だなぁとこの時思う )。なんとか駐車スペースを見つけ、アパートの前まで歩くと、道路の反対側から男性が1人近づいてきた。Lila とこの男性は英語とギリシア語で挨拶をすると僕を紹介してくれ ( この男性の名前は忘れた・・・がいずれ世話になることもありそうだ。というのも・・・後述 )、とある小さな建物に案内してくれた。表の扉をあけ、次に鍵を使って次のドアを開け、建物の中に。郵便受けの名前をちらっと見ると日本人らしき名前がちらほら。
建物自体は小さく1フロアに2つのドアしかないということは、各階2世帯ということか。建物自体は3階建てて案内してくれたのは3階だった。エレベータは無く、階段で登ったがとりあえず階上の足音が響くことが無いと言うことでこれはとりあえず○。
つづいてこの男性が呼び鈴を鳴らして誰も出てこないことを確認して、合鍵を使って案内してくれた。こちらに来てアパート探しをしていて気づいたのは退去する前に不動産屋やアパートの管理会社たちは次の入居希望者を募って、在・不在を問わず部屋を見せてしまうことがあるのだ。おそらく僕の部屋もまもなく誰かを招きいれてしまいそうなので、今のうちにカーペットなどを巻いておこかねば土足で入られる、とこの時思い出させられた。
中に入るとやはりまだ住人が出ていっていないようで、通常の生活に必要な荷物がそのままにある。まるで知らない人の家に勝手に入り込んでいるようで、居心地が悪い。ぱっと見るとスリッパがおいてあってもしかしてここは日本人が住んでいるのか、と聞くと、そうだ、という。なんでもこの次はとなりの New Jersey 州に引越しするとかで、もともとは12/31までに退去の予定だったから1/15まで滞在を延長したいと言ってきたそうだ ( 僕と似ている )。そのためその人が再度滞在の延長をするかもしれず、退去の意思を確認しないと入居可能な日を伝えられない、と不動産屋とこのアパートを管理している男性は説明してくれた。
部屋の作りはいたって日本のマンションの様で、ニューヨークにある古いアパートのタイプとはまったく違っていた。思っていたより清潔で綺麗なのでちょっと感動。ただ窓からは地下鉄が見え ( 地下鉄はここでは高架になっている ) のでその騒音が気になるかもしれないと地下鉄が来るまで待ってみたが、窓を閉めている状態ではほとんどその音も聞こえず、これも許容範囲 ( 東京に住んでいたときも地下鉄が高架レールを走っている駅のすぐそばに住んでいたが、この時は17Fだったのでほとんど気にならなかった )。
一通り・・・と言っても赤の他人がまだ住んでいる部屋なのであちこち開けて見ることはためらわれたが、とりあえず部屋の作りや環境などを確認したので、この部屋を気に入ったことを伝え、アパートを出る。外で3人で立ち話をしていると、今朝も日本人男性が1人、この部屋を見に来て気に入ったらしく「借りたい」と言っていったそうだ。それなら、その人の返事次第では借りられないのか?と聞くと、その人も僕と同じくクレジットを証明するために必要な書類などを持ってきていないから、それより先に手続きをすれば大丈夫だとその男性は言う。その後の手続きなどについては、僕を含めて何人か日本人が見に来たということで空き室になる期間も無いであろうということからか、それほど「借りてほしい」というような態度ではなく、どちらかというとのんびりとしていたのが印象的だった。アパートの前でこの男性とは別れて、Lila の運転する車で次の目的地に向かった。


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