引越し

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引越し顛末記

・・・前回からの続き。
Lila のオフィスに戻るまでの車の中ではもう昔の彼氏の話題は出ること無く、簡単にこの周辺地区の説明をしてくれた。駐車慈雨に付いて質問すると、このアパート自身には駐車場はないのだが、同じオーナーが全く同じ間取りのアパートを同じブロックに建築中でこのアパートの1F部分が駐車場になるので、これらが使用可能だとのこと。アパート自体の完成はまではまだ数ヶ月かかるけれども、駐車場部分は2月から利用可能になるのだそうだ。ただしこの駐車場はインドアガレージ ( つまり車の中からリモコンでドアの開閉をするタイプ ) で料金は相場より少し高めになるだろうとのことだった。
その他もう一つ、部屋を決める上で重要な要因は、ランドリーだ。先に見たアパート ( 前に紹介したときは4階建てと書いたが3階の間違いだった ) は、おそらく6室しかないにもかかわらず、広くて清潔な地下室にコイン式の洗濯機と乾燥機があって住人はそれが利用できるのだが、後者のアパートにはランドリーの設備が無い。日本では各室ランドリーを持つのがほぼ当たり前だが、ここ New York エリアでは「アパート」にはランドリーを共有するか、外のコインランドリーを利用するのが一般的のようだ ( もちろん高級コンドには各室ランドリーが完備されているところもあるし、アパートやコーポによっては New York でも洗濯機が付いているところがある )。念のため尋ねてみたのだが、どちらのアパートも自室にランドリーを設置してはいけない、ということになっているそうだ。
いろいろな条件を踏まえて、Lila のオフィスに着いたときにはほぼ先に Lila が見せてくれたアパートの方を借りようと気持ちが固まりつつあった。
オフィスに戻ってすぐに「今すぐ決めなくてもいいから、明日ぐらいには返事くれるかしら」と聞かれ、「最初に見た部屋を借りたいんだけど、僕より先に見て、借りたいと言った別の日本人の返答次第では借りられなくなる?」と答えると、「その人も信用調査に必要な書類とかを持って来なかったと聞いているから、今日、明日はまだ大丈夫よ。」と Lila が言う。念のため彼女はその場で Landlord ( 大家 ) に電話してくれて、またもやギリシア語で「例の日本人が借りたいって言っている」みたいなことを伝えていた。受話器を置いた後で、「明日でいいから、最近一ヶ月分の給与の明細、去年支払った税金の証明書のコピー、それから今住んでいるアパートの管理会社か大家さんから家賃支払い履歴を貰って、それらをここに FAX できる?」と言われ、とりいえず$20を信用調査費用として請求される ( そういえば日本から来て、今のアパートを探しているときもやはり信用調査として$20を取られた )。どうやら Social Security Number から個人情報を有料で開示するデータバンクがあるようだ。とりあえず今日出来ることはここまでらしい。Landlord が Lila に語ったところでは、現在住んでいる人 ( 日本人 ) のリース契約は1999年12月31日で切れるのだが ( 僕と同じだ )、諸般の事情で「延長したい」と言ってきたのだそうだ ( これも同じ )。とりあえず1/15まで延長したい、とのことだが、さらに延長の申し出が無いとも限らず、その場合は入居が2/1になるが構わないか?と Landload が逆に心配していたのだ。どうやらこの辺がクリアにならないこともあって、先に見に行った時にどうも借りて欲しいというように見えなかったのだ。僕としては今のアパートを2月いっぱいまで借りなくてはいけないので、1月中に入居しないで済むなら余計な出費も押さえられ、一向に構わないのだったが。

そして翌日、会社に出勤するとほどなく Lila から電話があって、昨日とはちょっと口調が違って「急いで昨日話した書類をFAXしてくれない?」と言うので慌てて現在住んでいるアパートの管理会社に電話して、僕のこれまでの家賃支払い状況についてのレターを Lila のオフィスにFAXしてくれるように依頼。当初電話で依頼したのだが、郵送かFAXでないと受け付けない、しかも1日2日日数がかかる、というので、依頼状を急いで作成し、管理会社にFAX。レターは直接 Lila のオフィスにFAXしてくれるように一筆書き添えておいた。それ以外のものは手元持ってきていたので、すぐさま彼女のオフィスにFAX。
これらを行ったのが朝一番だったのでそのあとは仕事に戻り、昼過ぎになってLila に確認の電話をかけた。家賃支払い状況の FAX は今日中にはそちらに届かないということを伝えるためだった。ところが朝あれほど急いでいた Lila が「もういいわ、Landlord がさっきオフィスに寄って、私が取り寄せたあなたのクレジットヒストリーを見て、満足だって。あなたの住んでいるアパートからのレターは急がないわ。それから Landlord があの部屋の現在の住人に退去日を確認して1/29ということになったって。だから2/1からは入居できるとわよ。それで Landlord があなたの気が変わらないうちに、家賃1ヶ月分のデポジットが欲しいって言っているんだけど今日か明日、ここに来れる?」
どうやらこの部屋が借りられそうだと言うことで、翌日会社の近くの CITIBANK に行ったのが5時ちょっと過ぎ。Bank Check を作ってもらおうと行ったのだが、ちょうど窓口業務をクローズしたところで、仕方なくキャッシャを引き出してキャッシュのまま持っていくことに。CITIBANK の場合、ATM での1日の引き出し限度額が$1000なのでこの日はぎりぎりだった。 Lila の事務所で1ヶ月分家賃を払うと、「契約に必要な書類が整ったら連絡するから、そうしたら残りのお金をそのときに払ってくれ」ということでこの日はこれでおしまい。でも宿無しになるかも、という当面の危機は回避できた。

・・・ということで、今回は「引越し顛末記」を冒頭に持ってきた。長々と書き綴った話も、どうにか現在に追いついた。ここから先は近況とこれからのことになる。

この間の土曜日、残りのお金 ( 2ヶ月分のデポジットとブローカーフィーとして1ヶ月分の家賃 ) を小切手で支払い、アパートのリース契約を結んできた。この日は Broker ( 不動産屋 ) のオフィスで Landlord も交えての契約ということで約束の時間があったのだが、途中の渋滞で遅刻になった。遅れて着いた上に Landlord ( この日は奥さんと子供が来ていた ) に急ぎの用事があるということで、リース契約書にきちんと目を通さずにとりあえずサインをして、それから小切手をその場で切って手渡した。契約書の内容をきちんと読んでからでないとサインはすべきではないが、この日は僕が遅れたという負い目と、不動産屋が契約書の重要な点を口頭で説明してくれたので、詳しく見ずにサインすることとなった ( もちろん後で熟読したが )。このとき Landlord が一言だけ確認してきたのは「ペットは禁止だけど・・・」という部分だけだった。
5分で必要な手続きが済むと、Landlord の彼女の子供はオフィスを去って 、次に不動産手数料分の小切手を Lila に書いて手渡して、これで契約成立。そして後は鍵をこの土日に受け取りに行くだけとなった。
今住んでいるアパートも2月いっぱいの契約が残っているので、1日で引越しを終わらせる必要がなく、先にいってバルサン炊いたり、掃除をする余裕もあるし、自分の車で PC 関係のものは運べそうだ。

今、部屋の中はぐちゃぐちゃになっている。あちこちにダンボールの箱が口を開けて置かれていて、夜中に電気を点けずに歩くとつまづいてしまう。日本での引越しでも同じだが、銀行や郵便局、クレジットカードなどの住所変更などの他、ケーブルテレビは会社が変わるし、電気・ガスなども会社が変わるのでこれらの準備を今後行わなくては行けない。まだ引っ越し業者に依頼の電話をしていないのだが、来週 PC を片づけてなければ、引越し準備編をアップロードしようと思っている。

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このページは、hiroが2000年1月31日 00:38に書いたブログ記事です。

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