2000年2月アーカイブ

今のところに引越ししておよそ3週間が経ったのだが、以前と比べてどうしても不便だと感じていたのはインターネットのハイスピードコネクションだったのだが、やっとそれも改善されそうだ。
一年ちょっと前に紹介した、 「急にやってきた」から、今度は DSL に切り替えてのハイスピードコネクションだ。

UPSで送られてきたインストールキット。
DSLモデム。一個$99。DSLサービスを止めると、代金も返してくれる。

日本と同様、インターネットのハイスピードコネクションの普及はあちこちに広がり、ここ New York でも従来のアナログモデムによる接続からハイスピードコネクションへ移行する人たちが増えている。
米国ではハイスピードコネクションの手段として主に2種類の選択肢があり、もっとも一般的なのは CATV インターネットだ。以前住んでいたエリアはすでにサービス可能エリアに入っていたので1998年の12月から利用してきた。
もう一つは xDSL によるハイスピードコネクションで、こちらも New York で去年あたりから利用できるようになった。
実は今月引越ししたエリアのケーブルテレビ会社は Time Warner の関連会社の Time Warner Cable なのだが、2000年2月現在で、CATV インターネット接続サービスは Manhattan エリアのみ可能で、Queens や the Bronx では夏以降のサービスになるという。最近 Time Warner と AOL が合併するというニュースもあったので、より Time Warner Cable の CATVインターネットサービスでは AOL もそのうち無料か安い金額で使えるようになるだろうな、と夏まで待とうかとも思ったが、一度味わってしまった蜜の味はなかなか忘れられない、ということで、DSL によるインターネットサービスを申し込んだのだ。
引越ししてからは「いざ」と言うときのために毎月$20払っている AT&T WorldNet インターネットサービスを使用して、56Kアナログモデムでインターネットしていたのだが、「こんなに遅かったっけ?」と思うくらいだった。人間、贅沢を知ってしまうとなかなかもとには戻れない ( 僕の贅沢ってこんなもん・・・ )。
米国では DSL の無料サービスまで始まろうとしているが、まずはローカル電話会社 Bell Atlantic が提供している DSL で様子を見てみることにした。この会社のホームページから DSL サービス申し込みのページに行くと、DSL を使用したい電話番号、つまり自宅の電話番号を入力する所がある。ここに市外局番から電話番号を入力し、少し待つと自宅近辺エリアが DSL 利用可能地域かどうかの結果を表示される。利用可能であれば次のステップして個々の電話線に信号を流し、各ライン毎の特性を調べてくれる。その結果僕のアパートの電話も利用可能と分かり、そのままホームページから DSL 接続サービスを申し込んだのだ。
申し込みをするとその確認の電子メールが届き、しばらくすると「必要なもの出荷しました」という電子メールが届く。というのも DSL の接続サービスは現在家庭で使用している電話線によるもので、特別な工事を必要とせず、基本的にセルフインストールとなっているのだ。
その電子メールには「2/14 8:00am - 12:00pm」の間に届きます、とあったので会社に電話してその日は遅刻していくことに。ところが昼12時まで待ってこなかったので仕方なく出社し、Bell Atlantic に電話してみた ( 電子メールにその時刻までに届かなかった場合は電話しろ、と書いてあった )。すると UPS の配達が遅れているようだとのことでトラッキングナンバーを教えてくれた。その番号をもとに www.ups.com で荷物の追跡をしてみると、12:06pm にうちに来ていたことが分かった ( 6分違い )。そこで仕方なくその荷物を会社宛てに送り直してもらい、無事2/17に受け取ることが出来た。写真はその受け取ったダンボールで、中には DSL モデム ( 写真下 )、DSL ドライバソフトウェア、ユーザアカウントセットアッププログラム、RJ11 ケーブル ( いわゆる電話線 )、それにいろいろなアダプタが入っていた。
このアダプタはマイクロフィルターアダプタというもので、家庭用の電話で DSL を利用すると電話会社の方で局内工事を行うため、これまでの電話線の仕様と変わってしまうのだそうだ。そこで電話機やFAXをつなぐためにはこのフィルターを通して接続しないといけないそうだ。
帰宅して、早速ソフトウェアや DSL モデムの設置を行い、いざハイスピードコネクションへ!・・・と思いきや実は NT4.0 Workstation ではうまく動いていない。Windows98もサポートされているので、PC を Windows98 モードでブートし直し、そちらでやはりソフトウェアのインストールとネットワークの環境設定を行うと、こちらはばっちり。ということで明日以降 NT4.0 の RAS をもう一度設定し直して再挑戦。使用感などはこれまで使用してきた NT4.0 できちんと使用できないのでまだ何とも言えないが・・・。( 全部の web サイトにアクセスできないのならわかるが、なぜか yahoo や geocities にはアクセスできる・・・。DNS の問題でもないようだ・・・)。

さて文中に出てきた各社インターネットサービスのホームページは以下の通り。
Time Warner Cable Internet - road runner のホームページBell Atlantic の DSL Internet サービス - infospeed DSL のホームページ

詳しいインストールの様子などはここ「生活雑記」よりも「アメリカ生活メモ」向きのネタなので、使用感などを含めて詳細は後日、そちらで紹介予定だが、ざっと使ってみた感じでは、以前使っていた @Home の CATV インターネットより高速だ。


通勤と言っても勤務先は郊外にあるので、たいてい車による通勤か、会社が提供するシャトルバスに乗っていくことが多いのだが、ここしばらくは事情があって地下鉄とシャトルバスを使って通勤している。ということで電車の待ち時間に写真を撮って見た。

Queens Boro Plaza 駅。
同駅から見た Manhattan 方面。この駅を出ると地下鉄はその名の通り地面の下に潜り、川の下を通って Manhattan へ入る。

New York に住んで、働いている、というとなんとなく Manhattan の高層ビルに勤めていて毎日地下鉄で通勤している姿が目に浮かぶのだが、僕の場合は会社が郊外にあるので、通勤は車以外には考えられない。たまに車を運転するのが億劫になることもあるのだが、車の運転は嫌いではない上、帰りたいときに帰れる、遅くなっても車なら安全なので、車での通勤から電車通勤にはなかなか戻れないと思う。日本にいたときも長時間、ラッシュアワーの通勤を数年経験した後は、部屋探しをするときの条件として通勤時間を短縮することだった。
ところが最近車の動きが不審で、点検に持ち込んだところ修理・パーツの交換が必要な個所が見つかったのだが、なぜかそのパーツがディーラーサービスに無いどころか、メーカーに問い合わせてもいつ入荷するのかわからないと言われてしまった ( 僕の車は日本車なのだがまさか、「日本から取り寄せる必要がある」なんてことになるのではと危惧している )。
生活する上で近所への買い物程度の運転は大丈夫らしいが、通勤するような距離は止めた方がよいとのことで、日本を出て以来、久々の電車通勤をしばらくすることになった。
車を運転しての通勤だと、家を出てから車に乗り込み、会社に着いてから駐車場からオフィスまでの間しか外気に触れることがないので、今回は外を歩く時間が多く、まだ冬の寒さは残っているものの、すっかり暖かくなってきたのだなと実感。身を切るような寒さは苦手だが、適度な寒さはなんだか体がしゃっきっとするようで、決して嫌いではない。今は冬の中ではちょうどいい季節かな。先週の金曜日に大雪が降ったのが信じられないくらいだ。
久々に通勤時の地下鉄に乗ったのだが、というより引越しして初めて最寄り駅から通勤列車に乗ったことになるので、どんな人たちがこの時間帯に電車を利用しているのかなどついキョロキョロしてしまった。朝の8:00とはいえ、それぞれの体がふれあわない程度に混んでいる。乗っているのは中南米系、ギリシア系、イタリア系、そしてわずかに黒人とアジア人といった感じだ。この比率も地下鉄のラインごとに違ってなかなか興味深いのだが、それはまた別の機会に。
Manhattan 内の地下鉄はもちろん地下を走っているのだが、Queens や Brooklyn、そして the Bronx に入る頃には地上を走るものがほとんどで、僕の住んでいる町を走る地下鉄のうち1本はやはり高架を走っていて、それが部屋まで聞こえるので少々うるさいくらいだ。
途中乗り換えた Queens Boro Plaza 駅で時間が待ち時間があったので、写真を撮って見た。この駅は Manhattan から Queens に入ってすぐの駅で Queens 区を走る主要な地下鉄が停車する。中でも地下鉄7番線、N線はかなり高い高架の上の方に位置していてちょっとこわい。高いからこわい、と言うのはちょっと正確ではなく、鉄骨でくみ上げられただけの高架が何階層にもなっていてそこに地下鉄が入っては出て行くのだ。ちょっとした地震があれば、簡単に崩れ落ちそうな駅なのだ。ただし高いだけあって、ここからきれいに Manhattan が見える。冬は特に空気が澄んでいるのか、目の前にくっきりと高層ビルが立ち並ぶ様子が映し出される。
これだけ多くの地下鉄が近くを走っているんだから、きれいなターミナルを作って駅ビルなりショッピングセンターでも作れば人がたくさん利用するのに、と思うのは日本人だからだろうか。
通勤中の人たちの表情は東京も New York もそんなにかわらない。東京のようなラッシュアワーもなく、たまの地下鉄通勤もそんなに悪いもんじゃないな、と乗り換えの電車を待ちながらふと思った。

NYC Subway マップはこちら。
NYC MTA Transit


つい最近の流行、と言うわけでもなく、ここ数年の New York ではオリエンタルなものがすっかり流行から定着に変わりつつあるような気がする。


ここ数年、いやひょっとするともうちょっと前からかもしれないが、New York では「漢字」を含めたオリエンタルなものが定着しているようだ。かつては流行だったのかもしれないが、今は大人気とは言わないまでも、目にすることが決して珍しくないところを見ると流行から定着に変わった、といっても過言で無いと思う。
この時期は真冬なのでなかなか見ることは少ないが、暖かくなってコートを着なくても外出できる季節になると、また目にするだろう、というのが日本語や中国語がプリントされた洋服だ。もちろん漢字の多くは中国語のものなのだが、中にはカタカナやひらがななど日本語のものも見かける。たとえば GAP などでは「体育系」とプリントされたTシャツを売っているし、つい最近も女性が「私は嫌みな女」とプリントされたタンクトップを着ているのを見かけた。
Bloomingdale's デパートの前には Levi's 直営店 ( おそらく ) があるのだが、ショウウィンドウに飾られているジーンズは龍の刺繍がはいったもので、今年が「Dragon Year」であることをうたっている。なかには Urban Outfitters のようにオリエンタルテイストを全面に押出しているショップもある。ここではオリエンタルなロゴや刺繍の入った洋服がいろいろな種類売っているだけでなく、お香や盆栽キット、それに日本の駄菓子が置いてあったりする。
こんな現象は一部のアパレルに見られるだけでなく、Bronx あたりの小僧たちが着そうなブランドやショップでも中国語、日本語が入っているジャケットやシャツを見かけるようになってきている。ただしそこで見かける日本語は意味が無く、単にシンボルとしての興味からデザインされただけということもあるのだが。
それとこんな現象は洋服だけにとどまらず、他に車のステッカーや tatoo でも目にすることがある。
毎日行っているジムでは、やはり tatoo を入れている人を目にする ( ほとんどは男 ) が 、先日も突然日本語が目に飛び込んできた。あまり人の tatoo をじろじろ見るのも行儀が悪いので ( といっても tatoo は人に見せるために入れているような気もするが ) 近くに来た時にちらっと見たのだが、腕に「琉球空手」と彫っている。その人は僕がその tatoo を読んだのに気づいたのか「オキナワのカラテだ」と説明してくれた。沖縄の空手?と思ったが、そういえば映画「Karate Kid」に出てきたのは確か琉球空手だった様な。他にも「力」と彫っている人もこのジムにいて、こんな風に街中でも漢字の tatoo を見かけることが多くなってきた。おそらくポピュラーな漢字の tatoo は干支だろう。この漢字を腕に刺青している人はこれまでに何度か見かけている。日本と中国の干支は使用する漢字が多少違ったりするが ( 亥と豚など ) 基本的には同じなので、おそらく Chinese 系の tatoo ショップなどで勧められるのではないだろうか。

日本人から見るとぷぷぷと笑ってしまう言葉が書かれていたりするものもあるのだが、日本だってこれまで横文字のロゴが入った物はあちこちにあった。英語圏の人から見たら妙な英語としか映らないものもなかにはあったに違いない。
果たしてこの動きは New York エリアだけのものなのか、それとも他の州でも見られるのかはよく分からないが、少なくともここ New York ではまだしばらく、もしかしたらよりもっとこのオリエンタルブームは続くように見える。

しつこくも、また引越しの話題なのだ。一応今回で完結の予定。

キッチン。前より狭いけど、機能的になった。
引越し荷物を開けていると、ケーブルテレビの工事の人がやってきた。
そのリビングルームから見るとすぐそこには地下鉄の高架レールが。

引越し前の3日間は会社から帰ると深夜まで梱包作業を行い、引越し前日にはベッドも解体し、インターネットに接続するため手を付けていなかった PC も梱包。テレビもビデオももう片付いているので、前日は静かな夜だった ( ただし引越し作業自体はうるさかったはず。とは言っても引越し業者が実際に荷物を運び出すまで階下の人は知らなかったようで、引越しの最中に「どうして出て行くんだ」とか「どこに行くんだ」とかしきりに聞いてきた。思えば引越ししてきた当初はこのおやじのだみ声に早朝悩まされたものだ。結局耳が遠かったためらしく、今は補聴器をつけるようになって朝の4時5時に怒鳴ることはなくなって、とてもしずかに暮らしていたのだが )。2/4金曜日の朝9時に引越し業者が来ることになっていたが、前日の夕方電話があり「2/4は Chinese New Year Eve なので早めに作業を終わらせたいので、朝8:00からでどうだ」と尋ねてきた。まあ一時間ぐらいどうということもなく OK をしたのだが、結局前日の梱包が終わったのがAM2:00だったので4時間だけ寝ることになる。朝6:00には起きて、自分の車で運ぶものなどをおっちらおっちらと運び込み、途中軽く朝食などを食った。
引越し前日から雪が降り始め、朝までやむことなく、結局引越し当日の金曜日の朝までちらちらと降り続いた中での引越しとなった。
mover は3人来たのだが、一人はおっさん、後の2人は若いにいちゃん。PC や陶器類は全部自分で運ぶので、彼らに運んでもらうのは箱に詰めた衣類や家具が中心で、ソファベッド、机、本棚、ベッド、こたつ、椅子がメインだ。ほとんど梱包してあったので、手間もかからずに搬出され、先に新居の方に移動するとのこと。僕の方は掃除機や台所・バスルームクリーナー ( 後日鍵を返す前に簡単に掃除するので )、それとケーブルテレビの受信機・ケーブルモデムなどを残して僕も引越し先に移動。
部屋に着いて、ほどなく mover のトラックも到着。運び出すときは2Fのアパートだったが、ここは3Fなので運び込みには多少時間がかかったものの、結局朝の10:30ごろにはすべての荷物の運び込みは完了。請求書は電話での見積もり通り $200。ひとりずつのtipを払って mover は帰っていった。彼らは自宅に帰って新年の準備だそうだ。

一生懸命箱詰めしたものをまた開いて部屋の中を散らかすのはなんだかむなしい行為だったが ( 泣 )、夜までには大半の箱を開け終え、残りはベッドの組み立てと PC のセットアップぐらいとなる。途中午後2時ごろ、Time Warner の CATV 会社の人が配線工事にやってきて、テレビを見れるようにセットアップして行く ( 代金は $88.36 )。
夕方まで片付けをしているうちにとてつもなく眠くなり、とりあえずベッドルームに置かれていたマットレスにシーツを引いてつい昼寝。で夜に置き出してごそごそ後片付けをして、先にも書いたようになんとか生活できる程度になった。

その週末のうちにベッドの組み立ても終わり、PC もセットアップし、早速インターネットに接続して数日間のメールを着信。なんだかインターネットの無い生活は落ち着かない・・・てのはあまりにも毒されているのかな。

さてさてまだ引越ししたばかりで、人の家に泊まっているようでまだ落ち着かず、これからもいろいろな不満が出るかと思うが、現時点で引越し前と後を比較してみると・・・

引越しして良かったこと。


  • 遊びに便利
  • 新しいアパートメント
  • 専用駐車場(無料)


引越しして困ったこと。


  • ハイスピードコネクションが使えなくなった
  • 通勤時間が倍増
  • 騒音、特に地下鉄


特にインターネットはこれまで CATVインターネットよるハイスピードコネクションだったのだが、今度の Queens 区では Time Warner Cable によって CATV サービスが提供されていて、インターネット接続サービスはまだこのエリアで利用可能になっていないため、使えないとのこと。ただしローカル電話会社 Bell Atlantic による xDSL 接続サービスが可能なようなので、これを使ってみることは可能だ ( 月額 $49 )。
騒音の方は・・・・仕方ない。寝室の窓は二重ガラスになっているのでだいぶ音が軽減されるのだがそれでもまだ慣れないうちは、電車が走る際に目が覚めてしまうことがある。これも次第に慣れるだろう。東京にいたときも地下鉄のそばに住んでいたのだが、このときと今の大きな違いは、電車が高架を走るときは防音壁があって騒音が響かないような工夫がされていたのに、New York ではそれがないのだ。ということで日本からうちに泊まりに来る人、時差ぼけで眠れるとは思いますが、騒音は覚悟してください

物理的な引越し後、今週はオフィスからあちこち電話して、クレジットカードやら銀行へ住居変更届をしているのだが、最近は web 経由でも出来て便利。
ところが肝心の実家に引越ししたことを伝えようと、新居から電話しようと思ったが通じない。
あ、長距離電話会社に連絡するのを忘れていた。ということで新居に引っ越ししたことを知らない両親はもちろん新しい電話番号を知らないし、僕からはまだかけられないのでしばらく行方不明になってしまいました。


やっとこさ、引越し完了! これが引越し後、新居からの初更新。 まだ部屋の中は散らかりっぱなしなんだが・・・。

ちなみに今回紹介している写真はすべて今まで住んでいたアパートのものです。

リビングルーム。引越しの荷物がここに積み上げてあったのだが、すべて運び出された後。アメリカに来てから最初に住んだアパートなのでちょっと感慨深い。
寝室。ここにはほとんど何もなかった。ベッドとチェストとベッドのサイドテーブルだけ。

今回も個人的な話の続きでしかも New York に関係ない話題で恐縮なのだがネタがこれ以外無いので今回と次回も引っ越しについて書くことにする。
1月最後の更新は引っ越し前で、これを書いているのは引っ越しの最中~引越し後である。引越し前の準備は大体こんな感じだった。

まずは引越しそのものだが、日本の様の引越し業者のサービスの一つにあるように、ダンボールを持ってきてくれて梱包から始まり、荷物の移動まですべてをパッケージにしたものもこちらにあるようだが、今回は一人暮らしであることと、割と近い距離 ( 20マイル ) の引っ越しなので、荷物の移動だけを引っ越し業者に頼むことにした。電話帳で調べるとやはりピンからきりまであるので、今回は同僚の紹介で中国人がやっている引越し会社に依頼することにした。理由の一つは安いことと、室内で土禁の文化が同じなので、引越しの後に床が泥だらけになることもないだろうということ ( この時期まだ雪が解けきらず、外から帰ってきてマットで靴の汚れを取らないと、すぐに泥だらけ )。
で本来は会社を休まずにすむ、2/5土曜日に引越ししたかったのだが ( 翌日日曜日は必要な買い物や後片付けができるし )、その日は Chinese New Year ということで軒並みお休みだったのだ。それで月曜日か、金曜日のどちらかということになり、金曜日に頼むことにした。ただし金曜日は大晦日にあたる日とのことで、午後には仕事を終わらせたいとのこと。それで朝9:00からの引越しとなった。これで料金は$200 + Tip。
引越しの日取りが決まり、次に必要な手続きは電話や電気会社など。今でこそ、ローカル電話会社は一社独占でなくなり、かつての長距離 MCI なども New York でローカル電話の取り扱いも行っているが、今まで Bell Atlantic を使用してきたので、今回も同じ会社で電話の移設だけを依頼する。引越し先は住居区分が異なるので ( 今度は New York 市 )、局番がかわることになり、全く新しい電話番号が割り振られることになった。新しい電話番号を探しているときに「僕外国人だから覚えやすい番号がいいんだけど・・」と言うと、担当の人は「わかったわ」と言って、確かにわかりやすい番号をくれた。言ってみるものだ。
ちなみに引越しによる諸手続き代が $55。高いなぁ。

キッチン。この写真は引越し前夜に撮ったもの。奥にまだ炊飯器が見える。
バスルーム。洗面台が小さくてあまり小物を周りに置くことが出来なかったけど、シャワーはいつもきちんと熱いお湯が出たし、機能的には満足していた。シャワーカーテンやマットレスがひいてあったので実際に何もなくなると寂しい写真に見える。

それから電気などのエネルギー会社。今まで住んでいたアパートではガス・水道 ( 温水道含む )込みの家賃だったので毎月エネルギー関係は電気会社だけ支払ってきたのだが、これも引越し先とは管轄が変わる。具体的には今までは LIPA ( Long Island Power Authority ) という半官半民の様な組織だったが、New York 市は Con Edison 社がガスや電気を供給している。こちらに電話して引越し日から使えるように依頼する。住所、電話番号、それとソーシャルセキュリティナンバーを告げるだけだった。

次はケーブルテレビ。これまた地域によって CATV 会社が変わるのは日本も同じ。今回は Cablevision から Time Warner Cable ( 先ごろ AOL と合併を発表した Time Warner の CATV 部門 ) に切り替わるのだ。テレビは映らなくても別段困るものではないが、後日依頼するとケーブルボックス設置などのために工事の人が訪れるため、会社を休んで1日待っていなくてはならない。そこで引っ越しの日に工事してもらえないか聞いてみると、あっさり OK が出た。
今使っているケーブルテレビの会社にも電話して、サービスの停止を申し込む。実はテレビ用のケーブルボックスの他、CATV インターネットも使用しているので CATV モデムもうちにあるので、こちらのサービスの停止も申し込み、これら機器の返却方法を尋ねると、もよりの支店を教えてくれた。そこまで返却に来てくれとのことだった。

残りはドライバーズライセンスなどの関係で DMV への届け出、銀行、クレジットカードなどのたぐい、それから郵便局に転送届けを出さなくてはならないが、これらは引っ越した後でも構わないだろう ( いずれにせよ2月は旧アパートを借りつづけるので、定期的に郵便箱をチェックすればよいのだ )。

そして1/30日曜日、入居が可能な日の2日前だったが、Landlord から新居の鍵を貰い、その日のうちに掃除道具や壊れやすいものなどを自分の車で先に運び込んだ。
2/4の引越し前に少し部屋を掃除しておこうと、とある平日の日の夜、仕事を終えてからアパートに行ってきた。どうやら前の人が出ていった後天井と壁のペンキを塗り替えたらしく、あちこちに小さなペンキの垂れたあとが床にこびりついてる。リビングルームだけでなくベッドルームも同じで、まずはこれをはがして、掃除機をかけ、雑巾がけをした。前の住人は土禁にしていたようだが、おそらく引越し業者と、その後に来た内装業者が靴のままはいったのだろう、真新しい雑巾はあっというまに真っ黒になった。汗だくだくになってそれぞれ2度ずつ床をきれいにしたあと、日本から来た時に持ってきた家庭用ワックス ( リンレイ製 ) を使って床にワックスがけ。これも最低2度やれ、と書いてあるのでしこしことがんばる。実は今まで住んでいたアパートでも、住むにあたってはやはり同じことをしたのだ。おかげで今でも床はぴかぴかだ。
数時間後、室内にワックスの匂いが充満していたが、雑巾がけしてワックスをかけた床はすっかりみちがえった。


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