2000年3月アーカイブ

毎回、なんだかんだとタイトルをつけてきた生活雑記だが、今回は特にテーマも無いのでタイトルも無し。しいていえば近況報告、身近に起こったことなど・・・

先週日曜日の夜、友人と食事に行った。17th Street の 5th Avenue と 6th Avenue の間にある、日本人が経営しているイタリアンレストラン、Basta Pasta だ。今まで何度も行ったが、特に予約をせずにふらっと食事が出来たが、この日は「ご予約はありますか?」。
・・・とたんに45分の待ち時間が出来て、近くのバーへ。場所が場所だけに ( チェルシー )、同性同士の客がほとんどだったが、2人でカウンターの止まり木に腰掛けて酒を飲んでいると、店内の大きなスクリーンにアカデミー賞の授賞式の様子を生中継で映し出しはじめた。次々と到着する俳優や女優へのインタビューが行われ、さあいまから授賞式がはじまるぞ、というところで45分立っていることに気が付き、バーを後にした。レストランではグラスワインを一杯しか飲まなかったのだが、その前にすきっぱらで酒を飲んだからか、食事の後、友人と別れて、自宅に帰ろうとしたときに急に酔いが回ってきたのに気が付いた。ちょっと運転するの待とうと車の中にいると、友達から電話がかかってきて少しだけ夜遊びに行こうと誘われ、寄った勢いで近くの club へ。でも大音量の club music がさらに酔いの速度を急速させたのかやっぱりキモチワルイ・・・早めに1人で club を後にした。翌日月曜日は出勤と言う気持ちもあったし。
停めてあった車のところに来ると僕の車の後ろ1台を挟んで、1台の SUV 車 ( Ford Explorer ) が停まっていて、その周りで5~6人ほどの人が所在無げに突っ立っている。ぱっと見た所では黒人の女性 ( 初め、オカマの人かと思った。だってそこにいた中で一番背が高くて、顔のつくりもソレっぽかったから )と黒人の男性が4人、それにアジア人女性が1人というグループだった。グループの構成をちらっと見たときに、中の1人の人が車の前輪右タイヤと格闘しているのが見えた。「ははーんどうやらパンクかぁ、日曜日の深夜に大変だぁね」と思ったが、人手がなくて困ってる風でもないし、中の1人は携帯電話で話していたので ( なんだかんだとしっかり見ているな )、そのまま車に乗ってエンジンをかけようとしたところ、その「ヘイ、ヨー」と話し掛けてくる。「う、俺か?」と思ってみると「そっちの車もジープだろ?ジャッキを一つ貸してくれないか」と言う。( SUV は確かにジープと言う人が多い )。
酔いが回っていて早く帰ってベッドに入りたかったったし、体のでっかい黒人の人たちはなんだかんだと圧倒的でちょっと恐かったので、一瞬ためらったものの、近くは警官がパトロールするところでもあるし、深夜とは言え近くは人が結構歩いているので、「いいよ」と返答した。とはいうものの、自分の車のジャッキがどこにあるかもわからず、迷っていると後ろから例の男性がやってきて、「ここじゃないか」と言ってあっさりと見つけて持って行った。することもないので、タイヤの交換でも眺めていると、もともと車に付いていたジャッキで持ち上げるのが不十分なのか、それとも不安定でもう一つ必要だったのか、それで僕のを借りたようだった。ポケットに手を突っ込んで見ている間、黒人の中に1人だけいたアジア人の女性を改めて見てみると、化粧、髪型、それと服装からどうも日本人ぽい印象を受けたので「日本人の方ですか?」と日本語で話しかけてみた。すると向こうもびっくりして「え、日本人の方なんですか?」。
車に付いていたナンバープレートが New Jersey のものだったので「皆で New Jersey から来ているんですか?」と聞くと彼女いわく「いえ、私は Manhattan に住んでいます。来月には Brooklyn に引っ越す予定なんですが」。
なんでも club のプロモーターをやっている人で、今からとある club に行く所だったのだそうだ。
世間話をしている間にタイヤの交換は終わり、最初の黒人が「アリガトウ」と日本語で言いながらジャッキを返してきた。「この人たちなんだか少し日本語の単語が分かるんです」と例の彼女が笑いながら話す。
こんな夜中の Manhattan でハプニングで見かけた人たちの中に、club のプロモートをしているという日本人の人がいて、なんとも不思議な夜だった。 酔いもほろ酔いに程度に変わっていた。


今週の平日の会社の帰り、家の近くの24時間スーパーマーケットに立ち寄って、食料品を買い出しした。24時間といってもセブンイレブンのようなコンビニではなく、いわゆるダイエーやイトーヨーカドーをさらに巨大にしたスーパーマーケットなのだが、24時間開いていてとても便利。「そうだ卵がないなぁ」などといつものように6個入りの Ise Farm Eggs をかごに入れレジへ。かごの中見を数えると12個に満たないので Express Cashier へ。ちなみに Express とは「12 items or less」と書かれていて、買い物のアイテムが12個以下の人専用のレジなのだ。さらに現金、クレジットなどに別れている場合もある。でもよおく見ていると12個のアイテムにこだわっている人は少ない。それが1個か2個のオーバーなら何でもないが、「そりゃどう見たって12個じゃないよな」ってな人までが堂々と並んだりするのはアメリカ人のあつかましい勇気だ。小心者の僕にはまだ出来ない。
この日のレジは20代前半の黒人女性だったのだが、例の Ise Farm の卵をバーコードスキャンで読み取る際に、「あんたねぇ、どうしてこんなの買うの?こんなに小さな卵で6個しか入っていないのに、いくらするか知ってんの?」と来た。別に起こった口調じゃなくて、まあ友達に話すような口調なのだが。「だって他の卵は全部12個入りで、そんなにたくさん食べないし、第一 Ise Farm の卵は品質が良さそうだから」と言うと「玉子は玉子、日本製でも中国製でもアメリカ製でも一緒よー」と言う。まあ確かに卵にこだわるわけではないのだが、一番の理由は12個も卵を買っても1人じゃ食べきれないのだ・・・。


昨年の冬、ソフトバンクの方からメールを戴いた。なんでも新しく発行される雑誌の編集の方で、僕のホームページを見てメールを送ったのだそうだ。新しい雑誌とは後述のデジタルカメラをテーマにしたもので雑誌を発行するに当たり、「新しいデジタルカメラを送るので、自由に撮ってその写真を送ってもらえないか」というなんとも僕にとっては楽しそうな申し出をいただいた。
12月から1月までどこに行くにもお借りしたデジタルカメラを持って出かけ、特にテーマを定めずに写真を撮ってそれをソフトバンクさんにダウンロードしてもらった。
そして3/29。書店で並んだ「デジタルカメラLabs」というタイトルの雑誌に僕の写真が何枚が掲載された。New York に住む僕の所にも見本誌を送って戴き、掲載された写真を見てついにやにや。よかったら書店で手にとって見てみてください。
( 淡々と書いてますが、実はとっても興奮している )


アメリカに来た直後、DELL からオンラインで PC を買った。当時は最速で、今でも立派な現役なのだか、ときどき無性に新しい PC に買い換えたくなる。
今回は Pentium III と Athlon からそれぞれ1GHz のCPU が出て、それぞれその CPU を搭載した PC が各社から発表された。とうとう 1GHz まで来てしまったのかぁ、と思うと途端に記念モデルとして欲しくなった。
ということで初めて Intel 互換 CPU を購入することを決意 ( Pentium III の1GHz をつんだ PC はまだとても高価なのだ )。となると現在は Gateway か Compaq からしか Athlon 1GHz 機は買えない。Compaq の PC は仕事で使うものの、個人で購入するにはさまざまな理由からためらっていたのだが、近くの Wiz で見て「結構イケル」と判断して、今回もオンラインで注文。
それが3/29に到着したので、現在 DELL 機からデータを移行中。2年間使ってきたこの PC は友人のところで第二の人生を歩みはじめることになりました。
・・・ということで数日間、web にアクセスできず、自分のホームページの更新も一時中断することになります。

今回も今住んでいる街、Astoria について。引越しする前にどこかで「Astoria にも最近日本のレンタルビデオが出来たらしい」と耳にしていたのだが、最近それを見つけて・・・

レンタルビデオ屋。日本の主な番組が数週間遅れながら借りられる。周りが暗い中、ひときわ明るい看板がよく目立つ。
近くまで行くと「ビデオマニア」と日本語で書かれた看板や「るろうに剣心」「もののけ姫」などのポスターが見える。

New York のようにたくさんの日本人が住んでいるところでは、日本食料品店などがレンタルビデオ業を兼ねていたりして、多少のタイムラグはあるものの、代表的な番組が見られるようになっている。
前に住んでいたところでも車で10分も走らないところにやはり日本食料品店があり、日本の番組を収録したビデオを借りることは出来たのだが、アメリカに来てすぐは日本の番組が恋しくなることもなく、そのうち自然と見ない癖がついたのか、一度も借りることがなかった。まあ英語を上達させたいという気持ちもあったから意地でもアメリカの番組を見ていた、というのも多少あったかもしれない。
ところが上にも書いたように引越しした Astoria で、ふとしたことで日本の番組のレンタルビデオ専門店 ( 日本食料品が兼業しているのではなく ) を見つけたのだ。( 正確には車の修理期間中、同じ街に住んでいる Jose が毎日送り迎えしてくれていたときに、『あれ日本語じゃないか?』と店の看板を見つけたものだった )
場所は34th Street と30th Avenue の交差点の近くにあり、年中無休午後2時から夜10時まで営業。早速 Jose が見つけたその日のうちにちょっと表で待っててもらい、話を聞いてみた。会員になるには無料ということで会員になることに ( 会員になるには免許証とクレジットカードの提示を求められた )。
この日は Jose が表で車を停めて待っていてくれたのでビデオを借りる時間もなかったが早速その週のうちに自分で訪れて、ビデオを1本借りてみた。
こちらにきてはじめてのレンタルビデオだったので借りるまでどういう風に録画されているのか、知らなかったのだが1つのテープには2週間分の番組、つまり2時間分が入っていて、1週間レンタルで$4.50だった。1日、2日、3日単位でもレンタルは可能なの翌日返せるのなら安く済みそうだ。品揃えは連続ドラマから ( 金八先生をやっているのを知らなかったのだが、これももう入っていた )、バラエティ、歌番組など一通り揃っているようだ。

しばらく見ていなかった日本の番組だが、借りはじめると結構止まらないもので、返却に行くと「ついでだから」といってついつい面白そうなビデオを借りてしまう。意外と面白いのが番組と番組の間のテレビコマーシャルで知らない人や製品がたくさん出ている。まだ連続ドラマには手を出していないのだが、見始めたら止まらないだろうな。うーむ麻薬みたいなものかもしれない。

海外にいてもこうして気軽に日本の番組が見られるだけ恵まれているのは分かっているが、人間欲張りなもので、日本にいたらテレビを点けるだけで気軽に見られる民放の番組も、こちらではお金を出さないと見られない、というのはちょっと抵抗があるかな。


インフレ

| コメント(0) | トラックバック(0)

今、アメリカはおそらく空前の好景気を迎えていて、翻って失業率の低下などいいことも多いのだが、その一方で価格がどんどん上がるものもあり、暮らしが苦しくなってきている部分もある。

ガソリンスタンド。一番安いガソリンで1ガロン、$1.65
5セント 月曜日、と書かれたDunkin Donutsのポスター。看板にあるようにたいてい31アイスクリームと一緒に店舗を構えている。

景気の良いのは街を歩いていると多くのレストランやショップで「Now hiring」と書かれたポスターが貼られ、どこも人手不足な様子からもよく分かる。少しでも高い賃金の仕事に人が移りやすい状況でもあるようだ。それに株。周りでも株で儲けている人は多い。
失業率も下がって街の治安もよくなり、生活も華やかになってきたのはいいことだが、それにつられるようにものの値段も高くなってきている。New York でも不動産価格が上昇し、さらに最近はガソリンの価格が激しく上昇している。
これは原油取引価格の値上げによるものらしく、値上げのニュースがあれば、すぐその翌日から日めくりカレンダーのようにガソリンスタンドの1ガロンあたりの価格が上がっている。先日のニュースでも「New York でもとうとう1ガロンあたりのガソリンが$2の大台に突入したところが出てきました。場所は Westchester です。」などと報じていた。
ガソリンスタンドで通常売られているガソリンはオクタン価によって3種類。一番安いもので一年前だとこのあたりでは1ガロン$1.10ぐらいではなかったろうか。それが今や$1.70ぐらいである。これが New York の Westchester 郡では$2らしい。さらに New York よりは California などの方が高いらしいから ( 西海岸の方、そうですか?)、さぞかし車通勤の人は頭が痛いだろう。聞く所によると、ラスベガスなども高いとか。観光地だからか、それとも輸送費なのだろうか。
New York ではあまりの高騰ぶりに、州税で課しているガソリンにかかる4%の税金を一時的に無税にする検討をしているとか。その一方で市バスの方は値上げの検討も始まっているらしい。

原油価格が値上がりすれば、いろいろ波及して便乗値上げも出てくるかもしれないが、中にはちょっと明るいニュースも。
Dunkin Donuts が3月の毎週月曜日、アメリカ中のどこの Dunkin Donuts でもドーナツが一つ、5セントで買える。これは創業50周年を記念しての50年前のドーナツの価格なのだそうだ。ただし5セントで買えるのは「お1人様お一つだけ」ということで2個目からはいつもの価格で計算されるので、どうしてもという人は一個だけ買って、しばらくしてもう一回店に入ると言う手を使うしかない!?
それにしても50年前はドーナツが一つ5セント。やっぱり物価は高くなっているんだとつくづく実感


NY 州での大統領予備選挙が終わり、候補者のテレビコマーシャルが消えたのと入れ替わるかのように、今度は政府のテレビコマーシャルがよく流れている。一つは Census2000 というもので、もう一つは新しく投入された金色の$1コイン だ。



Census2000 とは現在行われている米国国勢調査のことで、テレビでしきりと「必ず返送しましょう」などとテレビコマーシャルが流れている。詳しい内容は、後で回答するときにでも ( 用紙が郵送されてきたが、まだ開けてもいない ) にでもここで紹介する ( かもしれない )。
そこで今回は後者の話。
現在米国で通常的に流通しているコインは1セント、5セント、10セント、25セントであり、郵便局や一部の州などではさらに$1のコインが使われる。
$1を100円単純に置き換えてみると、100円玉のかわりに米国ではまだお札を使用しているわけで、500円までコインになっている日本とは感覚的にお金の重みが微妙に異なる ( 個人的には、コインになるとより気軽に使ってしまうような気がするのだが )。日本に比べれば全然少ない自動販売機だがそれでもジュースや切手の販売機などがあり、たいてい紙幣が使える。ところがアメリカの紙幣は品質が悪く、財布の中の紙幣のうち半分も認識してくれない。そもそも自動販売機の多くは裏表の他、前後ろまで挿入する向きを指示するのに、それでいて読み取りエラーを起こすのは一体何なんだと思ってしまう。
郵便局で$20紙幣を入れて自動販売機などで切手を購入すると$1コインでお釣がくることがあるのだが、これ以外ではあまり見ることが無い。そのため自動販売機では基本的に使えず、キャッシャーなどで現金を手渡すときにしか使えない代物だ。
そんな所に来て、US Mint ( 米国造幣局 ) が毎日のように TVCM を流し始めたのが、新しい$1コインだ ( ふと思ったのだが、日本で500円玉が登場したとき、大蔵省はテレビコマーシャル流したっけ? )。下に紹介したホームページからこちらで放映されているテレビコマーシャルの動画も紹介されていて、それを見るとわかるのだが、自動販売機で使用するシーンも出ている。でも僕の知っている限り「新$1コイン対応」と書いてある自動販売機はまだ見たこと無いんだけど。
しばらくは Paper Money の代わりとしてしか使わないコインだが、出始めは珍しくて手元に取って置く人もいるかもしれない。ちなみに2000年3月現在、僕はまだ一度も実物を見たことが無い。

さて US Mint のホームページで新コインのデザインを見ていると、このコインの顔となっている女性についての記述が見つかった。これまで歴代大統領ぐらいしかコインや紙幣にデザインされないんだと思っていたら、ちょっと違うようだ。僕の怪しい訳で申し訳ないんだが、簡単に引用すると、

この女性の名前は Sacagawea といい、バックグラウンドは Native American である。ちなみに Native American とはこれまで使われていたところのインディアンを指すのだが、インディアンは India の人たち、つまりインド人を指す言葉であり、新大陸発見のときにアメリカをインドと間違えて、この地に住む人たちのことをインディアンと呼んだことから長らくそう呼ばれてきた。最近になって Politically Correct の立場から、彼らは Native American と呼ぶのがふさわしいということになり、特にこうした政府関連の記述では Native American と書かれるようになった ( 他には、たとえば黒人は African American と呼ばれる )。
話が逸れたが、彼女はその中の Shoshone 族の出身だが彼女が11歳の年のある日、他のインディアン部族 Hidatsa 族に捕らえられ 、そのあと今度は Mandans 族に奴隷として売られていく。その後さらに毛皮商人であるフランス系カナダ人、Toussaint Charbonneau という人に売られてしまう。そして1804年、彼女が15歳のとき ( このとき彼女は6ヶ月の身重だったらしい )、Toussaint は Lewis 軍指揮官 と Clark による米国西部遠征隊に雇われる。
Meriwether Lewis 軍指揮官 ( 将軍だろうか ) が当時の大統領 Thomas Jefferson の命によりアメリカ大陸西部の遠征隊隊長の任にあり、Lewis は、William Clark というかつての軍の仲間を副官として任命。当時 Lewis が28歳で、Clarkが32歳だった。


注 ) Lewis & Clark については彼らの名前が冠せられた財団のホームページに詳しく載っている。
実際には Toussaint Charbonneau のスキルを必要としていたと言うよりは彼女の力を必要としていたそうだ。
彼女の数奇な過去のおかげで彼女は複数のインディアン部族の言葉を操ることができ、実際彼女のおかげで遠征に必要な馬の調達に困らなかったそうだ。彼女の貢献はインディアンとのコミュニケーションに止まらず、地形などに誰よりも通じており、またときには野生植物のうちどれが食用か沿うじゃないか適切に判別できたのだそうだ。また逸話の中にはミズーリ川の激流に彼らの乗った船が転覆した際、幼い息子を背中に背負いながら Clark が綴っていた遠征記録を片手で拾い、救ったと書いてある。

このように彼女の力無くしては短時間でアメリカ大陸西部の探検は不可能だったとも書いてある。この遠征は St Lois から太平洋までのかなり長距離のもので、当時の事情を考えると2年で到達したのは驚きかもしれない。
Native American の人がアメリカの顔としてコインの刻印されること、それ自体は Native American の人たちやアメリカ西部開拓史のことを記憶しつづける意味でそれなりに意義がありそうだが、翻って Native American の人たちの気持ちはどうだろうとちょっと考えてしまう。彼女の功績はアメリカ合衆国にとってのもので、この開拓こそが Native American と入植者達との戦いの始まりではなかったのではないかと思うのだが。

コインは写真のように金色をしているがもちろん金は含まれていないそうだ。ちっ。

米国造幣局のホームページ

引越しして1ヶ月が経ち、新しい街にもだいぶ慣れてきた。毎日、というわけにはさすがに行かないが、週末など普段通らないような道を通り抜けたりして、小さな発見を楽しんでいるこのごろ。

地下鉄 N 線も Astoria では地上を走る。写真を見れば分かるように、防音壁などないので、割と電車の音は聞こえてきてしまう。
最寄り駅。実は僕のアパートからも見える。

このところ暖かい日が続き、週末にデジカメを持って近所を歩いてみた。引っ越してからというもの、一週間ほど車の修理のため最寄り駅まで歩いたほかは ( Thank god! 車は無事直って、手元に戻ってきました ) 住んでいても車で通り抜けるだけでなかなか近所の様子をうかがい知ることはなかったからだが、歩いてみるとやはり新しい発見があったりする。

今まで住んでいたのは Long Island というところで僕の住んでいた街は Manhattan から車で40分ほどのところだった。
そして現在住んでいるのは Queens の Astoria という街だが、多くの人がイメージする New York であるところの Manhattan 島ではなく、東に流れる East River をはさんで反対側のセクションである。
New York City というと Manhattan、それに Bronx、Brooklyn、Staten Island という島、それと僕が住んでいる Queens の5区からなっているが、「東京」と言うと23区をイメージするように、NYC というと Manhattan をイメージする人は多い。
この Astoria という街のだいたいの位置を Yahoo Map で見てみるとこんな感じである。画面を右上から左下まで斜めに横切っているのが Manhattan。中に大きな長方形が見えるが、これが Central Park だ。その Manhattan 島 の東側に流れる East River の上に細長い島が浮かんでいるが、これが Roosevelt Island。そしてその左側が Queens 区で、僕が住んでいるのは Roosevelt Islandをまたがり、Manhattan と Queens を結ぶ Queens Boro Bridge ( 地図では緑色をしている ) の近くだ。

Astoria はもともと、そしていまでもだが、ギリシア人たちの大きなコミュニティで、街で出会う人たちの風貌は確かにあまり他の区域では見かけないものだ。また南米、カリブ海出身のヒスパニックの人たちが多く住むこともあって、このあたりのレストランやスーパーマーケット、デリなどは Greek Restaurant、Colombian、Brazilian、Cuban・・・と一風変わっている。( ちなみに僕の住んでいるアパートの大家もギリシア人だ )
近くに同僚が住んでいるのだが彼に言わせると、他にイタリア系、スペイン系の移民も多いそうだ ( 友人も Spain 系移民2世 )。なぜそんなところに引っ越したのか、と言われると、一番の理由は 週末のみならず平日も Manhattan へのアクセスが便利 ( 地下鉄に乗ると3つめの駅ですでに Manhattan ) というのがあるが、Astoria 自身の街が気に入っていたのだ。多くの人種が住んでいながら、割と安全だし、他の街に比べるとレストランやショップなどが多彩で面白いのだ。
そんなこともあってか、最近は多くの日本人が住むようになり ( 僕もその1人だが )、実際ストリートを歩いていて、地下鉄を待っていて、近くのスーパーで、必ず日本人、日本語を目に耳にする。もともと Manhattan に近いのに ( Queens で一番 Manhattan 寄りの街 )、家賃が安いということもあって、昔も多くの日本人が住んでいたそうだが、治安の悪化で離れ、そして今また増えてきているのだそうだ。だから再び学生も多く住むようになり、Manhattan で働く人の中にもここに住む人が増えてきたと聞く。

街の国際電話ボックス?

早速面白い店を見つけた。
テレホンカードを売っていると共に、店内に個室型の国際公衆電話を置いているのだ。ドアが透明で、大きさこそ違え、日本のカラオケボックスのようだ。以前住んでいた Long Island の街も南米からの人たちがたくさん住んでいる所だったが、こういう店はなかったなぁ。

表のポスターには、Colombia まで35セント、メキシコ35セント、ペルー49セント、エクアドル39セント、ベネズエラ39セント・・・と書いてある。1分間あたりの国際電話の料金だが、日本にかけるより高めなのはちょっと驚き。でもこうしてみると、このあたりに住んでいる南米の人たちの割合の高さがよく分かる。



そんな Astoria だが散歩して何かを発見するたびに少しずつ、かつ不定期に Astoria の様子を紹介していこうと思う。


大統領選挙

| コメント(0) | トラックバック(0)

アメリカでは労働ビザで働いているのでもちろん僕には選挙権は無いのだが、テレビを点ければ毎日あちこちのチャンネルで大統領選挙のことを取り上げているので、否応なく耳に入ってくる。

今週の火曜日は「Super Tuesday」と言われる、大統領予備選挙の投票が行われていた。これは New York や California など16もの州で同日に行われるからだ。
この日、ケーブルテレビを見ていてると主なネットワーク局 ( ABC、CBS、NBC など ) はずっと選挙の様子を報道している。この予備選挙は共和党、民主党の党指名を得るためのもので、それぞれの州毎に選挙が行われる。その結果に基づいて各党の代議員の割合が決まり、夏の党大会で党代表が決まると言われている。テレビで言っているのは民主党は現副大統領のゴア、共和党はジョージ・W・ブッシュを選出し、両氏の一騎打ちになるだろうと予測している。
この予備選挙はそれぞれの党員があらかじめ registration した上で選挙に参加できる州と、党員にかぎらずオープンに投票できる州があるらしい。またテレビでそれぞれの予測や開票速報をしているのは日本と同じだが、やはりコメントはアメリカらしいものが見受けられる。移民問題、同性愛、中絶、銃規制、それにもちろん日本と同じように教育、防衛、税金などがとりあげられる。特に New York や California では移民問題の発言が影響を与えるといわれ、加えて California では同性愛者の票の行方まで論じられていた。移民に関しては特にヒスパニック系の票が大きな影響を持ち始め、ブッシュ候補も予備選挙後の演説で「移民は国の弱点ではなく、未来である」などと強調していた。( ヒスパニック票については下のアサヒコムにも詳しい説明があった )。

ところでジョージ・W・ブッシュ氏が大統領に当選したとすると、親子で大統領になることになるのだが、これはアメリカの歴史上初めてではないだろうか。そして現代版 Kennedy 家の様に名門になっていくのだろうか。

とまあこんな風にごたくをならべてきたが、アメリカ合衆国大統領の選挙のしくみについて、中高校生のときに習ったような気もするが、実はいまだに定かでない。インターネットで調べてみるとアサヒコムに以下の特集が見つかった。読んでもまだ納得できない部分もあるが ( 事象としては納得するんだけど、どうしてこんな仕組みなんだろうと考え込んでしまう )、興味のある人は一度見てみてください。
アサヒコム 2000年 米大統領選

選挙人のしくみなどは、かつて交通網が今ほど発達していなかった昔の名残だと思われるが、今年の予備選挙では registration から投票まで一貫してインターネットで行うことを可能にしていた州があった ( 何州だったか失念 )。最新のシステムと、高いセキュリティを駆使しながらもなぜか選挙の仕組み全体は古いままというのも、僕には理解しにくい。いっそインターネットで直接、大統領選出選挙を行えばよいのに、なぜ登録して代議員を選んだり、選挙人を選んだりするのだろう。
アメリカに住み始めて???と感じることがままあるが、こんなところがアメリカの新しくて、古い部分なのかもしれない。

New York 州の Sales Tax は全米でも高い方に入り、地域にもよるが8.25%から8.5%もある。そこでたくさんの買い物や高価な衣類を買う場合など、川を隔ててとなりの New Jersey 州に行って購入する人も少なくない。
そんな状況を鑑みてか、以前紹介したようにここ、New York では年に何度か Sales Tax Free Week と称して一定の品目にと金額に限って無税になる期間があり、 数年に渡り消費者の動向を調査してきた。

そして今年3/1、とうとう New York 市は衣類に限って$110以下は無税となった
住んでいる人はもちろん、今週から New York に観光旅行で来ている人にも朗報に違いない。
今回の措置はこれまであったような「週間単位」ではなく、恒久的に行われるものだが、New York 州全域で行われるわけでなく、今回は New York City と Upstate のいくつかの county のみとなっている。なので僕がこれまで住んでいた Long Island の2 county はそれぞれまだ 8.25%、8.5% の税を徴収することになる。これまでのように他州に行って買い物してきたように、今度は隣りの地域 ( NYC ) に行けば無税になので、地元で買い物をする人は減ってしまうことだろう。これらの county 内のデパートなどの小売店もおそらく NYC に追随するように陳情しているのではないかと思うが、今のところこれらの county からは正式なアナウンスは無いようだ。
ちなみに New York City とは Manhattan、The Bronx、Queens、Brooklyn、それと Staten Island が入るのでこの中の買い物であれば無税である。また他の Upstate の county も無税になったようだが、日本人の人が多く行く、ウッドベリーコモンアウトレットモールがある county がそうなのかは不明。
$110以下という金額が設定されているのは、「生活に必要な衣類」に限ってということからのようだ。$110を超えるもの、たとえば$120のものを買ったとして、$110までは無税で残りの$10に対して税金がかかるのではなく、$120全部に税金がかかるので注意が必要だ。買い物するなら$110以下のものを探そう。

こういった朗報がテレビなどのニュースで報じられる一方で、「同じ日、New York のスモーカーにとっては痛い出費」と伝えている。
衣類に関して Sales Tax を無税にした影響か、煙草については税金の引き上げが行われた。1箱につき、およそ55セントの値上げとなっている。これにより、New York は煙草の価格が全米一高い都市になったそうだ。

カレンダー

<  2000年3月  >
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31  

このアーカイブについて

このページには、2000年3月に書かれたブログ記事が新しい順に公開されています。

前のアーカイブは2000年2月です。

次のアーカイブは2000年4月です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。

月別 アーカイブ

OpenID対応しています OpenIDについて
Powered by Movable Type 4.21-ja