少しずつ耳にするようになってきた Digital TV 放送。僕の住んでいるエリアでもケーブル会社から Digital TV サービス ( DTV ) が開始された。

これが従来のケーブルボックス。ほこりまみれだからというだけではなく、なんか野暮ったい。

これが DTV のセットトップボックス。USB端子やメモリーカードスロットが用意されている。
アメリカに来てテレビを見ると気がつくのがその受信の方法の違いだと思うが、僕もケーブルテレビがこんなに普及しているとは思わなかった。というよりケーブルテレビでしかテレビが見られないことも多い。僕が前に住んでいたアパートも今住んでいるアパートも室内には地上波を見るための端子がなく、代わりにケーブルボックスをつなぐための同軸ケーブルが来ているだけなのだ。一軒家などであれば衛星放送を受信することも出来るが、得てしてアンテナが大きいので、アパートなどでバルコニーに設置する、というのはちょっと難しそうだ。
さて今住んでいるアパートに引越しして、Time Warner Cable という会社と契約してケーブルテレビサービスをひいていたのだが、実際のところ画像の品質は誉められたものじゃないのだ。テレビを購入して、最初にケーブルテレビが引かれた日、あまりにノイズが多いので「故障しているんじゃないか」と思ったくらいだ。もちろんテレビは天下のソニー製だし、実際友達の家でケーブルを見てもだいたい同じような画質だった。そうこうしているうちにあまり気にならなくなってきていたのだが、去年久しぶりに日本に帰ってテレビを見ると衛星放送はもちろん、地上波でも日本の方がきれいに映っているのに気がついた。
まあ、他に選択枝があるわけじゃないので、これはこれでよしとしようと、いつものように楽天的にかまていた。
ところがこの数週間、テレビを見ていると時々画面がフラッシュして目障りな現象が起きるようになってきた。まるで雷が落ちてそのノイズを拾っているかのようなもので「パシッ」という音までするのだ。さすがに仕事が忙しかったので、平日に、調査に来てもらうわけには行かなかったが、少しずつ忙しさも落ち着いてきたので、先日 Time Warner Cable のカスタマーサービスに電話したのだった。
「DTV のサービスが始まってますけど、それに切り替えたらどうですか?」
調子が悪いことを伝えると、カスタマーサービスの人は直すよりも新しいシステムに入れ替えたら?と提案してきた。なるほど壊れたら新しいものと交換するというのはアメリカらしい考え方だが、ケーブルボックスを交換するのではなく、新しいシステム ( = DTV ) に変えたらというので、これまでの画質への不満もあって、すんなりシステム入れ替えを納得。なんでも僕の住んでいるエリアではこの DTV とかいうサービスが始まっているので、これまでのケーブルボックスから DTV 対応ケーブルボックスに取り替えるだけで新システムに切り替わるそうだ。
電話口で簡単に DTV について説明を聞いてみると、結構よさそう。
- デジタル化に伴って画質のアップ ( ちらつきのないクリアな画質 )
- チャンネル数の増加。今までのケーブルだと100チャンネル程度だが、DTV ではすでに300チャンネル存在。さらに増加とのこと。
- ラジオのようにいろいろな音楽が流れるモード ( ゆうせんモード? ) がある。あまり聞かないと思うけど便利かも。
- ホームシアターシステムがあれば ( うちはないけど )、対応しているプログラムはドルビーデジタルで楽しめる。
- 今使用しているケーブルボックスとリモコンを最寄りの Time Warner オフィスに持って行けば無料で DTV ケーブルボックスと交換
- 新しいケーブルボックスの配達と取り付け工事を依頼することも出来るが ( これまでは必須だった )、今は自分で新しいケーブルボックスを受取りに来て、自分で設置して構わない。この場合$20節約できる。
ということで、その場で注文。ついでにケーブルインターネットもサービスインしていると言うので、これも注文。今は Verizon というローカル電話会社による DSL を使用してブロードバンドインターネット接続しているが、いまいち速度に不満。今月一ヶ月は両方使ってみて「安定性」「パフォーマンス」からどちらか一方に決めるつもりだ。これについては改めて紹介。
さて Time Warner Cable のオフィスは土曜日も朝9時から夕方5時までやっていると言うので、次の土曜日休日出勤のついでに、これまで使用していたケーブルボックスとリモコンを持ってオフィスに立寄った。
昼過ぎに行ってみると、結構長い列が出来ている。僕のように平日は行けない人が多いのだろう。片手にケーブルボックスを持った人たちも多い。契約解除か僕のように DTV へ切り替える人たちのどちらかだが、見ている限り皆 DTV 用の新しいケーブルボックスを受け取っていた。
1時間待って ( ! )、やっとカウンターにたどりついて、電話でオーダーしたときに教えてもらったリファレンス番号を窓口にいた黒人の若いにいちゃんに伝えると、きびきびと物を用意し始めた。新しい DTV ボックスにマニュアル、リモコン、ケーブル。それにケーブルインターネット用の一式、ケーブルモデムやらソフトウェアやら。取り付け方については一切説明がなかったが、壁から出ている同軸ケーブルを今回貰ったキットの中にあるスプリッタを使用して分配して、片方をテレビ側ケーブルボックス、片方をケーブルモデムにつなぐだけなので簡単なはず。
説明は「これがケーブルインターネット用のメールアドレスとパスワード、あと!!!つメールアドレスが作れます。インストールのときに問題があったらここに電話して」と一枚の紙をくれておしまい。
予約から実際に使えるようになるまで、時間と手間がかかる日本の DSL サービスやケーブルインターネットに比べるとなんと簡単なことか。欲しいと思えばその日のうちに手に入るぐらいだが、日本もこれぐらい手続きを簡易にすべき!?
DTV にして気がついたこと。映画専門チャンネルとして有名な HBO や CineMax、SHOWTIME などこれまではそれぞれ1チャンネルしか見られなかったんだけど、DTV にしてみたらそれぞれ6とか7チャンネルもあってびっくり。
さらにアメリカに住み始めてケーブルテレビを引いたとき、 MTV というとビデオクリップをノンストップで流していると思いきや、ミュージックビデオってそんなに流れておらず、実際には通常のテレビ番組に近い構成だったんだけど、実は MTV 2 というチャンネルがあってそちらではビデオクリップが頻繁に流れていることに気がついた。今は300チャンネルくらいまで埋まっているんだけど、これだけあると、リモコンのチャンネル切り替えボタン↑や↓を押しつづけても一巡するまで結構時間がかかる。どこにどのチャンネルがあるか、テーブルの上に張っておかないと迷子になりそうだ。
それから DTV ボックスを見ていて気がついたのは、これまでのボックスのようなただの発熱する箱、のようなものではなくて、いろいろと付いていること。一つは USB 端子。ここにキーボードやマウスがつながるのかもしれない。それからメモリーカードか PC カードのスロット。こちらは何かの記憶用?

テレビの画像を写真に撮るのって難しいのだが、とりあえずこれが良く撮れたほう。DTV の画像。
で問題の画質だが、これまた宣伝文句に嘘偽りなく、ものすごくクリアだ。しばらくはどこにどんなチャンネルがあるのかだけでも遊べそう。
こことは別に、「NY暮らしメモ」の方でも DTV について、続けて紹介します。

こんにちは。はじめまして、鈴木と申します。ケーブルTVの実態が、少し分かりました。
実は、我が子が現在NYにすんでおり、インターネット接続を試している最中ですが、先ほど電話で、日本から持ち帰ったビスタ対応のパソコンが、ケーブルテレビとの接続で、インストールできないなどと、わざわざ日本へ我が子から電話がかかってきた始末です。
とても楽しみにして、先日、日本で最新型パソコンを買い求めてNYへ帰ったのですが、なんとかアドバイスできないかなと思い、いろいろ調べている最中です。契約とか、プロバイダとかの関係があるようですが、今すんでいるアパートには、ケーブルテレビか引かれており、インテーネットも行っている人が同アパートにいるようです。何とかなりそうなものだと思うのですが、もしお時間があれば、メールにて我が子にアドバイスできるようなことがあれば、教えていただけると幸いです。
a-akira@cc9.ne.jp 鈴木 章 日本 館林市在住
akira suzukiさん、
メールをお送りしておきました。ご確認ください。