Chicago 後編
たまたま New York に戻って来たあとの USA Today 紙に載っていたのだが、「今年の夏は飛行機も空港も遅延が減少」という記事があった。
それによると昨年の夏は51%もの遅延がありワースト1位の不名誉な称号を持っていた United Airline だが、今年はなんと26%近くまで改善されたとのこと・・・。

ゴミ一つ無い歩道、中央分離帯や歩道には花壇。整った街並みはNew Yorkとは大違い。このきれいな入り口はなんと地下鉄。
LGA 空港でボーディングを待っている間、携帯に電話が入った。取ってみると Chicago の友人からのもので「昨日の Chicago に豪雨が降った関係で飛行機がみんな遅れているみたいだけど・・・」というものだった。電話の受け答えをしながら近くのモニターの出発時刻一覧を見てみると「On Time」になっている。「こっちのモニターじゃ大丈夫みたいだよ」と伝えたものの、その後飛行機はやはり大幅に遅れることになった。
全員乗り込んで飛行機がゲートから離れ、滑走路に向かって動き出したが、途中で停止。そこで10分くらい何のアナウンスも無く、それでも皆離陸の順番待ちぐらいに思っていたら、機長のアナウンスがあり、やはり Chicago、O'Hare 空港で遅れが出ているために今しばらく LGA で待機とのこと。続けてフライトアテンダントのアナウンスも入り、一時間以上このまま飛び立てない旨の連絡があった。UA は O'Hare 空港がハブ空港になっているのでここで乗りかえる人も多く、このあと更に1時間も遅れるとなると、乗り継ぎ便に乗れない人も多く出るはずだ。フライトアテンダントも「乗り継ぎ便に関しては地上の係員が現在手配しているので、O'Hare 空港に着いたら最寄りの係員に申し出よ」と伝えてきた。しかも「念のため申し上げますが、今回の遅延は天候による不可抗力なので、UA には一切の責任はございません」とも ( 苦笑 )。

Magnificent Mileと呼ばれるChicagoの目抜き通り。歩道にはこんな見事な花壇がずっと続く。

トウモロコシのようなMarina Cityビル。下が駐車場で上は居住階。隣はIBMビル。デザインがNYにはない斬新なもの。
機内誌も一通り目を通したし、機内販売誌にまで目を通したのだが、そのうち飽きて眠くなった。
一眠りして起きてもまだ滑走路にいる機。冗談抜きで「あ、Chicago に着いた?」と思ったがそれもつかの間時計を見ると出発予定時刻から1時間半ぐらいしか経ってない。New York から Chicago までは2時間のフライトなのだ。
周りを見てもほとんどの人が眠りに入ったままだ。目が覚めたら急に尿意を催したので、隣に据わっている黒人の女性を起こして道を開けてもらい、トイレに行った。扉を閉めて、「さあ」というときになってなんと突然滑走開始。慌てて済ませて席に戻ってシートベルトを締めると、まもなく離陸。トイレに行ってあやうくチビッてしまうところだった・・・。
僕の場合は Chicago が最終目的地で、しかもビジネスの旅行ではないので、遅れても全然気にならず、そうこうしているうちに Chicago の O'Hare 空港に到着 ( ちなみにこのつづりでオヘアと読む )。
今回 Chicago についてはほとんどインターネットで情報を集めたのみだった。調べていて、一番写真がきれいでイメージが湧きやすかったのが Sierra さんのところ。ここにはさっそくお邪魔して掲示板で質問までさせてもらった。
空港からは地下鉄でダウンタウンに行けることもわかっていたので、さっそく地下鉄 Blue Line で市内まで出て行く。
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Chicago で撮った写真、見たこと聞いたことなどすべてをこの New York Watch で書くのは難しいのだが、滞在中は天候にも恵まれて、旅行自体はとても楽しかった。
まず街を歩いていて気づいたのが、清潔なこと。自分の住んでいる New York を卑下したくはないが、マクドナルドの紙コップが散乱していたり、ゴミの山が歩道に盛り上がっていたり、建物の壁やトラックのシャッターに落書きがあったりなんてことは Chicago では珍しい。加えて、街全体が緑化を推進しているのか、あちこちに手入れされた花壇があって街そのものが華やかな感じだ。
Chicago には全米一高いビル、Sears Tower があるが、それ以外の高層ビルも Manhattan のそれとは違って一つ一つが結構個性的なので、つい上を見上げながら歩いてしまう ( お上りさん状態 )。
それからこの Chicago でぜひ一度見ておきたかったのが Frank Lloyd Wright の設計した家だった。
この建築家の名前を知ったのは確か、日本で見たテレビでの特集だっただろうか。アメリカを始め、日本、ヨーロッパなどに彼の設計した建物が残っているということだったが、どれもまだ見たことはなかった。あ、New York にあるグッゲンハイム美術館は行ったことあるか。日本でも旧帝国ホテルなどは彼の手によるもので、現在はどこか郊外に移設復元されていると聞く。
よくメディアで紹介されるものとしては「落水荘」と呼ばれるものがある。一度くらいどこかで目にしたことのある人もいるのではないだろうか。(!!! にその写真が見られる )
そんな Frank Lloyd Wright だが、彼の人生の中で20年近くの間、Chicago に住んでいたこともあって、近郊には彼の設計したかなりの建築物が残されている。Chicago に着いてから友達の家のインターネットを使って調べてみると Oak Park で彼のデザインした家が展示されている場所が見つかった。さっそく友達に連れていって貰ったのは言うまでも無い ( ちなみに科学産業博物館のすぐそばだった )。残念ながら邸宅内の写真撮影は許されておらず、外観のみ写真を撮ってきたが、これもいずれ旅行記で紹介したい。

Frank Lloyd Wright設計のRobie邸。1909年。周りの木々に溶け込んでいる。

Sears Towerからの夜景。向こうに見えるのはミシガン湖。
4日間という駆け足の Chicago 見物だったけれど、ミシガン湖の大自然に恵まれた Chicago の街がそのまま人柄や街の様子を映し出しているようで、過ごしやすいところだった。ドラマ ER で見られる Chicago は陰気くさい危険な街としての一面を強調している向きもあるが、街の浄化は Manhattan 以上に進んでいるように見られ、季節的にも春から秋にかけて訪れるには良いところだ。真夏には近くにミシガン湖がある関係からか、湿度も高くなるが、逆に都会のすぐ側で水遊びをしたりフェリーに乗ったりすることも出来る。また全米一の高層ビルからの夜景も、New York のものとは違って必見。まだ見切れないところがあったので、個人的にはまた訪れたい都市の一つになった。
科学産業博物館、Chicago 名物ピザなど、まだまだ書きたいことはいろいろあるがそれらはいずれ旅行記の方で写真と共に紹介する予定。New York Watch 番外編の方で準備が出来次第、ここでアナウンスします。