在 New York の日本人にとってはまたうれしいニュース。新しいコンビニがオープンしたのだ。

まだ準備中の頃。coming soonの案内が張られている。
日系のフリーペーパーに「店舗拡大のため、人材募集」の広告が前から出ていたので、どこかに新しいスーパーが出来るのだろうなとは思っていた。この広告は JAS Mart というスーパーが出していたもので、Manhattan にはすでに店舗を出している。場所が Uptown だったということもあって一度も行ったことが無かったのだが、なんと2号店は East Village ということが後になってわかった。
East Village は用事があるなしに結構よく通るところなので、休日のある日どのあたりにできるんだろうとちょっと立ち寄ってみることにした。
場所は St Marks Place と 2nd Avenue の交差点近くで普段から人通りの絶えないところだ。以前は GAP があり、閉店後しばらくなにもなかったのだが、そこに日系のスーパーが出来るとは思ってもいなかった。
確かにこの近辺は日系のレストランや居酒屋などが多く、また日本人も多く住んでいることからそういった需要はあるだろうとは思うが、実はすでに「サンライズマート」という日系スーパーが同じブロックにあるのだ。New Jersey にあるヤオハン ( ミツワに名前は変わっている ) の品揃えは一番だが、日常最低限のものはここで揃う程度にはものがあるので、困ることは少ない。
なのにあえてここに他のスーパーが店を構えるのは、それなりの覚悟があるのだろう。

開店直後。1Fはカフェになっていてすでに満席。
さて行ってみたのは日曜日の午後。夕方、と言うよりは夜のとばりが降りた頃だろうか。開店したという噂は耳にしてなかったし、近所の日系コンビニがオープンすると行って数ヶ月も開店しなかったこともあって、まだまだかなと思っていたところ、上の写真のようにもうすでにできあがっていた。
あとは店員の教育や商品の搬入程度の準備で、開店まで時間の問題だとすぐわかった。よく見るとカレークラブとイタリアントマトの看板も見える。どうやら1階はカフェになり、他の階にコンビニが入るようだ ( その後コンビニ店舗は地下1Fと判明 )。
で結局この日は「この分なら1週間後には開店かな」などと友達と話しながら帰った。
・・・
実際開店まではそれほど間を空けることなく最初に行ってから2週間後にはひっそりと開店していた。
ひっそり、というのは開店前の求人広告のときとは異なってなんの広告も無く、行ってみたら開いていた、ということだったのだ。

1Fは軽食喫茶風。

日本のイタトマ直送!?

プリンも何種類かあった。プレーンなプリンやソフトプリンと書かれたものは$2.50
行ったのは土曜日の夕方早い時間だった。友達と近くのレストランに行こうということになり、それだったらちょっと足をのばして見てみようと言うことになったのだ。
店の様子はすっかりみちがえり、軒先には「JAS Mart」の大きな文字が踊る。
入ってすぐ右側はテーブル席やカウンターがあり、一人でもグループでも軽食が食べられるようになっている。実際1Fはサンドイッチ、おにぎりなどのコーナーの他、カウンターではカレーライスとケーキがオーダーできるようになっている。
カレーライスのコーナーは「カレークラブ」と書かれており、10種類弱のカレーライスが食べられるようだ。またケーキはイタリアントマトのもので、日本人にはなじみの深いケーキが並んでいる。New Jersey のヤオハンにもイタリアントマトが入ったことから、もしかしたらどこか近辺にベーカリーがあり、そこで作っているのかもしれない。またケーキの場合冷凍保存ができるものもあるので日本から直送しているのかもしれない。
それにしてもケーキは一つ$4程度とそれほど高くない。

キャッシャー兼カレー売り場。奥はイタトマコーナー
イタリアントマトの味に思い入れがあるわけではないが、大学の学食ビルにイタリアントマトが入っていて、よくそこで時間をつぶしていたので、ふと懐かしくなった。この日は他のレストランに行く途中だったので何も食べなかったのだが、日本人に合わせた味uなら期待しても良さそうだ。
ついでにカレーライスのコーナーも見てみる。カウンターに近づいて壁に取り付けられたメニューを見ているとレジの女の子が「いらっしゃいませ」と声をかけてきた。注文する気は無かったのでちょっと悪いなと思ってカウンタからすぐに離れたが、どうやら開店記念セールとして一日100食だか200食だかをカレー一皿$1で販売するようなことが書かれていた ( その後2ちゃんねるなどでは「まずかった」という評判を耳にしたが )。
カレーは$6とこれもリーズナブル。近くにインド人街があってそこのカレーも安いことを意識しての値付けかもしれない。
ちらっと奥を見るとレンタルビデオセクションも見える。すでにビデオテープが所狭しと並べられ、これまたサンライズマートと競争になりそうだ。

地下一階のコンビニ部分
コンビニセクションもあるはず、2階かなとちょっと探すが見あたらない。先ほど来た入り口まで戻ると地下に降りる階段が見つかった。どうやら売り場は地下のようだ。
階段を下りてみると明るくて広い店舗スペースが広がっている。ざっと見た感じ日本のコンビニよりちょっと広いくらいだろうか。
すぐ近くにあるサンライズに比べ、こちらの方が広々としている。それなのに品揃えもこちらの方がありそうだ。
特に飲料水のコーナーはなかなか圧巻だ。
野次馬根性でもうちょっといろいろ見てみる。レジに数人の人がいるが、どうやらこの人達は日本人ではなさそう ( サンライズはたいてい日本人 )。レジの横には暖かいドリンクを入れる装置も置かれ、まもなくホットコーヒーやコーンポタージュ、甘酒缶などが売られる感じ。また肉まんあんまん用の保温器やコロッケや唐揚げ、ホットドッグ用の保温器も置かれているのでこれらもおいおい販売を開始するのだろう。
売り場も食料品の他化粧品から清掃用品まで揃っておりこれならサンライズマートと正面から客の取り合いになりそうだ。
僕個人としては日本のヨーグルトが売っているかどうかが大きな関心だったので早速探してみたが、やはり完全密封のたらみのヨーグルトしか置いてなかった。やはり New York では食べられない幻の食品なのだろうか。
僕の行った日はプレオープンだったのか、開店記念セールはこの後に行われることになっていた。そのためたまたま通りかかった人が入っている感じで、店内はほとんど日本人だけだったが、そのうち日本食にめざといアメリカ人達もここに来ることになるだろう。残念なのは閉店時間。これだけ品揃えがあって店内もすっきり広めめだし、East Village という夜更かし族向けのロケーションなのに、閉店時間はなんと夜の9時。この辺はサンライズマートが10時だったか11時まで開いているので棲み分けができるかもしれない。
僕ら日本人にとってはこういったお店が出来るのはとても助かること。近年の日本の不景気に昨年のテロが追い打ちをかけるようにして日系企業の規模縮小があいついでおり、また日本人観光客も減ったと言うことから、新しいコンビニが出来るとは思ってもなかったが、どうせ作ってくれるなら別のエリアの方がうれしかった、というのが僕の周りの反応だ。
East Village にはサンライズマートがあるし、Midtown や Uptown にもいくつできている。せっかくなので日系のスーパーが無いエリアに作ってくれたら Manhattan のどこにいても日本の食料品が手にはいるようになり便利だと考えるのは僕だけではないはず。
特にこれからはサンライズマートと厳しい競争になるかもしれず、値引き競争が始まれば僕らにとってハッピーだが、その結果どちらかがつぶれてしまっては元も子もないので、今後このエリアが日本人にとって便利なブロックになっていくよう願っている。
ちなみにうちの近所 Astoria にも日系のコンビニが出来たと紹介したけれど、そこと比べると JAS Mart で売っている商品は概して高め・・・。Manhattan なので仕方ないか。




























