Sakura Festival

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今回取り上げるのは先週の話、ということで実際には先月末の話だが僕がすぐに更新しなかったと言うことで5月の NY 雑記にて紹介することに。
初めて Sakura Festival、つまり桜祭り - というやつを初めて見に行って来たのだ。

今回写真はすべて CANON Powershot G2。

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待ち合わせのProspect Parkに向かう途中に遭遇した自転車レース。車の中から。「05.15」の看板はまもなく公開の「Matrix reloaded」のもの

New York エリアで桜の名所を訪ねると、一番に Brooklyn Botanical Garden ( Brooklyn 植物園 ) をあげる人がほとんどだろう。そのくらいテレビでもこの時期になるとこの植物園を紹介するのだが、桜はこの植物園のほかにも、先日紹介した Roosevelt Island や Central Park、それに Queens にある Queens Botanical Garden ( Queens 植物園 ) でも見ることができる。
それでもこの Brooklyn 植物園が有名なのはここに日本庭園があり ( New York Watch で以前紹介済み )、しかもこの時期には割と規模の大きい Sakura Festival というのを開催するため、Brooklyn 以外の場所からもたくさんの人が足をのばしてやってくるのだ。
毎年恒例の行事なのだが、実は今までに一度も行ったことがなかった。今年も友人から誘われなければ、行かなかったかもしれない。というのも行った人の話を聞くとあたりは渋滞し、車は停めにくいし、中はものすごい人出でごった返している、とあまり良い評判を聞いたことがなかったのだ。そんな僕の気持ちを知ってか友達が「弁当作るから来なよ」というので、それじゃあと行ってみることにした。

前日の土曜日は雨が降ったものの、日曜日は朝からすっかり春らしいいい天気になった。「みんなでランチは持ち寄り」というので僕も何かを作るか買って持って行こうと思っていたのだが、起きたのが遅かったのでおむすび用の白飯を炊く時間もなく、とりあえず手っ取り早く作れる鳥の唐揚げを適当に作って使い捨てタッパーに詰めた。
ちなみに植物園内へは食べ物の持ち込みができないことになっており、飲み物や食べ物は園内にあるカフェテリアでのみ販売され、そこで飲食することができる。ただお祭りの最中はこのカフェテリアではまかないきれないのと、スペースが足りないため、行った友達の話では食べ物の持ち込みは容認され、カフェテリア近くの芝生一帯が飲食エリアとして解放される、とのことだった。けれどもこのところのセキュリティの規制でやはり持ち込みはダメ!と言われるかもしれない、とすぐ隣にある Prospect Park で昼食をすませ、それから歩いて植物園に行こうと言う段取りになっていた。
Prospect Park での待ち合わせは12:00PM。ところが準備が終わって家を出たのが11:35。はなから地下鉄で行くつもりはなかったが ( Queens と Brookly は隣り合わせの区だけれど、うちからだと Manhattan を経由することになるのでものすごく時間がかかる )、こりゃ車でいくらすっ飛ばしても間に合わない。
ところがこういうときに限って他のイベントと重なっていたりして・・・途中高速道路入り口に向かうまでのところで、どうやら一般道が自転車レースに使われていたようで、前後を警察の車やバイクが先導、警護にあたり、おびただしい数の自転車が目の前の交差点を通り過ぎた。しかも僕の行き先は彼らと同じ方向なので、後ろを着いて行かなくてはならず、まるで僕の車が「関係車両の」よろしくレース最後尾のパトカーのすぐ後ろに並び、しばらく徐行せざるを得ないはめになった。
Brooklyn Queens Expressway に乗ってからは車は順調に進むも、やはり Prospect Park 周辺はなかなか車を停めるのが難しく、結局約束の場所に着いたのは予定より30分も遅くなってしまった。
駐車スポットを探しているあたりから何度も友人の携帯に電話していたのだが、こちらも不通。もしかしたら公園の中は電波が届かなくて、もうすでに中に入っちゃったのかな、と思いつつ、急いで車を停め、走って待ち合わせの場所に向かっていると僕の携帯が鳴った。
「今、地下鉄を降りて地上にでてきたところ」
なんだ結局友達も遅れているんじゃん。ということで駅の前で主催した友人達と会うと、とりあえず待ち合わせの場所に移動。もうすでに他の友達は着ているかもしれないのだ・・・・かもしれないのだと思っていって見たら、待っていたのは1人だけ。後の人たちはみんな遅れているそうだ。30分遅れで着いた僕らがそれでも早いほうだった。

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桜祭り会場に設営された大型テントの中。中ではいろいろな催し物が同時に行われている。見えるのは人の頭、頭、頭

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琴の演奏会に聴き入る人たち。

この公園、去年も「バーベキューができる公園」として紹介したことがあるが、この日入った入り口付近にも椅子とテーブルが公園の広場に設置してあり、こんな風に気軽にランチを食べることができる。予定の半分も集まっていないのだが、皆腹ぺこと言うことで早速食べ始めることになった。その後徐々に人が集まりその都度持ち寄りの食べ物が集まるのですっかりテーブルの上には食べきれないほどの量のランチで埋め尽くされた。

後から着た人たちが座るスペースが無くなってきたこともあり、先着一陣は植物園に先に行こうということになった。というのも後からやってきた人たちが「植物園の前には行列ができていたよ」と通りがけに見てきたらしい。なので入園するのにまた並ぶなら早く行った方がいいだろう、と言うことになったのだ。
植物園からさほど遠くないところでランチを取ったこともあって、植物園までは徒歩5分ほど。着いてみると、なるほど、列ができている。近くには NYPD 警察官の姿が何人も見られる。公園、植物園の人出が多いので特別警備中なのだろう。
行列は入場券を購入するための列で、入場料$5ちょうどを持っている人は入り口でその$5を渡しながら中に入れたため、僕らはその行列に並ぶ必要は無かった ( おつりの必要な人とか、クレジットカードで支払いたい人などが並んでいたようだ )。

園内に入ってみると、さすがにたくさんの人出。去年、Lotus の写真を撮りに来たときはどちらかというと閑散としていたのに、この日はたくさんの人でぎっしり。着ている人たちの顔ぶれを見てみると、確かに日本人もちらほら見かけるけれど、アジア系としては Chinese とか Korean の方が多そうな感じ。もちろんアジア系以外の人の方が圧倒的に多い。

早速僕らも桜祭り会場に向かう。会場は桜並木があり、ちょっと開けたところなのだが、ここにあるほとんどの桜の木はすでに青々とした芽が顔を出し、残念ながら桜の花はもう散ってしまっていた。それでもいくつかの桜の木はこのときに満開を迎えており、その下では日本と同じく弁当を広げている姿が見られた。
会場には「臨時」というには立派で大きなテントが設置され、その中ではいろいろな催し物が行われているようだった。僕らがちらっと入ったテントの中は、たくさんの人が座り込んでいて、立ってみるのもできないほどの混雑。このときはちょうど琴のコンサートが開かれている最中だった ( ステージの上の琴を引いている人の中には外国人の姿もちらほら見える。あ、外国人なのは僕たち日本人の方か! )。

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花見宴会の風景は日米でそんなに変わらない。もちろん食べているもの文化の違いが表れているが。

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あ、日本のお弁当を食べているアメリカ人がいる!と思ったら園内で幕の内風の弁当が売られていた。ほとんど花が散った桜の木の下にもこんな風にたくさんの人がレジャーシートを広げている。

桜祭り会場をしばらくうろうろした後は、日本庭園を少し見学し、そのままカフェテリアに向かう。どうやら一行の誰かが「カフェテリアでビールを売っている」というのを耳にしたらしい ( 笑 )。途中あちこちに屋台があったりして、桜祭りはさっきのテント以外のところでも催されているようだった。「幕の内風」弁当を売っていたり、盆栽コーナーができていたり。面白いのは「Tsutsumi」と書かれた屋台が出ていたこと。見た目は団子でも売ってそうな屋台だったので近づいたら、どうやら日本の包装技術を紹介するコーナーの様子。といってもデパートで包んでくれるような包装ではなく、裏と表の両方に着色してあるような折り紙や和紙、包装紙を使い ( それを折って ) ちょっとした包装のワンポイントを作るようなもの。うまく説明できないが、ひだひだの様なものを作ってそれを包装した箱の上に貼り付けたりしている。もしかしたらのし袋を見てアメリカ人が発案したものなのかもしれない。近くにいた大学生ぐらいの日本人の女の子二人も「日本の wrapping って書いてあるけど、日本人も知らない技術だよね~」と話していて、つい僕も「そうだよね」と相づちをうってしまった。

僕がここで寄り道して、さらにチューリップの写真なんかを撮っている間に友達は皆カフェテリアに向かったようだ。
この日は昼過ぎから夜までずっと外にいたせいか、顔がひりひりするのを感じるほど日に焼けた。すっかりのども渇いたのだが、車で来ているのでとりあえずアイスコーヒーを飲むことにした。周りには警察官いっぱいいるし。
一緒に桜祭りに来た友人達はまだしばらく公園の中でくつろいでいるようだったが、その後別の友人と夕食の約束があったので僕だけ先に公園を後にした。来たときも渋滞なら、帰るときもやはり渋滞。みんなと同じパターンで行動しているってことか。

渋滞も公園の中の混雑にも参ったけれど、考えてみれば桜や日本の文化に対してそれだけたくさんの人が興味を持っていると言うこと。日本でも米軍基地でのお祭りなどはあるが、あれは年に一度しか入れないこともあってたくさんの人が集まるわけだが、そうでなく代々木公園あたりで「アメリカフェスティバル」なんてのが開かれてもこれだけ庶民レベルで集まるかというとそんなこともないだろう。日本の方がアメリカの文化をいつのまにかたくさん受け入れているので今更、というのもあるかもしれないが、裏を返せば日本はまだ文化の露出が足りないのだろう。New York はビジネスの街なので日本語を話せる人や日本食に通じている人が多いのも事実だ。だが乱暴な言い方をすると、そう言う人の多くは仕事で日本に行ったことがあるとか、済んだことがあるというビジネスマンの人ばかりだと思っていた。でも実際にはそう言う人たちだけでなく世代や人種を越えて訪れている人たちを見て、関心の高さを感じた。ちょっとうれしくもあり。日本の風情を桜にあわせて紹介するという意味ではこの祭りはとてもよい機会だと思う。

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塀で囲まれた日本庭園の内側は一周できる散歩道があるのだが、ここにも行列ができていた。夏の終わりに来たときは全然人がいなかったのに。



花見に行った一週間後の昨日今日はまた肌寒い日が続き、朝夕は建物に暖房が入っていたりする・・・。
Brooklyn 植物園ではチューリップが満開だった。こっちの写真を撮りに来ている人も多かった。最後に紹介するのはそこで撮ったもの。

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このページは、hiroが2003年5月 6日 12:59に書いたブログ記事です。

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