2003年5月アーカイブ

5月は公私共にそれほど忙しかったわけではないのだが、なぜか New York Watch の更新も少なく ( つまりさぼり )、載せられなかった写真が手元に何枚か残ってしまった。新しいデジタルカメラを買ったので、それがこれまで持っていた機種と操作感覚が同様だとしても、とりあえず慣れようと変なものばかり撮っていて、ホームページの更新も、写真の整理も怠けてしまったからかもしれない。ということで5月の New York の写真として、適当に並べてみた。

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晴れに恵まれた週末、オープンエアのレストランで。ロブスターに惹かれた! 撮影:CANON EOS 10D

これを書いている今、5月下旬なんだけど、先週の Memorial Day の連休は雨続きだったらしい ( 僕がいた Chicago は快晴の3日間だった )。そして今週末も「Thunderstorm 」の予想がでている。なんだかさえない天気が続く New York だが、上旬はさわやかな5月晴れが広がった。
この写真はそんな天気のよい日に、オープンエアのレストランの軒先を撮ったものだ。ひさしがあるので、壁の部分はかなり暗い。でこの壁画を写真に撮ろうと露出をあわせると今度はテーブルの上のナプキンやグラスが明るすぎて白飛びを起こしてしまった。でも初夏の光線具合が感じられるからいいかぁ。

今の時期、天気が良ければ日中外で食事するのは最高に爽快。これが真夏だとやはり涼しくなってからの夜だろうか。

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郊外の一軒家と違って、New York市ではどこでも路上駐車。撮影:CANON EOS 10D

そこからしばらく歩くと、今度は赤いビルの前に赤い車が停まっている風景に出くわした。ところがこの車、ぐちゃぐちゃにつぶれている。近くにガラスの割れた残骸がないことから、どこかで事故を起こしてここに運ばれたのだろう。
実はこれ、その持ち主が駐車している、というわけではなくて、このストリートにNew York市警の分署があるのだ。おそらく事件の捜査のためにこのストリートに運んできたのだろう。

以前から思っていたが、一部の分署を除いて市警は通常のレジデンスエリアに警察署とは思えないような何気ないビルに入っていることが多いようだ。違いはそのストリートだけNYPD の車がたくさん停まっていることとその停まり方が縦列駐車ではなく、斜めになっていること。こうすることでより多くの車を停められるようにしているのだ。

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門塀の隙間から顔出す一輪の花。撮影:CANON EOS 10D

Hell's Kitchen に行ったときにその近所で見かけた風景。鉄でできた門塀の隙間から茎が顔を出し、そこから大きな花を咲かせていた。きっと目一杯、陽の光を浴びようとしているんだろうな。
花がこんな風に咲いている状態では、住人も出入りするときに気を遣って大変だろうなぁ。というよりもこの門は使わないようにしているのかも。

でこれは「おまけ」というにはおこがましいので「ついで」の写真。
最後に、久しぶりに自分の写真。というか New York Watch では僕が写っているのは初めてかもしれない。
うしろに Cuba の国旗が見えるけど、もちろん僕のではないよ。これは平日に会社を休んで、Manhattan で所用を済ませたあと、友達のオフィスに立ち寄ったときのもので友人の PC を使ってメールをチェックしていたところ、友人に盗撮されたのだ。

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気が付いたら5月ももう終わりに近づいている。今月の New York Watch はまだ2回しか更新していないぞ、とちょっと焦る。
実は週末までに更新しようと途中まで書き上げたのだが、Memorial Day の連休がやってきてタイムアウトになってしまった。連休中は New York を離れていたのだ。
今回は Street Fair の話を紹介。

撮影 : EOS 10D

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Hell's Kitchenで行われたStreet Fairの風景

New York 市は Manhattan、The Bronx、Queens、Brooklyn それに Staten Island の5つの区からなるが、その中で町名が住所につくのはなぜか Queens だけで、あとは区が住所になる ( Manhattan の場合は New York だが )。つまり Queens だと、「 Flushing、NY 」とか「 Jamaica、NY 」となるのに対して、他の区域はでは「 New York、NY 」とか「 Brooklyn、NY 」とという記述になる。それでも Manhattan は各エリアに通称があり、その一つが Soho だったり、Harlem だったり、Midwotn だったりする。今回取り上げるのは通称「 Hell's Kitchen 」と呼ばれるエリア。

日曜日の昼過ぎ、新しく買ったデジタルカメラのアクセサリを購入しようと B&H に行くことにした。B&H については以前 New York Watch で取り上げたこともあるが、Manhattan にあるカメラ、ビデオ系機器の専門店だ。場所は 34th Street と 9th Avenue にあり、普段は地下鉄で行くのだが、この日は地下鉄の運行が乱れているという話を聞いて、車を出すことにした。ちょうど出かける前に近所の友達から電話があり、「暇なので一緒に行ってもいい?」と言う。そこで早速友達と連れだって出発。

B&H 近くまでやってきたところでやはり渋滞にはまった。そもそも34th Street は Macy's デパートがあるので普段から混み合っているのだ。とりあえず駐車スポットを探そうと付近のブロックを流してみるが、どこも車がびっちりと埋まっていて、そう簡単には見つけられそうにない。時間があるときは一カ所にとどまって待っていると必ず用事を済ませた人が車をどかすのだが、この日は購入するものも決まっていたのでそこまでせずに友達に車の運転席に座っていてもらい、二重駐車し、その間に僕が買い物を済ませることにした。それともう一つ駐車スポットを探してぐるぐる回っているときにおもしろそうなものを見つけ、買い物が終わったらそこに行ってみよう、ということになったのだ。
本題とかけ離れてしまうので B&H での話は省くが、この日は異常に混んでいた。初夏になったのでみんながカメラ・ビデオを使うシーズンになったのかも、などと思い、新しく買ったレンズ用にフィルタを一つ注文し、伝票をもらい、レジで支払いし、その後商品のピックアップをしたのだが、そのどれもが行列になっていた。

買ったばかりのフィルターを早速レンズに装着して、早速先ほど見かけた人混みに向かう。
34th street を運転中9th Avenue を通り過ぎるときに右 ( つまり uptown 方面 ) を見ると、車の通行を止め、完全な歩行者天国にし、そこで何かのフェスティバルをおこなっているのが見えたのだ。一般にこれを Street Fair と呼ぶことは昔の New York Watch を読んでいる人は知っているかもしれない。
早速一つとなりの Avenue を使って北上し、となりの 9th Avenue で Street Fair が行われていそうなところまで向かう。適当に車を停め、9th Avenue まで歩いて移動する。Midtown West で Chelsea の北あたりに位置するこのあたりが、Hell's Kitchen と呼ばれるエリアなのだ。
なんだか地獄の台所、というと聞こえは悪いがその通り、かつては行儀の良いエリアとは決して言えない場所だった ( らしい )。有名なところでは「 West Side Story 」はここ Hell's Kitchen を舞台にした物語で、イタリア系移民とプエルト・リコ系移民のギャングを描いている。新しめの映画では「 Sleepers 」もHell's Kitchen が話の発端になっている。多少誇張は含まれるだろうが、やはりここで描かれているような荒っぽい町だったようだ。
今では各国のレストランが、それこそ無数にできてすっかり町の顔も変わってしまったが、それでもあちこちを見て歩くと下町っぽい雰囲気が僕には感じられる。

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ぶひ~。豚の丸焼き

いわば New York 版歩行者天国、または New York 版夏祭りとも言える Street Fair だが、この季節になると Manhattan のどこかで毎週の様にかならずどこかで行われているが、この日 Hell's Kitchen で行われた Street Fair は場所柄、とても規模の大きいものとなっている。
ここにたくさんのレストランやカフェがあるのは、Hell's Kitchen という名前に由来するように、昔から食堂などが多い地区だったのだろう。それが今ではさらにそのバラエティを増やし、中には高級なレストランもあるが気軽に訪れることのできるレストランが多いことにはかわらない。この Street Fair はこのレストランなどの飲食店がメインとなり、「 Internailnal Food Street Fair 」という名称で行われるのだ。他の Street Fair では Italian Sausage Sandwich や Spanish Food、それにクレープやレモネードを売る屋台が定番となっているが、この Street Fair ではそれらに加えて界隈のレストランも屋台を出しているため、普段屋台で見かけないようなものもその場で買って気軽に食べることが出来る。

珍しい食べ物と言えば、レストランに限らずここで紹介している豚の丸焼きなんかもそうかもしれない ( これは食べなかったけれど )。

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歩道ではにわかサルサバンドが出来て、踊る人たちも

朝から何も食べずに出かけたのでこのころはちょうど空腹の絶頂だったこともあり、僕と友達はいろいろ食べ歩いた。覚えている限りのものを列挙すると・・・
まずはスナック。トウモロコシの粉を挽いてそれをフライパンで焼き、間にモッツァレラチーズを挟む甘しょっぱい食べ物で、実は一度 New York Watch でも紹介している代物だ。この食べ物、ちゃんと名前が着いているのだが、失念。後日もし名前が判明したらここに書いておきます。
で大きさはおせんべいを一回りを大きくしたサイズで黄色いコーンで出来たパンのようなものを2枚使ってチーズをサンドイッチ状に挟んでいるのだが、これが結構腹にたまる食べ物なのだ。ボリュームたっぷりのチーズのせいだろうか。普段だったらそれでおなかいっぱいになるところ、僕らは勇んで次の標的に向かって屋台巡り。

次に買ったのはシーフードパエリア。
Street Fair が行われている9th Avenue 沿いに店を構えるスパニッシュレストランが店の前に屋台を広げて、パエリアを販売。大好評なので、大きなフライパンにてんこ盛りのパエリアが次から次へとレストランのキッチンで作られては屋台に運ばれてきていた。
あまりに時間が無いのか、少々水っぽい。パエリアは日本の炊き込みご飯になんかよりはもっと水分が多い感じだが、友達に言わせるとこの日のパエリアは「ライス入りスープ」だそうだ ( パエリアとは別にそういう料理がカリブ海のスパニッシュの国々はあるのだ )。それは確かに大げさかもしれないが、食べ終わっても紙皿にスープがたっぷり残っていたので友達がそういうのも無理はないかも。

パエリアを食べたところで、とりあえず空腹も満たされたと言うことで食べ物の屋台以外の店をひやかしでのぞく。だいたいどこの Street Fair も売っているものは同じで、アクセサリ、音楽 CD、衣類、ろうそく、キッチン用品 ( 時には実演販売も )、彫り物や写真・ペイントなどのアートといったところだ。最近では盆栽なんかも売っていたりする。得てしてこういうものって買うときは気に入って手に取るのだけれど、実際にうちに帰ると無用の長物になってしまったりするものだ。なので何も買う予定は無かったのだが、たまたま入ったTシャツストアで Hell's Kitchen 特有のデザインのものを見つけ、思わず2枚購入 ( 1枚は日本からTシャツを送ってくれる N さんに )。

その後もしばらく Street Fair を目的無くそぞろ歩き。途中友達は知り合いに何人もばったり出くわしたりして、その都度自己紹介、そして「何食べた?」の挨拶が続いた。

写真では伝えにくいことが二つある。一つはかなり煙いということ。そしてもう一つはにぎやかだということ。屋台、しかもこの Street Fair は International Food Street Fair というだけあって飲食系の屋台が普通より多い。そのため両脇の屋台からは調理の煙がもうもうとあがる。
にぎやかなのは CD 販売の露店からだ。お互いに近すぎず適度な距離を保って CD 販売が行われているので、逆に言えばどこに行っても彼らが大音量で音楽をならしていて途切れることがない。そんな中、スピーカーでない音楽が聞こえ手北ので行ってみると屋台が並んでいるその後ろ、つまり歩道に近所の人たちが集まってサルサを演奏している。Puerto Rico の旗を振っている人もいれば、思わず踊り出す人たちもいて、にわかサルサクラブになっている。地元の人たちが演奏しているようで、それから判断するにミュージカル「 West Side Story 」にでてくるプエルト・リコ系移民は今でも多くの人たちがここに住んでいるようだ。

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炭焼きステーキ。香ばしい。檻のような部分が360度回転してまんべんなく焼き上げる。

腹いっぱいとは行かないまでも腹八分か九分くらいでこのまま帰ってもいいかな、というころ、友達が「これ食べよう」と言って指さしたのが、左の写真の代物だ。これを食べるほどは腹減ってないよーというと「これは炭火で作っているからうまいよ」とちょうどその屋台で買ったおじさんがそのステーキ肉を見せながら僕らに話しかけてきた。それを聞いて友達はさらに食べたくなったらしく、行列の最後尾にならんでしっかりと一人前を確保。
友達が買った紙皿を見てみると、付け合わせにジャガイモまで載っている! 「いいから食べてみ!」( と英語だが ) と無理矢理食わそうとするので、仕方なく一枚 ( 紙皿には何枚ものステーキが盛られている ) 食べてみると、確かに香ばしい。ぎとぎとするような油もなく、程良く柔らかい。腹一杯だったのだが、一枚は平らげることが出来た。でもおなか空いているときに食べたらもっとうまいだろうなぁ。

このあと、フルーツシェイクを作る屋台に立ち寄った。ここは並んでいる数々のフルーツの中から好きなものを選んでその場でミキサーでシェイクを作ってくれる。大量のストロベリーにバナナ一本、それにパイナップルジュースで作ってもらったシェイクは濃そうな感じだが意外とあっさりとしていて、直前に食べた肉の残り香と後味を消すにはちょうどよい口直しとなった。

これから夏の季節、あちこちで見られる Street Fair。これに備えて腹を空かして Manhattan を歩かないと。

また新しいデジタルカメラが僕の手元にやってきた。今回入手したのは去年に続き、デジタル一眼レフカメラ。
ハイエンドコンパクト、Powershot G2もそろそろ買い換えたいのだが、気になる後継機種が見つからない・・・と思っていたらキヤノンから新しく EOS 10D が発売になったというわけだ。

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スニーカーが高いところにつり下げられるシーンはアメリカでよく見られる。

ということで新しいカメラを持って早速週末に行ったのは Canal Street 周辺。天気が良ければ Central Park や Bryant Park での新緑、それに今が旬のチューリップなどを撮りたかったのだが、あいにくの曇り空だったのでこういう日はコンクリート系の方が向いてそうだと判断して、SOHO に繰り出した。ちなみにチューリップだが、なぜか今年は midtown ~ uptown にかけてあちこちの花壇にたくさん植えられている。特に Park Avenue などは一面チューリップ花壇だ。市の計らいだと思うが、なかなか壮観だ。

うちから SOHO までは地下鉄一本で行けるのだが、いつの間にかうとうとしてしまい、気が付いたら降りなきゃいけない駅に着いていて、ドアが閉まるところだった。仕方ないので次の Canal Street 駅まで乗っていく。

China Town の入り口とも言える、Canal Street はいつものように混雑していた。道は車であふれ、歩道は物売りの屋台の間をラッシュアワー時の人混みと同じくらいの人たちがひしめき合っている。液晶モニターの角度を自由自在に変えられる Powershot Gシリーズとは違って一眼レフカメラの場合は頭上にカメラを持っていって撮影するのは難しい ( 報道カメラマンなんかがそうやって写真を撮っているのをよく見かけるが )。なので Canal Street の様子を撮るのはちょっとあきらめて SOHO の路地をぶらついてみることにした。ここはいつも何かヘンなものに遭遇できるのだ。

最初に見かけたのはこの写真。アパートにはこのように非常階段が必ず備え付けられている。New York が舞台の映画を見ていて、下からジャンプして、この非常階段をひきずりのばして登る、というシーンを見たことがあるかもしれないが、それはこんなタイプのはしごなのだ。
そのはしごの先にスニーカーがくくりつけられている。実は一対のスニーカーをひもで結びそれを下から投げて電線や信号機のケーブルにひっかける習慣がなぜかアメリカはある。こればかりはアメリカ人に聞いても「さあ?」という答えしか返ってこない。特に子供がやるそうだが、こんなものがここにもあった。

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都会の花

これは信号機のベース部分。こういうところにはたいていチラシが貼り付けられているが、ここには「都会の花」が咲いていた。花だけでなく茎もしっかりと描かれている。これはアートなのかなぁ、それとも自然が少ないことに対してのユーモアや皮肉なのか。

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熱烈的日本ファン???

駐車している車の中にこんなものもあった。ドラえもんのステッカーが貼られ、出前一丁がデザインされたクッションが車の中に置かれている。このセンス、日本人ではないと思うけれど、果たしてチャイナタウンの住人か?それにしても出前一丁のクッション、なんとなくノベルティっぽいけど、アメリカでも「包装紙についているクーポンを10枚集めて送れば毎月xx名様に特性クッションがあたる!」なんてキャンペーンをしているのだろうか。

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いわゆる「くそくらえ」ってやつです。

イラクに対するアメリカの侵略はつい最近のことだったけれど、テレビではもう何事もなかったかのように国内の経済や事件の報道が流れている。でもほんとうに大変なのは国が崩壊して、秩序からたてなおさなくてはならない国民の人たちなんだろうけれど、人々の関心は急速に薄れつつある。
きっとこのペイントをしているところを見られたら、警察にしょっぴかれていただろうなぁ。ふといろいろな事がこの一言から考えさせられた。

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ベンチが痛々しい。

小さなカフェ・レストランの入り口に置かれていたベンチ。とてもナイスな絵なのだが、どことなくエロチック。ベンチにくくりつけられている鎖、これが無いと盗まれるから、というのはとても New York らしくて、本来は悲しいことなんだけど、それよりもこのほのぼのしたベンチが鎖に備え付けられているのがなんとなく SM チックでもある。

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この宇宙人はいったい何を操縦しているのか?

窓枠に腰掛ける異星人の子。手にしているのはリモコンかそれとも交信機か。
このあたり元々は倉庫街だったところが、アーティストのスタジオになったり住居になったりしたところだが、それもこの何年の間にすっかり様変わりして、大手・高級アパレルの直営店が建ち並ぶエリアになった。もともと倉庫だったので天井も高いし、一部屋のスペースも巨大なので賃貸料は上昇の一途。で、かつてのアーティスト達は高騰した家賃に嫌気がさして引っ越ししてしまったと聞く。きょうび、こんなところに住めるのは一部のお金持ぐらいじゃなかろうか ( 噂では歌手や俳優も住んでいるとか )。お金持ちでもこんなセンスを持っている人が住むところが SOHO らしい? 単に置いているだけのように見えるけど、強風の日に下に落ちて歩いていた人にでもあたったらそれこそ訴訟もの。おそらく窓の桟に釘打ちか強力な接着剤できちんと固定してあるんだろう。



とまあコーナーを曲がることにいろいろな物体があちこちにあってその都度、僕の思考にミョウなものが飛び込んでくる。まあそれだからこの界隈が好きなんだけれど。
このカメラ、気軽に散歩するときに持ち歩くには仰々しいのだが、

さて次回も「新デジタルカメラを持って散歩」シリーズの予定。


新しいカメラを手に入れて、EOS 10D ばかりちやほやしていたら、嫉妬したせいか CASIO EXILIM が壊れてしまった。メカ的に壊れたのではなく、レンズの外側についているカバーの様なものがずれてしまっている。このカバー、取り外しが出来ないタイプなので、自分の手ではどうも直せそうにない。見た目はちょうどコンタクトレンズが目の下に入ってしまって半円だけ顔を見せている感じなのだ。仕方ないので日本に送るか・・・

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Sakura Festival

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今回取り上げるのは先週の話、ということで実際には先月末の話だが僕がすぐに更新しなかったと言うことで5月の NY 雑記にて紹介することに。
初めて Sakura Festival、つまり桜祭り - というやつを初めて見に行って来たのだ。

今回写真はすべて CANON Powershot G2。

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待ち合わせのProspect Parkに向かう途中に遭遇した自転車レース。車の中から。「05.15」の看板はまもなく公開の「Matrix reloaded」のもの

New York エリアで桜の名所を訪ねると、一番に Brooklyn Botanical Garden ( Brooklyn 植物園 ) をあげる人がほとんどだろう。そのくらいテレビでもこの時期になるとこの植物園を紹介するのだが、桜はこの植物園のほかにも、先日紹介した Roosevelt Island や Central Park、それに Queens にある Queens Botanical Garden ( Queens 植物園 ) でも見ることができる。
それでもこの Brooklyn 植物園が有名なのはここに日本庭園があり ( New York Watch で以前紹介済み )、しかもこの時期には割と規模の大きい Sakura Festival というのを開催するため、Brooklyn 以外の場所からもたくさんの人が足をのばしてやってくるのだ。
毎年恒例の行事なのだが、実は今までに一度も行ったことがなかった。今年も友人から誘われなければ、行かなかったかもしれない。というのも行った人の話を聞くとあたりは渋滞し、車は停めにくいし、中はものすごい人出でごった返している、とあまり良い評判を聞いたことがなかったのだ。そんな僕の気持ちを知ってか友達が「弁当作るから来なよ」というので、それじゃあと行ってみることにした。

前日の土曜日は雨が降ったものの、日曜日は朝からすっかり春らしいいい天気になった。「みんなでランチは持ち寄り」というので僕も何かを作るか買って持って行こうと思っていたのだが、起きたのが遅かったのでおむすび用の白飯を炊く時間もなく、とりあえず手っ取り早く作れる鳥の唐揚げを適当に作って使い捨てタッパーに詰めた。
ちなみに植物園内へは食べ物の持ち込みができないことになっており、飲み物や食べ物は園内にあるカフェテリアでのみ販売され、そこで飲食することができる。ただお祭りの最中はこのカフェテリアではまかないきれないのと、スペースが足りないため、行った友達の話では食べ物の持ち込みは容認され、カフェテリア近くの芝生一帯が飲食エリアとして解放される、とのことだった。けれどもこのところのセキュリティの規制でやはり持ち込みはダメ!と言われるかもしれない、とすぐ隣にある Prospect Park で昼食をすませ、それから歩いて植物園に行こうと言う段取りになっていた。
Prospect Park での待ち合わせは12:00PM。ところが準備が終わって家を出たのが11:35。はなから地下鉄で行くつもりはなかったが ( Queens と Brookly は隣り合わせの区だけれど、うちからだと Manhattan を経由することになるのでものすごく時間がかかる )、こりゃ車でいくらすっ飛ばしても間に合わない。
ところがこういうときに限って他のイベントと重なっていたりして・・・途中高速道路入り口に向かうまでのところで、どうやら一般道が自転車レースに使われていたようで、前後を警察の車やバイクが先導、警護にあたり、おびただしい数の自転車が目の前の交差点を通り過ぎた。しかも僕の行き先は彼らと同じ方向なので、後ろを着いて行かなくてはならず、まるで僕の車が「関係車両の」よろしくレース最後尾のパトカーのすぐ後ろに並び、しばらく徐行せざるを得ないはめになった。
Brooklyn Queens Expressway に乗ってからは車は順調に進むも、やはり Prospect Park 周辺はなかなか車を停めるのが難しく、結局約束の場所に着いたのは予定より30分も遅くなってしまった。
駐車スポットを探しているあたりから何度も友人の携帯に電話していたのだが、こちらも不通。もしかしたら公園の中は電波が届かなくて、もうすでに中に入っちゃったのかな、と思いつつ、急いで車を停め、走って待ち合わせの場所に向かっていると僕の携帯が鳴った。
「今、地下鉄を降りて地上にでてきたところ」
なんだ結局友達も遅れているんじゃん。ということで駅の前で主催した友人達と会うと、とりあえず待ち合わせの場所に移動。もうすでに他の友達は着ているかもしれないのだ・・・・かもしれないのだと思っていって見たら、待っていたのは1人だけ。後の人たちはみんな遅れているそうだ。30分遅れで着いた僕らがそれでも早いほうだった。

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桜祭り会場に設営された大型テントの中。中ではいろいろな催し物が同時に行われている。見えるのは人の頭、頭、頭

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琴の演奏会に聴き入る人たち。

この公園、去年も「バーベキューができる公園」として紹介したことがあるが、この日入った入り口付近にも椅子とテーブルが公園の広場に設置してあり、こんな風に気軽にランチを食べることができる。予定の半分も集まっていないのだが、皆腹ぺこと言うことで早速食べ始めることになった。その後徐々に人が集まりその都度持ち寄りの食べ物が集まるのですっかりテーブルの上には食べきれないほどの量のランチで埋め尽くされた。

後から着た人たちが座るスペースが無くなってきたこともあり、先着一陣は植物園に先に行こうということになった。というのも後からやってきた人たちが「植物園の前には行列ができていたよ」と通りがけに見てきたらしい。なので入園するのにまた並ぶなら早く行った方がいいだろう、と言うことになったのだ。
植物園からさほど遠くないところでランチを取ったこともあって、植物園までは徒歩5分ほど。着いてみると、なるほど、列ができている。近くには NYPD 警察官の姿が何人も見られる。公園、植物園の人出が多いので特別警備中なのだろう。
行列は入場券を購入するための列で、入場料$5ちょうどを持っている人は入り口でその$5を渡しながら中に入れたため、僕らはその行列に並ぶ必要は無かった ( おつりの必要な人とか、クレジットカードで支払いたい人などが並んでいたようだ )。

園内に入ってみると、さすがにたくさんの人出。去年、Lotus の写真を撮りに来たときはどちらかというと閑散としていたのに、この日はたくさんの人でぎっしり。着ている人たちの顔ぶれを見てみると、確かに日本人もちらほら見かけるけれど、アジア系としては Chinese とか Korean の方が多そうな感じ。もちろんアジア系以外の人の方が圧倒的に多い。

早速僕らも桜祭り会場に向かう。会場は桜並木があり、ちょっと開けたところなのだが、ここにあるほとんどの桜の木はすでに青々とした芽が顔を出し、残念ながら桜の花はもう散ってしまっていた。それでもいくつかの桜の木はこのときに満開を迎えており、その下では日本と同じく弁当を広げている姿が見られた。
会場には「臨時」というには立派で大きなテントが設置され、その中ではいろいろな催し物が行われているようだった。僕らがちらっと入ったテントの中は、たくさんの人が座り込んでいて、立ってみるのもできないほどの混雑。このときはちょうど琴のコンサートが開かれている最中だった ( ステージの上の琴を引いている人の中には外国人の姿もちらほら見える。あ、外国人なのは僕たち日本人の方か! )。

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花見宴会の風景は日米でそんなに変わらない。もちろん食べているもの文化の違いが表れているが。

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あ、日本のお弁当を食べているアメリカ人がいる!と思ったら園内で幕の内風の弁当が売られていた。ほとんど花が散った桜の木の下にもこんな風にたくさんの人がレジャーシートを広げている。

桜祭り会場をしばらくうろうろした後は、日本庭園を少し見学し、そのままカフェテリアに向かう。どうやら一行の誰かが「カフェテリアでビールを売っている」というのを耳にしたらしい ( 笑 )。途中あちこちに屋台があったりして、桜祭りはさっきのテント以外のところでも催されているようだった。「幕の内風」弁当を売っていたり、盆栽コーナーができていたり。面白いのは「Tsutsumi」と書かれた屋台が出ていたこと。見た目は団子でも売ってそうな屋台だったので近づいたら、どうやら日本の包装技術を紹介するコーナーの様子。といってもデパートで包んでくれるような包装ではなく、裏と表の両方に着色してあるような折り紙や和紙、包装紙を使い ( それを折って ) ちょっとした包装のワンポイントを作るようなもの。うまく説明できないが、ひだひだの様なものを作ってそれを包装した箱の上に貼り付けたりしている。もしかしたらのし袋を見てアメリカ人が発案したものなのかもしれない。近くにいた大学生ぐらいの日本人の女の子二人も「日本の wrapping って書いてあるけど、日本人も知らない技術だよね~」と話していて、つい僕も「そうだよね」と相づちをうってしまった。

僕がここで寄り道して、さらにチューリップの写真なんかを撮っている間に友達は皆カフェテリアに向かったようだ。
この日は昼過ぎから夜までずっと外にいたせいか、顔がひりひりするのを感じるほど日に焼けた。すっかりのども渇いたのだが、車で来ているのでとりあえずアイスコーヒーを飲むことにした。周りには警察官いっぱいいるし。
一緒に桜祭りに来た友人達はまだしばらく公園の中でくつろいでいるようだったが、その後別の友人と夕食の約束があったので僕だけ先に公園を後にした。来たときも渋滞なら、帰るときもやはり渋滞。みんなと同じパターンで行動しているってことか。

渋滞も公園の中の混雑にも参ったけれど、考えてみれば桜や日本の文化に対してそれだけたくさんの人が興味を持っていると言うこと。日本でも米軍基地でのお祭りなどはあるが、あれは年に一度しか入れないこともあってたくさんの人が集まるわけだが、そうでなく代々木公園あたりで「アメリカフェスティバル」なんてのが開かれてもこれだけ庶民レベルで集まるかというとそんなこともないだろう。日本の方がアメリカの文化をいつのまにかたくさん受け入れているので今更、というのもあるかもしれないが、裏を返せば日本はまだ文化の露出が足りないのだろう。New York はビジネスの街なので日本語を話せる人や日本食に通じている人が多いのも事実だ。だが乱暴な言い方をすると、そう言う人の多くは仕事で日本に行ったことがあるとか、済んだことがあるというビジネスマンの人ばかりだと思っていた。でも実際にはそう言う人たちだけでなく世代や人種を越えて訪れている人たちを見て、関心の高さを感じた。ちょっとうれしくもあり。日本の風情を桜にあわせて紹介するという意味ではこの祭りはとてもよい機会だと思う。

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塀で囲まれた日本庭園の内側は一周できる散歩道があるのだが、ここにも行列ができていた。夏の終わりに来たときは全然人がいなかったのに。



花見に行った一週間後の昨日今日はまた肌寒い日が続き、朝夕は建物に暖房が入っていたりする・・・。
Brooklyn 植物園ではチューリップが満開だった。こっちの写真を撮りに来ている人も多かった。最後に紹介するのはそこで撮ったもの。

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