番外編 ~ Chicago Watch その3

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さて今回も長々と Chicago Watch と称して Chicago 旅行をしたときの話。本来ならば「 NY Watch 番外編」があるので、そちらにアップロードすべきだが・・・ ( いずれまとめてそちらにアップロードするかな? )

写真はすべて Canon EOS 10D。

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Chicago ダウンタウンで見つけたパブリックアート。これを見てつい停まってしまうタクシーはモグリということか!?

前回紹介した Frank Lloyd Wright についてだが、今回ももう少しだけその続きを紹介しようと思う。
Oak Park にはこの記念館だけでなく、ライトが設計した邸宅がほかにも現存している。たぶんそれが一つだけではないのだろう。その証拠にこのあたりの交差点には皆、上のような標識が掲げられている。僕も時間を作ってこのあたりを散歩してみたが、ライト設計と思われる家は一軒だけしか見つけられなかった。それでもこのあたりの家はどれも「瀟洒」という言葉がぴったりなほど、こぎれいな家々が多い。いわゆる城みたいなお屋敷なら New York の Long Island でも数多く見られるが、それだけ大きな家ならもちろん億万長者が住んでいるわけで庭も建物も手入れが行き届いているのはわかるが、ここ Oak Park のは邸宅と言ったサイズでありながら、とてもきれいに町並みを形成している。話は脱線するが、建築美なのはこういった住宅地だけではなく、Chicago のダウンタウンの高層ビルにも見られる。Chicago の高層ビルのユニークなデザインを見た後では New York の高層ビルがつまんなく見えてしまうほど。
Chicago がこれほど建築美にあふれているのは、単にライト1人の力だけではないと思うが、それでも Oak Park は少なくとも彼の影響を大きく受け、後からここに家を建てる人たちが参考にしたのではないだろうか。

話は変わって Chicago の食べ物について。
たぶん一番有名なのはピザだろう。日本にも Chicago Pizza ってデリバリーのピザチェーン店がある ( あった? ) と思うが、僕が住む New York ですら、Chicago ピザの店「 UNO 」があちこちにあったりするほど、Chicago スタイルは有名だ。
一般に Chicago のピザというと、2種類あって一つは分厚くて柔らかい生地の Deep Pan Pizza。そしてもう一つが具が中に詰まった Stuffed Pizza - ピザの生地で出来た巨大なおまんじゅうみたいなものだ。大きな釜で焼く薄くてぱりっとした生地のピザも最高だが、この Deep Pan Pizza は具がぎっしり載っていてリッチなうまさがある。今回の滞在だけでなく、前回来たときもこの Deep Pan Pizza を試したが、どれもはずれが無くおいしかった。これは友達がおいしいピザ屋だけをピックアップして連れて行ってくれたのかもしれないが、東京生まれの僕が大阪に行ってどこのお好み焼きもうまいと思うのと似ているかもしれない。ファーストフードであちこちに店があり、どこで食べてもはずれがないと言う意味でこのピザは Chicago における「お好み焼き」なのかもしれない。

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友人が連れて行ってくれた Italian Beef の店

・・・とずっと Chicago の「お好み焼き」は Deep Pan Pizza だと思っていたら、今回の旅行でさらに別の Chicago 名物の食事に出会った。うーんピザはお好み焼きではないのだろうか、と一瞬考えたが大阪にはお好み焼きのほかにたこ焼きも名物があるではないかと気が付いて、今回見つけたこのメニューを Chicago のたこ焼きに値するものだとふと気が付いた。今回写真付きで紹介しているのがその Chicago のたこ焼きこと、「 Italian Beef 」だ。
最初友達に「 Italian Beef 好き?」と聞かれて、思わず「は?」
神戸牛やオージービーフのようにイタリア産地の牛肉がここ Chicago では流通しているのか? それに牛肉好きかと言われてもハンバーガーなのかステーキなのかによっても違うぞ、と思っているとどうやらそういうことではなく、Italian Beef という食べ物があることがわかった。
でここがおいしい、と言って連れて行ってくれたのが Portillo という店。後で調べたところ Chicago には何カ所も店舗があり有名なようだ。このチェーン店以外でも、車で街中を走っているとあちこちに「 Italian Beef 」の看板を見かけたのでよほどポピュラーなんだろう。

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Portillo店内の様子。

でこの店の Italian Beef を元にどんなものかを説明すると、大きなコッペバンに薄切り牛肉が入ったサンドイッチで、好みに応じて野菜が加わる。これだけだとなんて事はない、フィリーチーズステーキサンドイッチのようだが、仕上げとしてその店の特製ソースの中にそのサンドイッチをざぶんと沈め、味を付けるのだ。なのでできあがったサンドイッチはもちろん水浸しならぬソース浸しになっている。特製のソースというだけあって味付けもさることながら、牛肉と野菜がとてもジューシーになるのだ。
この食べ方、何か懐かしいと思って考えてみたら、パンをスープに付けて食べたり、ご飯にみそ汁をかけて食べるのと似ていて人前でやるには行儀が悪いような気がして恥ずかしいんだけど、子供の時はこれが好きだったんだよなぁっていう食べ方だったりする ( パンにスープや料理のソースをつけて食べるというのはみそ汁にご飯よりは恥ずかしさも全然少ないが )。
行儀が悪い、というのは食べていると余計に汚したりするのもその一つの理由だが、この Italian Beef というサンドイッチはまさにその通り。食べるのが至難の業なのだ。まず両手はびしょぬれになることは覚悟しなくてはならない。サンドイッチは油紙にくるまれ、されにビニールの中に入っているのだが、すでに油紙が水分を吸っている。サンドイッチを袋から出す時点でもう手は汚れている。がここでひるんでは食べられない。油紙をむいてサンドイッチを口にするもかなり断面が大きい、なのでかじると口の周りがぐっしょりと汚れてしまう。
なぜこれを Italian Beef と呼ぶのはわからないが、Chicago に行ったらこの名物料理に是非挑戦すべし。

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そしてこれが Italian Beef。見た目はちょっと・・・だけど味はなかなか!


Chicago 最終日も飛行機のスケジュールの関係で日中たっぷり時間があった。ダウンタウンの写真は以前 Chicago に来たときに重点的に撮ったのだが、今回はやはり新しいカメラを手にしているので、友達に頼んでフライトまでの時間に連れて行ってもらうことにした。
そのときも撮った「とうもろこしの形をしたタワー」( 正式な名称は Marina City ) は何度見てもやっぱり奇抜だ。このピル、60階建てのレジデンスビルだが、建てられたのは僕が生まれる前。そのくせ古さを感じさせないのはなぜだろう。
現在 New York の World Trade Center 跡地 ( Ground Zero ) はすでに基礎工事が始まっており、この上に建つ新しい高層ビルのデザインも決定した。予想図によると、SF 映画にでてくるような未来型のデザインだが、こういうデザインはすぐに古くさくなってしまうんじゃないかと、このトウモロコシビルを実ながらふと脳裏をよぎった。

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とうもろこしの形をしたビル、Marina City

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Chicagoといえばブルースの本場。こんな看板も見つけた。

夕方ダウンタウンから Midway 空港までに友人に送ってもらい、来たときと同じ ATA 機で New York に戻る。来るときは1時間戻したのだが、今度は1時間先に進めなくては行けない。フライトは1時間ちょっとのはずだが、この時差の関係で New York に着くのは夜11時となってしまった。
La Guardia 空港に着き、タクシーを拾って帰途につく。直前に雨が降ったと見えて、空港からの道は黒光りしていた。New York に戻ってくるとここに仕事や生活が待っているのか、とたんに現実を直視することになる。さっきまで晴天下の Chicago にいたことがまるで嘘のようだ。

長々と3回に引っ張った Chicago Watch もこれでおしまい。次回はまた New York の話です。

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青い空に高層ビルが映えるダウンタウンの様子。

番外編 Chicago Watch その2で紹介した Frank Lloyd Wright だが、彼の住んでいた家の近辺は自身が設計した邸宅が多いことからこのエリアは Historic Area に指定されている。建ち並ぶ家々は「屋敷」とか「城」とまでは行かないまでも、かなり立派だ。そしてそのデザインがそれぞれユニークなのもこの場所の特徴だろう。他の都市では郊外の家と言っても同じ頃に開発されたせいか、色さえ違えデザインやできている材質などはどれも同じに見えるのだが、ここではそんなことがないようだ。( 7/8/2003追記 )

※以下の写真はクリックすると拡大します


木々に囲まれて涼しげな家。


庭に目立った植木はなく、家はどっしりと構えている。


アメリカ南部に見られるような家?


ツタが絡まりヨーロッパ風のイメージだろうか

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このページは、hiroが2003年6月30日 14:48に書いたブログ記事です。

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