2003年9月アーカイブ

8月9月とたくさん写真を撮ったにもかかわらずまだ写真の整理が出来ていない。最近自分の部屋だけでなく、写真まで PC の中で散らかり放題。
ということで今回はとりとめのない話を書いてみることにする。

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5th Avenueの様子。

今年の秋で New York 7年目になるのだが、アメリカで暮らしていていまだに「いまいち納得できない」ということがままある。「郷に入りては郷にしたがえ」というのはもっともだが、たいていの場合はしたがった方がその場所では合理的であって意外と心地よくなるものだ。ところが下に紹介したいくつかの点はいつまでたっても合点がいかぬ。

未だにフシギなものでトップに位置するのが、トイレットペーパーの取り付け向き。
聞くと「上下を気にしないんだよ」という答えが返ってくるが、その割には下から紙をひっぱる方向に取り付けている場合がほとんどなのだ。友人の家でもレストランでも、デパートでも。これは明らかに紙を下から引っ張ってくるように仕向けてセットしているに違いない。もちろん紙がきちんと出てくるなら下向きにセットしてもいいのだけど、会社のトイレットペーパーやデパートなんかのは、家庭用にくらべて安っちいのを使用しているのでとても薄い。薄いからすぐに切れる。特にミシン目が中途半端に入っているやつなどはゆっくり引っ張っても正方形のトイレットペーパーを量産してしまうことになる。
でもうちのトイレでトイレットペーパーを日本と同じ向きに入れてセットしておいても、友人なんかは何も聞かないところを見ると、向きに関しては本当に無頓着なのかもしれない。謎だ。

後に続く人のためにドアを開けて待つのに、車では割り込み運転。
初めてアメリカに旅行して、デパートやショッピングモール、映画館に入ったとき、最初に気が付くのは「アメリカ人って親切に扉を開けて待っていてくれる」と言うことだと思う ( 逆に日本でこれをやるとちょっとヘンな顔をされる )。そもそもフシギなのはどうしてアメリカには自動ドアが少ないんだろう、ということ。全く無い、と言うこともないが ( ここまで書いて二重否定を ATOK に注意された )、まずまれである。合理的なシステムを好むアメリカ人にしては、タクシーはもちろんのこと、ホテルにすら付いてないことが多いし、セブンイレブンだって自分で開ける。だからかもしれないが、開けた扉を閉めるときにちらっと振り返り、後ろの人が近くまで来ているときはたいてい手で扉を押さえてくれる、とてもナイスな人たちが多い。
ところが毎日クルマを運転しているとわかるのだが、NYC つまり Manhattan をはじめ Queens や Brooklyn では汚い運転をしている人をよく見かける ( 同じ New York でもこんな汚い運転は郊外に行くとほとんど見られない。大都市ゆえの汚い部分かもしれない )。 ここでいう汚い運転というのは、荒いとか雑というのはちょっと違い、悪意がこもっている運転を指す。渋滞していればすぐに路肩を走り、あとで割り込んでくるのは当然で、それどころか渋滞している高速道路では測道から合流してくる車線に飛び出して、かなり先の狭くなるぎりぎりで進んでからまた割り込んできたりする。また右の車線は右折、左は左折レーンで真ん中の直進レーンか混んでいるとわざわざ一番スムーズに進む右折レーンを進、交差点の中まで来て直進車線の渋滞に割り込もうとする。当然渋滞車線に入れないから右折レーンの後続車列は渋滞を起こし、皆がクラクションを鳴らし始める・・・とこんな風景は日常どこでも見られる。もちろんこんな人ばかりではないし、上に書いたような親切なことをしている人が全員、ひとたびハンドルを握ると人が変わる、と言うこともないと思うが、その両面を持っている人がいるのは確かだ。
イヤなシーンを見るとどうも「顔が見えるところではいい顔するけど、それ以外のところではあまり他人のことを考えない人が多い」んではないかと思えてしまう。謎だ。

賞味期限の食べ物を売っている店。
スーパーに行って虫食いの果物や熟れすぎて柔らかくなっている実が入っている果物を見てももう何とも思わなくなったが、明らかに賞味期限の切れたものや、中には白くカビの生えた食べ物が陳列されていたりするのを見ると、「これって商品管理がなっていないのか」それとも「あわよくば気が付かない消費者に売れるかも」とあえて置いてあるのか悩んでしまうことがある。
果物、野菜それに肉などの生鮮食料品は特に日本と比べると日本の商品管理は如何にすぐれているかと感心させられる。最初の頃は近所のスーパーで売っている生鮮食料品すべて汚く見えたものだ。それと大きくていい色がついた果物でも食べてみると実は酸っぱい、と言う現象にも慣れた ( 甘いイチゴに出会うこともあるがその辺のスーパーで買うイチゴはレモンのように酸っぱかったりする )。でもときどきイチゴが白い毛のようなものを吹いていて、手に取るまでもなく「あ、腐っている」というものが陳列してあるのにそれを撤去しなくていいんだろうかと思ってしまう。すぐに撤去するとかしないとか言うのが問題なんではなくて、これだけ訴訟が一般に行われている社会で、わざとこれを買って「食中毒を起こした、あとで調べたら賞味期限切れの食品を売っていたことがわかった」などといって訴えたりすることができるんじゃないかと思うのだ。食品でいえば、Manhattan のあちこちの角にある Deli。あそこでもレジの横には必ず何ヶ月も売れてないようなマフィンなどがラップにくるまれて売られている。たいてい賞味期限が書いてないけど、あれを買っている人を見かけたことがないのでたぶんずっと置いてあるに違いない。あれってどうしてカビが生えたりしないのがとても怪しい。謎だ。

ミニ動物園

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ここ一週間ほど季節の変わり目か、風邪をひいていたので New York Watch の更新をお休みしてましたが、いつもの体調にほとんど戻ったので気を取り直して再開です。
前回に続いて今回も Brooklyn の話題を紹介なのだ。

写真はすべて EOS 10D

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夕日を浴びて黄金色に光っている。見ている人も少なくて見られている方ものんびり。

何かのおりにつけて、New York Watch でも何度か取り上げてきた Brooklyn の Prospect Park。バーベキューが出来たり、植物園もそばにあり桜祭りが開かれるなど市民寄りの公園として親しみがわく公園だ。
うちからだと地下鉄に乗って4つ目の駅が Central Park なので、電車で行くならこちらの方が断然近いのだが、週末なんぞに車で行こうと思うと事情は一変する。Manhattan 内であっても平日や週末の違いによって車を停めやすいところとそうでないところがあるが、Central Park の周りは高級住宅地となっているので普段から車でいっぱいなのだ。うちからだと East Side が近いがメトロポリタン美術館やグッゲンハイム美術館がある5th Avenue は基本的に駐車が出来ない上に一本隣の Madision Avenue は高級店が建ち並び普段から駐車が難しい。が待っていればそれなりに開くのだがそれは最高1時間までのパーキングメーター方式を取っているからだ。1 Quarter で10分、となると1時間一度$1.50を投入しに戻ってくるのは公園の広さを考えると現実的ではない。なのでカメラを持って写真を撮りに行くときなどはつい車で出たくなり、Brooklyn の Prospect Park に行くことが増えるのだ。Brooklyn も駐車事情はいいとは言えないが、まだ Manhattan よりは救われる。公園の周りも探せば駐車スポットを見つけることが出来る。

先日も Miami から友人が遊びに来ていたときに週末の公園に遊びに行こうということになり、僕も写真を撮りたかったので同行することにした。僕がカメラとレンズを持っていくというので友人も気を遣って車で行ける Prospect Park の方に行ってみようということになった。

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プレーリードッグ。後ろの2匹が仲良くキスしているので前の1匹がいじけているように見えない?

この公園にも何度も遊びに来ているが Central Park よりだいぶ規模が小さいといいつつまだ回っていないところが多い。この日は3人でまわっていたのだが、僕より Prospect Park については詳しいもう1人の友人が「そういえばこの公園に小さな動物園があるから行ってみよう」と言い出したので、公園内の地図を見て場所を確認。どうやら公園の反対側の様だ。小規模と上で書いたが、そうはいっても公園内に一度はいると周りの建物はいっさい見えなくなり、ここが山奥の森の中にいると言われたら信じられるほどの広さはあるのだ。なのでなかなか動物園がある側までたどり着けず、公園の中を通るたびに何人かの人に方角を確認しながら進んだ。
入り口に到着してみるとチケット売り場やゲートの大きさからするとかなり小さな動物園で、どちらかというと子供向きの様だ。大人が3人で入るのもちょっと恥ずかしいものがあったが、幸いなことにもうすでに閉園時間間近、あまり入る人がいないようだ。
そうなのだチケット売り場で値段を見ていると中の黒人の女の子が「もうあと30分で閉まるけれど、いい?」と言う。休日にもかかわらず閉園は夕方5時だそうだ。
「全部見て回ろうと思ったらどのくらいかかる?」と訊ねると「早足出歩けば30分で全部見られるわよ」とのこと。それを聞いて大人1人$5の入場料を払ってはいることにした。

中に入ると真ん中に小さな人工池があり、皿にその真ん中には小さな島がある。ここにはオットセイやアザラシなどが数匹、夕日を浴びて昼寝をしていた。というよりいつ見てもこやつらは寝ているように見えるが(笑)。

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レッサーパンダ。中国の白いパンダに比べてきれい好きの様子。猫の様に体をぺろぺろなめてはきれいにしていた。見た目もぬいぐるみみたい。

その人工池を囲むように放射状にしていくつかの展示館が並んでいる。爬虫類を中心にした展示館はその後ろから外にでられるようになっており、小さな池や湿地帯を人工的にシミュレーションしている。そこにはカエルやカメ、魚などが共存しているのだが、水槽に入っているタイプより自分で見つけないといけない分、近くに居る子供達は見つけるに必死だ。

この動物園の特徴はまさに子供向けに作ってあるのだが、その観点が「自分で見つけよう」ということらしい。この次のほ乳類や鳥類のコーナーでも子供が1人やっと通れるような洞窟が作ってあり、それを腹這いになって潜っていくと間近に動物の様子が見られるような工夫がしてあるのだ。悔しいことに大人はそれが見られない(笑)。

このあとサルを中心にした展示館がありこちらは猿山も屋内からみることになる。以前 The Bronx にある Bronx Zoo にも行ったことがあるがあちらは本格的なゴリラ山が見られるが残念ながら Prospect Park の動物園にはゴリラは飼育されていないようだ。人間は劇場風になった階段席から目の前にに広がる猿山をガラス越しに見ることになるがそれでもすぐにボスがわかったりしてなかなかおもしろい。近くには説明ガイドがいてここに住んでいるサルの特徴を教えてくれる。

ここまで見たところで閉園まであと5分となった。残り二つくらいの展示館を見ずに出ることになるのは残念だが、30分でも十分楽しめる。欲を言えば1時間でちょうど良いかもしれない。
この近くには前にも紹介した植物園もあり、涼しくなった秋の行楽には以外と楽しいスポットかも。
ちなみに動物園は Central Park 内にもあるので、機会があったらここにものぞいてみよう。
それと Brooklyn の紹介ばかりでなくて、たまには Queens や The Bronx ももっと探検してみないと!

Brooklyn、Prospect Park の公式web page
http://wcs.org/home/zoos/prospectpark/

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New York Watch で一度だけ紹介したのことのある、West Indian American Day Parade、久しぶりに今年行ってきた。文章短めながら、そのときの様子を紹介するのだ。

写真はすべて CANON EOS 10Dによる。

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カーニバルの衣装は色も形も大きく目立つのが命。

前回、このパレードに行ったのはいつだったっけ?・・・と過去の New York Watch を見てみると、あったあった。2000年だ。確かこの日、雨だったんだよな、と思いつつ、今年の天気予報を見てみるとやはり曇り時々雨、となっている。毎年このパレードが行われる Labor Day の頃は雨が多いのかもしれない。

West Indian American とは West Indies、つまりカリブ海の西インド諸島に属する島々を指し、すなわち West Indian American Day Parade とは毎年 Labor Day に Brooklyn で行われるこの島々 ( 国々 ) 出身の人たちで祝われるパレードだ。一般には Caribbean Parade ( カリブ海諸国のパレード ) と呼ばれるが、Cuba、Dominican Republic、Puerto Rico など元スペイン統治領であったところは同じカリブ海でもこのパレードでは主役ではない ( ちなみにこれらの島々の人たちのパレードは別の日に行われるので、そういう理由からかもしれない )。
じゃあどんな島の人たちがメインなの?と言われるとそれは「コスタリカ」「ジャマイカ」「バナマ」「トリニダード」「Barbado」「バハマ」「ガイアナ」「ハイチ」などを指す。
ちなみに Barbado は耳では「バーベイドー」と言っているように聞こえるが、日本語表記だとバルバドと書かれているようだ。どちらかわからなかったので英語のまま表記しておく。
おもしろいのはハイチで、ハイチとドミニカン共和国は同じ島にありながら、このパレードではほとんどドミニカンの姿は見られない ( それは上に上げた理由によるものだと思うが。かわりに西インド諸島にはドミニカ国という別の島国があり、こちらの人たちは参加している )。そのかわりハイチ人の参加者は多数にのぼる。上にあげた国々の本土はかつてイギリスを宗主国としておりいまでも紙幣にはイギリス女王が印刷されていたり、英国の電話会社がサービスを提供していたりと関係は深い。なのでフランス語に近いクレオールを話すハイチ人の参加はちょっと異色だ。が同じ海域同士のよしみか、これら別々の国の人が同時に参加する様はまるで運動会にクラス別対抗をしているようだ。もちろん New York で生まれた人の中にはこれらの両親が異なる国同士、という人も珍しくなく、1人で2つの旗を持っている人もよく見かけるのだ。なのでパレード参加者の勢いにも競争と共存の両方が見られる。

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バンダナのデザインから判断するとどうやらトリニダードのようだ。

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国旗が鮮やかな水色と黄色のBabado。この子の衣装もそれに合わせた色になっている。

さて Labor Day の当日、この日も朝からはっきりしない天気だった。雨は降っていなかったが降ってもおかしくないような曇り空で、カメラやレンズが雨に濡れることを思うと「来年行けばイイや」と取りやめにしてしまうのだが、この連休中はマイアミから友人が遊びに来ていて、このパレードを見てみたいという。そこで昼頃よっこらしょとカメラも持って地下鉄で出発することにした。雨の日は Brooklyn に行くまでが大変な上、パレードの会場近辺はどうせ渋滞しているに決まっているのだから。
Queens から Brooklyn へ直接向かう地下鉄もあるが週末はスケジュールが乱れるのとこのパレードの影響もありそうなので、Manhattan 経由で行くことにする。Union Sqaure で Brooklyn ダウンタウンに向かう地下鉄に乗り換えると同じ車両にすでにパレードに参加すると思われる人たちがちらほら座っている。頭に国旗があしらわれたバンダナを巻いていたり、旗を手にしていたり、顔に国旗の makeup を施していたり・・・。Brooklyn に入り、会場の Eastern Parkway 近くまで来ると、もう地下鉄の車両は日本のラッシュアワー並みに大混雑。それでもどんどん乗ってくる。
目的の駅は決めてなかったが、Grand Army Plaza 駅を過ぎると少しずつ人が降りていく。地下鉄が走っているちょうど目の前の通りがパレードの会場なのだ。僕らも適当な駅で降りてパレードを見ることにする。
Manhattan で見られるパレードと同様、バリケードが Eastern Parkway に張られ、その両脇をたくさんの人が旗を持って応援している風景だ。ただ大きく違うのは、その観客達の後ろにはいろいろな屋台が出ていて、特にカリブ海各国の料理がいろいろ並んでいる。朝から何も口にしていなかったので、まずは腹ごしらえと、ジャマイカ料理の屋台でジャークチキンを一つ注文。レギュラー?スモール?と聞かれたので友人は別のものを頼むだろうと、スモールで、と答えるとアルミ皿に鶏肉をごろんごろんと山盛りにいれてくれる。それにジャークソースというのをかけてくれるのだが、このソースがとてつもなく辛い。本当はジャークソースにマリネしておいたものをオーブンでじっくり焼いたものがうまいのだが、さすがに屋台ではそこまでできず、ローストチキンに後からこのソースをかけているようだ ( あまり辛いものを食べられない人もいるからだろう )。でその量を見たときに友人もオーダーするのを辞めて二人でこれをわけたのだが、食べきれないほどでしかもかなり辛くて、友人はあわてて飲み物をオーダーしていた(笑)。
腹がこなれたので屋台の列から離れて、バリケードの張ってあるラインまで進む。たぶん天気が良ければもっとたくさんの人がいて、こんな時間に来た日にゃ前の人の頭ばかり眺めなきゃいけないんだろうけれど、あいにくこの日は小雨交じりでどこもそんなに人の列が厚くない。僕らも人の頭と頭の間をみつけて、30分ほどパレードを見た。

フロートはそれぞれの島ごとに特色を生かしたものが多く、自国のフロートが目の前を通るたびに沿道の人たちもひときわ大きなかけ声をかける。上に書いたように、まさに紅組、白組といった応援団のようだ。共通しているのはどこの島の人たちの衣装もとてもトロピカルで、しかも色が鮮やかなこと。特に国旗の色をあしらったものが多く、一目でどこの島のものかわかるようになっている。フロートからは大型PAシステムからカリブ海独特の楽器の音色が鳴り響く。僕が特に好きなのはスチールドラムの音色だ。この鮮やかに着飾った人々と軽やかなリズムを耳にすると、たとえ New York は雨が降っていようとも目をつぶれば鮮やかな色が目の奥に焼き付き、そこがまるでカリブ海にいるような錯覚を覚える。
幸い写真を撮っているときは雨もほとんど降らなくて、前回撮れなかった分を取り戻すことができた。今年の New York の夏はカンカン照りになる日も少なく、結局一度も海に行くことがなかったが、夏の終わりにこれを見られて夏に対する未練が吹っ切れた気もする。

帰宅してからテレビのニュースで知ったのだが、この日のパレード、どこかで発砲事件が起き、1人殺されたのだそうだ。僕らがいたときは平和そのものだったけれど。会社の友人でカリブ海出身の友人とこの話になったときに「昔はよく行っていたけど、発砲事件がよく起きるから、もう二度と行かなくなった」と言う。彼女自身こともなげに話すのでほんとによく起きていそうな雰囲気だ。次回行くとはよく考えてからにしよう(笑)。


この日撮った写真はギャラリーの形で公開しています。他の写真を見てみたいという方はこちらにどうぞ。

West Indian American Day Parade 2003 ギャラリー

車、立ち往生

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PC の動作不良ぐらいなら自分で直せるのだが、車となるとさっぱり。毎日通勤に使う道具でもあるので、もう少し気を配らないといけないのだが。

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今回世話になったメカニック。Corona,Queensにある。

金曜日、やっとこれで週末だぁとうきうきしながら帰宅する途中、それは起きた。
帰宅途中、ちょっと寄り道していこうと車を道の端に停め、近くの電器屋に行った。そろそろ携帯電話を買い換えようかと思っていたのでまずは機種や値段を調査。携帯電話のほかにもいろい見て、その店には10~20分程度いただろうか。
車に戻りエンジンをかけ、そろりと走り出す。すると視界に何かいつもと違うものが入っているのに気が付いた。ちょっと目を落として計器類を見るとバッテリー警告ランプがついている。
「!」と一瞬思ったものの走り始めるとすぐに消えた。がしばらくするとまた点灯し、何かの拍子に消える。これを数回繰り返しているうちにとうとう点灯しっぱなしになった。
それでも車は普段通り走っているし、エアコンからは涼しい空気が流れ、FM ラジオからは DJ の軽快なおしゃべりが聞こえてくる。ライトをつけっぱなしして長時間車を離れたこともないし、バッテリーの寿命が来たわけでもなさそうだ。するとそのうちバッテリー警告ランプの隣の ABS ランプが点灯し始めた。次の交差点を通る頃には Air bag のランプも点灯。あわててダッシュボードから車のマニュアルを取り出し、こんな症状について説明が無いかページを見始めたが、もちろん一つずつの異常については説明が書いてあるが、複数の異常ランプが点いた場合の説明はもちろん無い。そのうち、アクセルはふかせばエンジンがちゃんとふけるのだが、計器パネルの照明がぼんやりと薄くなってきた。「あれーやっぱバッテリーか?」とあわててエアコンを停めたが、事態はかわらず。
このまま行くとどうも車が止まってしまいそうな気配。でも自分が運転しているのは Queens の中でもかなり車の往来が激しいところ・・・。僕が走っている通りも車の量が多いのだが、さらに次の交差点は交通量の多い通りと交わるところだ。止まるべきかどうか考えながら青信号だったので突っ込むと、その瞬間からアクセルをふかしてもエンジンがまわらなくなった。
幸い減速しながらも速度があったので交差点を通り過ぎて次の曲がり角まで来ることができ、ここであわててハンドルを切って右側の路肩に寄せた。
ギアをパーキングに入れ直し、スターターを回すも音だけからまわりし、エンジンは始動しない。でも試しにヘッドライトやエアコン、ラジオなどの電源を入れるとちゃんと動くし、スターターだって回っている。
こんな症状について友達からきいたことがあったが、どうやらオルターネータの故障の症状と似ている。となると友人にジャンプケーブルを持ってきて貰っても何にも役に立ちそうもないが、このまま車を放置して置くわけにはいかず、とりあえずこの近所で車を持っている友人の携帯に電話する。日本の JAF に相当するようなサービスとして AAA ( トリプルエー ) があるが、僕は加入していないので、この友人からレッカー移動 ( Towing ) 業者とメカニック業者の連絡先を聞こうと思ったのだ。気が着くと携帯電話のバッテリーも残量1を示していてちょっとあわてる。なんとか電話が通じ、友人とつながるとたまたま他の友人2人とこの近くで食事をしているので立ち寄ってくれるという。
友人達が着くまですることもないので車のドアを開けたまま待っていたのだが ( ドアを閉めると自動でセキュリティが働いてロックしてしまう。その後で万一バッテリーが上がるとドアがあかなくなってしまう )、ふと落ち着くと無性にトイレに行きたくなっていることに気が着いた。車の扉を開けたまま、しかも違法駐車のまま離れるわけにいかないなぁと困っているとすぐの目の前にあるパキスタンカレーレストランから同年代くらいのシェフが出てきてくれて心配そうに話しを聞いてくれた。車を見ていてあげるからうちのトイレを使いなよ、と言ってくれ行為に甘えてレストランのトイレを利用させてもらう。
レストランから出てきてもまだ心配そうに「どこが悪いか見てみようか」と言ってエンジンルームをのぞき込んでくれる。彼も「バッテリーじゃないとすればオルターネータじゃないかな?」と言い、「僕は日本車がいいと思うよ。僕も日本車だけど全然トラブルないし。」という。どうやら Isuzu は日本車だとは知らない様子。「これも日本車なんだよ」というとすまなさそうに「ごめん、知らなかった」と照れ笑い。
程なく友人三人が来てくれ、そのうちの1人がすでに知り合いの Towing 会社に電話を入れてくれ、トラックがこちらに向かっているという。金曜日の夜なのでメカニックはすでに閉店しているということで、今夜はとりあえずメカニックの前まで車を移動し、翌日土曜日の朝修理を依頼しようということらしい。
友人3人と立ち話をしながらトラックの来るのを待っていると、通りがかる車から「どうしたんだ、バッテリーが上がったのか?」と気をかけてくれるドライバーが多いのに、ちょっと嬉しい気持ちになる。
中にはスペイン語で声をかけてくる人もいるんだけど、僕にはわからず友人が対応してくれる。
待つこと30分、やっとレッカー移動のトラックがやってきて、僕と1人の友人がそのレッカー車に乗り込み、メカニックまでの道案内をすることに。他の友人はこのトラックに乗れないこともあり、帰宅することになった。
メカニックの場所は隣町なので10分ほどで着くが予想していたようにすでにシャッターは降りていて人もいないので店の前の車が停められる隙間に車を押し込んで、友人に鍵を預ける。この近くに住んでいて、よくこのメカニックを利用する友人が土曜日の朝、来て話しをしてくれるというのだ ( そもそもスパニッシュの人たちがメカニックなので友人に任せた方が安心だし )。

そして翌日・・・。メカニック経由で友人から連絡があり、原因はやはりオルターネータの寿命ということだった。あとでインターネットで検索して見ると8万~13万kmぐらいで寿命を迎える、なんて記述を見つけて自分のマイレージを計算すると8万マイルなので12万6000kmと、ちょうど寿命の範囲だ。部品代と Labor Cost を入れて約$300ということで、「修理するか?」という確認の電話だった。知り合いの中国人が別のところでやはり車の修理工場を経営しているので聞くと$250というが、ここから彼らの工場までレッカー移動するとやはり$50はかかるのであまり意味がない。そのまま最初の友人が勧めてくれたメカニックで修理を頼むことに。修理は夕方5時ぐらいまでに完了するというので、夕方電車に乗って車をピックアップに行く。

5時過ぎに着くと車は修理を完了し、約束の$300を現金で払う ( クレジットカードは使えなかった。まあその理由は・・・ね。)。どこか悪かったのかを見せてくれ、新しいオルターネータが装着していることも確認してくれる。このほかタイミングベルトや他のところも見てくれたようだが、そちらは特に異常は見つからないのでしばらく安心して走れるはずだという。

今回は自分の土地勘が働くところで、しかも友人が近くにいたにもかかわらず、やはりあわてるのは車の故障だと自分の手に負えないからだ。New York での暮らしも長くなり、普段の生活で困ることはほとんどない、と思っていたのに久しぶりにアメリカに移り住んだ頃に感じたあのとまどいを感じた。車の故障という、滅多に起きないこととはいえ、こういうときは1人で外国暮らしをしている心細さを感じることになるのか、とちょっとショックだった。
それと同時に夜遅くまでつきあってくれ、翌朝もメカニックのところまで行って手続きをすませてくれた友人にはほとほと感謝なのだ。

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