更新のタイミングがあいてしまったが、前回の続き、Mohonk 山への日帰りハイキングの話を紹介。
写真はすべて CANON EOS 10D による。

あの岩の上にあるのが山のてっぺんの塔。まだまだ先は長い。
途中僕が写真を撮りながら登ったので以前よりだいぶ時間がかかったが、なんとか山頂に到着。着いたのは4時を回っていた。2時間ほどかかったことになる。
Mohonk 山の上にはこの写真のように小さな湖とヨーロッパ風のホテルが建っていて、初めて来た人はこの景色だけでも驚くようだ。このホテル、以前も紹介したが1800年代に建てられたかなり古い物で、全体は木造建築だ。本来は宿泊者しか使用できないトイレだがいつもホテルの見学がてらちゃっかり利用させて貰っている。木で出来た階段を上り、きしむ音を耳にするのだがそのたびにこれだけの大がかりなホテルが木造で出来ていることに驚かされるのだ。 トイレのみならず、宿泊者しかレストランもカフェも使用できないとなると、食べ物も持ってこなくてはならない。普段はおにぎりやサンドイッチを持参するのだが、今年は何も準備してこなかった上、来る途中で腹一杯フライドチキンを食べたので水以外持ってこなかった。 ( とは言うものの実はこのとき僕はもうおなかが空いていた )。

山の頂上にはこんな見事な湖とヨーロッパ風のコテージホテル。
一通り「山頂まで来たねー」と写真を撮ったりしたが、実はまだこの先上に登れるのだ。ここからのトレイルも実はかなり急な坂道なのでまたぜいぜい言って登ることになるが5分もすれば本当の山頂に到着する。
ここには石で出来たタワーがあり、内部のらせん階段を登り8畳ほどの広さの屋上に出られる。ここからは360度景色が見渡せ、ともすれば Manhattan まで見えそうな気がするほどだ。
New York 州というとなんとなくまったいらで平野ばかりのイメージだが、ここまで来ると遠くに山脈が見える。切り立った崖も近くに見え、何万年、いや何十万年前などといった悠久の歴史の中でどうやってこの地形が形成されていったのかとロマンを感じてしまう。
下界 ( という言葉がぴったり合うのだが ) を見下ろすと山の木々が赤や黄色など鮮やかに紅葉しているのが遠くまで見渡せる。やっぱり Upstate の紅葉は綺麗だなぁ。

さらに上まで登ってタワーのてっぺんからの様子。先ほどのホテルも小さくなってしまう。
塔からの眺めを楽しんだあとは再び、ちょっと降りて山頂にある湖までやってくる。「降りて」きて「山頂」というのがいかにも変だが、風景的にはここが山頂っぽくて、塔があるあたりはそれ以外何もないので僕のイメージでは「屋上」みたいな感じなのだ。まあそれはいいとして、この湖までやってくるとホテル宿泊客もボート遊びを楽しんだり釣りを楽しんでいる人たちなど様々だ。夏に来たことがあるのだが、そのときは湖で泳いでいる人もいたし、冬になればアイススケートができるそうだ。
いつも一緒に来る友達とはよくここで大きなボートをレンタルして数人でボートを漕いだりするのだが、今年は渋滞のせい ( と僕の撮影テンポのせい ) でここに来るのが遅くなってしまった。今から下山するとちょうど6:30ぐらいになりそうだ。ということで毎年ボート遊びを楽しみにしている友人を尻目に帰り道を急ぐことにした。
道はわかりやすいが、途中なんどか分岐点があり、間違えると全く違う登山口に出てしまう ( 何年か前に来たときに迷ってまた山頂のホテルまで戻ってしまったことがあった。そのときは『バーミューダ海域の山版だ』と思ったものだが )。
帰りは下り坂なので来たときよりだいぶ早く足が進む。日も暮れかけているので写真を撮るには暗すぎて、僕もカメラをバッグにしまう。帰りは往路の半分くらいの時間で元の登山口まで到着した。途中来るときに見かけたロッククライミングの場所だが、もう暗くなりかけているというのに、まだ上の方からロッククライマー同士のかけ声が聞こえてくる。周りの木々に遮られて声はすれども姿は見えず、なのだ。暗くなったら足下も見えず危険じゃないかと思うのだが、僕らももう足はくたくたで、立ち止まったら二度と足が動かなくなってしまいそう。さっさと車までもどると友達全員無言のまま、車に乗り込む(笑)。来たときの元気はどこへやら、すっかりみんな疲れ切ったようだ。来たときも僕が運転してきたので、友人が申し訳なさそうに「疲れたら言ってよ、代わりに運転してあげるから」と言うのだがその気力はなさそうなのはありあり。僕は車の運転をするくらいの気力は残っていたけれどもコーヒーの力が必要と、高速道路に乗る前の町、New Palz で Starbucks に立ち寄ってコーヒー購入。毎年のようにここに来ているが今までは Starbucks Coffee なんぞは無かった。がここはもともと State of New York のキャンパスがあるので学生も多く、案の定店に入ってみると客もバイトの人もみんな大学生風だ。ここで買ったコーヒーちびちび飲みながら、進路を南に向けて一路 Manhattan へ。走り初めて10分もしないうちに社内の会話は途絶え、ちらっと見ると全員寝ている。
幸い行きにあったような渋滞はなかったので、Manhattan には予定通り到着。朝に食べたフライドチキンから何も食べていないのだが、皆相当に疲れていると見え食欲も無いとのこと。もともとの予定では Manhattan で食事でもということだったが、早く寝たいというので(笑)、1人1人を送ってから帰宅。
New York の秋は短くすぐに秋がやってくるのだが、この Mohonk に行くと秋を満喫した気分になれる。僕にとっては New York の秋といえば Mohonk の紅葉とふくらはぎの筋肉痛がここ数年の思い出になっている。
箱 そのときの写真をギャラリーとして公開しているので興味がある人はこちらもどうぞ。

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