さて前回からのブログの続きである。
ノートパソコン用に Bluetooth アダプタ ( というか USB アダプタなのでデスクトップでも使えるのだが、このあと説明するようにデスクトップで使うことはあり得ないな ) を購入したのだが、Bluetooth で接続するのがこの装置である。

詳しい製品紹介はここで見られるが、簡単に言うと Bluetooth GPS ユニットである。
つまりこれユニットが GPS の衛星から位置情報を受け取り、それを Bluetooth ワイアレスを使用して PDA やノートパソコンと通信するというものだ。
とどのつまり日本語で言うところのカーナビだ。いや実際にはカーナビに劣る部分がたくさんある。日本は国土の面積がアメリカと比べて極端に狭いことが幸いしてか、道路情報は緻密だし、狂いがない。また渋滞情報も受けられてそれが即座にカーナビのモニターに反映する。
当然車専用に作られているので位置情報を拾うのに GPS をメインに、複数の方法が用いられて、モニター上で道のないところを車が走る、ということも少なくなった。
翻ってアメリカのカーナビ事情だが、正直なところ一般的とはまだ言えない。事実知り合いの車には DVD カーナビが着いていたりするし、bestbuy などのカーアクセサリコーナーに行けば売っているのを見かけたりするが、まだ装着している人の数が圧倒的に少ないのだ。
最初から車に着いているのは、ベンツや BMW など欧州車でも高級タイプ、日本車でもトヨタの高級ブランド、レクサス車や日産の高級ブランド、インフィニティ、それに本田なら、ACCURA ブランドの車などが中心となっている。オプションで数千ドルを払ってカーナビを着けようとする人がいないのは、アメリカ人に便利さがわかっていないというのもあり、それに対してはメーカーの告知方法に責任があるだろうが、やはり一番のネックは価格だと思う。
全く話は変わるが、ウォッシュレットだって普及しない国だし、携帯電話だって一世代古いのが店頭に並んでいる国なのだ。どうやらアメリカ人は「これで問題なく使えているんだから、それ以上の機能を付けるのに高額を払わなければならないなら、いらないよ」という性格があるような気がしてならない。
何かを購入するに際して、ファンクションを重視するよりも、そこに価格の上限ラインがあり、それ以下にならないと買わないというのがどうもあるようだ。
ということで日本でも高嶺の花のカーナビは、相対的にはアメリカでもっと高嶺の花になっているためにどうも普及速度が低いようだ。
まあもちろんすべての通りには標識がついており、住所も規則正しく降られているアメリカでは、カーナビなど必要ないという人も多いのだろう。
僕もどちらかというと後者の理由でこれまで使ってこなかったのだが、先日、たまたま Queens の奥から Brooklyn の友人の友達の家まで車で移動する際に道に迷ってしまった。Queens のスタート地点から僕が住んでいるエリアまではもちろん道はわかるし、またうちから Brooklyn に住む友達の家までの道も当然知っているのだが、この日は出先から Brooklyn まで直接行かなくてはならず、「たぶんこの方向でいけばいけるはず」と勘任せにハンドルを握ったのが運の尽きだった。
夜10時過ぎで、まだ危険な時間帯というわけではないが、あまりの寒さに人があまり歩かない夜で、しかも道に迷ったのは治安の悪い地域。車を停めて道を聞く相手もいないので襲われることもないが、助けにもならない。ただひたすら知っている道にぶつかるまで延々ぐるぐるまわってしまった。
地図も持っていたのだが、気が付いたときには道に迷ってから時間がだいぶ経ってしまい、一体どの辺にいるのか検討が着かない。このあたりの風景はどこも一緒で目安になるものもなく、かなり焦ってしまった。
でこの日はなんとか友人の家にたどり着いたものの、こんなことは自分が住んでいる New York エリアでも起きることを実感した。というより下手をすると郊外より、複雑で細かい路地が多い、New York の方が必然性が高いかもしれない。
でカーナビを今更つけようか、それとも次に車を買うまで待とうかなどとインターネットで調べてみると、とりあえず安価に使えるシステムが見つかった。それが PDA やノートパソコンと組み合わせて使う簡易ナビゲーションシステムだ。
今や、CF カードに差して使える GPS ユニットもあれば、バッテリー内蔵で持ち運ぶことのできる GPS ユニットも出ている。調べてみるとバッテリ内蔵ながら、位置情報を Bluetooth で飛ばすことのできるユニットが見つかった。上の写真で紹介したのがそれだ。これだと車の中で適当なところに置いておいて、PDA やノートパソコンで、しかも複数のデバイスから同時に見ることができるので面白そうだ。CF カード型の GPS ユニットの方が安いし、持ち運びには便利だし、さらにたまたま昨年買ったノートパソコンには CF カードスロットもあるのでタイプとしては完璧なのだが、「本体のバッテリ消費が激しい」「衛星からの電波受信状態が多少悪くなる」ということもあってここは一つ Bluetooth 型にしてみる気になった。
逆に Bluetooth 型のユニットの場合は「携帯性に優れない」というデメリットがある一方、長時間バッテリ内蔵、車のシガーソケットから別電源が取れる、電波状態の良いところに置いておけるなどのメリットがあるのでこちらにしたのだ。
で購入したのは buygpsnow.com というところからで、価格は$209だった。ネットで注文したら数日で届いた。これで先日紹介した Bluetooth 受信ユニットとあわせて必要なハードウェアは揃った。がこれだけではまだカーナビにはならない。 ということで次回そのつづきを紹介しよう。

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