ジャネット・ジャクソンの胸騒動

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このところ、多少メディアも落ち着いたのか、それほど騒がなくなったジャネットのおっぱいポロリ騒動。

僕の周りという限定された環境の中で見てみると、一般の人はテレビで騒ぐほど気にしていない、と言うのが実情のようだった。つまり「やったぁ! ジャネットのおっぱいが見られるなんて!」なんて歓喜の声をあげるやつがいないのと同様、子供が見るようなネットワークで女性の胸を見せるなんて、けしからんっ、などという輩もいないのだ。
( テレビを見たどこかの馬鹿なヤツが『不愉快な目にあった』といってテレビ局やらジャネットやらをまとめて訴えているらしいが、その目的はもちろん金だ )

個人的にはあそこでジャスティンがジャネットの服のパーツをはがし、胸を見せたのはパフォーマンスとして「やらせ」であったと思うけれど、はっきり言って「かっこわるい」パフォーマンスだと思った。アドリブにしてはとてもイタイパフォーマンスと言っていいと思う。
けれども胸を見せたぐらいでぎゃーぎゃー騒ぐ方がどうかしている、と思うのだが、それはアメリカはポルノが反乱し、テレビでもケーブルテレビをつければ性的なシーンが映るし、インターネットに関しては無法地帯。雑誌やビデオだって誰だって手に入れられし、風俗や売春している人の姿だって町の風景の一部になっている ( 昔に比べれば激減したが )。
そりゃテレビにペアレントコントロールがあって子供のいる家では成人向け場面は表示されないとか、映画館も細かくカテゴリ分けされているなどのシステムもあるけれど、そんなものは建前であって、見たいヤツは簡単にリーチできることはアメリカに住んでいれば誰だってわかる。
なのにテレビと来たらまるで鬼の首でも取ったかのように数日はこのニュースで持ちきりとなった。
しまいには議会でこの件が取りあげられ、倫理規定に違反したテレビ局などにはこれまでの10倍の罰金が課せられるよう、法案の修正を検討しているとか。

そこにきてこのニュースである。

CNN.co.jp - エンタテインメント

アウトキャスト「先住民風」衣装問題でCBSが謝罪
2004.02.17
Web posted at: 02:56 JST

- REUTERS

カリフォルニア州ロサンゼルス(ロイター) 米グラミー賞の授賞式で、最優秀アルバムを受賞したアウトキャストが米先住民をモチーフにした衣装で演奏したことについて、人権団体などが「差別的だ」と批判している問題で、同授賞式を放映した米CBSは16日、改めて謝罪した。
サンフランシスコの米先住民文化センター(NACC)は先週、ウエブサイトでCBS番組、アウトキャストが所属するアリスタ・レコーズ、グラミー賞を主催している全米レコーディング芸術・科学アカデミーに対するボイコットを呼びかけた。
問題の演奏は、アウトキャストのアンドレ・ベンジャミンが女性バックダンサーとともに先住民をモチーフにした衣装を着て、ヒット曲「ヘイ・ヤ!」を歌ったもの。バックダンサーは羽根の髪飾りをつけていた。

NACCのショーン・フレイタス評議員は「私がこれまでテレビで見た中で、人種的ステレオタイプに満ちた最低のものだった。白人が顔を黒く塗るか、あるいはヤムルカ(ユダヤ教徒の男性の小さな帽子)をかぶって性的な踊りを見せるのと変わらないものだった。ショックを受け、憤りを覚えた」とする声明をウエブサイトで発表。

NACCのアンドリュー・ブラザー・エルク議長は、「人種差別的テレビ番組」として米連邦通信委員会(FCC)に正式な抗議文を提出したことを明らかにした。

CBSの広報担当者は「不快な思いを感じた人がいたとしたら、深く謝罪したい」と述べた。CBSは1日に行われたスーパーボウルのハーフタイムショーでジャネット・ジャクソンの胸が露出し、FCCの怒りを買ったばかりだった。


これがその問題の写真。

story.outkast.ap.jpg

本来プレゼンテータとして出演するはずのグラミー賞発表式典にジャネットは出ないことが発表になるとこれまた一大騒ぎ。
ところが蓋を開けてみると、またしてもテレビ局が謝罪!?
僕も Outkast の音楽好きだし、彼らのプロモーションビデオもオリジナル性が高くて気に入っている。特に「 Hey Ya! 」を見たときの新鮮さはかなりのものだ。

その彼らが賞で着た衣装がふさわしくない、と苦情をいっている団体・人々がいるわけだが、この人がコメントしているたとえとこの賞でのパフォーマンスとは比べるにはあまりにも質が異なっていてナンセンス。
一時アメリカの子供達をとりこにした「ニンジャタートルズ」なんてサングラスをかけたカメが日本の忍者の格好をしているんだけど、じゃこれも外交問題にすべきか?

先住民の格好をしながら音楽の演奏をすることが社会的なモラルに照らし合わせて、低俗な事とは思えないし、先住民の人たちを侮蔑していることにもならないと思う。彼らの言い分を聞くとすれば、自分のバックグラウンドにない服装は慎むべきだと言うことになってしまう。
結局この団体も社会からの関心を集めるためのポーズ、たてまえだったのではないだろうか。

たてまえと本音、日本人の十八番かと思っていたが、アメリカも日本以上にたてまえと本音で構成されている国なのと最近つくづく感じる。

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◆BBNews◆ゲーム、映画、アニメ、音楽、CM、テレビ番組紹介 - OUTKAST アウトキャスト (2004年2月25日 05:17)

アントゥワン“ビック・ボーイ”パットンとアンドレ"ドレ”ベンジャミンのラップ・デュオ、 OUTKASTです。ドレはエリカ・バドゥの夫としても有名ですね。 最新アルバム「スピーカーボックス/ザ・ラヴ・ビロウ」の大ヒットが記憶に 新しいところだと思うんですが、オフィ... 続きを読む

コメント(3)

こんにちは。

ジャネットジャクソンの件では,昔TVでよくやっていた「スター大水泳大会」(確か大磯ロングビーチ。司会はおりも政夫だったかな)で売れないタレントが胸を「ぽろり」と出すというお約束のシーンを思い出しました(笑)。誰もが楽しみにしている,いわば,市民権を得ている「やらせ」(笑)。

私もNYでいろんな文化に触れることが出来て楽しいと同時に,価値観の違いから生じる誤解も体験したりします。文化が違うと解かってはいても,誰にでも譲れない部分はありますよね。
ただ,ひろゆきさんがおっしゃるように,今回のアウトキャストの件は純粋な文化に関する議論ではなく,いろんな損得が垣間見えて「なんだかな」って思っちゃいますね。

アメリカは好きだけどもちろん嫌な部分もある。どんな国にもどんな人にもどんな仕事にも,とにかく物事にはいい面と悪い面があるんですよね。

人種問題は確実に存在する。それはわかっているんだけど、そうじゃないものまで人種問題にしてしまって、逆差別を生み出すこともあるんですよね。
9/11の消防士のシンボルにアメリカの国旗を立てようとしている写真があるんだけど、もともと白人の三人(だったかな?)だったものをわざわざ人種問題だといって「そこにはラテン系も黒人の消防士もいたのに、白人だけシンボル化している」と黒人の人種団体が抗議したんですが、彼らは自然とアジア人を差別していることに気がついていないんですよね。
ちなみにハリウッド映画はほとんどユダヤ資本で運営されています。そのため作成される映画の内容と事実にとても大きな隔たりがあることにアメリカ人は気がついていないみたい。ニュースチャンネルのCNNだってTime Warner傘下だし(Warner Brosはユダヤ人の兄弟が始めた会社ですね)
ニュースで嘘は言っていないけれど、世界中で起きていることのうち都合の悪いことは報道されていないことがよくわかります。

ふんふん,表に見えることだけがすべてでは無いのですね。逆に真実は表に出ないのかも。パワーや正義に溢れている,あるいは単純,と思われがちなアメリカの印象ですが,そんなことは全然ない。いろんな思惑が背後で渦巻く複雑な社会ですね。

いやー,勉強になる日記です(笑)。

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このページは、hiroが2004年2月19日 10:41に書いたブログ記事です。

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