2004年9月アーカイブ

僕は車を運転しない日が無い、というくらいほとんど毎日運転するのだが ( 例外として週末は運転しない日もある。毎日運転していると週末は電車で出かけたくなることもあるのだ )、これだけ運転をしているとよく事故や故障車によく出会う。

毎日利用するフリーウェイでは、路肩に車を停めてジャッキアップしている車やフードを開けてエンジンを冷やしている車を毎日のように見かける。
これはもちろんアメリカでの暮らしが車に依存しているので、日本で運転する機会よりはるかに多く、そのため故障に遭遇する可能性も多くなるし、走行距離の違いから痛みもはやくやってくるため故障率は比例して高くなるのだと思う。

もう一つは路面の状況。
一般道はおろかフリーウェイでもかなり路面の状況は悪い。下手をすると釘などが無くても路面に陥没している穴のせいでパンクしてしまう車が出るくらいなのだ。
ちなみに Manhattan でタクシーに乗るとあまりに悪路にもかかわらずスピードを出すので、後部座席で上下にジャンプすることに驚くと思うが、道路の状況はまだ Manhattan はマシな方である。郊外に行けばそれこそアスファルトが陥没したままで、近くにパイロンが置いてあるだけだったりする。

毎日使う道とは言え、深夜やなどそんなところでタイヤのパンクは避けたいところだが、先日僕の車もパンクしてしまった。
幸い深夜ではなく、またほとんどうちから5分くらいのところで発生したのでそのまま帰宅できたのが、これが夜遅くで深夜だったらと思うとヒヤヒヤである。こう言うときはレッカー移動 ( Towing Company ) に電話して最寄りの自動車修理工場において自分は電車などで帰宅することになるのだが、郊外でそんな目にあったらかなり大変だ。
今回は仕事帰りに Queens で買い物をして車に乗り込んだ後しばらくして、一つのタイヤから「ゴッツン、ゴッツン」と一回転することに金属音が聞こえてくるのに気が付いた。

交通量の少ないところで路肩に車を停めて見てみるとかなり大きなボルトがタイヤに突き刺さっていて、これが路面にぶつかるときにスパイクの役目を果たして金属塩を発していたのだった。

tire.jpg

タイヤを見たところ空気が抜けている風でもなく、また無理してボルトを引き抜いたりしなければ明日の朝までは空気も持つだろうととりあえず車庫に車を停め、近所の修理工場はとっくにしまっていたため翌朝修理に行くことにした。

実は僕が住んでいるのと同じブロックに小さな自動車修理工場があって、以前パンクしたタイヤの交換に持っていったことがあった。朝一番のオープンにあわせて持ち込もうと、サンダルをつっかけて8時、9時に行ったのだが閉まったシャッターが開く気配が無い。表に書かれている電話番号も鳴り続けるだけで留守番メッセージにもならないので、しかたなく何度か行ったり来たりしていた。するとやっと9:30になって横の通用口のようなところから人が入ろうとしているのを見つけて「今からショップを開けるの?」と尋ねると、「あ、いやここは俺の会社のストレージに使用しているだけなんだ。表の自動車工場とは別だよ。彼は店をたたんじゃったみたいだね」とのこと。が~ん。開くはずの無い店に何度も行っていた自分がマヌケだ。

でこの人に「近くにパンクしたタイヤを直せる自動車工場知らないか」と尋ねると、数ブロック先にメキシコ人がやっている小さなタイヤ専門の修理ショップがあるという。そこなら安いよ、と聞いて早速持って行ってみることにした。

ボルトはタイヤの溝と溝の間に刺さっていたので、チューブレスタイヤなので場合によってはパッチを充てるだけで問題なく使用できるが、側面の場合は通常タイヤの交換になる。実は購入してから一度もタイヤ交換をしていない車なのだが、まだ溝はあって点検の祭も「まだまだOKだよ」と言われていたので使い続けているのだが、今回は交換になっても仕方ないだろうと思っていた。
がこのメキシコ人タイヤ修理工によれば、これならパッチで大丈夫、という。

タイヤを外して中に持っていきボルトを引き抜いたところにパッチを充て、中からも何か接着剤のようなものを塗っておしまい。確認作業もいれて゜所要時間はおよそ10分。
これで料金はたったの$7というのだがら、こういうところはアメリカの物価の安さかもしれない。
慣れている人にとってはどうってことない事だったのかもしれないが、自分で直せないとなるとタイヤにボルトが刺さっているのは気持ちの上で指先にトゲが刺さっているのと同じで、どこか不安、不愉快なもんだ。これがあっさり、しかも安く直ってしまったのでこの修理工が急に頼もしく見えるから不思議だ(笑)。Mucha Gracias!!!

ただこの日の翌日から Virginia 州まで長いドライブに行くため、一抹の不安tがあったが、この日は会社に運転してきても特に問題はなさそう。きっと大丈夫だろうと、Virginia にはこのタイヤで出発したのだった。
(ということで Virginia 旅行記が続きます )

911.jpg
2004年9月11日、自宅の屋上より

9/11が今日もやってきた。あれから数えて3回目。
きっと今の New York を訪れれば、人は「なんだ New York はすっかり普通に戻っているじゃないか」と言うかも知れないけれど、New Yorker は誰もがあのときの複雑な思いを持っている。

あれから毎年のことだがこの夜は Tribute in Light のレーザーが虚空に照らされる。
角を曲がった瞬間にこの光の塔が目に入ると誰もがふと足を止めて見入っている。あの複雑な気持ちが戻ってくる瞬間だ。

毎年少しずつ、状況がよくなることを望みながら。

しばらく blog の更新が滞っていたのは訳があって、実は今回紹介する話題も準備していたのに公開するのを忘れていたのだった。写真をアップロードして、本文を書くのを・・・忘れていた。
なので最初にこのエントリを書いたのは10日だったがアップロードしたのは30日となり、みんなの目に触れるかどうか・・・


さて気を取り直して話を続けよう。
今回紹介するのは・・・といってもここで取りあげたのが何度目になるのかもう忘れてしまったが、カリビアンパレードの様子だ。
呼び名についてはいろいろあり、正式には「西インド諸島」を表す West Indies が冠に付く。カリビアンというとプエルトリコやキューバ、ドミニカ共和国なども含まれるが、このパレードの主役はどちらかというとジャマイカやバハマ、トリニダード、ハイチなどスペイン植民地国だったところ以外、毛色が強い。

毎年 Labor Day にあたる祝日に Brooklyn の Eastern Parkway で開かれる盛大なパレードは、カリブらしい特色にあふれている。
また場所が Manhattan でなく Brooklyn ということもあってどこか参加者にとっては身近なんだろう、とても参加者の意識が高い様な気がする。参加者みんなで作り上げていると言った感じだ。

面白いのは大きなジャマイカのフロートのあとに、グラナダのフロートなどがつづくなど、各国のフロートが混じり合いながら行進するのだが、見ている人たちは自分の国だけでなく近隣初冬の島のものまで一緒に盛り上がる。もちろん自国のフロートに一番張り切るのだが、こんなところが「我が、我が」という感じがせず、見ていて面白い。
もともとは国民意識が強くても Brooklyjn に住むうちに同じ West Indies 出身の人たちが固まって住んでいるうちに家族が混じり合い、中には両親がそれぞれ違う島出身ということも多くなっている。なので子供達は二つ以上の国の応援をしたりするわけだ。

caribbep3.jpg
※クリックすると大きな写真で見られます

Labor Day の日に友達と現地で集合することになっていたが、この日は例年と違ってよく晴れてしかも晩夏らしい気温の良い天気になり、参加者も多くて交通規制が厳しく、現地での集合などもってのほかだった。
携帯電話は受信も発信もできない、といえばその混雑ぶりは判ってもらえるだろう。
なので仕方なく1人で写真を撮っていたのだが、やはり人が多すぎてこちらのカメラが人に当たるのではないかと気が気ではなく、あまり写真が撮れなかった。
なので今年は例年より少し少な目の写真紹介だ。

いつものことだが、みんなの着ている衣装はカーニバルを連想させるとても鮮やかなもので、この日は青空が広がる良い天気の元となっていつにもまして鮮やかな衣装が印象的だ。
果たしてこれらは手作りなんだろうか、と毎年思うのだが、かなり凝った衣装が多い。

caribbep2.jpg
※クリックすると大きな写真で見られます

このパレードの特徴はなんといっても音楽だろう。ジャマイカをはじめとする各国はそれぞれの音楽を発展させており、カリビアン音楽祭といった風でもある。
僕にとってはカリブビアンというとスチールドラムの音色だが、今年もしっかり聞くことが出来た。
もちろん最近の人たちはHip-hopを聞くので、アメリカのHip-hopをレゲエ風に Remix したものなどもあり、そんな大きなフロートが来ると沿道人たちもみんな踊り出すほどの熱気だ。

沿道に並ぶ各国の料理屋台もこのパレードの楽しみの一つで、僕の好物はなんといってもジャマイカンの「ジャークチキン」。辛くて口から火を噴きそうだが、夏の終わりに野外で食べるジャークチキンはやめられない。

結局友人とは会えずじまいだったのでパレードが終わる頃僕もさっと地下鉄に乗ってしまったが、このあと人々は夜遅くまで思い思いにパーティを楽しんでいるそうだ。
下の写真はそんなパレード、終了直後の Eastern Parkway の様子だが、以下にたくさんの人たちが参加していたか、見て判るだろうか!

caribbep1.jpg
※クリックすると大きな写真で見られます

Bush Kills.

| コメント(4) | トラックバック(0)

いよいよ木曜日が共和党大会最終日、注目の人、Bush が演説をすることになっている・・・。
正確にいうとこれを書いている横でテレビを着けているのだが、ほとんどのチャンネルが生放送で彼の演説を生中継している。

共和党大会がなぜ民主党基盤である New York で開かれたのかは、結局 New York で起きた同時多発テロの同情を利用し、さらにテロに立ち向かう強いアメリカには強いリーダー画必要だ、というイメージを訴える為だけのように思える。

大会会場となっている Madison Square Garden の近辺は Avenue も Street も封鎖され、市民の車はもちろん通行も制限され、交通機関であるバスすら入れない。隣の州 New Jersey からは Madison Square Garden のすぐ隣にある Penn Station に通勤列車が乗り入れるのだが、警備の難しさを理由にしてか、NJ 側の駅までしかサービスせず、そこからは地下鉄に乗り換えて通勤するよう市民に強制してきた。

実際会場近くで働く友人の会社はトラブルを避けるために4日間休業しているそうだ ( 友人はこれを受けて『いままでで一番 Bush が貢献したのはこれだわ』とのたまっていた )。

今回の警備には NYPD の警察官を始め、州兵も動員され、そのほかにもちろん共和党有力者が集まっているので、連邦政府からもいろいろな人たちが派遣されている。国土保全省とか FBI などだ。またテキサスを始めとする共和党支持の強い州を中心に各州からこの大会のためにやってきた共和党使節団たは Midtown にある Hilton や Marriott ホテルに泊まっている。ここでも Anti Bush の抗議団体が「 Go Home ! 」などとするために通りを閉め出されている。

確かにホテルは沢山の宿泊者で潤うが、中小のレストランや小売店はこの時期買い物に来る人もいないとかで普段の半分以下の売上げと訴えていた。
またこれだけの警備には NY 市民の税金が莫大な金額、使われるのだがそれは市民を追い出し、通行規制までしておきながら、そこを他州の共和党員が闊歩したり、観光バスにのりつけてレストランやクラブに行っている。

おそらく州知事、それに市長がそれぞれ共和党員であることから、最大の配慮をしたのだと思うが、同時多発テロのことで New York 市民の感情を逆なでするような政治利用しておき、市民の税金を使って市民の生活を脅かすような大会を開催する Bush は本当に New York 市民の気持ちを考えているのかはなはだ疑問だ。

さて共和党大会にあわせて紹介してきた Central Park 写真も今日で最後だ。
Great Lawn と呼ばれる広大な芝生のエリアに集まった人たちの様子をスナップしたのが以下の写真。
あちこちでメディアの人がインタビューし、またまた思い思いのコスチュームに身をまとい、中にはパフォーマンスをする人も。
ここはヤジを飛ばす出もなく平和的な集会のようだったが、そのまわりを取り囲むのは数百人もの警察官たち。そこだけが異様に不穏な雰囲気だった。

w9.jpg
AM 放送局 テンテンニュースの特派員の姿を Central Park で見かけた。

w8.jpg
野球のマウンドがあちこちにあるのだが、その一つで音楽にあわせてシャボン玉を膨らますパフォーマンス。

wa.jpg
「Bush が殺す」

W Lies.

| コメント(0) | トラックバック(0)

w5.jpg
上空を回遊する飛行船は実は NYPD の所有?

共和党大会3日目の今日、Bush が New York に着いた。

仕事が終わって毎日帰宅するのはだいたい7時ごろなのだが今日は道が混んでいて、なんと余計に30分以上かかってしまった。
後で知ったのだが、Bush が New York に到着し、しかもその滞在先が僕の住んでいる Queens 区ということであちこちの道路の警備が最高に厳しくなっており、そのためあちこちで渋滞が起きているのだった。

書きそびれたが実は全米テニスオープン、通称 US OPEN TENNIS も Queens で開かれている。毎年この時期は通勤に使用するフリーウェイが渋滞するのが今週はなおさら、といったところだ。

ちなみに街を見ていると気が付くが、多くの警官が今回の共和党大会警備にアサインされているようで、郊外は逆に殆ど見かけなくなっている。毎年会場近くに立ち交通整理をする US OPEN TENNIS すらパトカーが一、二台停まっているだけという感じだ。
そのため普段なら警官の前で割り込みなんかをしない輩も、この日は違反をしても交通違反切符をもらうわけではないので、測道を走ったり、割り込みをしたりと道路がめちゃくちゃになっている。

さて毎日紹介している週末の Central Park での様子だが、集会に来ていた人たちのTシャツとプラカードについてしよう。
「Bush」と直接書かれたものよく目にするが、その一報で George W Bush の 「 W 」 だけを書いても彼を表すことが多い。
集会に来ていた女の子の Tシャツに書かれた 「 W LIES 」とは 「ブッシュは嘘つき」ということを示している。イラク戦争攻撃を急いだ Bush のいいわけは 「 イラクには大量殺人兵器がある 」 とか 「( 9/11同時多発テロを起こした ) アルケイダとイラクには密接な関係がある 」 といっていたものが今になって不確実になってきたことを指している。

また一番下の写真は 「 F 」「 W 」 とだけ書かれているが、このシンボルは実は New York の地下鉄のシンボルなのだ。東京で言えば銀座線とか、千代田線といったらわかりやすいだろうか。地下鉄 F ラインのシンボルはにF、そして W ラインはに W なのだ。
半角のアルファベットでこの単語を書くと、会社のプロクシサーバなどは開いてくれなくなると思うのでここだけ全角で書くが 「 FUCK BUSH 」 から取ったものではないかと思われる。

ここまで国民から嫌われる一国の元首というのも珍しいと思うが、その一方で盲目的に彼を信じている人たちが高いお金をかけてテキサスあたりから New York に来ているので、どちらも両極端なんだぁと感じた次第。まさに国民を二分しての大選挙戦だ。

w7.jpg
手製のTシャツだろうか、この日みんなが来ていたTシャツはいろいろなデザインがあった。

w6.jpg
女の人のTシャツはマクドナルドのロゴを模して「Geroge W」と書かれている。

カレンダー

<  2004年9月  >
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30    

このアーカイブについて

このページには、2004年9月に書かれたブログ記事が新しい順に公開されています。

前のアーカイブは2004年8月です。

次のアーカイブは2004年10月です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。

月別 アーカイブ

OpenID対応しています OpenIDについて
Powered by Movable Type 4.21-ja