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Bruce Davidsonという人 その1

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先日ここで Bruce Davicdson というフォトグラファーのことをちらっと書いた。
そのときもう少し詳しく書きたかったのだが、ちょうど翌日から Puerto Rico への旅行に出発するということで詳しいことを書く時間がなかった。
ここにきてやっと写真の整理やら、もう一つ運営している写真のサイトのリニューアルを終えたので、久しぶりに New York Watch で彼の写真との出会いを記録しておくことにした。話しが長くなるので複数回にわけて紹介することになりそうだ。

正直なことをいうと、彼の名前も知らなかった。
前日まで知らなかった人に会いに行くようになったのは、これまたちょっとした偶然が重なったのだ。

日本から写真仲間の Koh さんとフォトグラファーの岡嶋さんが New York に遊びに来ていたときのこと。midtown にある International Center of Photograpy ( 通称 ICP ) というところで、興味深いテーマの写真展が開催されているのをローカルテレビ局 NY1 で知って、誰か知り合いを誘って行く機会をうかがっていたのだ。実は彼らのちょっと前に同じく日本から写真仲間の akasaka さんが来られて、そのときにも連れだって行ってみたのだが、その日は運悪く休館日の月曜日だったためあきらめた経緯がある。
そこでちょうど上記お二人が New York に来ているのいいことに、半ば引っ張り出すようにしてギャラリーに行ったのだ。ちょうどその日は雨が降っていて、写真が撮りにくいという条件だったこともあって、ギャラリー巡りはちょうど良かったのかもしれない。

この期間、ICP で展示していたのは3つのテーマで、興味があったのはそのうちの二つ、「LIFE」の表紙を飾ったオリジナル写真の展示と、イラク戦争で米兵による虐待が発覚したアグレイブ刑務所の写真展だった。展示されていた写真一つ一つについてのコメントは今回の話と関係ないので省略するが、どちらも奇しくも時事報道の写真だが、前者はフォトグラファーの名前がクレジットされているのに対し、後者は加害者側の人間なのでもちろん素性もあきらかになっていないし、名前も書かれていない。が一枚の写真が世相に与える影響の大きさという意味では、これらの写真の意味合いが大きく認められて、今回のギャラリーになったのだ。

で一通り展示を見終わったあと、「次はどこにいこうか? 雨だからあまり行くところないかな」なんて話しながら、ひとまずトイレにでも行って置こうとギャラリーにあるトイレに向かった。
普段からたくさんの人が来るようなところではないので、トイレは男女兼用の個室が一つあるだけで、僕の前には女性が1人待っていた。
トイレはメインのギャラリーから扉を開けて出たところにあり、トイレの入り口以外、何もない空間が広がっている。通常こういう時って結構気まずい空気が流れるのだが、New York というかアメリカならではのことだが、こういう状況では会話が始まることが多い。しかも結構女性の方がこう言うとき、人見知りをしないのだろうか、よく声をかけられる。
このときもトイレを待ち始めて1分もしないうちに、彼女の方から話しかけてきた。
彼女、名前をカミールと言い、年齢は尋ねなかったが20代後半くらいに見えた。仕事で日本に行ったことがあるので、僕のことをすぐに日本人だと分かったらしい。すぐに「あなたも Photographer ?」と尋ねられたが、この質問で彼女はフォトグラファーらしいことがすぐに分かった。案の定、New York 出身の彼女は現在 San Francisco で写真家として仕事しているそうだ。今回は久しぶりに New York に戻ってきてこのギャラリーに顔を出したとのことだった。
トイレ待ちなのであまり長時間話すことは無かったが、そのあと ICP 美術館ショップでまた会ったときに、彼女の携帯電話の番号をくれたのだった。といっても色っぽい話でなくて、翌日良かったら知り合いの写真家のスライドショウに来ないか、という誘いだったのだ。

翌日、また先の登場人物お二人と Manhattan を歩き回ってあちこちでシャッターを押していたのだが、夜の予定が決まっていなかったので、カミールに誘われた内容を2人にも話して行ってみないかと誘ってみた。夜になればどうせ撮影もしないということで2人とも二つ返事で OK。さっそくカミールに電話して三人連れ立っていくことにした。

夕方になり、あたりが薄暗くなる頃僕ら三人は Central Park の中を足早に歩く。カミールと待ち合わせした場所は5番街、103rd Street ということでこのあたりはほとんど Spanish Harlem のエリアになる。待ち合わせまでしばらく時間があったので、Central Park の中を歩いていたのだ。
カミールは待ち合わせの場所について詳しく教えてくれなかったのだが、着いてみるとそこは「Museuf of the city of New York」、つまり NY 市立美術館というところだった。僕もここに来たのは初めてで、ここに美術館があることすら知らなかった。どうやらカミールより早く着いたようで10分ほどここでしばらく待つ。
待っている間、美術館の様子を見ていたのだが、黒塗りの鉄の扉はしっかり施錠され、通用門らしきところも横には見つからない。ほんとにここでいいのだろうか、と思っているとほどなくカミールがもう1人オーストラリアからの写真家の友人を連れてやってきた。簡単に5人で挨拶をしながら、さて入ろうという段階になり、やはり入り口が分からない。カミールが携帯を取りだしてどこやら電話して聞いてみると、どうやら104th Street 側に裏口があるとのこと。
どうやらプライベートなイベントということで、美術館が閉館したあとの催しのようだった。

中に入るとちょっとした auditory room に案内された。左右2つの島に、客席が数十席作られ、島の間にはスライド用の映写機が置いてある。僕らが席に着いて10分もすると殆どの席はうまり、すぐに客席が暗くなり、主催者の女性がマイクを持って挨拶に出てきた。
名前も経歴もそのときの紹介で知ったのだが、この人が Bruce Davidson だった。

・・・・・その2 に続く

bruced.jpg


ICP 公式サイト
http://www.icp.org/

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コメント

投稿者: H.O | 2004年11月23日 23:53

いいですねこんな感じのイベント、僕も行ってみたいです(^^)
ひろゆきさんの出会いの話(今回はトイレにて)はいつもとても興味深く拝見してます、出会いっていいですよね(^^)何て言うか・・財産です。


投稿者: ひ(管) | 2004年11月24日 11:43

H.Oさんご無沙汰しております。
おうちの方はすっかり落ち着きましたか? 前回の書き込みでいろいろあった、と書かれていたのでネットがつながっていないのかなぁと思ってました。

旅はどこでも出会いがありますよね。でも僕らは海外に住んでいること自体、いや人生自体旅だと思ってますから、楽しい、嬉しい出会いは大切にしたいと思ってます。

しばらくしてPuerto Ricoの出会い編もここで紹介できるかもしれません。


投稿者: ROSO | 2004年11月24日 22:10

は、早くその2を。。。。

あ、そうだ。念願がかなって今度アメリカに行けることになりました v(^^)
NYじゃないのが残念ですが。。。


投稿者: ひ(管) | 2004年11月25日 00:52

ROSOさんこんにちは。
今「その2」を書いています。僕にとってはそれなりに大きなターニングポイントともなったのできちんと記録しておきたくて言葉を選びながら書いています。

ところでいつごろどちらに来られるのですか?
暖かいところだったらうらやましー!


投稿者: ROSO | 2004年11月25日 07:18

えーと、実はまだ行き先についてあまり詳しく調べてないんです。とりあえず先方の言うとおりワシントンダラス空港までのチケットをとりました。
滞在予定地もそこからバスと電車でちょっとのところのはずです。
いえ地図を見たらわかるんですが(^^;
一月なのでとっても寒そう。。。

とっても面白いお話しですよね。
ドラマチックな出会い、あこがれてしまいます。
大事な出会いだったとのこと、続きが出来上がるのを楽しみに待ってまーす。
せかしたようでごめんなさいm(__)m


投稿者: H.O | 2004年11月25日 10:29

出勤前です(笑)
ひろゆきさんの言うとうりですね、人生が旅・・(^^)
引越し後のゴタゴタはだいぶ落ち着きましたが、色々と面倒ですね(笑)
続きを楽しみにしていますね!(^^)


投稿者: しょこ | 2004年11月25日 11:20

あれーっ!!!
デザインが変わってますねー。

人と人との出会いって財産だなぁって思いますね。
出会うだけじゃなくて、その後に続くことが大切、って
常に思うようにしてます。


投稿者: ひ(管) | 2004年11月25日 13:29

ROSOさん、
ということはD.C.かMaryland州のどちらかではないでしょうか?そこからなら長距離バスに載ってNYまでわずか4~5時間ですよ!

続きを楽しみにしてくれているとのこと、励みになります~。たったいま「その2」を上げました。

H.Oさん、
コメントありがとうございます。って出勤?
カナダはやはりthanksgivingって祝わないのでしょうか? アメリカは正月みたいな感じです。
僕の旅もまだまだ続きます。一度カナダにもお邪魔したいです。

しょこさん、
デザイン、前とこちらとどちらが見やすいでしょうか? きれいかどうかは僕の美的センスなのであまりつっこまないよーに!(笑)

出会いはその後が大切・・・まさにその通りです。その話が今回の中でも出てくるんですよ!


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