今年もいよいよ終わりに近づいて、残りを時間数で数えることが出来るほどになった。2005年の足音がすぐそこまで聞こえてきている。

アメリカではすでに学校は休みになっているものの、一般企業は31日まで通常営業と言うところが多く、年明けも二日から営業開始という本当にあっけない New Year なのだ。
大晦日は紅白やレコード大賞を見て、行く年来る年を見ながら遠くから聞こえる除夜の鐘にふと寒さを感じたり、年が明け初日の出や初詣に行ったり、お節にテレビの隠し芸を楽しんだり・・と年末までの喧噪とそれからうって変わって静かになる元旦の雰囲気というのは、残念ながらアメリカでは感じられず、せっかくの New Year も普段の日曜日の延長、といったところだ。
僕の場合、かれこれ8年くらい日本での年末年始というのを過ごしていないので、ことさら強く日本のそれに対して想いを馳せるのかもしれない。
同じアジアでも大陸の人たち、つまり中国や韓国、ベトナムなどでは旧正月を祝うので、割と同じ時期に一週間~数週間休みを取って帰国、帰省する人が多い。そのため社会的にも理解が得られやすいのだが、クリスマス休暇を長く取ったアメリカ人からすれば正月開けは「いよいよ仕事開始」というタイミングであって、なかなか日本人にとっての正月の雰囲気を伝えることは難しく、1人だけ休みを取って・・・なんてのがしにくかったりする。
「日本のクリスマスはどんな感じ? アメリカみたいに祝うの?」とアメリカ人には尋ねられ、アジア系移民からは「日本の正月は暦通り? それとも Chinese New Year ?」と尋ねられる。
その度に日本で大晦日があることや正月の過ごし方、お節料理などを説明するのだが、こればかりはその時間を体験した人でないと理解しにくいだろう。
クリスマス、ハヌカなど12月の祝い事と2月前後の Chinese New Year に挟まれた元旦というのは、実はとても地味な休日で、祝い事というのは無いに等しく、日本人に取ってはちょっと肩身が狭いのだ。
なので余計に日本で過ごす正月というものが恋しくなるのかもしれない。
毎年この時期になると「来年は正月を日本で過ごそう」と思うのだけれど、気が付くとアメリカでの生活も8年目を迎え、その間一度も実行に移したことがなかった。今年も、といっても毎年のことだが、日本の正月を、空に描いた餅のように恨めしくも恋しく、そして指をくわえて眺めるだけなのだ。
2004年も公私共にいろいろな人にお世話になりました。
またいろいろな人と出会いや別れもあり、その都度笑ったり ( 心の中で ) 泣いたり。
それでも、とても不満なんか言えない良い年でした。
そんな2004年に感謝し、友人に感謝しつつ、2005年も良い年にしていきたいと思います。
毎年恒例になっていますが、年賀状も Seasoning Greeting のカードも書きません。非礼を承知ながらこれを持って年末のご挨拶とかえさせていただきます。
来年もどうぞよろしく。








