ニュースタイトルを飾る日本語

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当初は「これはどこか遠い外国の小さな災害だろう」としてしか見てなかったような米国メディアが、日に日に被害の大きさが明らかになるにつれ、ここに来てまるで慌てているか、それともヒステリックになったかのように大きく取り扱っている。スマトラ沖地震とその津波の災害だ。

日本なら各地の元旦の風景を紹介するニュース番組もアメリカでは、寒中水泳もなければ駅伝もないのでそんな元旦の風景などを伝えるニュースは皆無なのだ。そのかわりこの日のニュースで一番取り扱いが多かったのはイラク関連ではなく、このスマトラ沖地震、しかも特別に津波が大きく取り上げられていた。
ニュースや特別番組では現在のインドネシア、インド、タイなどの状況を伝えつつ、当時観光客がビデオカメラやデジタルカメラで撮影した映像を繰りかえし放送し、どのようにして津波が海岸沿いのリゾートを飲み込んだのかを伝えている。
その次に関心があるのが、この津波がアメリカでも起こるかどうか、と言うことだろう。番組では地震予知専門家などを呼んで対談をしているが、地震が多い西海岸のみならず、固い岩盤の上にあるような東海岸側でも津波の可能性はあるのだそうだ。地震後の津波警報システムについてはハワイや日本がすでに確立しているとも言っていた。が実際に大地震が起きて大規模な停電などが発生したあとでもこの警報システムは作動するのかちょっと不安になる。おそらく街頭に電柱をさらに高くしたような大きな拡声器を設置しているのを見たことがあり、恐らくこの拡声器を広報の手段に使うのだと思う。日本はともかくとして普段の停電で信号システムや電話まで停まってしまうアメリカで、果たして地震後電源が遮断されたあとでこの警報システムがはたして動作するか、はなはだ疑問だが。
特に New York では一昨年の夏に大規模な停電があり、それも普及と原因追及までに長時間を要するという都市のもろさを市民に思い知らせるような事件があったのでなおさら不信感は高まる。

ところでこのスマトラ沖地震の津波だが、アメリカを含め現地でもすでにこの現象を「 Tsunami 」と呼んで、すっかり市民社会に定着してしまった。英語を含め他の言語でもこの現象の呼称が無いかのように、アナウンサーは「 Tsunami 」を連呼している。( ちなみに中国語では津波に対応する言葉があるのを最近発見した )
元旦はあまり外にも出かけず CNN などを見て過ごしたのだが、おそらくこの一日で1000回は「 Tsunami 」という言葉を耳にしたことだろう。

興味深いことにこの言葉、日本語から来ていると言うことを知らない人が多く、会社の友人との雑談でも「この言葉、何語?」と話題になったほど。日本語だと知っている人もいるが、恐らく今回のスマトラ沖地震で取り上げられるまで、Tsunami と言う言葉はそれほど一般的ではなかったように思う。CNN ではこの津波の語源まで丁寧に伝えている。

こうしてアメリカの全ニュースネットワークは今日もヘッドラインに「 Tsunami 」の文字が踊っている。
Tsunami が年末から正月にかけて、世界中で最もよく知られた日本語になったのはまず間違いがないだろう。

最後に、被災された方々へのお見舞い申し上げます。悲しい新年の始まりでしたが、今年少しでも暮らしが良くなりますように。
New York Watch でも赤十字への募金を受け付けている http://www.amazon.com を紹介しておきます。

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炎と土にたわむれて、、、あるオトコのハ*ナ*シ - 『津波』は1946年から『tsunami』になっていた! (2005年1月14日 09:26)

スマトラ沖地震により、現地の映像が流れて口々に『tsunami』という言葉を発しているのを見た人も多いだろう。 なぜ? いったいいつから『津波』は世界語にな... 続きを読む

コメント(7)

防災システムは停電しても大丈夫ですよ。
ちなみに、我が家にもラジオのような防災無線端末があり、
地震や火災などの災害時だけでなく、
町内のいろいろな情報が1日3回流されています。

僕が所属している会社でも、今回の地震に対して支援を行うといった主旨の社内メールが配信され、
そこで英語でも「TSUNAMI」と呼んでいる事を知りました。

今年の日本の冬は異様に暖かかったりして、どこか地球の様子がおかしいような気がします。

ひろゆきさん、
明けましておめでとうございます!
今年も仲良くしてやってくださいませ。^^

tsunami・・知りませんでした。
ビッグウェーブってそちらでは言ってるのだとばかり・・

ほんとに、悲しいニュースでした。
まだまだ探し人が多いみたいだし
一瞬にしてひとのみにしちゃう、こんな自然の強さに
改めて怖いな・・と感じました。
地震のあとに、津波の予測がされてたのに
沿岸の方々になにも伝達されてなかったんですよね。
日本の新聞にもずっと掲載されていますが、
津波を一度経験されてた方は、
地震のあと予測して動かれたとかかれていました。
そんなちょっとした気の持ちようが生死をわけたと。

私も、津波という言葉しか知らなかったので
繰り返し報道される映像で、初めて知りました。
たくさんの犠牲になられた方々のご冥福を心よりおいのりいたします。

おかじーさんのところは防災無線端末がおありとか!
それは心強いですね。うらやましい。。
あっでもニュースで水につかっちゃって使えなかった家もあったとか・・
気をつけてくださいね。

我が近所は、そういうのないなぁー
町内放送でさえ、声が割れちゃって、こだまして・・
かなり集中しないと聞き取れないんだもの。
大丈夫なんだろうか・・かなり心配・・

先日の地区懇談会で、避難所について質問がでました。
「いざというとき、幼稚園とか避難所になってますが
高い塀で鍵もかかっていて、実際入れません。
だれが鍵をあけてくれるんですか?」と。

しばらく町の職員さん考えられて、
一応担当者がいますから、その人が開けに行きます・・と。

・・やっぱすぐには入れないんじゃん・・と
あらためて避難場所が確実でないこともしっちゃったわけです。。怖い・・

初めてコメントを書きます。
「津波」をグーグルしていて見つけました。僕は今、ロシアで働いているのですが、ロシア語でも、「津波」は「ツナミ」といいます。日本に近い極東ロシアでは、地震が起こるたびに「ツナミ」の心配がどうのこうのというニュースが流れているので、「へえ、こんなところで日本語が使われてるのか」と思っていました。正月、ロンドンに行ったのですが、至る所で「ツナミ」「ツナミ」という言葉を聞いて、世界共通語という認識を新たにしたところです。

今回の津波の災害は世界に大きな波紋を呼びましたね。

Kohさんの会社でも寄付が行われたようですが、うちの会社でも行っています。やはりアジアの支社のほうが参加者が多いようです。

おかじーさん、
防災無線端末・・・こういうの必要ですよね。そのうち双方向になるといいと思うのですが。また携帯電話にもそう言うフィーチャーがあると出先でその場の災害が分かっていいですよね。
携帯メーカーもそろそろ災害に強い携帯システムづくりを目指して欲しいですね。
うちの実家の目の前の公園にも巨大な防災スピーカーがあって毎日サイレンとテープによるアナウンスがあります。防災用なので音量も大きくて結構邪魔ではありますが必要なものですね。

Kohさん、
僕が勤めている会社でも寄付が始まりました。シンガポールやらインドの支社では社員の貢献度が特に大きいようです。国レベルでは現在オーストリア、ドイツ、日本が支援金額で突出していますね。うまくこのお金が使われることを祈りましょう。
異常気象はどこも多くなってきましたね。本当にこのままでは人類、というか生命が滅びるほど異常な高温になるんじゃないでしょうか? 高音だからといってエアコンを使うとますます悪循環ですよね。
CO2削減など謳っている割には電子政府の歩みや行政改革が遅いですよね。免許やパスポート、住民票などいろいろなものをオンライン化すれば電車や車を使う人も減るし、インターネットが整ってテレビ電話が普通にできるなら、自宅にいながら会議や仕事ができるはずです。交通渋滞も緩和されるし、不要な冷房暖房も減らせると思うのですが。週に一、二度はリモートで働く環境をつくるべきでしょうね。

すのーさん、
Tsunamiは英語だけでなく、世界中で使われる共通語になったようです。ものによっては英語とスペイン語とフランス語でも違う言葉になったりしますが、今回は世界語になっていますね。
津波はまだほとんどの人が経験していないので、どのくらい波がやってくるのかわかりませんよね。しかも今回は海岸にいなくても亡くなった人がいるので、普段から安全な場所について知らないといざというときにパニックになってしまうでしょうね。
すのーさんのところの避難所も鍵がかかっていたら避難所にはならないでしょうね。鍵を持っている人が災害にあって避難所までたどり着けなかったら? 旅行中はだれが管理するのか? その人に24時間連絡がつくのか・・・そう考えると普段は鍵をかけておいて、個人(または複数で)鍵を管理するというのはいざというときに役に立たないでしょう。

maqさん、
初めまして。なんとロシアから日本人の書き込みはこれが初めてです。良かったらこれからもロシアの話など聞かせてください。
今回のエントリーの一番最初に書き込みをしてくれたおかじーさんも昔はよくロシアを訪ねていたそうです。
何かロシアも石油会社の件できなくさそうですが、生活などいかがでしょう?
ロシアでも、津波はTsunamiなんですね。面白い話をありがとうございました。
早速HPをおじゃまします!

tidal waveと言い方も直されているみたいですね

http://news.goo.ne.jp/news/jiji/kokusai/20041230/041230012952.dtorp8mf.html

べんさんこんにちは。
情報ありがとうございます。そうなんです。最初は何度かTidal Waveと表示していたメディアもありましたがtidalは単に潮の満ち引きに由来する言葉なので地震とは関係なく起きる現象です。ですので今ではほとんどTsunamiで統一されたようです。それにしても日本語って豊かですねぇ。

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このページは、hiroが2005年1月 2日 13:05に書いたブログ記事です。

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