AXIM X50vの日本語化 5
さて一応今回のエントリーで X50v を日本語化する作業の案内は終わりの予定だ。
つまりこの設定を済ませたら、X50v でほとんどのことが日本語でできるようになる。
前回 ATOK for Pocket PC の導入に際して SIP ( 入力パネル ) の画面上のサイズが小さすぎるため日本語入力に難がある話を紹介した。今回はそれを解決するためにフリーソフトとして公開されている SIP を紹介。
それとこの SIP を導入するとハッピーになれるもう一つの理由があって、それは X50v の VGA 解像度利用時に標準の SIP では 「 ActiveSync ができない」「アイコンが正しく表示されない」などいろいろな問題があるのだが、この SIP をインストールすることでこの問題か回避されるのだ。
ということで最初に SIP のインストール、続いて VGA スクリーン化を紹介する。
VGA Large Keyboard の導入
フリーの SIP はいくつかある中でポピュラーなソフトウェアを見つけた。インストールしてみたところとても安定しているのでこの SIP、VGA Large Keyboard を紹介したい。
上のリンクをたどって PC 上に圧縮ファイルをダウンロード、続いてそのファイルを解凍する。
すると VGALargeKeyboard.arm.CAB というファイルが作成されるので、これを ActiveSync のエクスプローラを使って PC から X50v に転送する。転送先は今回も My Documents にしてみた。
この VGA Large Keyboard 自身はとてもシンプルなキーボードデザインのスキンが付属するのだが、スキンと言う言葉から分かるようにキーボードトップのデザイン ( = スキン ) を自由に変更することが出来る。僕は上で紹介しているサイトからスキンファイルをダウンロードして使った。
これまた圧縮されているので解凍しでできたBMPファイル、ActiveSync のエクスプローラを使って X50v 側に転送。僕はこのファイル SD ファイルに転送してみた。
さてVGA Large Keyboard のインストールとスキンファイルの転送が終わったら操作を X50v に戻してインストール・各種設定を行う。
先ほど転送した VGA Large Keyborad CAB ファイルが My Documents の下に有るはずなので、これを File Explorer から開いてタップすると自動的に必要なファイルがインストールされる。
続いてスキンファイルの設定だが、「 Settings 」 の「 Input 」をタップする。

すると下のような画面が現れるので、Input Method に「 VGA Large Keyboard 」が表示されるようプルダウンメニューで選んで置き、その下に表示されている「 Options 」ボタンをタップする。

すると下のような画面が現れるので、Bitmap のところで先ほど転送したスキンファイルを指定し、左下に表示されている OK をタップする。
スキンファイルは外部メモリでも OK の様だ。僕も SDカードにスキンファイルを置いているのだが、この後で説明する OzVGA というツールを使って QVGA と VGA の解像度を切り替えているうちにここで指定しているスキンが VGA Large Keyboard で表示されなくなる現象に遭遇している。この場合、再度この画面を表示させ、単に左下にある「 OK 」ボタンをタップすることで解決する。

VGA スキンを設定した後の「 Notes 」画面はこんな感じになる。
「KA」と入力したところで予測変換が働いて「簡単に」という候補を表示している。

ここでは KOTETSU 氏の VGA Large Keyboard を紹介したが、氏は他にもう一つの SIP、Happy Tapping Keyboard というものも提供してくれている。こちらは後に説明する VGA スクリーンにしたときに画面をランドスケープ ( 横にする ) して使う際に、画面の半分ぐらいまでキーボードを表示させ、スタイラスペンのかわりに直接指でタップ出来るよう大きなボタン配置にしたものだ。好みに応じてこちらを使うのも良いかと思われる。
これで ATOK の On/Off 切り替えもできる便利な SIP が使えるようになるが、このままでは、Pocket PC 標準の SIP、ATOK がインストールした複数の SIP など沢山のものが使える状態になっているので、SIP 選択の際にこれではちょっとうっとうしく感じる時がある。
そんなときは以前説明した PocketTweak の中の「 入力パネル 」を開くと SIP として表示させるもの、させないもの、またどれを標準の SIP とするかを選ぶことが出来る。僕はここで VGA Large Keyboard と緊急時のための「手書き」それと「英数」のみにチェックマークを入れ、かつ VGA Large Keyboard を標準 SIP に設定、残りの SIP を表示させないようにした。
VGA スクリーンにする
さてここから先はあくまで個人の嗜好に基づく部分で、一度試してみて二度と使わない、と言う人もいるかもしれない。実は DELL Axim X50v は VGA 640×480 の解像度をサポートしている。ところが出荷時の設定では高解像度の画面が使えないようになっている。
それをフリーソフトで本来の VGA 解像度に切り替えるものがいくつかある。現在有名なものとしては SE_VGA と ozVGA があるようだが、僕はフォントサイズの設定などが出来る ozVGA を選択した。
ozVGA はまだ開発が続いてる状態らしく、インストーラが付属しない。そのためにユーザは以下の2つのファイルをダウンロードし、手動で PDA にコピーすることになるがとても簡単だ。
まずは上のリンクから、VgaRes.zip を PC 上にダウンロード、圧縮されているのでこれを適当なディレクトリに展開する。続いて ActiveSync からエクスプローラを起動し、先ほど展開したファイルを全て選んで、X50v 上の Windows ディレクトリにコピーする。
続けて OzVGA053.zip と言うファイルをダウンロードし、同じく PC 上で解凍する。解凍後このファイルをエクスプローラ経由で PC から X50v に転送する。このファイルが実行ファイルになる。
このファイルは内蔵メモリでも、外部メモリ上でも良いようだ。僕はこのファイルを SD カード上にコピーし、ショートカットを startup フォルダにおいてメニューから起動出来るようにしている。
転送が完了したら操作を X50v に移して、ozVGA を起動してみよう。このファイルは後にコピーした方だ。ファイルエクスプローラからだと下のように表示される。

すると下のような画面が表示される。
フォントのサイズなどは「 Settings 」ボタンをタップすることで設定出来るが、今回はひとまず 「 ozVGA! 」というボタンをタップしてみよう。
自動で X50v が再起動するはずだ。

起動後は全てのアプリが VGA で実行されていることに気が付くだろう。下は購入時の解像度と VGA 解像度でのアプリの表示の違いを示したものだ。VGA サイズの本来のイメージはクリックすることで見られるようにしてある。
まずは nPOPq の標準解像度。

これを ozVGA を使用すると VGA 解像度では、下のように表示される。
![]()
※縮小したこのイメージでは文字が小さすぎて読みにくいかも知れないが、クリックすると本来のイメージで表示される。僕にとってはこの方が読みやすい。
続いて Pocket Internet Explorer で New York Watch をアクセスした場合の例を紹介してみよう。
まずは標準解像度のもの。
ちょっと文字が大きすぎるので、標準解像度のまま、Pocket Internet Explorer のフォントサイズを一番小さくしたものが下のイメージ。
↑なら割と読みやすい。では VGA で標準フォントサイズの場合はどうなるだろう。
僕にとってはこちらの方がやはり読みやすい。
文字だけではナンなので画像ファイルでも違いを見てみよう。再度標準解像度に戻して、New York Watch の写真を表示させてみる。
で↓が VGA 解像度のものだ。
このように VGA にすると広い画面が得られるが、その一方でアイコンなども小さくなりスタイラスを使ってのタップがしにくくなるかも知れない。
解像度の切り替えが瞬時にすめば良いのだが、標準解像度 ←→ VGA 解像度の切り替えは現在はソフトリセットをしないと出来ないようになっている。そのため5秒ほど切り替えに時間がかかるので、どちらかのモードをメインとして使うか決めておく方が便利なようだ。
僕は結局 VGA モードをメインに使用している。VGA では付属のゲーム、solitaire がやりにくいのだが(笑)、それ以外では今のところ不便を感じていない。
さて今回までで X50v 日本語化の説明はひとまず終わり。上で Pocket Internet Explorer の画面を見て分かった人もいるかと思うが、英語版の Pocket Internet Explorer の改行の取り扱いは英語をベースに行っているので妙なところで改行されるかとおもいきや、1行が長くなり横スクロールしないと全部が読めないなど、使いやすさはいまいちだ。
これに対しては NetFront という別のウェブブラウザをインストールすることで回避出来るそうだが、まだインストールしていないのでこれらの情報は今後ソフトウェアの紹介するタイミングで取り上げていこう。
さあいよいよ X50v を使い倒そう!
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