僕はフィルムカメラのかわりにデジタルカメラをメインに使用している。
こうしてブログを通していろいろな人とコミュニケーションできるようになったのも、デジタルカメラの出現により、撮った写真をインターネットに載せることが気軽になったためで、その利便性は大いに甘受しているのだが、その一方でフィルムカメラは世の中でまだまだ健在だ。
フィルムカメラとデジタルカメラ、いろいろな違いはあれど、違いを端的にあらわすのに「名機」という言葉がぴったりな気がする。
これまでも、そしてこれからもデジカルタカメラには「名機」と呼ばれるような機種は出てこないんだと思う。
それは上にも書いたようにデジタルカメラがブログなどのシステムで使われると言うことは、そういったインフラとともに成長し続けるからだ。インターネット、携帯電話、パソコン、プリンタ・・・そのどれもが進化を続ける限り、おそらくデジタルカメラも進化を続けることになるだろう。かたやフィルムカメラにはいくつも名機と言われるカメラがあり、それらはこれからもきっと呼ばれ続けるだろう。
デジタルカメラの中にもそのうち名機と呼ばれ、いつの世でも ( まあバッテリーは必要だが ) どんなところでも写真が撮れるようなカメラが出現する、なんてことはまず起きないだろうと言う予想は、それがデジタルカメラの悪い部分だという言うつもりはなくて、これこそがデジタルカメラの宿命なんだろうなということ。
インフラととともに成長を続け、新しい使われ方を模索していく道具なのではないかと思う。
ところでフィルムカメラの名機といえば人によって挙げる機種がいろいろあると思うが、カメラを知らない人でもライカの名前くらいは聞いたことがあるのではないかと思う。
一週ほど前のニュースで、New York Watch でとりあげるタイミングを逸してしまったが、上に紹介したのは実はそのライカが財務的に厳しい状況に置かれていることを伝えたものだ。
なんでもドイツでは株主保護の為か、大きな損失を計上する可能性があるときはあらかじめ報告しなくてはならないようだ。損失を計上するだけならまだいいのだが、銀行団から与信枠のカットを通告されたとあり、資金繰りに行き詰まるかも知れない。Leica 自身は「デジタル化の波に乗り遅れたから」と言っているようだけれど、それは残念ながら当てはまらないと思う。
Leica カメラはアメリカでも使っている人はいるけれど、宗教と呼べるほど熱心に愛されているのはおそらく地元ヨーロッパと日本ではないかと思う。アメリカではコスト意識が高いため、徐々にフィルムの消費が減り、さらに Leica の様にカメラとしての魅力を持った道具に高額なお金を支払えるのは、アメリカ人でも一握りといっていい。つまり Leica は長いこと高価だけれどもフィルムカメラ故の魅力でヨーロッパや日本の人たちを惹きつけてきたのであって、安価なデジタルカメラを Leica が開発できたとはとうてい思えない。
今後 Leica からもデジタルバックが発売される予定だが、価格が高価なこと、そして多くの Leica ファンはいまだにフィルムを使っていることから、それほど大きな支持を集めるとは思えない。
Leica と言う名前が無くなるとは思えないが、残念ながら今回の業績警告は単なる一度だけのものではなく、かなり構造的な問題を含んでいるため、これからも厳しい時代が続くのではないかと思う。
今後は企業買収や合併、それに外部企業からの資本参加なども含めて再建をしていくことと思うが、今の Leica が製造しているうちに、ここは1つカメラを買っておくべきだろうか!? それとも Leica の名前が無くなり、修理もおぼつかなくなる時代が来てしまうだろうか?
いや、おそらくそんなことになったら Leica のブランドイメージを取り込みたいという日本のメーカーに買収されるかもしれない ( 松下あたり? )。
でもって「外資に買われないよう緊急法案を出そう」なんて動きがドイツでも広がるかも知れない。
いつか自分のお金で買って自分のものにしたいのが名機だが、そのときがくるまで、Leica には頑張って貰わないと。

残念ですね
コンタックスも今は京セラですものね
そして純コンタックスは高くて変えません 泣
いつもたのしく拝見させていただいています。
自分も同様、その日がきたら、買うつもりでした。
ライカ。
ただでさえ高いのにここでなくなったらさらに...。
一方、
自分はこのニュースを
文字通りのデジタル化というだけでなく、
デジタル対応が遅れた、
という感じで受け取っています。
つまり、
販売、企画からラインまで
一貫したデジタル対応、
生産管理、販売管理も含めてのデジタル対応が
行き届かなかったのではないか?
ということです。
デジカメメーカとのコラボレイトが果たして
成功だったかはわかりませんが、
仮に今一だったとしても
そのリスクを即時吸収するだけのシステムやマインドが
あったのか?
自分はそう思うのです。
なぜなら、老舗にとってデジタルという言葉はあだ花になる可能性があるからです。
CFを潤沢にし、リスクに即応できるバックグラウンド下で、新しいデジタル製品を世に送り出す、
これによって大きい(がそれが機能するのに時間がかかる)効果となって現れてくる。
したがってバックグラウンドづくりが重要になる。
しかし、製品自体をつくりだす力があるため、
デジタル製品の開発販売に重心をおきすぎ、
結果としてバックグラウンドがなおざりになる、
ないしは、老舗故に修正が思うようにいかない、
そういうことが、老舗と"デジタル"の皮肉な結果に結びつく
、自分はそう思うのです。
おそらくライカを買う会社が現れるでしょう。
そこでがんばって再スタートを切ってまた
自分たちに魅力ある製品をだしてきてほしいとおもいます。
ではでは。
#うーむ、書いててマジで買いたくなってきた...。
昔のライカを持っていますがずっと眠っています、ライカと言う名前があまりにも大きすぎてしまい結果的に時代が変わってしまったように僕は感じます。
皆さんが仰るように魅力のあるカメラを出して欲しいですね。
akiさん、こんにちは。
Leicaの魅力は一体なんなのか、そしてLeicaという名前は一体どういう意味があるのか、今回の騒動で考えさせられますね。
HndAさん、初めまして。これまでも読んでいただいていたとのこと、ありがとうございました。
その日が来たら買うカメラ、の想いは同じですね。
それとデジタルが意味するところはもう一つある、という意味もとても意味が深いですね。
やはりライカの場合どうしても看板と名前が重くて、合理的かつマーケットになびいた商品企画を立てるのは難しかったのではないかなと思います。
フィルムカメラ、しかもライカのような高価なカメラとなるとこれからもそれほど沢山売れるカメラでは無いでしょう。確かに体力のある会社が世に送り出すことの出来るカメラなのかもしれません。
皮肉なことに長く使えるカメラということは、そう簡単に買い換え需要が起きないカメラと言うことですもんね。
これからもコメントなどよろしくお願いします。
H.Oさん、こんにちは。なんとライカ使いでしたか?
やはりH.Oさんの写真魂は昔取った杵柄でしたね。どこかに昔撮った写真はないんですか? 今見たらきっと新鮮何じゃないかなぁ。
ひろゆきさん、僕のライカは頂き物なんですよ(^^;
オーバーホールもしてあり完動品ですが、僕にはまだ使いこなせません(^^;
僕が本格的に始めたカメラはレジファインダーのキャノネット(45mm/F1.9)、そしてペンタックスのMESuperでした(^^)
H.Oさん、僕のところにもそんな奇特な方が現れてくれることを祈ります。「うちにいらなくなったヨンニッパがあるんだけど、貰ってくれない」などと言ってくれないかなぁ。
レンズはどんなものを持っているんですか? 癖のあるレンズが多いのも魅力ですよね。それらをEFマウントアダプタで利用している人もいるくらいですから。
ごめん、埋もれちゃっててトラックバックもらってるのに今さっき気がついた‥(汗)
ライカですが、一番の問題は過去のライカを越えられないってことじゃないすかね。
ライカといえばM3。現行機種はM7だけど、みんな欲しがるのは50年前のM3。
メーカーにしてみれば新しいカメラを買ってもらえないわけで、商売としては全然おいしくないわけです。
そうこう言ってたら今度は京セラがカメラ事業撤退らしい。
PMAにも出展してなかったし、「あぁ、やっぱりね」っていう反応が多いのが寂しいね。
京セラも1週間前からニュースになってましたが、いよいよ正式な発表があり、ニュースの通りの結果となりましたね。コンタックスについてはソニーのほかサムソンなども名前があがっているとか。