
アメリカ版確定申告を済ませ、今年もちょっとした小金が還付されることが確実と分かると、それを見込んで買い物するのが毎年この時期の悪い癖。
税の電子申告は2週間前に済ませたので、早ければあと2週間ほどで州政府と連邦政府からそれぞれ小切手が送られてくるはずのだが ( 今年も Cheking Account 番号を控えて会計士事務所に行くのを忘れたので、Traditional な小切手が送られてくることになる。銀行に直接振り込まれる Direct Deposit の方が早く還付金がもどってくるそうだ )、すでに頭は手に入るはずのお金を何に使うかの悩みでいっぱいだ。
日曜日の昼下がり、そんなところに一本の電話があった。Manhattan にあるカメラストア B&H からたまたま店内で買い物をしていた友達からのもので、何でもこれから三脚を買うと言う。それを聞いて半ば衝動的に「僕も行くから待っていて」というせりふが勝手に僕の口から出て、自分でもびっくりするくらいのスピードで財布とカメラを持って急いでうちを出た。そのまま地下鉄に飛び乗って友達が買い物をしているはずの B&H に向かうと、当然のことながら電話をかけてきた友人が三脚売り場で待っていた。加えてそこには前日から New York を訪れているフォトグラファの岡嶋さんも。なんでも僕の友人が岡嶋さんと電話で話したところ、わざわざ買い物の手伝いのために立ち寄ってくれることになっていたらしい。
岡嶋さんは先週まで仕事で Florida で開かれていた PMA の取材にアメリカを訪れ、そのあと New York で別の仕事をするために立ち寄り、月曜日に日本に帰ったばかりだった。ところがその5日後、急な仕事でまた New York 入りとなったわけだ。
僕と友人はこれ幸いと岡嶋さんを質問攻めにしてどの三脚を購入するか吟味開始。
僕は三脚を使用して Nature 系の撮影をするときはほとんど車で移動することが多い一方、ストリートスナップでも使うこともあるのでカーボンファイバーほどの軽さは要求しないけれどもスチールではちょっと重すぎるということを伝えると、岡嶋さんは三脚メーカーの特徴や形状毎の特徴を細かく教えてくれた。
意外なことに一番のオススメは Made in USA、Quickset 社の Husky ブランドの三脚で、最も安定している上に長期間使用してもヘタってくる部分が少ないのだそうだ。具体的なメーカ名は伏せるが、ある会社のカーボン三脚は時間が経つと脚を固定するレバーの部分が緩んできて、きちんととめても上からちょっと力をかけると脚が中にはいってしまったりするのだとか。物は試しと展示品で試してみると、まさにその通りの結果。展示品なので実際の使用回数以上に脚をのばしたりレバーをロックしたりすることは多いのだろうが、これはちょうど耐久テストとしてちょうど良い。つまり数年経つとこういうことになるということだ。
このメーカだったらスチールは良いけれど、カーボンファイバーだったらこっちがいいよなどといろいろ教わったあげく、アドバイスに従って僕が今回買った脚は Gitzo のモデル 1224。先に話題に出た Husky は B&H では扱っていないため、実際に手に取ることも出来ず、購入するならばオンラインで、と言うことになる。そこでここ5年、10年はこれを使おうと、カーボンほどの軽さは無いけれど、しっかりしている Gitzo の金属製で行くことにした。
次に雲台だが、すでにベルボンの自由雲台は持っているので今回はきちんと水平が取りやすい、3ハンドル式の雲台を買うとあらかじめ決めていた。
ここでも岡嶋さんは Husky の雲台を勧めてくれたのだが、B&H では購入出来ないのと、いずれ岡嶋さんが撮影機材のペアをアメリカに置くことになり、その管理を任せてくれるというそのせりふを信じて ( 岡嶋さんは Husky 三脚一台をアメリカに置いておきたいらしい。重たい三脚だと飛行機の重量制限にもひっかかるためらしい。うふふ、僕がいくらでも預かりましょう! )、次に岡嶋さんのオススメの Manfrotto の3本ハンドルの雲台を使うことにした。
ちなみに Gitzo はフランスの会社で、Manfrotto はイタリアの会社だが、どちらも買収されて現在はイギリスにある会社が両方を所有しているというから、僕が今日購入したのはどちらも同じ会社の製品と言える。
先週の Digital Warm Balancer に続いてカメラ用品の買い物が続いているが、もともと新しい三脚が欲しかったところに、日本から岡嶋さん、そしてカメラストアから友達の電話とあって購入にはずみが着いた感じだ。
これで自分の腕がうまくなる訳でもないのに、いい写真が撮れそうと思わせるのは写真好きのビョーキなんだろうか?

こうしてこぼれ話のように専門的な話をきけるとうれしいです(^^)僕も良い三脚が欲しいな~(^^)
下のレスでのお返事ですが、レンズはエルマ-35mmF3.5です(^^)
H.Oさん、ご覧の通り雪の日に屋上に持って出ましたが、気温が零下だとスチールはとても冷たくなり、手袋でもしていないと持つことも厳しいです。その点カーボンはそんなことないのですよね。冬空は空気が澄んでいるので三脚を使って夜景などを撮ることも多いので、意外とこの冷たさは欠点かも、と思いました。
でも今はこの三脚でかなりハッピーです。