2005年4月アーカイブ

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ハワイでは日系社会の大きさを反映してか、現地の会社が納豆や豆腐を作っているらしく ( カリフォルニアにも豆腐メーカーはあるようだ )、割と評判が良いようだが、もともと日本の会社がアメリカで現地生産、現地販売している商品もかなり存在する。

考えてみればクルマにはそんなものがいくつもあった。ホンダは高級ブランドとして Acura シリーズを販売しているがその中にはアメリカでのみ販売しているクルマがあるし、トヨタも Solara というクルマが北米生産・販売されている。最近では日産も Murano を日本で売っているとのことだが、これはもともとアメリカで生産・販売していたもので、人気の高さを受けて北米での発売から2年遅れて日本に凱旋することになったらしい。

話しを食べ物に戻すと、近頃では日本のビールは日本食レストラン以外でも見かけられるようになった。さすがにスーパーやデリで見かけるのはまれだが、外国産ビールとしては着実に地位を固めているようだ。
ところが日本のビールとして認知されているこれらも実は「外国産」でないことが多い。日本で販売されている外国産ビールが実は日本の食品会社によるライセンス販売と同じで、アメリカやカナダで生産されている「日本のビール」というのが多いのだ。

近所の日本食料品コンビニでもビール売り場に張り紙がしてあって、「これは日本産のものではありません」と書いてあるところもあるくらいこれはよく知られている事実だ。

かといって僕はあまりビールの味の違いが分からないので、日本製だろうとカナダ製であろうと日本のビールは日本のビールとして飲んでいるのだが、普段飲んでいるビールが日本で販売されていないものだと知ったのはつい最近のことだ。

日本から来た友達と日本食レストランに行って「いつもの」キリンビールを頼んだときのこと。ウェイトレスがやってきてなにげにテーブルに置いていったビールを友達はまじまじと見ている。そのとき初めて知ったのだが、「Kirin Light」はアメリカのみで販売されているらしいと言うこと。
よくラベルを見てみれば、商品名の下にでかでかとカロリー表示もあるし、まさにダイエットブーム、それも炭水化物ダイエットが流行っているアメリカのお国柄を反映したものだった。

さて Murano が日本で販売されたように、キリンも「アメリカ生まれの日本ビール」などと言って国内販売するのもアリかもしれない。

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先週から New York を訪ねていた客人一行が大阪に帰っていった。
New York 滞在中は毎晩にぎやかに出歩いていたのが、彼らが去った後は嘘のようにいつもののどかな日常に戻った。
毎晩出歩くとなると最初はしんどいが、人間というのはすぐに環境に慣れるものでなんとか時間をやりくりして深夜・早朝の帰宅でも翌朝普通に起きて仕事に行けるようになる。
でもそうやって楽しい一時が過ぎ、ふっと自分だけの時間が戻ってくると自分の感情だけが置き去りになって、その静かな空間に高ぶった気持ちの落としどころに困ることがある。

まさに今回はそんな状況だったが、人によってはこれが Depression ( 鬱的気分 ) になるのではないだろうか。少なくとも僕自信は少しそんな気がする。

考えてみると子供の時もそんなことはよくあった。夏休みなど長い休みには、普段は離れて暮らしている従兄弟が泊まりに来たり、またその逆に僕が泊まりに行ったりして、はしゃぎすぎではないかというぐらい楽しい一時を過ごすのだが、自分が去るか、はたまた従兄弟が去るにしても、途端に現実の世界に引きずり込まれるような、そんな感覚に陥ったのを覚えている。

僕はそんなときにわけもなく悲しい気持ちになったのをよく覚えている。それは大人と違って子供は感情をコントロールする術を知らないからなのだろう。いや知らず知らずのうちに身につけているのかもしれないが、大人は少なくとも表情に出さない「やせ我慢」が出来るようになる。

実は New York に住むようになってこういう気持ちになることが多くなった。「何を女々しい」と言われそうだが、どうも場所柄そういうところなんではないかと思う。
日本から遊びに来る人は New York につけば思い切り休暇モードだ。お金も使うし、よく食べる。それこそ寝る時間を惜しんで見て、食べて、遊ぶので皆ナチュラルハイになったかのようだ。僕もそれに合わせて遊ぶもんだから友達の気持ちの高ぶりが僕にも反映される。

そして去っていくのはあっと言うまで、飛行機の時間にあわせてさっと目の前から消えていく。その繰り返しをしていると自分が取り残されているような錯覚にもなるのだ。

だから僕はよくこちらの友達を紹介してみんなで遊びに行くようにしているが、それでも独りだけの時間になるとほっと和み、そしてはあ、とため息が出ることがある。

そんなとき実は僕はよく独りで食事に行く。部屋にいるとなんか辛気くさくなってしまうからだが、食べることは何かしらエネルギーを得られる行為でもある。
でもって僕が行くのは近所のエスニックエリア。ここは店によってはスペイン語、韓国語、ベトナム語、ヒンズー語とはっきりと分かれていて、自分が外国に来たかのような錯覚になるのだ。いやアメリカにいるのも外国なのだが生活していると外国臭というのは感じなくなる。ところが言葉の分からない国に来て、和み系のエスニックフードを食べるとなぜかその錯覚により、先ほどの高ぶりが落ち着くのだ。

今回も友達が帰った後、ベトナムレストランに行き独りでバーミセリ ( 米で出来た細麺 ) をすする。それにはぷりぷりしたエビがいくつも並び、ちょうど日本の塩ラーメンのようにも見える。
熱いスープをふうふういいながら流し込んで、おなか一杯になると現金なものですっかりリラックスしてしまう。





支払いを済ませ店を出ると、目の前には New York の風景がひろがる。

そして、僕はその中にとけ込んでいくのだ。

この週末は雨と風が強く、まるでちょっとした嵐の様な天候だった。それでも日本から数人、友人が New York を訪ねてきていることもあって夜な夜な出歩き、帰宅するのはいつも日付が変わってからとなっていた。

とはいえ土曜日の昼間は雨が、それも激しく横殴りのように降っていたので、こんな日は以前からやらなきゃといつも頭の片隅にあった用事を片づける。そこで今週末の用事とは「プリンタをセットアップしよう」だった。

実はつい最近生まれて初めてA3ノビ対応という大きなプリンタを買った。オンラインで購入したのが3月で、その後勤務先に届いたものを自宅に持ち帰ったのだが、箱に入ったまま開けもせずに部屋の片隅に放置していた。( 僕の悪い癖で、購入するまでは熱心なのに実際に手にすると満足してしまう )

うちにはA4に対応したフォトプリンタとしてインクジェットと昇華型があるので、さしあたってはこのプリンタを使う必要がなかった、というのが表向きの理由だが、本当のところは、なにせA3プリンタなの設置面積が広く、今あるプリンタをなんとかしなくては置く場所もないからだった。

ちなみにアメリカではA4とかB5なんてサイズは使用しないので、A3ノビ対応というのは13インチ × 19インチの大きさの紙まで印刷できるプリンタ、ということになる。けれども店頭で売られている用紙にはなぜか「 Super A3 」と書かれており、アメリカ人にはA3といってもどのくらいの大きさか、ピンとこないのではないだろうか???
とはいえ僕もインチではいまいちその長さが実感できないのだが、33cm×48cmの用紙大ということになる。

今回購入したのは、Epson Stylus Photo R1800 というモデル。日本ではエプソン PX-G5000 という機種名で販売されている。顔料系インク使用のA3ノビ対応プリンタというのがウリのモデルだ。
同じようにA3ノビ印刷に対応したプリンタにはキヤノンのi9910 ( こちらは染料系 ) があるが、米国 Canon はなぜか i9910 を市場に投入せず、1つ前の i9900 という機種の販売を続けている。いままでエプソンを使用してきたが、インクがノズルに詰まりやすく、印刷する前にノズルのクリーニングで10分近くも費やすのに疲れたので、今回はキヤノンにしようと思っていたのだが、タイミングが悪いと言うべきか、売っていないものは仕方ない。
結果的にはまたエプソンになったがこれまで使用してきたエプソンの専用紙が残っている上、使用しているメインの PC で二つのプリンタを同時にアクセスできるのは意外に便利だ ( が従来使っていたプリンタはすぐに取り外すと思うが )。プリンタドライバや印刷ソフトも1つで済む。

もともと日本からプリンタを持ってきたのは、日本向けにプレゼン資料を作成する必要性があるだろうと考えたからなのだが、実際にはそんなことはほとんどなかったし、ましてやアメリカではA4用紙が手に入らなかった。そうなるとわざわざ日本からインクカートリッジを送ってもらう面倒さだけが残り、次第に電源を入れる頻度も少なくなってしまった。

なにゆえ買い換えのこのタイミングで大型プリンタを選んだのかについて説明してなかったが、それはやはり 「 一度写真を引き延ばして印刷したものを見てしまったから 」 の一言につきる。

写真を始めるまでは、いや正確にはデジタル一眼レフを買うまでは、こんな大きな写真プリントをしようとは思いもしなかった。ところがデジタル一眼を購入して写真を撮るようになるとウェブで鑑賞・公開するだけでは物足りなくなってきた。僕が使用しているのは22インチのモニターだが、この画面で見ても、プリントされたものとは写真の表現力に圧倒的な差がある。
そうなるとやはり写真は大型プリントだ! と思うことしばし。そこで思いついたが吉日、A3ノビ印刷が可能なこのプリンタを購入したのだった。
実際にはさらに大きなポスターサイズや壁一面の大きさの用紙まで印刷できるプリンタもあるのだが、価格はともかく個人の部屋に置いておくには非現実的だ ( 僕の部屋は『New York のウサギ小屋』なのだ )。

ということで一度重い腰をあげてしまえば、設置はとてもスムーズに完了し ( R1800 の接続、ドライバのインストール ) 、早速ポストカード大の用紙に写真を印刷してみた。Epson の公式サイトから専用用紙向けのカラープロファイルをダウンロードしてきて、それをインストール。こうすることで Photoshop が僕のモニター上で表示している色にかなり忠実にプリントしてくれる。
このあとモニターのキャリブレーションやカラープロファイルを調節しなくてはいけないが、初回にしてはわりと色の転びも少なく、これなら思い切って次からはA3ノビの印刷を試せそう。こんなことなら放置しておかずに、すぐに設置すべきだった。

ところでプリンタののコストだが、ランニングコストは意外に高くつく。プリンタ自体は PC よりもカメラよりも安いが、僕が購入したプリンタは8色インクを使用するもので1セット交換すると1万円ちかくかかることになる。数年も使えばノートパソコンより高くつく計算になる。もう少し気軽にプリントできるといいのだが、もったいないからと印刷しないのは、「写真がもったいない」

さてこれからどんどん写真を大きくプリントしていこう。

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Epson Photo Stylus R1800

Epson商品紹介サイト

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※ Canon EOS 20D + EF 300mm F2.8 L IS USM

花のマクロ写真を撮るのは難しい、と書いたばかりで舌の根もかわかないうちにこういうのも何だが、僕にとっては「人を撮るのも難しい」。
それじゃあ何も撮れないんじゃないか、と言われても仕方ない。

何が難しいかということについて詳しく言及するのは避けるが、風景にとけ込む人として撮るのではなく、被写体として人を選んだときに主題とするものをどう引き出すかはそれこそ人の生い立ちや人生の数ほどあって ( そりゃあそうだその人を個性は、人生そのものだから ) それを短時間で引き出すなんてことがどうして出来よう。

アマチュアでポートレート写真を趣味としている人も多いので、そういう人を insult するつもりはまったくないが、僕が考えるポートレートの写真はちょっと異なっているのかも知れない。
「美しい人は美しく、そうでない人はそれなりに」というコマーシャルがあったが、それをカメラやフィルムを販売する会社が使用したことが、僕にとっては大きな違和感があった。
外見だけの美しさを美しさと捉え、他にもある魅力を美しさとしない ( 撮らない ) ことをメーカー自身が冗談にしても謳っているのがなんともしっくりこなかった。

その違和感は今の僕はまだ人を撮ることに対しての恐れから来ているのだと思うが、レンズを通して人間の魅力が ( それは時には怒りだったり悲しみだったりもするけれど ) 捉えられるようになれば、その楽しさがいつかは分かるかも知れない。

今回の写真は「300mmの眼シリーズ」として初めてサンニッパレンズを人に向けて撮ったものだ。
このレンズは「ヌケがよく、発色にすぐれ、解像感が高い」と表されるが、それだけにこんな風に柔らかい描写も出来るレンズである。
彼女の柔らかな笑みを見たときに、少しだけポートレート撮影の楽しさが分かったような気がした。

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(僕が作成したものではないけれど)面白い作品を見つけたので紹介しよう。

こういう事はやった人の勝ち。
「こんなことはDVムービービデオどころか、動画カメラ、それに安いデジカメにだって動画モードがあって簡単に作れるよ」とは誰でも言えること。
面白いのはDVムービーカメラで撮ったのとは構図も違っていて、つまり写真的な構図で撮られていてそれが普通の映画と違う距離感を感じさせるところ。
コンパクトデジタルカメラをうまく使ったストーリーにもなっていて、楽しめる展開になっている。

老婆心ながら心配なのはシャッターユニットの交換が意外と早くやってくるんじゃないか、というところ。

ちなみにロケ地になっているところはうちの近所、それも超がつくくらいすぐそば(^_^;)
日本的な表現で言うと「同じ町内」ということになるかな。

20D によるショートムービー

(言葉が足りず僕が作成した、と誤解を招くような部分があったので追記しました 4/21 11:30AM )

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※ CANON EOS 20D + TAMRON SP AF90mm F2.8 Di MACRO 1:1

ものぐさな僕にしては珍しく続けての新作写真を公開する。
今回の写真は、おとといのブログで紹介した「 International Orchid Show 」で撮った洋蘭の数々である。

今回のようなスタイルの写真を公開することに際して、実は自分の中でしっくり来ない部分が多少なりともあった。
写真の話題に関心が無い方は是非読み飛ばしていただきたいが、しっくり来ない部分というのは被写体としての草花をマクロで撮ることである。

花は単に美しいだけでなく、可憐にも、ゴージャスにも人の目に映る。それだけでなく醜くも見えたり、毒気もあり、それはちょうどポートレート写真に惹かれるのと似ているかも知れない。中には短い一生の草花や、何年も待ってやっと咲く小さな花もある。まるでそれは一期一会の人生といっても言い過ぎではないだろう。被写体として取り上げたい、という魅力がそこにはある。

けれども僕の中では花を撮ることにためらいがあった。最高に高められた芸術作品は、それ自体が美しく、それを写真を撮ってもオリジナルの美しさを越えることは決してない。僕は花の写真、正確にいうと花をきれいに撮るマクロ撮影とはそれに近いものがあると思っているのだ。

もちろんこういった種類の撮影が一朝一夕ではいかず、技術的にも繊細さが問われ、また花に込める感情も場合によっては必要であるし、また野外でしか撮れない花は花の特性に始まり、地理・天候などいろいろな要素が組み合わさって高度な知識が要求されるだろう。
だからこの種類の撮影が簡単だとは決して思わないが、どうしても花自身が持つ魅力を写真で表現出きないのではないかと思ってしまうのだ。
この気持ちは特にライティングを駆使して花の位置まで自由に操作できるようなマクロ撮影に強く感じる。これはイメージを作り上げる作業だと言うふうに。
中にはこんな意見もあるだろう。完璧なライトや背景に凝ることが出来るような状況ではなく、野生の草花を撮ることは風景写真の一部だと。
確かに花の一部をクローズアップするようなマクロと、一輪だけの花全体を撮ることの違いが少ないのなら、花が集まった花壇、花畑のある風景と違いは数とか規模だけではないかと。確かにそういわれると風景写真の一部として花の写真の存在もあり得るわけで僕がためらう理由というのも理論的に説明がうまくできないのだ。

ただ今回もマクロレンズで花をのぞいていていつもの疑問が頭をもたげてきた。「花はきれいにしか撮らないのだろうか」「花を撮るのは花弁や花粉を思いっきりクローズアップで撮るだけなのか?」と言うこと。
前者はスタイルであり、後者はテクニックのみの話しだ。
ところが今回の被写体は洋蘭ということもあり、以前からちょっと興味のあった蘭という花の性的な部分やエキゾチック性をテーマとして撮ることは出来ないかというものだった。蘭はその特異な意匠から虫を呼び、袋に閉じこめてしまう特性を持っている。そんな虫をも魅了するフェロモンみたいなものを写真に撮ることが出来ないか、という点に注目して写真を撮ってみた。
なので花粉が見えるほどクローズアップして撮るといった「花のマクロ写真ははこう撮るべき」的なスタイルに背を向け、僕がアンチテーゼとしてアプローチして撮ったのが今回の写真となっている。。

実は新作を公開するような今のような段階でも自分ではよくその花の写真を撮る意味が分かっていない。
今回はその迷いが出ているかも知れないが、今公開することで後で何か答えになることが見つかるかも知れない。

今回初めて挑戦したマクロ撮影、どうぞお手やわらかに! > マクロの先輩方


恐れ入りますが新作は「キオクイロ」サイトをたどって行ってください。

http://photo.nomeri.com

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コンピュータやインターネットはアメリカで発明され、今や世界中で使われるまで普及しているが、ここ何年もの間アメリカのインターネット接続環境はほとんど進化していなかった。
僕がアメリカに移り住んだ頃、ちょうどアメリカは CATV インターネットが普及を始めたところだった。日本ではまだこのとき Yahoo BB! はおろか、フレッツも無く、ISDN が一般的だった時代だ。
その後あっというまに ADSL が日本で普及し、CATV が一般的で無かった分、加速的に光接続が普及していったのは僕より日本にいる皆さんの方が詳しいところだ。

方やアメリカでは CATV インターネット接続に続き DSL によるインターネット接続サービスも始まり、どちらもかなりの普及を納めたが接続速度に関しては日本の何分の一という悲しい状況が続いている。

確かに国土の面積がことなるため大きなインフラの整備には巨額がかかり、時間と手間もかかるのだろう。それにしても光ファイバーすらサービスのアナウンスがあってから何年も音沙汰がなかった。
それがここに来てやっと一般市民の手に届くようになったようだ。
自宅のネット接続が芳しくないとき ( 遅延や、または全くつながらないとき ) にチェックするユーザ自身によるアメリカのインターネット関連サイトがあるのだが、これによると New York の Long Island に住んでいる人のうちにファイバーケーブルがやってきた、という投稿が目に入った。
どうやらローカル電話会社 Verizon がいくつかの地域で導入を開始したらしい。

僕はサービス名も知らなかったのだが、その人の投稿によると Verizon FiOS と呼ぶものらしい。早速ググって見ると、公式サイトが見つかった。ここで自宅電話番号を入力するとサービスインしているかどうかを調べることが出来るが、残念ながら我が家はまだ時期未定とのことだった。カスタマーサポートの電話番号も書かれているので試しに尋ねてみると、Queens は今年中くらいのサービスインを目指しているとのこと。ただし日本でも同じ問題があったように、自己所有の建物でない場合はオーナーの許可が必要とのこと。これまでの CATV や DSL と違って壁に穴をあけ、新たにファイバーケーブルを通す作業が必要になるためだ。

時期は良いとしても問題は速度と価格にあった。

現在の価格は↓でみることができるが、これを見る限り、日本よりかなり高い価格設定になっている。
(画像が大きいのでクリックすると大きく見られます)

verizonfios2.jpg

価格が高い上に、接続速度もかなり遅い。
すでにVerizon FiOS を使用している人の話や、僕も使用している Verizon DSL のサービス状況からするとこの接続速度は実効スピードで、実際にインストールするとこの速度がほとんどの場合保証される。日本でいう100MB の光で実効速度が 50MB とか 30MB と言う話を聞くが、Verizon の場合は 100Mbps の接続サービスなので、実効速度の 30Mbps と書いているのだろう。
その速度は問題無いとしても価格設定はべらぼうに高い。加えて上りの速度も限定されている。
確かにほとんどの人が自宅でインターネットをブラウズする側にまわり、サービスを提供する側でないので下りの速度を重視すると思うが、光接続ならは上りと下りの速度に差を付ける必要もないはずだ。それなのに Verizon FiOS では速度差をつけている。
これは自宅にサーバを置いて、インターネットサービスをさせたくないからなのだろうが、その理由がよくわからない。

ということで僕が使用出来るまではまだ時間がかかるが、そのときまでには価格と接続速度に関してなんらかの改善を望みたい。

Verizon FiOS

Verizon の光接続サービス
http://www.verizonfios.com/

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冬の間は New York の街のイベントも少なく、また個人的にも何事もないような時を過ごしたが、春になってその反動が来たかのように突如としてめまぐるしくなった。
春になって冬眠から覚める熊のように、New Yorker もとたんに元気になったようだ。
この週末はいろいろな出来事があってしばらくブログの更新に困らないほどだが、それを書く時間が取れないのが逆に悩ましい程。

ということで少しずつ地道に紹介していくことにしよう。

この時期、やっと New York にも桜が咲き、特にこの週末は100%の満開となった。まずはそのことを紹介しようと思ったが、今年初めて参加したイベントの方を先に取り上げることにしよう。

何年か前に見知って「来年は行ってみよう」と思いつつ行けなかった、「 International Orchid Show 」 が今年も4/12から5日間だけの予定で始まった。
Orchid、つまり蘭の花の見本市のようなもので、会場で貰ったパンフレットによると今回で25回目を数えるようだ。僕は蘭だけでなく花全般の名前や種類に疎いのだが、洋蘭と言う言葉があるのでおそらく日本の蘭というのもあるのだろう、とインターネツトで調べてみるとやはり日本の蘭や東洋蘭という言葉が見つかった。
イベントの名前に「International 」とついているところからすると洋蘭から東洋蘭など様々に取りそろえてさぞかし広い場所でやっているのかと思いきや、実はロックフェラーセンタービルのアイススケートリンクで開かれており思ったほどの広さは無かった。

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普段は屋外タイプのアイススケートリンクも、このイベントのために大きなテントに囲われているが、これは洋蘭という花を保護するためのものだろう。屋内ということで最初は「写真を撮るのに十分な光が取れないかも」と心配したが、逆に風が入らないので花が揺れることなくじっくり撮れることになる。どっちもどっちといったところだ。

写真ではわかりにくいが、スケートリンクは実は地下にある。そのため地上に設置されたテントは天井部分でしかないわけで、会場はその下にある。中に入ると高い天井がつるされている、と言うことになる。

まずは入り口で入場料を払う。値段は1人$5で、会場の大きさを考えると妥当なところか。写真を撮る人にすればこれだけ遊べて$5は安いだろう。
実はこの日、使用の可否がわからなかったので三脚を持って出かけたのだが案の定入り口で「三脚を持ってはいることは出来るが、使用は禁止」と言われてしまった。特に理由は聞かなかったがこれだけの人出を見れば三脚の使用が向いていないのは一目瞭然だった。
僕が行ったのは夕方だったので太陽の光が差し込む時間ではあったが、案の定テントの中はそれほど明るくない。が花の写真を撮るのに直射日光でない方が柔らかに撮れるので、却って好都合だったかも。

事前にインターネットで調べたところ、夕方の6時から8時は会場内が最も空く、という情報を見つけた。確かに普通だったら太陽が沈む頃は見られないと思って来ない人が多いだろうし、ましてこの時間はちょうどディナータイムである。近くのレストランが混む一方で会場への人出が少なくなると言うのはよく分かる。

僕が行ったのもまさにこの時間。ところが週末ということもあって僕が入ったときは、会場内はたくさんの人でごった返していた。写真を撮るにも前の人がどいたら急いで一枚撮って後ろの人にその場を譲る、といったようなスタイルでもちろんじっくり撮ることは難しかった。
片手には大きな三脚を持ちながらの移動はかなり不自由でどうしようと案じていると、30分もしないうちにどんどん人が減っていってしまった。人が少なくなるのを待っているとすっかり太陽は落ちてしまったが、会場内はこうこうと照明がともされた。そのおかげで昼間よりは却って見やすくなったが、会場で使用している照明がいろいろなタイプのものなので、カメラ側のホワイトバランスを選ぶのが一苦労。こういうときは・・・と以前ここで紹介した Expodisc の Digital Wam Balance Filter を取り出して使用してみたが、案の定ばっちり適正なホワイトバランスになって思わずにんまり。

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しかもまわりを見ていると小さな三脚を持ち込んで使用している人を見かけた。セキュリティの人も閉館1時間前で人もまばらなことから、細かいことはいわず黙認しているようだった。それならば、と僕もずっと脇に抱えていた三脚を立てて何枚か写真を撮らせて貰う。

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実は僕にとって花の撮影というのはこれまで興味が無かったのだが、今回洋蘭をじっくり見ることができて、たくさんの人が洋蘭にミラ競られるワケが少しだけ分かった気がする。蘭と一口に要っても大きさ、形、色、形状がまさにゴマンとあり、それでいて蘭としての1つの種である特徴を持っているのだ。
小さく可憐な蘭から、巨大な花を咲かせるゴージャスな蘭まであり、この国際蘭見本市でも出展している蘭にいろいろな賞が与えられていた。写真ではわかりにくいかも知れないが、展示方法も凝っていてタイの遺跡風、ガーデニング風、和風などセットにもいろいろ凝っている。しかもそれぞれのコーナーが「何々州の蘭グループ」みたいになっており、全世界から蘭愛好家達が集まっているのが見て取れた。

今回は写真を撮りに出かけたショウだったが、ちょっと珍しい世界の蘭を一同に介し、それを見ることが出来るだけでも行く価値はあるというものだ。写真を撮るまではこんなショウに行くことなど考えても見なかったが、カメラを通じて花まで関心が出てきたのは喜ばしいと言うべきか。写真は高くつく趣味だが、こんなこともあるのだから一概に道楽とは言えないだろう ( と自分に言い聞かせている(笑) )。

今年始めて参加した International Orchid Show だが、来年はもう少しゆっくり花の種類を見ながらまわる余裕ができるだろう。今から来年の蘭が待ち遠しい。




この日撮った蘭の写真をキオクイロギャラリーで紹介できるよう準備中。近日公開予定。

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※ CANON EOS 20D : ギャラリー「A Sea Story 」より

これまで New York に関するサイトと趣味の写真のサイト「キオクイロ」を意図的に分けていたのだが、ブログがサイトの中心になってくるとあまり分けている必要性も感じなくなってきた。
ということで二つのサイトをリンクでまとめてみた。トップページから入った人は気が付くかな。

・・・というのはたいしたことではないのだが、久しぶりに「キオクイロ」のギャラリーに写真を追加。
今回紹介しているのは2004年9月に撮ったものが中心で、半年も経ってから公開することとなった。
写真を撮ってから時間が経ってしまい公開する時期を逸したのと、撮影に使用したカメラ ( CANON EOS 20D ) はこの旅行の直前に購入したこともあって色傾向や露出、それに色合いなど自分風にアレンジできてなかったので、トライアルのつもりで臨んだのだった。

「撮った写真は消さずに残そう」

懇意にしていただいているフォトグラファの岡嶋さんが日頃口にしている言葉だが、直接の意味は「フィルムで撮った写真は『消せない』」というコンセプトから来ている。
もちろん不要になったネガやスライドを物理的に廃棄する行為は可能だが、もちろんそんなことをここで言っているのではないことは前後の意味から判断して貰えばわかると思うが、デジタルの場合は気楽に写真を撮ることが可能なため、「無駄にたくさん撮る」ことができてしまい、逆に一枚一枚の写真を「気楽に削除してしまう」癖も付いてしまう。
これはデジタルの利点でもあるので否定はしないが、じっくり風景を撮ったりするときにこの Attitude で有る必要はないだろう。経験を積んでじっくりと良いものが撮れるになったなら、たくさんシャッターを押してその中から選ぶという方法で撮らなくても良いわけだ。

またピンボケや被写体ブレといった写真はえてして否定されがちだが ( 写真を語るときにあたかもフォーカスがあっていることだけを評価する風潮があるが、僕はそれには反対だが )、それでも撮った写真にはそのときを伝える意味がある、ということを岡嶋さんは指しているのだと思う。

去年撮った写真を整理しながら去年の写真を見返していて、気を取り直して公開に至った理由がそこにある。

春よこい

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※CANON EOS 20D

普通の草花だとこれほど気を留めることもないのに、なぜか桜の木がポツンと一本だけ生えていてそれが見事に花を咲かせていたりするのが運転中の車から見えたりすると「おや」と思って思考まで中断してしまうのは、日本人として生まれた故の習慣か。

今年はなかなか暖かくならないため、いつもなら咲いているはずの桜もまだ姿を見るのはまれだ。ところが会社帰りに高速道路を運転していると遠くに桜の木が花を咲かせているのが目に入った。毎日チェックしている桜の木はまだ堅いつぼみを付けているのに、この辺は咲いているのだろうかといぶかった。

それでもここで咲いているのなら、毎年いくアノ場所ももしかして?と帰宅したあとカメラ器材を詰め込んで行ってみると、ほんとに今日咲き始めたかのようにわずかな数だが桜が花開いていた。
ざっと見積もって10%ぐらいの開花だろうか。上の写真でもまだつぼみが見えるが、もう今にも開きそうだ。このまま順調にいけば今週末に見事な満開を迎えるだろう。

Brooklyn の植物園では毎年恒例「サクラマツリ」が開かれるのでどうしてもそちらばかりが注目されるが、僕が好んで行くのは実は我が家からすぐ近くの Roosevelt Island。
ここは Queens 区と Manhattan 島の間に位置する、小さくそして細長い島なのだ。散歩がてら歩いて一周出来てしまうほど。
実はこんな小さな島にも桜の並木があり、木の本数は多くなくても満開ともなると見事な花を咲かせるのだ。
あまり知られていないのか、ここは週末でもゆっくり見ることが出来る。

そんな小さな島の桜並木だが、毎年近くのコンビニで弁当とお茶を買って小さな花見をするのが楽しみになっている。次の週末は満開の桜が見られるように、と祈りつつ、ほんの一握りながら夕日を浴びて輝く桜を見て、ほーっとため息が出た。
桜はやっぱり美しい。

roosevelt1.jpg

ふと気が付くと先ほどまでの暖かさがふっと消えて、ひんやりとした空気が忍び寄ってきていた。春とはいえ、日が暮れるとまだ寒いのだ。

見上げると桜と重なるようにしてそびえる Manhattan の高層ビルの夜景に月が昇っていた。

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