大きくプリントしよう

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この週末は雨と風が強く、まるでちょっとした嵐の様な天候だった。それでも日本から数人、友人が New York を訪ねてきていることもあって夜な夜な出歩き、帰宅するのはいつも日付が変わってからとなっていた。

とはいえ土曜日の昼間は雨が、それも激しく横殴りのように降っていたので、こんな日は以前からやらなきゃといつも頭の片隅にあった用事を片づける。そこで今週末の用事とは「プリンタをセットアップしよう」だった。

実はつい最近生まれて初めてA3ノビ対応という大きなプリンタを買った。オンラインで購入したのが3月で、その後勤務先に届いたものを自宅に持ち帰ったのだが、箱に入ったまま開けもせずに部屋の片隅に放置していた。( 僕の悪い癖で、購入するまでは熱心なのに実際に手にすると満足してしまう )

うちにはA4に対応したフォトプリンタとしてインクジェットと昇華型があるので、さしあたってはこのプリンタを使う必要がなかった、というのが表向きの理由だが、本当のところは、なにせA3プリンタなの設置面積が広く、今あるプリンタをなんとかしなくては置く場所もないからだった。

ちなみにアメリカではA4とかB5なんてサイズは使用しないので、A3ノビ対応というのは13インチ × 19インチの大きさの紙まで印刷できるプリンタ、ということになる。けれども店頭で売られている用紙にはなぜか「 Super A3 」と書かれており、アメリカ人にはA3といってもどのくらいの大きさか、ピンとこないのではないだろうか???
とはいえ僕もインチではいまいちその長さが実感できないのだが、33cm×48cmの用紙大ということになる。

今回購入したのは、Epson Stylus Photo R1800 というモデル。日本ではエプソン PX-G5000 という機種名で販売されている。顔料系インク使用のA3ノビ対応プリンタというのがウリのモデルだ。
同じようにA3ノビ印刷に対応したプリンタにはキヤノンのi9910 ( こちらは染料系 ) があるが、米国 Canon はなぜか i9910 を市場に投入せず、1つ前の i9900 という機種の販売を続けている。いままでエプソンを使用してきたが、インクがノズルに詰まりやすく、印刷する前にノズルのクリーニングで10分近くも費やすのに疲れたので、今回はキヤノンにしようと思っていたのだが、タイミングが悪いと言うべきか、売っていないものは仕方ない。
結果的にはまたエプソンになったがこれまで使用してきたエプソンの専用紙が残っている上、使用しているメインの PC で二つのプリンタを同時にアクセスできるのは意外に便利だ ( が従来使っていたプリンタはすぐに取り外すと思うが )。プリンタドライバや印刷ソフトも1つで済む。

もともと日本からプリンタを持ってきたのは、日本向けにプレゼン資料を作成する必要性があるだろうと考えたからなのだが、実際にはそんなことはほとんどなかったし、ましてやアメリカではA4用紙が手に入らなかった。そうなるとわざわざ日本からインクカートリッジを送ってもらう面倒さだけが残り、次第に電源を入れる頻度も少なくなってしまった。

なにゆえ買い換えのこのタイミングで大型プリンタを選んだのかについて説明してなかったが、それはやはり 「 一度写真を引き延ばして印刷したものを見てしまったから 」 の一言につきる。

写真を始めるまでは、いや正確にはデジタル一眼レフを買うまでは、こんな大きな写真プリントをしようとは思いもしなかった。ところがデジタル一眼を購入して写真を撮るようになるとウェブで鑑賞・公開するだけでは物足りなくなってきた。僕が使用しているのは22インチのモニターだが、この画面で見ても、プリントされたものとは写真の表現力に圧倒的な差がある。
そうなるとやはり写真は大型プリントだ! と思うことしばし。そこで思いついたが吉日、A3ノビ印刷が可能なこのプリンタを購入したのだった。
実際にはさらに大きなポスターサイズや壁一面の大きさの用紙まで印刷できるプリンタもあるのだが、価格はともかく個人の部屋に置いておくには非現実的だ ( 僕の部屋は『New York のウサギ小屋』なのだ )。

ということで一度重い腰をあげてしまえば、設置はとてもスムーズに完了し ( R1800 の接続、ドライバのインストール ) 、早速ポストカード大の用紙に写真を印刷してみた。Epson の公式サイトから専用用紙向けのカラープロファイルをダウンロードしてきて、それをインストール。こうすることで Photoshop が僕のモニター上で表示している色にかなり忠実にプリントしてくれる。
このあとモニターのキャリブレーションやカラープロファイルを調節しなくてはいけないが、初回にしてはわりと色の転びも少なく、これなら思い切って次からはA3ノビの印刷を試せそう。こんなことなら放置しておかずに、すぐに設置すべきだった。

ところでプリンタののコストだが、ランニングコストは意外に高くつく。プリンタ自体は PC よりもカメラよりも安いが、僕が購入したプリンタは8色インクを使用するもので1セット交換すると1万円ちかくかかることになる。数年も使えばノートパソコンより高くつく計算になる。もう少し気軽にプリントできるといいのだが、もったいないからと印刷しないのは、「写真がもったいない」

さてこれからどんどん写真を大きくプリントしていこう。

print.jpg



Epson Photo Stylus R1800

Epson商品紹介サイト

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フォトプリンタとは、L判やはがきのプリントに特化したプリンタです。 デジカメ写真... 続きを読む

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ひ@NYさん、こんにちは

もうA3プリンターはお使いになられていらっしゃるのですね!(^_^)

私もA3用紙に関しては10枚以上はプリントをしました。(失敗も含めて)
先日はフォトシアンのカートリッジが交換して3日でなくなりました。(^^ゞ

で、A3に限らないのですが、PIXUS950iの時と同じかすれが同じ位置に出始めました。(T_T)

これはどうやらPhotoshopCSでの問題か、減り始めたインクがあると出るような気がしてきています。

私はPhotoshopでトーンカーブ修正を多用するのですが、左下のカーブを大きく下げるような修正を掛けた風景写真でよく出てしまいます。

今が丁度、何色かインクが減ってきているので、完全に交換しなければならないサインが出る前にインクを交換してみて、カスレが出なければ、インクのせいなのですが、それでも出るようであれば、Photoshopが原因の可能性が大です。

でも、画面上ではわからないのと、そんなメジャーなソフトでそんなことになるのか? ちょっと疑問です。

いまオープンギャラリーで飾っている写真(16x20インチと12x16インチ)は、以前から使っているラボで LightJet という印画紙を使うデジタルプリンタでプリントしたんだけど、それぞれ23ドル、14ドルです。印画紙にあわせたプロファイル付でファイルを渡すので、プリントも非常に忠実です。NYCにもそういうラボがあるのではないかなぁ。

i-takashiさん、こんにちは。
そういえばi-takashiさんはキヤノンの9910を購入したんですよね。
あとZEROさんもA3プリンタを使用しているんだっけ?
僕の周りは結構エプソンの4000PX(だっけ?)を使用している人が多いですね。
A3プリンタは使用し始めましたが、まだA3ノビに印刷していません。まだA4もロールも残っているし・・・。

>PIXUS950iの時と同じかすれが同じ位置に出始めました。(T_T)
面白い現象ですね。暗部を引き下げると出るということでもしかするとプリンタが黒の表現に苦しんでいるのかな?
ためしにDPPから印刷してみたり、用紙を変えるとかカラープロファイルを変更してみてはどうかなぁ。
その度に大きな用紙では大変なので問題の箇所だけ切り出してポストカードかなにかにテストしてみれば良いと思います。


タカさん、こんにちは。
このくらいの大きなサイズのプリントともなると試すのもちょっと勇気がいりますね。
スタジオやプリントもNew Yorkにはたくさんあるらしいのだけれど、イマイチどのプリントがいいのかよくわかりません。最近ではインクジェットもよく使われているみたいだけど、これはクオリティよりコストを意識してなのかな?
どんなプリントの種類があってどんな特徴があるのか、もしご存知だったら教えてください。
ちなみにより上質ものを見ない限りは、今回の顔料系はかなりいいレベルです。一度これよりいいものを見てしまうと、たぶん満足できなくなるでしょうね。
コストは13×19でも$5ぐらいなので大量に印刷するときはこちらでも構わないかな、と思っています。

まず、ラボへのリンクを貼っておきます。LightJet と、Epson の2種類(通常の写真品質のものと、カンバスなどに出力する絵画品質のもの)のプリントができます。

http://www.calypsoinc.com/

>このくらいの大きなサイズのプリントともなると試すのもちょっと勇気がいりますね。

まさにそうなんですよ。ラボに出す一番のメリットは、一発でプリントが手に入ることだと思います。試行錯誤がなくなるので、躊躇なくプリントに出せます。

「プリンタの価格+ランニングコスト」とラボでのプリントコストを比較すると、13x19くらいのサイズで5~60枚程度まではラボのほうが安く、それより多くプリントすると、自家プリントの方が安くなることになります。品質的にはもう甲乙付けがたいでしょうね。ちなみに、先日1DsMk2 からプリントした16x20くらいの LightJet プリントを見ましたが見事なまでの解像感でした。早く D2X からプリントしてみたくなりました。

Calypso の場合、48時間掛かるのがネックになる場合もあるかもしれないですが、逆に考えると50枚プリントしても48時間なので、今回まさにそうでしたが、自分が拘束される時間で考えるとほぼゼロに近くてメリットになってくると思います。

おっ、購入されたのですね。
おめでとうございます。
私はPM-4000PXを愛用していますが、
そろそろ買い換えを検討していて、
いまはその後継機種を待っています。

タカさん、
>一発でプリントが手に入ることだと思います。

僕も今週末モニターのキャリブレーションを行う予定です。これでどれだけカラーマッチングが近づけるか関心があります。専門のプリントショップに出すと試し刷りの必要も無くなるのはコスト的も時間的にもメリットですね。

>13x19くらいのサイズで5~60枚程度まではラボのほうが安く
実際にはもっと出力しないと自家プリントのコストは見合わないと思っています。目に見えないコストとして試し刷りによる本印刷以外の消耗品使用や個体の不具合なんかもあるでしょうし。

>48時間掛かるのがネックになる場合もあるかもしれないですが、逆に考えると50枚プリントしても

ということなのでもし50枚まとめて印刷する必要があるとき、手間ヒマかかっても良いという人はプリンタを買っても良いと思うのですが、短期間にしかも失敗のない成果を求めるときはやはりプリントショップで出力するのが確実なようです。
ただし上に書いたように、自家プリンタの場合は失敗すると自分のコストですから50枚すべてがうまくいくわけではなく、見なしコストとしておそらく70枚分のコストはかかるんじゃないかと思います。なので50枚ならプリントショップの確実性はもっと高いはず。
それと家庭用プリンタの場合はサイズが13×19が実質最大サイズだけれど、それ以上のサイズでプリントできるのが専門ショップの良いところでもあります。
自家プリントの良いところは入力から出力まで自分でコントロール出来るところではないかと思います。色に関してはモニターで見た通りに出れば良い訳でコントールもなにもあったもんじゃないけれど、モニターでわかりにくい質感みたいなのがプリントにはあるので、そこの試行錯誤が出来るところかな。
といっても専門ショップもphotoshopから印刷しているのであれば、リサイズ時のアルゴリズムなんか同じですね。
どんなシステムを使っているのかちょっと気になります。

おかじーさん、
そういえばおかじーさんも4000PXですね。僕はR1800(G5000)でまだモノクロ印刷をしていないのですが、このあたりはまだ家庭用プリンタでは不得意なんでしょうか?
そんなこともあって六月のワークショップには参加したいのですが・・・
ところでおかじーさんが狙っているのは4000PXの後継機ですか?インクカートリッジは9本どころか10本になったりして・・・

Calypso Imaging でその値段は、Preferred と呼ばれるサービスで、依頼する側が printer profile からなにからすべて準備し、Calypso 側ではプリンタにデータを流すだけになってます。なので、基本的にはすべて依頼する側に依存してくるので、自家プリントと変わらないですね。それ以外のサービスでは、例えばポジを渡してドラムスキャナでスキャン、指定サイズでプリント、とかもありますが、この場合には Calypso 側でデジタル暗室処理が行われます。

上で紹介してくれたサイトをちらっと見ただけなのでもしかしたら見落としてるのかも知れないんだけど、たとえば16×20インチで出力したいとき、ユーザ側でイメージサイズのリサイズとリサンプリングが必要になるの?
それともしてもしなくてもどちらでも良くて、必要に応じて業者が自動的にサイズにあわせてDPIから計算しなおしてリサイズするのかな?
これは僕だけかも知れないけれど、イメージサイズ変更後のアンシャープマスク処理はモニター上で合わせるのがかなり難しいんだ。かといってこれだけはレターサイズで試し刷りしても意味がなくて、Super Bで印刷して、必要に応じてやり直すしかないんだけど。
僕も普段印刷する写真はそれほどアンシャープマスク処理は必要ないんだけど、今印刷している写真ではアンシャープマスク以外にいくつかのレタッチ処理が必要でこれがなかなか印刷してみないことには結果がモニターのみではわかりにくいんだ。

前述したとおり、Preferred サービスでは依頼者がすべて準備するのが基本です。リサイズはしてくれると思うけど、USMは最終的なサイズで掛けないと意味がないので、依頼者が期待したようなシャープネスでプリントされる保証はなくなるわけです。というわけで、ボクはすべて自分で準備して、ラボ側での処理はゼロですね。

大きく伸ばすときのUSMは、何回かプリントしてみると画面上の見た目とプリント時の見た目の関係が、経験的に掴めてくる気がします。基本的には、元サイズに対して拡大すれば拡大するほど、USMは大きく、強めに掛けることになるよね。

Calypso ImagingではどのくらいのDPIを推奨しているのか分からないけれど、僕はここ二台ともエプソンなので自ずと240DPか360DPIあたりに落ち着くわけです。フルカラーCMYKだと175lpiというところが多いと聞くので、すると350DPIでタカさんは出力してデータを渡しているのかな?
タカさんはおそらく最終出力にあわせてデータを渡していると思うのであまり関係ないけれど、もしを出力側でリサイズをするようなことがあればリサンプルもするわけで(ある意味データの水増しですね)、すると事前にUSMなどはかけてもあまり意味が無くなってしまいます。

それともう一つはRGB入稿の部分ですね。岡嶋さんから話をうかがったときにもう少し詳しく聞いておけば良かったんですが、そのときはまありプリントに興味がなくて聞き流してしまいました。プロでもやはり色校をやっているそうです。CMYK変換をどこでやっているのか分からないけれど(たぶんショップもPhotoshop)、どうしても発生する色のずれはある程度タカさんが言う「経験」で救済できるようですが。

まあ、専門プリントショップのメリットは大いにあることは認めているので(経験、質、コストパフォーマンス)など、自家用プリントの良さとしては自分でコントロール出来る良さぐらいかな、と思って書いたわけです。
つべこべいわずに僕も紹介してくれたところで一度出力して見ろ、って事ですね(笑)

配送もしてくれるようなので、機会があれば試してみようと思うんだけど、上に書いたリサイズはどんな風にやっていますか?

レス遅れました。2日間ほどショートトリップに出てました。

LightJet 5000 は 120pixel/cm です。DPI だと、304.8。データを渡す時点でこのサイズにして、適切な USM 掛けてます。Calypso's guide to color management on LightJet 5000 という手順書が PDF で読めます。

http://www.calypsoinc.com/colorguide_1_03.pdf

入稿は RGB TIFF で行ってます。Native が RGB ということで、一般的な印刷とはちょっと違いますね。CMYK もできますが、プリンタ側で RGB に変換するそうです。

LightJet 5000 の詳細については、下記 URL まで。

http://www.cymbolic.com/products/lightjet5000.html

LightJetの印刷情報、ありがとう。
とりあえず大きな用紙への印刷は一通り片づいたので早急に必要なものはないんだけど、次回は試しに印刷を頼んでみます。

ところでRGBがNativeなプリンタとは珍しいですね。(少なくとも僕は初耳でした)
サイトの説明によると確かにCMYKで渡してもそれをわざわざRGBに変換すると書いてありました。でも実際にRGBのまま三色で印刷するとは思えないのでどこかで分解はすると思うんだけれど。

LightJet は印画紙使うんですよ。プリンターと呼んでますが、印刷じゃないんです。引き伸ばし機からの光の代わりに RGB それぞれのレーザーで直接印画紙に露光します。で、そこから先は現像・停止・定着工程を伴う、伝統的な銀塩写真プロセスです。マットの印画紙でプリントすると、まさに写真そのものです。

タカさん、通常のインクを使った印刷とは違うとのことで、仕上がりも想像以上にいいのかも。次回カラーとモノクロで試してみます。

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このページは、hiroが2005年4月26日 19:23に書いたブログ記事です。

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