今日は出勤前に立ち寄るところがあった。歯医者である。
前に来たのは2年前だったか・・・。僕の記憶力なんていい加減なもので、行く前はあれだけ騒いだのに、一通り治療が終わってしまえばこの有様だ。
今回は以前に処置していたクラウンが欠けてしまったのと、そこが神経過敏になってしまい、冷たいモノを飲んだりするとシミるので、Los Angeles に行く前に直してしまおうと思ったのだ。
アメリカの医院はたいてい予約制となっていて、指定された時間に行けば待たされることなくすぐに診察がはじまる。予約を入れるのが大変な場合もあるが、銀行の窓口のようなところで長時間待たされるよりはだいぶ気が楽だ ( 日本にいたとき通った病院は窓口で1時間も2時間も待たされることが多かった )。
早速アポイントメントを取った日の朝、Dental Office に飛び込む。久々に訪れた Office は以前通っていたときと同じく待合室に人がいない。窓口で名前を告げると椅子に腰掛けて1分もしないうちに「こちらにどうぞ」と診察室に案内された。このあたりは2年前と全く同じだ。
すぐに隣の治療室から現れた My Dentist は2年ぶりながら僕の記憶と合い違わず、ちょっと大げさなジェスチャーで挨拶してくれる。
治療代の上に座っていた僕はすぐに椅子が倒され、早速大きく開けた口の中をのぞき込んだ。どうやら2年前の治療後の確認を行っているようだ。
「別の Dentist でかぶせたクラウンが欠けているね。神経がセンシティブなのはその下に虫歯があるのかもしれない」
「これはレントゲンを撮ってみないと表面からは虫歯かどうかわからないね」
といい、手際よくその歯だけのレントゲンを撮る。そこから待つこと数分で「ほら、これを見てください。ここに虫歯が出来てますね。神経がすぐここにあるので過敏になっているんですよ」とその場でレントゲン写真を見せてくれる。いやはや何とも今は写真技術も発達しているのだなぁなどとのんきに別のことを考えていたのだが、思考はすぐに痛い現実に戻された。
「これを直すには3 visits でまずは神経を取り除き、次に Root Canal をやって最後に Crown をかぶせるのが良いでしょう」と言う。
Root Canal と聞いて一瞬引いてしまったが、完全に直すにはそれしかないのだという。
何年か前に同じ治療を別の歯科医で受けたのだが、そのときはかなりたくさんのお金を支払った覚えがある。
お金はまだいいとしても結構痛い治療だった。問題の歯の神経を抜き取り、そのかわりに金属の針を歯の根元に打ち込むのだ。
そのあとで上からクラウンをかぶせるという治療で、保険がカバーしたとしてもかなり高額な患者負担額だったと記憶している。
2年前に知人からこの Dentist を紹介してもらい、それ以来ここに通っているのだけれど、腕は確かだし、治療費も安いので ( というかほとんど支払わない )、彼が「これは Root Canal をやった方がよい」というのなら信ずるべきか。
・・・・
10分後。
キーンという嫌な金属音が永遠に続くのではないかと思った後で、Dentist は鋭くとがったひっかき棒のようなものを手にして手動で歯の一カ所を掘っている。これがどうやら神経を取っているようなのだが、麻酔のせいで何も感じない。アメリカではかなり強力に麻酔を使用するのだ。
ということでこの日の治療は神経を抜き、臨時の詰め物をして処置はおしまい。Dentist は「一番痛い治療は今日で完了。来週は needle を入れましょう」という。いやぁ神経を取るというのも痛そうだが、針を歯に指すというのも十分痛そうなんですが・・・
さっきまで治療代の上で身を縮ませていた僕だが、一度 Dentist Office の扉を出て外に出ると、なんだかすごいことを済ませたような達成感があって1人でニヤニヤしている。
小学校の時、インフルエンザの集団予防接種を受けるときに先に受けた僕が、後ろに並んでいる同じ教室の友達から「痛かった?」と聞かれて、
「ううん、全然」
と、やせ我慢をして廊下を闊歩していったのと同じか(笑)。
その後麻酔の効果は午前中一杯、顔面の半分を覆い、会社についても何か飲んだり食べたりするだけでなく、しゃべるのが大儀なほどだったが、麻酔が切れてくるに従い、今度は治療した部分と麻酔の注射を打ったところがずきんずきんと痛む。
僕のやせ我慢は簡単に吹き飛んだ。アスピリンを摂ることにしよう。

※ EOS 20D
追記
まもなく Los Angeles に向けて出発します。来週半ばに NY に戻ってくる予定ですが、時間があれば LA から更新します。さもなければ帰宅するまでしばしこちらを留守することになるでしょう。

呼んでいて、背筋が走りました。(^^ゞ
私も歯医者に行かなければと思いながらも、億劫になって行っていません。
それを続けると良いこと無いのだけれど…
それでは、頑張ってきてくださいね!(^。^)
それと、これはティルトレンズをお使いで?
あれれ。今週末LAなんだ?
うちの一家もLA郊外にいくよ。
ごめん、ひとごとなので
めっちゃリアルな場面が広がって・・
笑ってしまいました!
わかるわかる!
治療後、すごいことをなし終えたような達成感に満ち満ちて院を後にする軽やかな足取り・・
インフルエンザ接種後のシーン・・
麻酔が切れて、やせ我慢があっけなく吹き飛んじゃったシーン・・
そう、でっかいアメリカの片隅での
ひろゆきさんの日常を垣間見ちゃった気がする~笑
旅立ち前に、思い切って病院行っててよかったね。
でもまぁ疲れが出たら、またトラブルでてきそうだし、
あまり無理しないで、楽しんできてくださいね。
アメリカの歯医者さんて「ファインディング・ニモ」や「リトルショップ・オブ・ホラーズ」に出てくるマッドな感じでちょっと怖いかも。思いこみ?
すのーさん、
たしかに、歯医者に行くと「恐怖に打ち勝った」っていう達成感というか征服感はありますね。だれかに威張りたいような(笑)
偶然ですが僕も昨日、歯医者に行きました。
がりがりやられました(ToT)
今朝もこれからがりがりされに行きます(T0T)
>さすけさん
ひろゆきさんのブログ読んで、妙に共感してしまったのは
私だけではなかったようですね。笑
ただ私・・
打ち勝ったという達成感が持てる事はめったになく、
打ちのめされて、「だから歯医者っていや!」「もう来ない!」と半泣き状態になり、
こういうときだけは自分の強い意志を感じたりするくらい。^^;
体の大きなひろゆきさんだって、怖いことってあるんだ~と、
妙に共通点みつけて、んふふ^^と思ったわ。。笑
とりいそぎタカへ。
今回時間が取れそうになくて、どこかで落ち合うというのは無理そうです。
車でこちらに来ているのかな? 昨日はrt101を通ってSanta Barbaraに行ってました。
小さな街だけど、あそこはゆっくり写真を撮りにもう一度行こうかなと思っています。
すみません、後の方へのコメントは後ほど(^^ゞ
皆さんコメントの返信が遅れてスミマセン。
落ち着いたので少しずつお礼のコメントを返していきます。
i-takashiさん、
歯医者に行かなきゃ・・と思っているうちに行かないと手遅れになりますよ!
最初の方だったら痛くない治療ですけど、それこそ虫歯が進行すると歯も痛いし出費も痛いです(笑)
・・・といいつつ僕も今週の歯医者のアポ、今から恐いです。
レンズ、良くおわかりで(^_-)
タカさん、
今回は急なことで予定を立てられませんでした。ということで次回はもう少しゆっくり西海岸に行きたいと思いますので、そのときにじっくりオフしましょう! ところでどの辺にいっていたのですか?
すのーさん、
歯医者の治療台の上では大の大人も子供と一緒ですよね。すのーさんも子供には自分の素顔を見せられないのではないですか?
もうすっかり恐いモノ無しですよ、歯医者を出るときは。でも治療に戻るときはまた臆病になります。
旅行の前に治療を始めたんだけど、治療の途中で旅行に出たので旅先で歯がじんじん痛みました。
さすけさん、
いや、アメリカの歯医者は痛みをまず除去するので、治療自体は楽です。
でも腕がいいのかどうかは治療中口の中を見ることが出来ないので???です。僕の歯医者さんは腕がいいと思うな。
フィンディングニモに出てくるキャラで恐いのは歯医者より、やっぱりその娘でしょう!
ROSOさん、
4月を少し過ぎると時間のゆとりが出来るのか、こういうときにでも歯の治療に行かないとなかなか行けないんですよね。
お互い直しちゃいましょう。
もしよろしければ歯医者さんの名前教えていただけますか? 歯が痛いんですけど、どの歯医者さんに行けばいいのかわからなくって困ってます。
BUNNYさん、
僕が通っているのは、PRICE DENTALと言うところです。サイトに住所や開業時間が書かれています。
http://www.pricedental.com/
僕が通っているのはこの中のNassauにあるところです。昔住んでいたところに近いので。QueensのオフィスとしてはFlushingにありますね。これならQueensやManhattan在住の人でも便利かも。
いよいよ明後日で今回のトリートメントが終わります。やったー。
ところでいまさらながらBraceを入れようかと思って尋ねたところ、僕の場合はおよそ三ヶ月かかり、$3000と言われました。これは保険がきかないので仕方ありませんが、だいたいこんな値段なのかなぁ。ご存じなら教えてください。