日曜日は朝から出かけて夜遅くに帰ってきたのだが、日中立ち寄ったのがこの、ゲイ・レズビアンパレードである。
この日は他にもいろいろ写真を撮ったので、当日は予告編として真下の写真だけ紹介したが、実はそういうわけだったのだ。

※ EOS 20D + EF 70-200 F2.8 L
New York Watch で毎年の様に取り上げているので、今年もまた普通に紹介するのでは芸が無く、ちょっと気が引けたのだが、なんといってもハロウィンパレードと並び New York でもっとも派手で賑やかなパレードなのだ。やはり夏の風物詩としてはずすわけには行かないだろう。ということでこのブログを開いたのも何かの縁なので、すこしばかりおつきあい願おうか。
久しぶりに New York 在住の写真仲間とストリートスナップをしようと、誘われていたので皆の都合がつきやすい日曜日に集まることとなった。
僕はストリートスナップだと1人で行動するのが好きなのだが ( そうでないとつい連れの人に気を遣ってしまい、タイミングが狂ってしまうのだ )、この日は都合の良いことにこのパレードがあった。人出の多いこのパレードなら、ひとたび場所を取ったら二度とそこから動けない。そこから動けばすぐに撮影ポイントを逃してしまうのだ。これならフォトグラファが複数でもはぐれることはなさそうだ。そもそも New York の人というのは僕も含めて自己主張が強くわがままなので、こうでもしないと糸の切れた凧の様にすぐにどこか飛んでいってしまうのだ。
もはやこれがどんなパレードか、などと注釈をつけるのは野暮ってモノだろう。年に一度、New York で開かれる、ゲイ・レズビアンの祭典といってもいいだろう。
6月になると街のあちこちにはゲイのシンボルである、レインボーフラッグが取り付けられ、否応なく目にはいる。そして6月最後の日曜日はかならずこうしてパレードが5番街で行われるのだ。
パレードの開始は12時。その前に5番街は車の通行が禁止される。
Uptown から Downtown に向けて行進するため、Downtown で待っていると最初の団体が通り過ぎるまでかなり時間がかかる。上の写真は12時を過ぎて Washington Square から5番街を撮ったものだが、まだパレードの先頭は見えてこない。
それでも両脇にはバリケードが張り巡らされ、NYPD 警察官が無数に立っている。

※ EOS 20D + Lensbaby 2.0
さて最初に通るのは警察官の団体だ。そもそも NYPD はどのパレードでも警備を担当しているのでたいてい参加するのだが、このパレードでもたしか最初と最後に NYPD 警察官が行進をする。それも全てゲイ・レズビアンの警官・婦人警官なのだ。
続いてすぐにゲイの消防士達が消防車に乗ってやってくる。こうなるとあたりも一気に盛り上がる。
普段は警察官とは縁が無いのに、というか縁がない方がいいのだが、こういうときは盛り上がるものなのだろうか。

※ EOS 20D + EF 70-200 F2.8 L
明らかに同性愛はマイノリティだとは言っても New York では人口の割合がかなり高く、こういったパレードはもちろん政治的にも宗教的な面も持ち合わせている。
警官や消防士が通り過ぎたあとは、政治家達のオンパレード。政治家、活動家はパレード後半にも参加していたようなので、僕自身はそれほど沢山の見かけなかったが、僕が見た中で一番人気はアメリカ初の女性大統領と取りざたされるヒラリー・クリントンだ。彼女が所属する民主党は同性愛者からの支持票も大きいのだ。

※ EOS 20D + Lensbaby 2.0
僕は「ゲイ」という男性をイメージしていたが、パレードに来てみると女性の参加者がものすごく多いのに驚かされる。
この写真も大きなバイク ( 日本で言うところの限定解除 ) を乗り回すレズビアンのグループだが、彼女 ( 彼ら? ) が通り過ぎるときの街道沿いの歓声もひときわ大きかった。
こうやって沢山の人種、いろいろな性指向の人たちを見てみると、「男らしい」とか「女らしさ」って一体なんだろうと分からなくなってくるから不思議だ。同性愛の親に連れられた子供たちも多く参加しているこのパレードでは、母=妻=女性という図式は成り立たないし、男性=一家の主=父親という姿も無い。
何もかもが受け入れられているような New York でも実は差別はまだ存在している。人種差別や病人に対する差別、宗教による差別、そして今回取り上げた同性愛の人たちに対する差別 ( これを Homophobia - ホモフォビアという ) は自分が受けないと気が付かないものだ。
思わず体がリズムを取り出すようなクラブミュージックや、レゲトンがフロートに積まれた巨大な PA 装置ががなり立てている。
鍛えられた、そしてダイエットで引き締まった男女の肌が、ほとばしる汗のせいで青空のもとで光って見える。
こうして賑やかであればあるほど、却って差別に対する裏返しとも取れて、その厳しい一面を感じずにはいられなかった。

※ EOS 20D + Lensbaby 2.0

ひ@NYさん、こんにちは
何が始まるんでしょうね~!
楽しみです。(^。^)
そう言えば、セントラルパークには鷹がいるそうですね。
TVでやっていました。
i-takashiさん、こんにちは。
予告編をアップロードしたときに書いてくれたコメントですね。
New Yorkはこういったパレードも楽しみの一つです。いよいよ来週は独立記念日ですね。こちらも大きなイベントが沢山あります。
そうそうセントラルパークを見下ろす高級コンドのひさしに巣を作ったタカの話はニュースにもなりました。
最初は管理会社がその巣を取り払おうとして、市民から反対運動が起きたんですよ。
ひろゆきさん、こんにちは!サンフランシスコでも、Pride paradeがありました。
この季節になると、ひろゆきさんとNYのパレードにいったことを思い出します。浴衣でね。
それにしても、ひろゆきさんの写真は本当に素晴らしい!!ヒラリーもいたんですねぇ。
そうそう、やはり、レズビアンのバイク集団がいましたよ。Dykes on bikesと銘打って。すごい数でした。
混みすぎていてあまり近づけず、でも少しだけ写真を撮りました。
http://www.geocities.co.jp/SilkRoad-Lake/4352/pride.html
yamajunさん、こんにちは!
僕もニュースで見るまで知らなかったんだけど、どうやらNYとSFは同じ日にPride Paradeがあるみたいですね!?
そういえば浴衣を着ていきましたね! でもあまりにもパレードの方が派手で僕らは目立たなかった?(笑)
ヒラリーや黒人指導者のジャクソン師もいましたよ。
yamajunさんのサイトも見ましたが、やはり東西を問わず派手なんですね!
はじめまして。
生の迫力が伝わってきます。
ヒラリー・クリントンも写っていて、報道写真のようでもあります。
レンズベビーがとても効果を発揮していますね。映画みたい…
食い入るように見せてもらいました。
Hiroさん、
こんにちは!Gay and Lesbianパレードの写真、かなりカラフルでいい感じですね。NYCの暑さも伝わってきます。Homophobicの人はたくさんいますが、GayやLesbianの人達がこうやって外に出てSelf-Expressionが出来ることはかなりポジなことだと思いますね。私の友達でGayの人もいます。Lesbianの子もいたけど、彼女はまだ他の誰にも言えずに悩んでますね。Gayの友達はフレンドリーで色んな意味でFlexibleでVersatileな考え方をしてる人も多いです。でも本当はどういう気持ちを抱え込んでいるのでしょうか。やはりMysteriousな部分もありますね。 次回の投稿も楽しみにしてます!
砂名(sana)さん、こちらでは初めまして!
(ミクではお世話になっています)
わざわざお越しいただいてありがとうございました。
この日はとても暑くて、写真を撮っているだけでびっしょり汗をかくような日差しだったんですが、そんな中かなり長い距離を徒歩で更新した彼女もすごいですね。
政治家ともなると週末もなにもあったもんじゃないんですね。
sanaさんのLensbaby写真も拝見しています。冷蔵庫の写真、これは思いつかないほど斬新でした。
tomoさんもこちらでは初めまして!ですね。
いつもメールをありがとう。
LAとNY、いろいろな文化の違いはあれどその違いを比べるのもまた楽し。ということでそんな違いを聞かせて貰えると嬉しいです。
tomoさんは僕なんかより、もっと日米人ですからself-expressionの重要性がよく分かると思いますけれど、日本でこれをすると「浮く」んですよね。