アラームシステムの取り付けを
「 一日で済みます 」
という言葉を信じて愛車 E90 330i を預けたのは先週の木曜日。
格安のクルマならともかく、アメリカで売っている普通サイズ以上のクルマででアラームシステムがオプションというのも珍しいが、全世界がターゲットの BMW にとってはそれが必要ない国もあるし、アメリカで取り付けている以上に厳しいアラームシステムが求められているところもあるので、オプション扱いなのだ、ということなのかもしれない。
アラームシステム、別名セキュリティシステムはいろいろあるけれど、通常リモコンでドアロックの開閉をするときに「 ピッピッ 」 と鳴ってハザードライトが二度ほど点滅するアレである。この瞬間にドアがロックされ、セキュリティーモードになるというもので、不用意にドアノブを引いたり、クルマを揺らしたり、またはボンネットを開けようとしたりするなどするとアクティブになり、ビービーガーガーうるさいアレだ。
クルマを発注するときに注文したオプションなのだが、在庫切れということで、まずはそのままで納車され、後日呼び出しを受けて取り付けに預けた、というワケだ。
ところが金曜日になって 「 一日では終わらない。週末も預かって月曜日に完了する 」 と言われた。
このあたりはまあ仕方ないところ。土曜日も作業をするというのでそれなら終わるだろうとタカをくくっていた。
ところが月曜日になってまた電話がはいった。
「 必要なパーツが無いので、オーダをかけた。そのパーツが入るのは火曜日なので、明日の夜は引き取れるだろう 」 と連絡があった。うーん、それも仕方ないか・・・
そして火曜日になると、今度は
「 今日もパーツが来ない。明日渡せると思う 」
なんかおかしいぞ・・・
そして今日水曜日の午後、携帯に電話が入った。
いつもこちらから問い合わせをすると、「 今日は無理そうだ 」 とそのときになって初めて言うのが今回は向こうからの電話である。
当然こちらも期待する。
「 長いこと待たせてスミマセンでした。取り付け作業は完了して、今日ならいつでも受け取れますよ 」
とのこと。予定よりだいぶかかったけれど、やったー・・・と仕事帰り、例のキャデラックで BMW サービスに向かった。
受け付けで名前を伝えると、その人が作業項目がこと細かく書かれたレシートをくれた。レシートと言ってもレターサイズの用紙だからでかい。
「 外の Valet Parking でそのレシートを見せてね、あなたのクルマをすぐに持ってくるから 」
ちょうど一週間ぶりの対面で、どうやら大人しくしていたようだ(笑)。見た目にはなんの違いも無い。
早速キーを受け取ってクルマに乗り込むも、なんかおかしい。
ドアロックをあけるのにリモコンを操作したのだが、例の 「 ピッピッ 」 を耳にしなかった。
ちなみにドアロックをリモコンでかけて、中からドアを開けると、ピーピーガーガーウーウー言うはず、とおそるおそるドアを開けるも、シーン・・・
これ、セキュリティシステムがインストールされていないんですけど、とおそるおそる近くにいたセールスに声をかけると、どれどれと言って試してくれた。毎日3シリーズはおろか5シリーズ、7シリーズを操作しているだけあって操作方法をよく知っていて、いろいろなキーコンビネーションを試すも、うんともすんとも言わない。パニックアラームも鳴らない。そこで今度はサービスの人が呼ばれ試すもやはり、シーン・・・。
受付に戻ってサービスマネージャーに聞いた方が良い、と指示されたので、また店内に戻り、受付でキーを渡しながら事情を説明するとサービスマネージャとアドバイザーという2人の責任者が出てきた。2人で交互に操作する・・・も当然動作せず。最初は操作方法かなにかシステムをアクティブに設定するなにかの操作を忘れたのかと、自分に自信がなかったのが、このころになると、「 どうだ、言った通りだろ 」 みたいな態度になってしまう。
ところがインストール作業を行ったテクニシャンはすでに帰宅したということで担当者がおらず、記録を調べるとちゃんとやったことになっているという。テストも完了している。
結局謎は解けぬまま、向こうも平謝りなのでこちらもこれ以上何も言えず、またしても愛車を預けることになってしまった。
日本だったら信じられないようなエラーだと思うが、アメリカではしょっちゅうではないにしても、どこかで聞いた話程度の珍しくないレベルのものだ。まあここで怒っても何も解決しないのが相場なので、仕方ないとあきらめるが、そもそも一日で終わるという作業を一週間延ばして、何もせずに完了したといって、クルマを手渡すなんてちょっと呆れてしまった。
まあドイツ車と言ってもサービスしているのがアメリカなのだから仕方ない。アメリカで日本車のディーラーに行ったところで日本で受けるような丁寧な扱いを受けるわけではないのと、同じだ ( 彼らはどちらかというとかなり横柄 )。
帰り道。
ハリケーン、Katrina の被害により昨日今日はどこのガソリンスタンドも大混乱を来していた。ガソリンの値付けももうめちゃくちゃで同じ会社のガソリンスタンドでも、大きな値段の差が出たりしている。もちろん安いところにたくさんの客が赴くワケで、僕が見たガソリンスタンドもそういった、価格調整の前のタイミングにあるのか一日前の価格を表示していた。そのためたくさんの人が並んで給油ポンプ待ちをしていたのが、なんだかうらめしかった。
こんな高いときにガソリンをいれるなんて、ヤだなぁと思うのが普通だと思うが、僕の場合、運転しているのが自分のクルマでないので、ついうらやましく思えたのだろう。
はたして愛車はいつ僕のところに帰ってくるのでしょうか ( 苦笑 )。






























