( New York 夏模様シリーズ )
アパート暮らしのつまらないところは庭や屋上のアクセスが限られていることである。幸い僕が住んでいるところはパルコニーもルーフトップアクセスもあるので、何度か屋上でパーティもやったことがあるが、やはりバーベキューは広い庭でやるに限る。
ましてうちにはバーベキューグリルが無い(笑)。
そんなわけで、誘われれば必ずといって良いほど顔を出した今年のバーベキューパーティ、今年も何回行っただろう。
じりじりするような日差しを受けながらグリルでじゅうじゅうと焼くグリルもいいが、夕方から夜に掛けて夕暮れのバーベキューも気持ちの良いもので、さして味付けのされていない料理すら極上のごちそうに早変わりする。
僕のような日本人ですら何度も行くのだから、果たしてアメリカ人家庭の平均 BBQ 回数はどのくらいのなるのだろう(笑)。
東京のように混み合った街、Manhattan でも小さなバルコニーや屋上、それに公園やなんとストリートでやる人もいるのだから、よっぽどアメリカ人は BBQ が好きなんだろう。
この週末もたぶんに漏れず、友人の誘いを受けて Long Island まで行ってきた。

※ 友人が間借りている家の裏庭。遠くに垣根が見えるがあそこまでこの家の敷地なのだ。
この友人、実はインド出身でアメリカでの生活は僕より短い。それでも家に人を招いてパーティなど開いたことがない、というので仲間みんなでけしかけるようにして、彼にバーベキューパーティのホストをやらせることにしたのだ。
彼は一軒家の一部を借りて住んでいるのだが、オーナー夫婦は Manhattan にも家を持っており高齢のため最近はほとんど Long Island にやってこないという。そこで彼が留守宅をケアしており、この日もオーナー夫人から 「 どうぞ好きな様に使って 」 と了解が得られたのだという。
今までパーティどこか人を招いたことがない、ということから判断してわかるように、この友人はあまり社交的ではない。オーナー夫人も
「 医者のアポイントがなければ私も参加したい 」 とメッセージを寄せたことから判断して、この友人が遂にパーティを開くということを聞いて単純に喜んでくれているようだった。
やるからには普通に肉を焼くだけでは面白くないから、インド風にやってくれ、と僕らは注文をつけたところ、どうやら母国に住んでいる母親にレシピを尋ねたようだ。

※ 友人宅のドライブウェイにて大人しく僕を待つ E90 330i。
初めてのパーティで初めて他人に対して調理を行う・・・というので僕らもあまり期待してはいけないと、この日はみんなで料理などを少しずつ持ち寄ることにした。僕は力仕事で出来るポテトサラダを作り、残り物があったので以前教えて貰った炊飯器チーズケーキをついでに作った。
もともと1人で行く予定だったが、たまたまボストンから最近うちの近所に引っ越ししてきた Mami さんにこのパーティの事を話したら、「 行ってみたい 」 とのことで急遽2人で参上することに。こういうパーティは人が多いほど楽しいし、新しい友達もこういう場所でできるからだ。

あまり社交的でないからなぁ、数人しか来ないかも・・と心配したのだが、蓋を開けてみると盛況で20人近くが集まった。
この日は Labor Day Weekend にあたるため、各地で同種のパーティが開かれ、いくつも掛け持ちをしている人もいたほどだ。
そんな仲間も最後には結局ここに集まって、腰を据えてしまうのはこのインド人の人柄なのかも知れない。みんなちょっと心配で駆けつけたところ、意外に心地よかった、そんな感じだ。
僕と Mami さんも3:30PM に到着し、数時間で帰るつもりで来たのが気が付けば9時過ぎになっていたほどだ。
なんと行っても野外にいても暑さは全くなく、木の葉を揺らす風が涼しいほどで、庭でくつろぐにはパーフェクトな一日なのだ。どうしてこんな時間に室内で過ごすことが出来よう。
友人が作った料理のほうも初めてとは思えず、たとえ「 空腹は最高のスパイス 」や「 天気の良い日に外で食べる食事はなんでも美味しい 」、それにお世辞を抜きにしてもとてもスパイスのきいた香ばしいチキンバーベキューでとてもうまかった。それに対してはレシピと適切な指示を与えた友人の母親に感謝すべきだろう(笑)。
僕が大きなボールに入れて持っていったサラダもケーキも平らげられたので、おかけで帰りはだいぶ身軽になった。
この日は終始、木漏れ日と笑い声がバックヤードのあちこちでこぼれていた・・・。こぼれおちるそれらがもったいなくて、だれもそこから立ち上がろうとしなかった。
そしてその夜、友人からメールが届いた。
それにはこう書かれていた。
「 初めてだったけれど、パーティを開くよう差し向けてくれてありがとう。友達もたくさん集まってくれて僕自身、とても楽しめました 」
パーティを開いた人から先に礼状を貰ったのは初めてだけれど、僕らこそとても気持ち良く夏を締めくくることが出来た。
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庭の片隅で見つけた、夏の抜け殻。
苦手な人もいると思うのでここにはサムネイルだけ。クリックすると大きなイメージでみることができる。
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こんにちは
夕方からのBBQっていいですよね。木漏れ日の中でなんて最高ですね
私も8月の末に近所の多摩川でBBQをしましたが、夕方スタートだと、風が気持ちくて多摩川も侮れないなと思いました。
だだ、夜になると撤収がちょっと大変なんですよねー。
パーティを開いた本人が先に礼状を出してしまうあたり、すごくいい人オーラが出ているんでしょうね。
イイなぁ〜♪イイなぁ〜。・゜゜・(≧∀≦)・゜゜・。
とっても気持ち良さそうぉ〜!!
こんな自然の中でBBQだなんて、贅沢やね☆
BOBは今年は2回しかやってない…。なんなら、2回でも多い方かも!日本じゃ。
こんにちは、木漏れ日の写真とってもきれいですね^^
陽射しが黄色っぽくて、秋の気配が。。。まだ暑いんでしょうか??? 気持ちよさそう〜
かおりさん、
こんなに緑に恵まれたBBQは、NY市以外ではあたりまえなんですけど、どこを見てもコンクリートの都会から見ればとても新鮮です。
河川敷のBBQというのも気持ちがいいもんですよね。アメリカの場合撤収といっても全て使い捨て食器なので大きなゴミ袋にばんばん入れるだけです。それはそれで悲しいですね。
>すごくいい人オーラが出ているんでしょうね。
確かに(笑)。「 初めて他人に調理したんじゃない? 」 と聞かれて 「 いや初めて他人の食事のためにお金を出した 」 といってました。
BOB、
うん日本なら2回でも多い方だよね。こちらでは毎晩BBQという家庭も有るようだけど、それはそれで飽きちゃうかも。
時にはそばとかつるつるってね。
つっちさん
この日は日中は程良い暑さで夕方からは涼しくなりました。バーベキューグリルの回りに集まって暖を取るのでちょうどよいくらいの天候でした。
もう光線の具合は秋でした。