日本にいたときもテレビっ子だったといわけではないので、アメリカに住んだとき日本のテレビ番組が見られなくなることにそれほど未練は無かった。むしろアメリカの番組を努めて見ることで英語の上達しないものかと、考えていたほどだったから移り住んだ最初の数年間はほとんど日本の番組を見ることは無かった。
それはもちろん当時住んでいた環境では日本語放送がほとんど無かったから、というのもあるがそれでも日本食材店が兼業しているレンタルビデオを見るという手があるが、それにもあまり興味がなかった。
その後、引っ越しした先では日本語放送が一日数時間見られるようになったのと、数年経ってそれほど英語力アップなどと目くじらをたて日本語環境を遠ざける必要もなかろうと思えるようになったこともあり、自然と日本のテレビ番組を見るようになった。
そのとき気が付いたのだがさすがに3~4年見ていないと登場している芸能人の顔も見知らぬ人でいっぱいで、歌番組もを見てもあまり面白くない。若手お笑いのギャグを見てもなんでおかしいのかよくわからず、笑えないのだ。
どうりで日本から来た友達の言葉遣いでときどき理解不可能になるわけだ。ヤバイが肯定的に使われることもあるなんて知ったのなんて今年の夏ぐらいだろうか。
連続ドラマなどは一度見始めると面白いものも出てきて、つい次回放送が楽しみになる。
日本語がネイティブだから余計分かって面白いというのもあるけれど、最近思うのはアメリカと日本のテレビ番組は面白さが異質なものだということ。それならそれで両方楽しめればいいじゃないかと、日本のテレビ番組を再認識したところだ。低俗だとか中味が薄い、というような議論もあるが、そんなものはアメリカだって同じだ。番組によってその濃さが違う。
以前 New York Watch でも取り上げたかも知れないが、アメリカ ( 海外 ) で日本のテレビ番組を見るにはいろいろある。New York 市内の Manhattan と Queens に限られるがもっとも手っ取り早いのはケーブル放送に標準で含まれる International チャネルにある一日数時間のフジサンケイ系の放送をみることだ。
目覚ましテレビやスポーツニュースなど毎日見られるものに加え、あいのり、ドラマ、バラエティなどが少しずつ見ることが出来る。
次に簡単なのは、別料金を払ってジャパンTV という NHK の番組を24時間放送し続ける有料チャネルまたは衛星放送を導入すること。これでフジテレビと NHK は見ることが出来、それ以外の番組はレンタルビデオで見ている、という家庭も少なくないだろう。
さらにもっと見たい人は、日本の放送を転送するサービスを利用するしかない。これは日本国内に TV チューナ内蔵の PC サーバを置き、インターネット経由で番組予約をしたり画像をアメリカに転送させてみるというサービスだが、法律上の問題があり、いくつかのサービスは閉鎖になってしまった。現在残っているのはそう言った会社から専用のサーバを 「 買い取り 」、そのサーバを日本の留守宅にセットして、アメリカから PC 経由で番組を見るという方法だが、その専用サーバが高価だったりする。
子供の日本語教育のため、そこまで努力して日本語版組が見られるようにしているという家庭はあるが、僕にはその必要が無かったこともあり利用したことは無かった。それでもここ数年ソニーが出していた 「 ロケーションフリーテレビ 」 という製品は気になっていた。
どうやらこの製品さえあれば上で紹介したようなサーバを自分で設定する必要もなく、ソニーという企業から出ている製品のため動作に関して安心して使えそうだ。
正式に法的な問題をクリアにした上で遠隔地から自宅でのテレビ番組を見ることが出来る、ということはネット経由で海外からも利用することができるという代物だ。
ところがこれまでの機種は専用のサーバと、持ち運び可能な専用の液晶画面がセットになったもので、この液晶テレビが無いと見ることが出来なかった。ということで自然と商品そのものが高価だし、わざわざ日本に帰国してこの製品を購入し、アメリカに持ってきたあとでもしこの液晶が壊れたらまた日本に送り返さ無くてはならず、その間は見られないということにもなりかねない。
ということで当初から購入は見送っていたのだが、つい最近ソニーが発表した新製品はその問題を解決してくれそうなのだ。今回発表になった製品の説明を見るとこれまでとコンセプトが大きく変わっていることに気づく。

上の写真のうち、左側のユニットを購入し、これを日本の留守宅にセット。アメリカでは右に映っている CD を購入し、そこから必要なソフトを自分の PC にインストールすればその PC 上で日本の番組を見ることが出来るようになるというものだ。
このユニット、価格も33,000円と安価になった。
実はこのユニットが安くなったのにはワケがあって、この専用ユニットのみで出来るのは地上アナログ放送を受信することで、それをリアルタイムで PC から見られるという事だけである。地上デジタルや衛星放送は見られないし、まして録画機能がない ( 番組保存用の HDD を内蔵しない )。
日本の夜のドラマをアメリカで見るのに、平日の昼間から会社でのんびりお茶でも飲みながらって訳にはいかないのだ。時差があるのでどうしても録画したい。
ということでこの機種はそう言った機能はあえて持たず、そのかわりに赤外線ユニットなるものをケーブルで接続し、この赤外線ユニットがちょうどその場でリモコンを操作するようにして DVD リコーダなどを操作するのだ。
つまり自宅に衛星放送受像器や DVD レコーダなどを設置し、その近くにこのユニットを配置し、遠隔地から 「 番組予約 」 「 再生 」 「 早送り 」 などのファンションを PC から送るとそれを赤外線ユニットから信号を送り、コントロールできるのだ。
詳しくは下に紹介したレビュー記事などを参考にして貰った方がわかりやすいだろう。
http://bb.watch.impress.co.jp/cda/news/10956.html
ということで実家には光ブロードバンドがあるということなので、次回日本に帰ったときに DVD レコーダとこの製品を買って、こっそり設置してこようかななどと考えている。
New York で新春隠し芸大会を見るというのもオツかもしれない。

初めてコメントします。
海外で日本の番組観るのって大変なんですねぇ…。
以前,ニューカレドニアでNHKのニュースを観ていたら,権利の都合上とかで,映像ナシということがありました。
ネットでなんでもかんでも観られちゃう時代だけど,TVはダメなのね…という印象でした。
そういえば,”トリビアの泉”ってアメリカで放送されてるんですよね?
あれは日本チャンネルではなく,アメリカので放送されているんですか?
ひろゆきさん、私もはじめのころは、全然日本の番組が恋しくなく、ひろゆきさんと同じに英語の上達も考え、見ていませんでした。でも、今は、週末のお楽しみとして、ビデオに撮ってみています。Sonyのシステム、かっちょ良いですねぇ、、。
Rieriさん、こちらでもNHKニュース、映像ナシのもの、多いです。音だけは聞こえるので、みたーい!!エーン!となることがしばしば。
トリビアは英語吹き替えでやっていましたよ。へーの代わりにhey!でした。数回だけで、もう終わっちゃったけど、、もっとみたいよ~。英語のうしろで、うっすらオリジナルの音声が聞こえるのですが、タモリがなんて言ってるのか、日本語で聞きたくて(面白さが変わりますから)耳を集中させて日本語拾ったりしてました(笑)
ってひろゆきさんの前に答えちゃった、ごめんなさい~!ちなみにトリビアのあとは風雲!たけし城がやってました。こっちはまだやってます。
Rieriさんこんにちは。先日はお世話になりました。
さて日本の番組を海外で見る大変さなんですが、手っ取り早く「日本の番組もインターネット放送することにした」となれば解決するわけですが、テレビコマーシャルなど放送区域が限定されているらしく、勝手に「放送」することはできないようですね。
トリビアの泉、上でyamajunさんが書いてくれているような英語版吹き替えは見たことが無かったんですが、たまたま見逃しただけかな? たけし城はやっているのを見たことがあるのでテレビ局は同じ構成ですね。たぶんSpike TVでやっていたんだと思う。
ちなみにフジサンケイ系列は一部CATVで見ることが出来るので、トリビアの泉も日本語で見ることが出来ます。
yamajunさん、
そちらでも日本語の番組見られますよね、きっと。こういうのはLAの方がたくさん機会がありそうですね。
ところでトリビアだけど、以前はよく見てました。今もやっていると思うけれど、最近見てないなぁ。もちろん日本語のままです。タモリのコメントより司会者のコメントの方が面白いよ!
yamajunさん,回答ありがとうございました。
日本語が漏れ聞こえるなんて,面白いですねw
なんだかアメリカ的アバウトな感じしますw
タモリって,モソッとツラッと面白いこと言いますよねー。
ひぃたん←w
たけし城って,今も日本でやってるのかな?なんだかスゴィ懐かしい番組のような気がしますがw
Rieriさん、
ひぃたんは無しです(笑)
ところでビートたけしもこの番組の中ではとても若いので、日本映画の中で北野武を見たことがある友人は驚いてました。驚いていたのはあまりにも若いことだけでなく、こんな爆笑系のキャラクターだったことに対してかも知れません。
はじめまして。
ドイツに在住するドイツ駐在と申します。
海外で日本のテレビを見る方法なんて物好きなHPをやっております。そこまでしてテレビ見てどうすんだ!というご批評も多いのですが。
ご参考になれればと思い、宣伝もかねて(笑)コメントさせて頂きました。
もしご興味があれば、一度、ご覧いただければ幸いです。
大変失礼いたしました。
ドイツ駐在
ドイツ駐在さん、はじめまして。
海外にいて日本の番組って恋しくなりますね。理由は人それぞれだけど、僕の場合はバーチャルツアー的な魅力ですね。うまそうな食べ物の紹介番組なんかあると実際には食べられないのに、つい嬉しくて見てしまいます。地方の紹介や日本国内の旅行番組なんかも同じですね。温泉に入るシーンを見るとやっぱり温泉だよなぁなどと思ってしまいます。ちらっとHPを拝見しました。録画サーバを立てる方法は友人もやっているのですが、できればメンテナンスフリーのものが良いですね。それでソニーのロケーションフリーテレビに興味があるんですが、レビューを見るとどうやらネットワーク帯域がボトムネックになってそれほど綺麗な画像では見られないようです。PSPでも見られる、ということだから期待したのに、なんとPSPはロケーションフリーアクセスポイントとしかワイアレスが接続できないというので、海外でPSPを端末にしてみることはできないのもマイナスですね。
レスありがとうございます!
私の場合は、つらい海外生活からの逃避でしょうか(笑)。以前は米国に住んでいましたが、やっぱりドイツはちょっと違います。ドイツ語喋れませんし。つらいな~、ドイツ生活。
PSPの件は、2チャンネルでも話題になっているようで、猛者達が解決してくれるとよいのですが。やっぱロケフリかったらPSPで見たくなりますよね!
どうぞ今後ともよろしくお願い申し上げます。
ドイツ駐在さん、
アメリカからドイツ暮らしへ・・という境遇はここによく来てくれるBUBUさんと同じですね。BUBUさんはドイツ暮らしが10年選手ともなってしっかりと根をおろしているようですが(?) (^_-)
PSPの縛りはソニーがわざとつけたんでしょうかね。理由はよく分かりませんが、その縛りを取って「海外でもいつものドラマをチェックする」とかなんとかいうキャッチコピーで売れると思うんだけど。(笑)