
犯罪の温床として長いこと市民が深夜の利用を避けていた New York Subway。地下鉄の車両から落書きが消えたというニュースは僕がまだ日本に住んでいたときに聞いていたが、実際僕が New York に遊びに来たときはおろか住むようになってからもしばらく graffiti が書かれた地下鉄を見ることがあった。graffiti が書かれてもすぐに消せるステンレス車両が使われていなかった、地下鉄4、5、6、7番ラインなどがそうだった。今日そのどれもがステンレス車両に置き換わったのでもはやあの地下鉄を見ることはなくなった。
落書きが地下鉄から消えるように、NY市も地下鉄の警備を強化し、今では深夜の地下鉄は見違えるほど安全なものとなった。もちろんそうでない場所もあるし、普段安全なところでもいつ危ないシチュエーションになるかもしれないのは今でも同じだから、深夜の利用はあくまで個人の判断に基づくものだが、僕などは深夜2時、3時でも地下鉄を利用して帰宅してしまう。
ところで New York の地下鉄は深夜に不思議な車両が走る。
薄暗い蛍光灯から浮き上がって見えるような青白い顔をした運転手が乗っているだけで乗客はだれも乗っていない、幽霊列車・・・
という話だとちょっと面白いのだが、そうではなくて単に業務車両である。僕がこれまで見たことがあるのは、「 郵便専用車両 」と 「ゴミ収集専用車両 」 だ。
もともと滅多に走らない特別車両だがこれまでに何度か遭遇したのは夜遊びが多いことを物語っているのだろうか(笑)。とはいえ深夜の特別車両を見るとラッキーなんではなく「あ~あ」となってしまうのだ。というのも24時間オペレーションされている NY の地下鉄だが、実は深夜のダイヤは極端に少なくなる。体感的には20~30分に一本というところだろうか。そこにこの特別車両が「割り込んで」来ると、ただでさえ少ない本数しか走っていない地下鉄だから、次の車両がホームにはいってくるまで長く待たされることになるのだ。
ところが最近、見たことの無い特別車両に遭遇した。さてはとうとう幽霊車両と遭遇するのだろうか?
まだ視界に入る前からただならぬ不快な雰囲気を伴って少しずつ近づいて来る。
それは何とも不思議な音を立てて近づいてくるのだが、ホームの向こうにぽっかりと空いた漆黒のトンネルの向こうにあってなにがやってくるのか分からない。次第に 「 ブォー 」 という音が大きくなってきた。
夜中の3時過ぎに地下鉄を待っている人というのはたいてい酔っぱらっているか、そうでなければよっぽど疲れていて、どちらにせよ夜遊びをしている人の目はたいてい死んだ魚のような目をしている。けれどもこの日は近づいてくるこの異様な音にみんな大きく目を開き、ホームに滑り込んでくる地下鉄車両に釘付けとなった。
ゆっくりと、そう人が歩くスピードよりはるかに遅い速度で入ってきたのは長さが4両ほどの短い地下鉄だが、見たこともない形をしている。全体的に真っ黄色のその車両と車両の間を、直径が子供の身長ほどもある大きな円筒状の蛇腹でつないているのだ。姿かたちとうねうねとした動きからしてまるで地下鉄の中を巣くう巨大なサナギのようだ。
そのサナギがのろのろとホームに入ってくるのだが、その車両の最後尾から後は陽炎のようなもやが出来ていて霞んで見える。しかもその陽炎はどこか白っぽい。
その場で地下鉄を待っていた人たちは夜遊びの疲れも忘れて、なんだなんだという顔をしているが、その陽炎のようなものが次第に近づいてくるものだから慌てて持っている衣類で顔を覆う人も出てきた。
そうこれはレールの間に落ちているゴミを吸い上げる地下鉄掃除機なのだ。日本人に比べれば遙かにマナーの悪い New Yorker は地下鉄ホームからなんでも捨てる。ジュースの空き缶、瓶はもちろん、新聞も食べ物もありとあらゆるものが落ちている。その食べ物のせいでネズミは相変わらず減らない。そのゴミを強力な吸引力を持つ巨大なバキュームが一気に吸い込み、そして家庭用の掃除機同様、後ろから排気しているのだが、フィルターの着いている家庭用掃除機みたいなクリーンな空気と違ってうしろからはものすごいホコリを巻き起こしているのだった。後ろの車両はゴミを自動的に分別したりフィルターの役目を果たしているのだろうが、はっきり言ってほとんど効果なさそうだ。
それが分かってさらにたくさんの人たちは急いで着ていた服で頭を覆い始めた。
残念なことにこんなときに限ってカメラ持ってなかったこと ( 今使っている携帯はフラッシュ無しなので暗いところの撮影はほとんど無理)。夜遊びの時もカメラは持っていくべきか。
長いこと New York の地下鉄を使っていて掃除機車両を見たのはこれが初めて。
24時間営業を続けるサービスの裏には清掃も走る地下鉄を使って、と言うことなのだろう。考えてみればかなり合理的だが、のろのろと歩く速度で走る地下鉄のせいで帰宅が遅くなったのは言うまでもない。
果たして New York の地下鉄、他にどんな秘密があるのだろうか。

へー…そんな列車が走っているんですねー。
観てみたいけど,いたいけない乙女の私が,深夜3時に地下鉄待ってるのはアブナイわーw
ということで,今度行ったら,エスコートしてください(そこまでして見たいのか!?w
Rieriさん、
今アップデートしたばかりなのに、なんと素早い書き込み。RSSリーダ対応ブラウザ(Firefoxとか)使ってます? ミクも教えてくれるけど、更新が遅いみたいだし・・・。
深夜の地下鉄、大勢で乗れば恐くないよ! (笑)
でも高価なカメラは持っていかない方がいいかも。ものすごいホコリなので。
あ…会社からはミクはアク禁なので(大人のサイトなのねーw)NYLYのリンクからひとッ飛びしてきますw
そう…りぇちゃ。は,昼も夜も此処を覗いているのです…いやー恐ーい(自分がだよw)
変な列車見るツアーを真夜中に決行…意外に人集まったりしてw
Rieriさん、再びこんにちは!
うちの会社もなぜか数日ミクにアクセスできなくなったことがありますが、現在はまた使えています。忙しいとなかなかコミュニティまでチェックしている時間は有りませんが、それでも休憩を取るときにメールをチェックしてます。
RSSリーダを使っているので友人のサイトはだいたい更新直後に通知され、読み逃すことが少なくなりました。そうでないと確認が大変じゃあありませんか?
こんな車両が走っているなんて、知りませんでした!
ひろゆきさんの文を読んでいたら
小学生の頃読んだ漫画を思い出しちゃった
夜中に、ひなまつりの人形が、全員歩き出して、駅に行き、地下鉄に乗って、ほんとうは存在しない駅で降りるというホラー少女マンガ。もし雛人形のご一行をNYで見かけたらご一報ください、、、ホホホホホ、、、
yamajunさん、
人形って結構リアルなのもあって怖く見えるときありますね。夜中に人形が歩いて地下鉄に乗っていくというのは怖いんですが、なんでひな人形なんだろう。よりリアルだからかな。桃の節句バージョンもあるかもしれない!?
「NYには回送電車ではなく、ダイヤに載ってない地下鉄が深夜に走る」ってトリビアの泉に投稿してみようかな(笑)
yamajunさん,その漫画知ってます!!w
多分,「ガラスの仮面」描いた人のではないですか!?ひゃー恐いー。
NYで雛人形ってのは,更に恐いーw
ひーさん
RSSリーダって,フリメに付いてるんですが,よくわからないんですよw
いつも200件が未読です。って表示されてます。
誰も登録なんかしてないのに,勝手に更新するなー!!って感じでしてww
Rieriさん、あ、ほんとですか!ご存知ですか?あ、美内すずえ作なんだっけー、すっかり忘れていました!知ってる人がいて嬉しい!
ひろゆきさん、そうだよー、トリビア投稿してみて!!結構知らない人多いのでは?
Rieriさん、
フリメってフリーメール? Gmailのような? ( たしかGoogleは最近RSSリーダ機能を付けたから)
たぶん標準でいくつかのサイトが登録されているんじゃないかな。だからそういうものを削除して自分がよくチェックするニュースサイトとか友人のブログを登録すれば良いんだよ!
yamajunさん、
アメリカからも登録出来るかな!?
こんにちわ!
私もその漫画知ってますーー>yamajunさん、Rieriさん
なつかしいーーー。結構怖かったよね。
NYの地下鉄、この前イキナリ冷房が故障した車両に乗ってしまい、一駅苦しい思いをしました(;O;) 匂いがきついんですよねぇ。
夜中の不思議な電車、この写真とともになんだか神秘的なイメージを感じました(^-^)
Tomokoさん、
今度Manhattanにあるブックオフでその漫画、探してみます。僕も一度「ガラスの仮面」にははまったことがあります。同級生からの回し読みでしたけど。今でも続いているんですか?
真夏の地下鉄に冷房無しはつらいですね。何を隠そう地下鉄のエアコン化は日本よりずっと遅かったんですよ。まだ駅だってほとんど冷房が入らないし。
写真のコメント、ありがとうございました!