530xiがやってきた

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前回、ブレーキパッド交換警告灯が点いたため、愛車がディーラーのサービスセンター行きになった話を書いた。
案の定、調査・検査・修理にかかる時間は長くかかっていて、かれこれ一週間預けっぱなしになっている。毎日夕方になると担当の人が申し訳なさそうに電話してくるので、ステータスはわかるのだが、もうちょっと早く直らないものかとちょっとじれったい。とはいえ不満があるのはそのくらいで、最新のステータスではセンサーに故障が見つかり、センサーシステムを全部交換するのでパーツをオーダーしているところ、という話。2006年モデルというだけにまだそういったパーツがサービスセンターに来ていないのだとか。

普通だと新車なのにもう故障で、友人は「文句のクレームの1つでもいうべきだ」という。しかもアメリカで一週間もクルマが無いと暮らせないではないか、と言われそうだがそこは BMW サービス。メンテナンスでも修理でも無料で代車を貸してくれるので、普段の生活には困らない。さきほど「修理に時間がかかりすぎなのが唯一の不満だ」と書いたのはそんな理由だ。
僕が前に載っていたのは ISUZU 車、このときは GM が ISUZU のディーラーを兼ねていたが、リコールだのメンテナンスだのでクルマを持ち込んで、それが数日かかるような作業でも代車を出すことなんてしてくれなかったから、そのあたりが BMW やメルセデスといったプレミアムなのだろう。詳しくは知らないが、恐らく Lexus や日産の高級車ブランド、Infiniti、ホンダの高級車ブランド Accura なども同等のサービスを提供しているのだろう。

ところで銀行やクレジットのローンは Loan から来ているのだが、代車のことは loaner car、略して loaner と呼ばれる。
僕が BMW 330i をサービスセンタに預けた日、vallet parking が持ってきた loaner は↓のものだった。

530xi6.jpg

「 はい、これがキー 」 と渡されたその車は、真新しい BMW E60 530xi。いわゆる BMW 5シリーズと言われる車種になる。
やっぱりでかいなぁ、と珍しがっていると、「 貧乏人が 」 といわんばかりの白い目で見られているような気がして ( それはもちろん被害妄想なんだが )、早速クルマに乗り込む。運転席に乗ってびっくり、全くのぴかぴか新車なのだ。まだ登録されて1ヶ月以内であることを示す臨時の NY State Registration がガラスに張られ、odometer が示す走行距離はわずか260 miles である。僕の車よりもっと少ない走行距離だ。よく見ると2006年型モデルとなっているので、8月9月に陸揚げされたものだろう。

この車はあまり米国では見かけない、ツーリングワゴンタイプで、しかも4駆モデル。きっと欧州の風土のほうがこのクルマは合っているんじゃないか、と1人で勝手に想像しているのだが、実際アメリカではあまりスポーツワゴンは見かけない。アメリカの場合、旅をしながら長距離ドライブする人は最低でも SUV か、そうでなければやはりキャンピングカーとなるのだろう。

そういえばワゴン車と似たスタイルでライトバンというカテゴリーが日本にはあるが、でツーリングワゴンと呼ぶとなぜかお洒落に聞こえる。業務用のライトバンというとリーズナブルなクルマ、というイメージだが、もちろん BMW のツーリングワゴンはそれに反して高価だ。もちろんそんなことは充分知っていたが、日本の BMW のサイトを見てびっくり、車両本体価格で700万円を超すクルマなんだ!?

なんでこんな新しいクルマを代車で貸してくれるのかなぁなんて無粋なことは考えず、この際しばらくこのクルマで 「 駆け抜ける歓び 」 を味わせてもらおう。


530xi5.jpg
※ クリックすると大きなイメージで見られます

ツーリングワゴンということで後部座席の後ろにはこんなに広大な収納スペースが広がっている。
ドアの開閉もすべて全自動。リモコンで扉が開き、閉めるときは頭上にあがった扉にあるボタンを押すと自動的に扉が降りてきて、静かにそれでいてカチッと閉まる。

530xi1.jpg
※ クリックすると大きなイメージで見られます

次にクルマに乗り込んですぐに気が付いたのが、大きなサンルーフ。早速開けてみると頭上から明るい光が車内いっぱいに差し込んだ。
このサンルーフ、まるでミニバンのそれのように後部座席まで目一杯開く。こういう芸当が出来るのはツーリングワゴンというタイプだからだろうか。
この時期、柔らかな秋の光が差し込んで思いっきり車内が明るくなり、かつ開放感であふれるのは乗っていて気持ちがいい。

僕は5シリーズの運転は初めてだったけど、運転席から操作出来るものは僕の 330i とほとんど同じで全く迷うことなくすぐに走り出せるのはさすが統一された操作性のたまものだ。
この530xi と僕の330i は共に3.0リッターのエンジンだが、車格の違いがしっかりとあって330i はどちらかというとどんなときでも爆発するような瞬発力と制動力を手に入れ、全体にきびきび。そのかわりしっとりしたフィーリングは530xi の方がずっと上だ。もちろんシャープな走りはどちらも共通しているが、530xi はそれに加えて上質感も高い。
4駆の性能だが、ここ2週間近く豪雨が続いたこともあって雨の中を走ったが、フリーウェイに大きな水たまりができているようなところでも、しっかりと地面に張り付いたように車線をトレース出来、まったくストレスが無かった。うーん僕も330の4駆モデル、330xi にしたら良かったかな、と今更ながらちょっと後悔してしまった。

たかだかうちにきてまだ一週間なので、乗れば乗るだけ味わいの出てくる深みまでは当然語るには早いが、早くも5シリーズが持つ魅力をあちこちに見つけることが出来た。

ただし問題はサイズ。530xi は車幅も大きいし全長も5m を越えるとあってちょっと狭い駐車場では取り回しに気を遣うし、隣のクルマのことも意識してしまう。全体的に広めのアメリカの駐車場であっても530xi だと路面に引かれた白線がぎりぎりに見えてしまうのだ。隣のクルマのボディーにガツンとぶつけるようにしてドアを開ける輩もいるので、530xi を停めるときはなおさら隣のクルマを観察しないと行けないだろう(笑)

なんだかもうしばらく僕の 330i を預かっていても良いよって感じがして来た。ヤバイなぁ ( 苦笑 )。

530xi3.jpg

530xi4.jpg

530xi2.jpg

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コメント(11)

かっこいいなぁ…難しいことは,わかんないけど,かっこいいなぁ。。。
りぇちゃ。を乗せてください(返車までNY行かないだろうなぁ…ガックシ。

こんにちは。車ネタに食いついちゃいました。
530xiって3リッターなんですか?
4.3はあるのかと勝手に思ってました。
アメリカの駐車場でも狭く感じる、というのならよっぽど大きい車体なんですね。
わたしの車はGMのSUVなんですか、都内の駐車場は大変です。
郊外のモールだったら大丈夫なんですけどね。
愛車、早く帰ってくるといいですね。

Rieriさん、
今度の週末は長距離ドライブですよ。NYに来ます?(^_-)

さちえさん、
GMのSUVというとEnvoyとかYUKONですか? なんかGMって聞くだけで大きなSUVを想像しちゃうんですが。
そうそうSUVならH3もおもしろいかもしれませんね。でも一時あちこちで見かけたH2も今はすっかり見なくなってしまいました。やはり燃料価格の高騰が響いているようです。日本車と韓国車は弾けるように元気です。特に韓国車はこれまでになく販売台数を伸ばしています。
実はBMW、各国によって名前と搭載エンジンが違うので、日本での事情はわからないんですが、530xiに関して言えば、3.0Lエンジンです。僕が乗っている530xiの一つ上は550がありますが、これは4.8L、V8エンジンになります。日本ではこのモデルは販売されていないようですね。逆に日本で売られている545の現行モデルはアメリカで販売されていない?ようです。545が日本円で900万円ぐらいだから、550が日本で販売されたら1千万円ぐらいになるのかな?
アメリカはどこも道が広い、というイメージがありますが、ご存知の通りNYは人も車も多くて必然的に狭くなってしまいます。大きなクルマは有料駐車場に停めた方が無難ですね。

ホンダはアキュラじゃなくても代車でるよ。ディーラーでサービス受ければ、だけど。そもそも故障しないんだけどね。

かっこいい!
うちはお父さんが昔からサーフィンをやっていてよく海に行くんですが、こんなにかっこいいクルマだと潮が心配で海にもいけない感じがしちゃいますね。
うちのクルマは同じような形ですがマツダです...
ため息でちゃいますね 笑。

タカさん、
>ホンダはアキュラじゃなくても代車でるよ
それはかなりカスタマーフレンドリーなディーラーだと思う。日本と違ってメーカー丸抱えの製造・流通・販売システムではなくて、ディーラーは個人経営だったり、ホールディング会社が複数のディーラーを経営していたりするのでそう代車を出すとか出さないとかでサービスの差を出しているんだね。こちら(NY)のホンダは代車を貸してくれません。ホンダだけでなくトヨタもニッサンもフォードもサービスの時は貸してくれなかった。
品質の考え方だけど日本車は故障しない車を作ることでサービスにかかる費用を削減できるしユーザ満足度もあがって一石二鳥だけど、BMWやメルセデスのサービスを見ていると「クルマは長く乗るもの、壊れるもの」という考え方の様な気がします。もちろん一定の品質を目指しているとは思うんだけど、メンテナンスサービスの手厚い保護を見るとそれを強く感じる。

かおりさん、
>うちはお父さんが昔からサーフィンをやっていてよく海に行くんですが
というかおりさんのお父さんもかっこいいですよ!
なぜか分からないけど、NYも海に面しているのにあまりクルマの錆については日本ほどシリアスな問題になりません。湿気の違いからかな。むしろNYでは雪が降ると除雪剤をまくんだけど、その中の塩化ナトリウムがクルマを侵食することの方が深刻です。雪の降った後は洗車がかかせません。

いないー…いたいー…(TAT)

ドライブ…助手席に座るのは…。。。w

美しいボディーですね。
サンルーフの広さにも、思わずその場に座って頭上を見上げたかのような錯覚にとらわれ、わぉ♪って思ってしまいました。
紅葉の中をさっそうと走ったらさぞ気持ちいいでしょうねー
シートを倒してお昼寝もしてみたい気分。笑

代車でこんなすごい車を用意してくれるなんて!
日本ではありえない気がする。
僕の車・・もうちょっと預かっててくれていいよ・・
その最後の一言・・とっても実感こもってるとみたわ。笑

Rieriさん、
>いないー…いたいー…(TAT)
とは、(そのときにNYに)いない、(NYに)
いたい、ということかな?
助手席はだれの栄冠に!?

すのーさん、
このクルマはサンルーフが特別目を引きました。僕はあまりサンルーフ好きじゃないんですが(とかいって僕が所有したクルマにはすべて着いていた)、たいてい買うときに選べなくて最初からパッケージに含まれていたりします。しかもNYって夏は暑いし冬は極寒なのであまりサンルーフをあけて気持ちよく走れる日ってあまりないんですよ。だけどこのクルマに着いていたサンルーフは思いっきり車内が明るくなるので開けっ放しにしてました。少なくともガラスはしめておいて、中のフードだけ開けて天窓のようにしたり。
愛車ですがやっと戻ってきました。やっぱり愛車が一番っ!

OH,イエース,イエースw
NYにいないけど,NYにいたいってことです。
しかし助手席は栄冠ですかw
空席の場合は,その栄冠は空気のものですねw

Rieriさん、
たいていの場合、栄冠はカメラの元に。

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このページは、hiroが2005年10月17日 21:57に書いたブログ記事です。

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