Delaware Water Gap

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北に紅葉があると聞けば Catskill に行き、西の紅葉も今が見頃だと聞いて、Delaware Water Gap に赴く。
都会を脱出しては郊外の自然を楽しみ、写真撮影にもなぜか熱が入る今日この頃なのである。思い起こせばこれだけ撮影に熱が入ったのは今年の夏の Lensbaby グループ展に向けて撮影した7月以来だろう。

Catskill に行って新鮮な驚きを受けたその余韻がまだ覚めやらぬ翌週、今度は Delaware Water Gap ( デラウェア・ウォーター・ギャップ、通称 DWG ) というところにドライブしてきた。
ここは名前こそ Delaware Water Gap と呼ばれているが、Delaware 州にあるわけではなく New Jersey と Pennsylvania 両州の州境に位置する。名前の一部となっている Gap には峡谷という意味があり、直訳すると 「 デラウェア河峡谷 」 となるだろうか。といってもどこにあるのか地図が無いとわかりにくいので、いつもの Google Map にお出まし願おう。


※ クリックすると大きなイメージで見られます

この地図の方位は、上を指しているのが北なので、うちから DWG まではほとんど真西に移動することが見て取れる。Google Map によると距離にしておよそ80マイル ( 128km )、所用時間は1時間38分と出た。これは距離と時速から計算によって割り出した時間のため、今回の用に 万年渋滞のManhattan を横切る場合には多少余裕を見て於かねばならないだろう。

地図上でタツノオトシゴのような形をしている緑の部分が DWG だが、実は National Park にも指定されている。厳密にいうと本当の意味での National Park ではなく、National Recreation Area なのだが、National Park Service の管理下にある。そのため Catskill 自然保護区と違ってエリア内に居住している人はいないようだ。




さてこんな機会でもなければ週末に早起きなんぞしないのだが、この日頑張って早朝起床。前回の Catskill は曇りがちだったが、今日は窓から差し込む光がまぶしい。きっと青空が広がるだろう、と弥が上にも期待に胸が躍る。
出先ではまともな食事にありつけないだろう、と朝起きたばかりでそれほど食欲が無にも関わらず、半分無理矢理朝食を口にする。といってもちゃんとしたものでは無く、前夜の残り物だが。
ついでに湯を沸かし、あらかじめ目分量で計ったインスタントコーヒーをハイキング用のジャー(魔法瓶?)に入れ、ホットコーヒーを作っておく。山の夕方はいつも体が芯から冷えるからだ。
カメラ機材と軽食を車に詰め込んでいざ出発。

ほぼ真西に位置する DWG に行くにはうちから Manhattan を経由していくことになるのだが、その場合今度は Manhattanから 隣の NJ 州にどう出ていくか、によって3つルートがある。渋滞していなければ距離が短くて済む George Washington Bridge を筆頭に Lincoln Tunnel または Holland Tunnel を使うコースだ。一週間前に GWB を渡るルートは通ったばかりということとに加えて一番通行料も高いので、今回はちょっとケチって Holland Tunnel 経由で行くことにした。
案の定土曜日の早朝とあって うちの近所はもちろん、Manhattan も道はガラガラである。

Holland Tunnel を出た後はカーナビの指示通りに道を進め、すぐに I-87 に乗る。このフリーウェイに乗ればあとは DWG まで道の乗り替えも無く、気楽な高速クルージングになる。
家を出発してからおよそ1時間15分後にはすでに目的地の DWG に到着。
ずっと車の中にいたので、扉を開けた途端きゅっと引き締まるような冷たい風が肌にあたり、思わず身が縮む。

公園入り口には Visitor Center があるのだが改装中のためクローズしているらしいと言うことは出発前にホームページで知っていた。とりあえずハイキングコースなどのガイドが置いてあるので一部貰っていざ公園内をドライブ。あちこちにキャンプ場やハイキングコースの案内が出ており、僕も所々でクルマから降りて写真を撮る。

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DWG 内の道はこんな風にワインディングロードばかり。

峡谷というだけあってこちらも水のある風景がどこでも見られ、それこそ滝と川だらけと言った感じだ。水辺の写真を撮る人にとってはきっと魅力的な場所だろう。
紅葉の方もピークとあって、行く先々で目にもまぶしい鮮やかな色で森を彩っている。せっかくなのでその時に撮った写真を何枚か紹介しておくことにしよう。この時期の DWG に行きたいと言う人の参考にでもなるといいのだが。


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Catskill との違いは、人々の暮らしがあるかどうかと言うところ。ご覧の通り紅葉のシーズンでもほとんどひとけがない。クルマを停めて写真を撮っていても抜いていくクルマを一台見るかどうかという程度だ。ここは日本ほど紅葉をありがたがらないのだろうか。
ときおり遠くの山から聞こえるハンティングガンのパーンという乾いた音がやまびことなってやまあいを響くのみだ。シーンと静まりかえった森の中で写真を撮っていて聞こえる音といえば、落葉の上を歩くリスや鹿の忍び歩きぐらいなもので、不思議とハンティングにも慣れてくるのだった。

夢中で写真を撮っているうちにすっかりあたりが暗くなってきたのでその場を切り上げ、クルマに乗り込む。
クルマの進路を東に向け公園区域を出ようとまたくねくね道を運転していると、突然右側の切り立った岩場から鹿が二頭飛び出してきた。向こうは驚くこともなく、ちらっと僕の方を一瞥して道を横切っていった。NY でも Long Island に行けば鹿の生息する場所があるのでそう珍しい事ではないが、実はこのあと数回夜道を歩く鹿と遭遇。
程なく公園区域からレジデンス区域に入ったが公園に柵があるわけでもゲートが有るわけでもないので、気が付けば両脇にポツ、ポツと家が見えてきたのを見て 「 あ、公園から出てきたのだ 」 とやっとわかるのだった。そんな住宅地でも鹿が歩いているのを見て、ふとアメリカの SUV のコマーシャルでナイトビジョンとい暗視カメラによる運転席からの映像を映し出すオブションのことを思い出した。つい自分の暮らしを基準にして考えがちだが、Manhattan をのぞけば郊外ではこんな風に夜道で鹿と出会い頭にぶつかるという交通事故も決して少なくないのだろう。
もう少しで事故になるところだった、と言うわけでもないので鹿がこちらを見たときは僕もその目をしっかりと見返す余裕があった。それは驚愕というよりは、どちらかというと嬉しい気持ちがしたからなのだが、これは鹿を滅多に見ることのない暮らしをしている僕らだからなのだろう。
毎日クルマを運転する人にとってはワインディングロードで出会う鹿ほど、気をつけなくてはならないものは無いのだろう。

次第に人口の光源が増えてくるころには鹿のことも忘れ、それまで山あいのためしっかり聞くことのできかった FM ラジオからいまどきのヒップホップミュージックが聞こえてくると、紅葉の中にいたばかりのはずなのに、ネオンサインと音楽のおかげで体はすぐに都会モードに切り替わるのだった。
ここ DWG も Catskill と同じくお気に入り撮影スポットとして季節が変わる毎に訪ねて行きたい場所の1つになった。


Delaware Water Gap

National Park Service 公式ウェブサイトのある DWG のホームページ
http://www.nps.gov/dewa/

dwg4.jpg

EOS 20D / DWG 内を運転中、小さな村を見つけた。森の中忽然と姿を現したこの村には、もう誰も住んでいない。
使われなくなった教会はなんぴととて入れず、悲哀が漂う。

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コメント(9)

川の写真、なんだかケムリが出ているみたいに、ほわんと写ってる!どうすればこんな写真が撮れるんだろうー!!スローシャッターなのでしょうか。
真っ赤なもみじも綺麗ですねぇ、、ほんとに、秋だなぁ、、と感じさせてくれる写真を、どうもです。

ひ@NYさん、こんにちは!^^
素晴らしい紅葉ですね。見とれていました。
そしてこのワインディングロード、BMWにもってこいじゃないですか!^^ 

実は、今年の紅葉撮影では手ごたえが感じられなかったので、自分の中ではもう紅葉撮影は終わったと感じていたところですが、ひろゆきさんの紅葉モードを見ていたらまたふつふつと紅葉を撮影したいと言う気持ちが芽生えてきました! (^。^)

ひろゆきさん。おはようございます!

僕もこんな風に写真を撮りたいです!そしていつも文章を上手にまとめられますよねひろゆきさんは・・・(^^v

あ、それから僕の写真日記でひろゆきさんの所をリンク表示(リンク始めてみました(^^)したいのですがいいですか?(^^)
それでは、良い週末を!

yamajunさん、
>どうすればこんな写真が撮れるんだろうー!!スローシャッターなのでしょうか。
渓流を撮るときによく使われる手である意味使い古されているんですが、アクセントとしてこういう写真を一連の写真の中に混ぜるのは嫌いじゃありません。マニュアル設定があるコンパクトデジタルカメラでもちゃんと三脚か岩の上に置いて撮ればこんな風に撮れますよ。ただ普通にスローシャッターにすると明るい写真になってしまうので、出来るだけ木が茂ったくらいところとか、どうしてもあたりが明るいところではNDとかC-PLフィルターなんかを使ってわざと光を遮断して撮ったりします。そういえばキヤノンのデジカメの中にはNDフィルター付きのものもあったなぁ。
>真っ赤なもみじも綺麗ですねぇ、、ほんとに、秋だなぁ、
紅葉・・・というからには赤いモミジがあるほうが見栄えがしますね。いろいろ調べてみると東海岸でも赤く色づくもみじの種類がいくつかあって、どうもカナダの方が見事なもみじが見られるようです。
New Yorkでもちょっと南の方に降りてくると黄色い紅葉ですから。

C-kun、
>そしてこのワインディングロード、BMWにもってこいじゃないですか!^^
コメントありがとうございます。
そそ、紅葉狩りといいながら目的は弁当とワインディングドライブだったりして。
前後に全くクルマがいないので、はらはらと葉が散るなか木々のトンネルを通り抜けるのはとても気持ち良かったです。
都会で渋滞にはまってばかりだとクルマがかわいそうな気がして(笑)
こういうエリアは四季を通じて美しいところなので、NYに来られるときは是非一緒に行こう!


i-takashiさん、
>今年の紅葉撮影では手ごたえが感じられなかったので
たしかに春の桜と同じく、紅葉も天候に左右されるし、まして写真を撮りに行こうと思うと行き先とその日の天気に左右されるのでベストな瞬間を捉えるのは難しいかもしれません。
でも紅葉は名物なところに行かなくてもそこかしこに見られますよね。そんな写真を少しずつ集めるのも良いと思います。
国営森林公園とか立川昭和公園なんかいろいろ見られそうじゃないですか?
自然風景はi-takashiさん、お手の物なんだし、i-takashi風紅葉を楽しみにしています。僕はi-takashiさんの表現方法、とても好きですよ。


H.Oさん
こんにちは、おひさしぶりです。それにやっとH.OさんのブログのURLを知ることが出来て、今読み返しているところです。
早速ですので僕の方からもリンクを張らせてください。
カナダも西と東とでは気候が異なるので、おそらく木々の種類も違うのかもしれませんが、そちらの紅葉も楽しみにしています。でもNew Yorkもほとんど葉が散りましたから、カナダももう終わりですか?
久々に今週末フリーな時間が撮れるのでまたクルマを駆って冬の風景を撮ってきます。

ひろゆきさん、早速ありがとうございます!
僕の所は、つたない写真ばかりですが、僕が影響を受けている方々の宣伝になればと思いリンク表示しました(^^)

それから、パソコンおんちなので使い方もよくわかっていなかったのでした(リンク表示)(爆)

USも今日は、休日でしたよね・・・。僕は、またまた休日出勤ですよ(TT)でもあともう少しでクリスマス(^^)

H.Oさん、こんにちは。
拙い写真と言ってますが、クルマの写真などその歴史の重みを感じさせるものがたくさんあって見応えがありましたよ。まだ全部は見切れていないのですが・・・。
ところで僕は今日出勤です。クルマを運転していて「なんで今日は道が空いているんだろう」と思ってFMラジオを聞いていると「今日はホリディで・・・」と言っているのが聞こえたんですが何の日だか伝えず、出勤して同僚に尋ねるまで今日がVeterans' dayとは知りませんでした。うちの会社は休みになりませんが、どうりでスクールバスを見かけなかったわけだ・・・。
ところでアメリカはthanksgivingがこれからです。ある意味正月みたいなものですのでクリスマスより休みらしい気もします。

素敵な映画のような風景の数々、ため息がでてしまいました。
北米でも東と西では紅葉の色も違いますね!やはり寒暖の差が激しいから東のほうがより色濃くみれるような気がします。
ケベックの紅葉をみるのが夢です。

ピータルーガ、いかがでしたか?
次回NYにいくときは是非ご一緒しましょう!o(^-^)o おごりますから!・・なーんて言えたらいいんですがねぇ(^-^;)

Tomokoさん、
写真のコメントありがとう。この峡谷はNew Yorkからクルマで1時間ちょっとととてもアクセスが簡単で、それでいて信じられないほど美しい景色が次々と目の前に広がります。
四季を通じて美しいところなので是非、New Yorkに来られたらここにも足を伸ばすことをお勧めします。地元の人に尋ねたところ雪でもほとんどの道はちゃんと除雪されるのだとか。雪景色も見てみたいところです。
ピータールーガー、おなかを空かせて待つことにします。ありがとう(笑)

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このページは、hiroが2005年11月10日 23:58に書いたブログ記事です。

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