
▲ EOS 20D : とあるカフェで。
New York にこれだけ長いこと住んでいても、いまだに New Yorker に成り切れていない自分がいる。
レストランで食事を済ませ、いざテーブルで支払いという段になると必ず算数の時間になるのだ。そうチップの支払いだ。
ちなみにチップとそのまま発音するとポテトチップスの Chip と同じ発音になり、ここでいう tip の発音にはならない。日本人にも決して難しい発音ではなくてティップといえばいいのだが、旅行ガイドの案内が日本語表記で「チップ」と書いてあるものだから、誤解を招くのだ。日本に馴染んだ習慣ではないのだから、チップなどと和製英語にせず、ちゃんとティップと表記すれば、少なくとも海外で通じる言葉になると思うのだが。
さて余談はそこまでにして、その tip だが歴史的な背景はともかくとしてヨーロッパでも一般的だし、アメリカでも同じく主にレストランで発生する。
僕はレストランで働いた経験がないので、実際の給与システムはわからないのだが、多くの知り合いがフードビジネスに携わっているので彼らの話を総合すると、やはりレストランから給与 ( 時給 ) として支給される金額はわずかなもので、所得のほとんどはこの tip から成り立っているのが事実のようだ。
自分が担当したテーブルの tip が全て自分のものになるか、というと実はレストランによって事情は異なるようで、たいていはその日の tip を全部足して、バーテンダー、ウェイター/ウェイトレス、それにバスボーイ ( 食後の食器片付け ) が一定の割合のもと分配するというケースが多いようだ。店によってはその割合が決まっていたり、またウェイターでも経験に応じてパーセンテージが異なるなどローカルなルールが有るようだ。
さすがに客がそこまで知っている必要は無いのだが、食事が終わってレシートがテーブルに運ばれて来た瞬間にどれだけスマートに支払いが出来るかはシチュエーションにもよる。
映画に出てくるようなワンシーンで絵になる男女がテーブルについて、支払いの段になると男性がレシートをさっと一瞥するとすぐにクレジットカードを手渡すシーンがあるが、これはもちろん割り勘ではないから楽なのである。
一般にレストランでの tip は税金抜きの料金に対して15%~20%と言われている。15%というと結構面倒くさいが、New York の場合 Sales Tax が9%弱なので、Tax に書かれている金額を覚えておけばよい。
レシートとクレジットカードを持っていったウェイトレスがしばらくするとボールペンと支払い用のクレジットカード Bill を持ってくるので、Tax の2倍にあたる金額を tip の欄に記入すれば17%程度の金額を支払うことになる。
最初にレシートを持ってきたときに Tax の金額を覚えておかないと行けないのは、二度目にテーブルに持ってくるクレジットカード bill には税込みの金額のみが書かれているだけなので、tip の計算が面倒くさくなるのだ。
でももし映画に出てくるようなシチュエーションなら、レシートを見たときに税抜きの金額を覚えておいてその20%
を tip として払う方がスマートだし、お似合いかも知れない。
もちろん tip はサービスへの対価であるから、15%でなければならない理由は無い。オーダを取りに来ないとか、オーダしたものと違うものが届いたとか、同じテーブルのみんなには料理が届いたのに自分のだけは注文が伝わって無くて来なかった・・・なんて時は15%より低いレートの tip を払うことも可能だ。
( ただ僕はたいてい15%を下限として一応払うようにしているけれど )
またサービスが気持ちよく受けられた、とか自分がなにか粗相をしてウェイターがうまくケアしてくれた、というときは逆に tip を弾めばいい。そう言った判断は客の裁量に任されているのだが、ときにこれが口論の種になることがあるのだ。
それは特に仲間で行ったような時に見られる。人によってサービスの受け止め方は違うし、話を聞くと tip に払う金額も微妙に人によって違う。きっかり15%の人もいれば、10%~20%までまさにサービスによってレートをフレキシブルに変える人もいる。まして同じテーブルに座っていても受けたサービスが違うことはあるから、人によって受け止め方が違うのは仕方ない。サービスが不愉快だと感じた人もいれば、まあまあだと言う人もいる。不愉快だと感じた人は自分の料理の代金に低めのレートの tip を加えて支払えば、15%では少ないという主旨の人がいて 「 おまえがそれしか払わないなら、オレが埋め合わせをしておく 」 といって大目に払い、テーブルとしてそれ相当の tip を置くようにする人もいるからだ。
しかも6人以上の大人数になると、レストランによっては20%以上の tip を推奨していたり、半強制的にレシートに加算されて出てくるときもある。
なんとなく僕らの感覚で有れば、「 大人数なんだから tip もまとまった金額になって店に喜ばれるのでは? なんでそれなのに高い tip なの? 」 と思いがちだが、大人数で有ればそれなりにウェイター/ウェイトレスも仕事が増えるのだ。飲み物や料理が多いので何度もテーブルにサーブしなければならないし、アメリカの場合料理はたいていテーブル毎に一斉に出てくるため、そのタイミングなども少人数のテーブルに比べてシビアである。1人分だけ先に出来てしまい、後の人の分を待って持ってくるのでは当然料理も冷めてしまう ( なのでキッチンのカウンターにはたいてい料理を暖めておく強烈なライトで料理を保温している )。
みんなで合計金額を均等割してしまえばそう言ったことも起きないのだが、そう言う割り方をするときと、自分の食べた分だけ計算して支払うケースと半々ぐらいの気がする。
ところで New Yorker は皆スマートに tip を計算しているかというと、そうでもなくてレシートを見ながら携帯電話の電卓機能で計算している人もいれば、クレジットカードサイズ代の紙に「 金額$○○ の場合 15%なら ○○、20%なら○○ 」 と印刷されたものを持ち歩いて参照している人もいる。
レストランはまあスマートに支払わなくてもいいかも知れないが、結構どきどきするのがタクシーと夕食をデリバリーで頼んだときである。タクシーのメーターが上がるとぱっとその tip を計算しなくてはならないし、デリバリーも金額をあらかじめ聞いておけばいいのだが、たいていドアを開けて料理と引き替えに代金を渡すのでその場で tip を計算しなくてはならない。こう見えても意外と小心者の僕は、この2つでうろたえ気味なのである ( 笑 )。
先日、New York から New Jersey 州を通り抜け、隣の Pennsylvania 州にドライブしたときにそこで食事をした。
地元でもちょっと有名なレストランとあって料金も高く着き、持ち合わせの現金を持っていなかったので、クレジットカードで支払うことになった。
いつものようにレシートを貰って tax の金額を覚えておき、次にクレジットカードを渡して請求書を待った。
ここまではいつもと変わらないのだが、請求書に tip を書こうとして tax の二倍の金額を頭に浮かべると、なんか変だ。食事代に比べて断然 tip が安くなってしまう。
そこではっと気がが付いた。New York 州よりこの州では Sales Tax が低い割合なのだ。あやうく tip に10%しか置かずに出てきてしまうところだった。Double Tax が習慣になっていたので、ついいつもの癖で計算してしまったのだった。
山奥のレストランで、一番スマートでなかったのは僕ら New York から来た珍客だったのかもしれない。

ティップ(笑)僕も迷います(^^;
そして州によって税金も違いますから尚更ですね。大陸です(^^)
僕は、カナダ西海岸地方ですからアメリカに南下した時にもヒロユキさんと同じようになります。ドルも違うし「あ、、あれ・・」って(^^)
↑の一枚、いい雰囲気ですね(^^)
H.Oさん、
ですよね! Tip は毎回いろいろと事情が変わるので結構大変ですよね。食事の前にバーでお酒を頼んで、それからテーブルに案内されるようなケースだと、バーで先にお酒の分を精算する場合もあるし、テーブルで食事と一緒だったりして、その場合のバーテンダーへの tip はどうしようか・・などと考えると面倒で(笑)
それからBuffetだと10%ぐらいだけど、Dim Sumだとやっぱり15%ぐらいだとか(^_-)
チップて難しいですよね。
何処に行ってもいつも悩みっぱなしです。もちろんNYでもやっぱり悩んだままあまり解決しないで帰ってきてしましました。。
この前、ハウスキーピングの方へのチップを簡単なイラストと共に枕元に置いたら、帰ってきたときに可愛いイラストとメッセージが書いてあってなんだか嬉しい思い出ができました。
かおりさん、
スマートにチップを払うのって難しいですね。もともとチップが無くてもいいサービスが提供される日本では、アメリカでサービスの価値をお金にする感覚ってのが理解しがたいし、それを実際の金額にするというのが難しいんだと思います。
こんな話もよく耳にするんですが、サービスが悪かったからとチップを減らして店を出たところ、店員が走って追いかけてきて「○○払え」と脅かしてきたとか。
またチップの金額の大小が問題になって裁判になったケースもあります。
あ~New Yorkerも携帯使って計算してるんだ!ちょっと安心(笑)。私もよく携帯使ってるダサいやつです(^^;v ちなみにこの間Japanese Restaurantでひどいサービス受けたんで、ウチラはなんと3.8%のティップを残しました。Dinner Billはトータルで$130だったのにティップは・・・・・$5でした。ひどすぎかなぁ?
海外行った経験がないので、すっかりティップの存在を忘れておりました。(^^ゞ
日本国内旅行でも、旅館の女中さんにお心づけを渡したことを思い出しました。(最近はこのご時世なので、どうだかわかりませんが。)
大変なんですねぇ。
ちなみに、レストランと言うのは日本で言うファミレスみたいな感じのところでも、ティップは発生するのですか?
tomoさん、
tipってそのテーブルの誰かがおごってくれるときや、均等割り勘だと割りやすいけど、人に寄ってはお茶しただけとかお酒をたくさん飲んだ、と言うときに自分の分だけ支払おうとすると電卓が必要ですよね。
どんなにひどいサービスだったのか気になります。
ちなみに僕らレストランでひどいサービスを受けたことがあり、店の中で怒鳴り合いになったことがあるんだけど、そのときも15%のチップを含めて全額払ってきました(頼んでもない料理やデザートが請求されていたのが、そもそものトラブルで、レストランは認めなかった)。
後日、レストランマネージメント会社から謝罪の手紙が届いて、お金が全額返還されたことがあります。せっかく友人の誕生日を祝っていたのにお金を返して貰っても気持ちの良いものではなかったな。
i-takashiさん、
今だから笑って話せますが、初めて海外旅行に出た20年前、tipのことがよくわからなくて飛行機の中でフライトアテンダントにも渡そうとしたら、笑いながら「私たちはtipは受け取らないの」と言われたことがあります。
旅客機は例外として、サービスを受けたときに払うのがtipなので、レストランでは基本的にどこでも払います。
ただしMacDonaldやStarbucksなどカウンター越しに注文するセルフサービス形式ではtipは必要ありません。お釣りの小銭なんかをtipとして渡すことはありますが。
地元の人は簡単にチップをはらっているのかと思ったら、意外に大変なんですね。
僕が今のトコ心配なのが、今週の日曜からの修学旅行でNewZealandに行くんですけど、そこではチップの習慣があるのかどうかわからない...
ユニさん、
レストランでの支払いというのはアメリカ人でも同じみたいですね。面白いのはテーブルを担当してくれたウェイターやウェイトレスが自分のシフトが終わると、客が何かを食べていても「この後デザートかなにか頼みますか?」などと聞いてきて、頼まないというと「すみません、それじゃあbillを持ってきます。私の勤務時間が終わりなので」などと言われることがあることです。
なんとなくイメージとしてはNew Zealandでもtipの習慣がありそうなものですが、確かレストランでは少なくとも払わないんですよね?
修学旅行でNJとは豪勢ですね! これからの季節は夏かな?楽しい旅の思い出が生まれますように!
Tipって難しいですよね。(計算のことではなく)
夜クラブでドリンクを注文して,支払ったらTipを取らずにおつりをくれました。
ワンドリンク$1と聞いていたので,$2渡そうと思ったら,もう次の注文聞きに行っちゃったw
あげなくていいのかな…って思ったけど,何処で誰に質問しても+$1と言われてたので,しばらくカウンター前で待って,$2渡しました。
Tipのいらない店だったのかなぁ…ありえないw
因みにりぇちゃ。は太っ腹なのか,気が弱いのか,切り上げて計算するタイプ。逆に友達は最低ラインでいいんだと考えるタイプ。
別にもめたりケンカしたりはしませんが,ホントそれぞれによって感覚って違うものですよね~。
15%チップの計算は簡単ですよ。税抜き価格を7で割れば良いのです。100÷7=14.2857ですからちょっと足りませんけど、消費税が違う州に行っても簡単に計算できます。15ドル分のチップは2ドル20セントですね。
もとい。15ドル分の15%チップは2ドル25セントでした。7で割った数値でチップを暗算するとだいたい「2ドル15セント (14.3%)」から「2ドル25セント (15%)」がでてくると思うので、お釣りとポケットの小銭を見ながら決めるといいですね。
Rieriさん、
そう、計算そのものは電卓でもTip早見表でも解決するんだけど、仲間で食事に行ったりあとからテーブルに着いた人がいたり途中で抜けたりする人もいるので、その場合の配分と合計金額をあわせるのが面倒なんだよね。
アルコールの場合、1つにつき$1ぐらい払ってますが、ソーダや瓶ビールをバーカウンターで頼むときは、場合によってはお釣りの50セントをそのまま残すだけという場合も有ります。でもクラブでワンドリンク$1とは安いですね。クラブではオープンバーといって夜中の12時まで無料、なんて時もありますね。
Eddieさん、
全体で計算するときはそれほど大変ではないんですが、場合によって割り勘になると結構大変ではありませんか?
1人1人計算して、最後に合計金額があうようになるまで、テーブルの上は紙幣が行ったり来たりしません?
7掛けtips、どうもありがとうございます。
日本で、居酒屋とかレストランで、強制的に10%のサービス料を取られるところがあります。それがレシートが出て初めてわかったりとか…。頼んだ料理が遅かったり、最初におしぼりが出てこなかったり、等々、イラッとくるときには「チップ制なら」とか思ったりしますね。
海外でタクシーのチップ、だいたい「おつり不要」という格好で降りるようにしていますが、そのお釣り分が少なかったりすると困っちゃうんですよねー。
わたしのカメラでも頑張ったらこんな写真撮れるのかなぁ、うーん(悩)としばらくにらめっこしちゃいました(笑)
しょこさん、
そういえば深夜に飲食すると深夜飲食税とかなんとかがかかりましたよね。それはNew Yorkではないです。
サービス料ですが、中にはこちらでも最初から18%とか20%チャージしているところがありますね。でもたいていメニューやレストランの入り口に書かれてるので揉めることは少ないですけれど。
僕もお釣り無しでタクシーを下車したいんだけど、なかなかそうスマートに行かないですね。日本円にすれば数十円の切り上げなんだけど、ドルにするとなぜか現実的になってしまう僕です。
マクロをマニュアル操作できればこれと似たような写真はコンパクトでも撮れるはずですよ!
ん?私の書き方が悪かったです…ワンドリンクにつきTip$1ってつもりでした。。。
旅行中だと途中で退席とかあまりないですけど,住んでればそういうこともありますよね。
Tipのない日本だって面倒だもん。。。
なんかバーとかクラブって実はシステムがわからなくて,田舎者丸出し…というか,緊張しちゃいますw
Rieriさん、
>ワンドリンク$1と聞いていたので,$2渡そうと思ったら,もう次の注文聞きに行っちゃったw
と書いてあったので、ワンドリンク頼んで、$1tip、$1ドリンク計$2だと思っちゃいましたが、そんなに安いわけ無いですね。ディスカウントがあるときは前にも書いたようにオープンバーと言って無料だし。
バーもクラブもドリンクのチップは分からなかったら$1渡せばいいと思いますよ。クラブなんかで注文取りに来る人がいますが、このときも同じく$1のチップです。