New York は変な街である。いや、街が変と言うことではなくて、住んでいる人々が一風変わっているのだ。
今日は先月 Central Park に行ったときに遭遇した事件について話そうと思う。
この公園は大都会の公園の見本みたいなところで、それこそ人1人ずつの過ごし方が出来る場所である。それ故、みんなお気に入りの場所があると思うのだが、その中で Sheep Meadow は間違いなく僕のお気に入りの1つになっている。
その Sheep Meadow で一休みをしていると、五感の1つが何か異常に感じ、視線をだだっぴろい芝生に向けた。
すると遠くの方から妙な歩き方をした人達がこちらに近づいてくるのが見えた。

その数はこちらに向かってくるにつれてますます増え、異様な数になっている。
動きはゾンビそのもので、ふらふらと頼りない足許ながら確実にこっちに向かってきているのだった。
その表情は皆ニヤニヤしているので、恐ろしさは無いけれど、何かが起きている不安は確実に感じていた。

無数の人たちが裸眼で確認出来る距離になると、そのゾンビが共通して身につけているものに気づいた。
iPod を始めとする:携帯音楽ブレーヤーである。
どうやら Flash Mob の様だ。
Flash Mob とは、一見無意味に見えるような群衆で、あらかじめインターネットと携帯電話を使って呼びかけられた人々が、なんの前触れもなく集まり、一定の行動をしたあとでまた解散していく。
もともと Flash Mob は New York が発祥と言われているが、実際に目にしたのはこのときが初めてだった。
Sheep Meadow は芝生が一面引かれただだっ広い広場でそれこそ無数の人たちが読書をしたり、ランチを食べたり、フリスビーをしたりと思い思いに過ごしている。そんな人たちが少数派になってしまうほど無数の人たちが集まってくるとあって、周りの人たちもざわざわし始めた。

どうやら参加者全員が携帯音楽プレーヤーを身につけ、何かを聞いていることからもともと何か音楽と行動を支持したメッセージが吹き込まれた MP3 ファイルを聞いているようで、これだけの人たちが無言で行動しているのは却って圧倒的である。

なんとその後、あちこちから集まったゾンビは僕が座っていた場所の5メートルほど手前で立ち止まった。みんなの視線が僕に向けられているようで、なんとなくいたたまれなく横に移動したのだが僕が座っていたのが大きな岩場だったので、たまたまその岩場を目指して集まっていたようだった。
その後群衆は4つのグループに分かれ、それぞれ異なった行動を始めた。このチームは海賊グループである。

そしてこちらは月面旅行チーム。無重力の中を歩いているように、手足をゆっくり動かしながらアメリカの国旗を芝生に立てている。

参加者以外の我々はきつねに抓まれたような気分で事の次第を見ているだけだが、こうして30分ほどいろいろなパターンの動きを見せると、最後に拍手をして解散していった。
それこそ参加者1人1人が思い思いの方向に歩き出し、他の参加者とあいさつするでもないので、まさに実社会の知り合いではなさそうだ。
こんな風に Flash Mob はたまたま居合わせた僕らに見せるために集まったわけではなく、参加することが主目的なのだろう。けれども偶然そこにいたことで Flash Mob を見ることが出来たのは、ものすごいものを見せられたワケでもないのになぜかちょっと得した気分である。
New York は一風変わった人達が住む、変な街である。
だから愛すべき New York なんだと思う。

こんにちはー
お久しぶりです。
おもしろい写真(↑)を見つけて見入ってしまいました。
なんかさすがNew Yorkって感じです。
日本でやったら・・・無理だな(^_^;)
面白い出来事ですね。(@_@;)
こういうことって、日本だったらTVニュースになりそう。(^。^)
いいですね~、僕も大好きですこんな雰囲気(^^)
とても楽しくレポートしてくれてありがとう!(^^)
めぐさん、
久しぶりです。先日はアルバムの方にも写真を投稿してくれてありがとう。すっかり撮る写真の雰囲気がかわりましたね!
Flash Mobはいたずら好きなNew Yokerらしいと言えますね。日本でも東京とか大阪みたいな大都市だったら賛同者一杯でそうだけど!
i-takashiさん、
ニュースになっちゃうのが目的です!
でもニュースが来る前に解散してしまうのが通!
フォトグラファーmobを企画してみてはどうですか?
H.Oさん
こんな雰囲気、つい笑ってしまいますよね。
予想もしない出来事が生まれるからこの街は刺激的なんだと思う。またカメラを抱えて出かけなきゃ。
あははは!!うわー!最高ですねぇ!!
わたしもこんなん大好きです。
サンフランシスコでは遭遇したことないなぁ~
それにしても、偶然遭遇してしまったひろゆきさん、びっくりしたでしょう~!
うわー 凄い凄い!!
写真見てるだけで感激しました!!
あたしも遭遇してみたいなぁ(絶対逃げ出してしまいそうだけど 苦笑。
OCではFlash Mob在るのかしら?うーん。
いやでも 面白いもの見せてもらってありがとう!凄すぎます!!
yamajunさん、
SFにもNYみたいにcrazyな人たちいそうなもんだけど。
見つけたら是非報告してください!
Manhattanは歩いているとかならず何かのイベントに出くわしますね。でもこの日は確かにびっくり。
みょりこさん、
また遊びに来てくれましたね! どうもありがとう。
New Yorkの人たちがいかにinsaneか!?(笑)
Flash Mobは都会だから面白いというのもあるけれど、Flash Mobと似たようにイベントで砂漠の真ん中にあつまるのもありますね。たしかラスベガスの近くで毎年アーチストが集まる大きなイベントがあるようなんだけど、あれはいつか取材に行きたい!
えー、一種のオフ会?ですかー。楽しそう!
ホントに変だ!笑っちゃうくらい変だ(笑)!
こんな変なことに、こんなにたくさんの人が集まる街を愛していていいのだろうか(笑)!
Wall.stさん、
オフ会は同じ属性を持つ人が集まって知りあうことが目的となるけれど、Flash Mobは見知らぬ同士が集まって(またはもともと仲の良い仲間だけ)なにかをしたあとまた解散していくという違いがあります。でもこういう一見無駄に見えるエネルギーっていいかもって思える。
JOJOさん、
New Yorkにいる人が皆New Yorkerの一構成員であるように、JOJOさんたちもすでに変なことに集まるたくさんの人たちと同じ一味なのです(ヘ。ヘ)
Flash mobなる集団、初めて知りました!
http://www.wordspy.com/words/flashmob.asp
これを目の前で見たらかなり圧倒されますね。^^;
これらの集団は集まる本人でさえ直前まで何をするのか
知らされないのですね。 意味不明ですが、楽しいです。
さすがNY!
C-kun、
ブログを見てくれてありがとう。
うーんFlash Mobは確かにヘンな集団だけど、New Yorkのunderground cultureからすると「まともな」ヘンな人ってくくりかも(笑)
C-kunがNY入りするときも何かきっと起こりますよ!
いい街ですね~
それに比べ日本は何となく人々に(特に都会は)活気がないような気がします。
先日、行ったニュージーランドでも、空港の職員、エレベーターガール、コンビニの店員、
いろんな街の人たちが気さくに話しかけてくれました。
しかし、日本は空港の職員は無言でパスポートにスタンプを押すだけ、
エレベーターガールも何階に行くかを聞くだけ、
コンビニの店員はマニュアルに沿った言葉を言うだけ、
なぜ、日本人はもっと友好的というか...こう、見知らぬ他人とコミュニケーションをとろうとしないのでしょうか?
「口で言わなくても目で見ればわかる」という日本の伝統(?)のせいなのか...?
今回、旅行に行って思ったことと、このブログを見て思ったことが何となく似ていたので、こんなことを何となく書かせてもらいました。
長文失礼m(_ _ )m
ユニさん、
人と人が気軽に声をかける社会というのは、欧米ではよく見られますね。
日本も郊外なんかではそんなシーンが今でも見られると思うのですが、やはり都会ともなると満員電車であんなに見知らぬ人と体を寄せ合うのに一言も言葉を交わさないというのは、ある意味不気味な事の様な気もします。
ニュージーランドはもちろんオーストラリアにも行ったことがないので写真でも土産話でも聞かせてください。こういった文化の比較で何か発見がありましたら、その話も是非!