
▲ カフェで本を読んでいるのに誰か電話してこないかななどとふと思ったり。
前回の日記の最後で、カウントダウン後に Times Square に出かけて朝まで友達と飲んだ後、一旦帰宅して一眠りをし、それから China Town に行ったことを書いたが、向かったのは Flushing で実は携帯電話を買いに行くためだった。
元旦という日にわざわざ Flushing まで買いに行ったのはいくつか理由があって、一つは元旦でも China Town は店が通常通り営業していること。そしてもう一つの理由は携帯電話の契約日を覚えておきやすいからである。
そもそも元旦を日本人ほどゆっくりと長めに休む習慣が無いアメリカにあって、さらに Chinese や Korean は別の正月を祝うので Flushing の China Town などは普段通り商いが行われ、多くの人が行き交うのである。
正月に買い物をするなら、確実に店が開いている China Town ほど最適なところは無いだろう。
二つ目の理由として書いた日付は携帯電話の買い換えにつきまとう Contract の縛りがいつ取れるかを覚えておくのが楽な日にちであるからだ。
アメリカも携帯電話は年ごとの契約となっていて、各携帯電話会社の直営店で買うと2年契約をして初めて、手頃な金額で携帯電話が買える、と言った感じだ。
ところが2年も縛りがあると途中携帯電話の買い換えをしようとすると、それなりの金額で携帯電話を買うしかないため、かなり苦しみを味わうことになる。
実は僕が持っていた携帯も2年契約をしたときに買ったものなので、最近は朝充電器から取り外して出かけても夕方にはバッテリーが無くなってしまうようになっていた。
バッテリーだけ買えばいいのかもしれないが、僕が持っていたのはアメリカでは珍しい NEC 製の携帯で、同じモノを使っている人をいまだかつて見たことがない ( 笑 )。代替用のバッテリーを探すくらいなら新しい携帯を買った方がいいや、と思うのはきっと僕だけではないはず。いや正確にいうと携帯は使ってくると飽きてきてしまい、こういう理由を言い訳にして新しい携帯に買い換えたいだけなんだと思う。
上記二つの理由の他、もちろん China Town の方がアヤシイ店にアヤシイ品物が並ぶという楽しみもあるので、今回は迷わず China Town で買うことにしたのだ。
最初に入ったのは Cingular の直営店。僕がそれまで使っていたのは AT&T Wireless のものだったが AT&T Wireless が Cingular に吸収合併されるとともに僕の契約も Cingular になっていたのだった。
そこで 「 契約が切れたんだけど何かプロモーションがあるか 」 と尋ねると店員の中国人の女の子は申し訳なさそうに 「 新規契約なら携帯を安く売れるんですけど、更新の場合はあまり安くならないんですよ 」 といって人気の機種を見せてくれる。そのどれもが2年契約で$300近いものばかりだった。無料の機種も1つあるにはあったんだが、デザインが気に入らないのに加え、2年契約が必須条件とのこと。
今回は一年契約だけ、と決めていたので Cingular との契約を更新するのをあきらめて他のキャリアに乗り替える事に決定。
New York の場合、他に Verizon、SprintPCS Nextel、T-mobile などメジャーな会社が複数あるが、それらの直営店で携帯を契約してもあまり値引きを期待することができない。
そこで当初の予定通り路地裏にあるような小さな Chinese 経営の携帯ショップめぐりをすることになる。
数軒回ったところでだいたいどこも同じような金額を提示してくることがわかり、あとはもう好みの問題だけだった。
どの店でも 「 今 Cingular を使っているのなら、それ以外の携帯会社を選べばいくつか無料の携帯があるし、有料のものでもプロモーションがあるから安くできる 」 と言われ、今回は T-Mobile を選んだ。この際 T-Mobile のコマーシャルにキャサリーン・セタ・ジョーンズが使われているのはあまり関係がない ( と思う )。
僕の周りではじわじわと T-Mobile ユーザが増えているというのが動機だが、それほど強い要望と言うつもりもなかった。
さて機種をどうしようかと悩んでいると、店員の Chinese 娘は 「 珍しい携帯がいい、というのならこんなのもあるけれど 」 と言って紹介してくれたのがこの携帯だった。
日本でも売られている機種・・・ではなくて、日本で売られている機種だ。アメリカでは売られていないし、ヨーロッパやアジアでは売ってはいるのだが異なる型番になっている。
ヨーロッパバージョンならまだしも僕が見せられたのは紛れもない日本市場用の機種だった。クラムシェルをあけると日本語のキーが見えている。
箱に入っているマニュアルも日本語のものだった。
え、これ日本語で使える?、と尋ねると 「 残念だけど ROM を書き換えて中国語と英語のみになっているの 」 と言う。
どうやらアジア向けの同機種から ROM を吸い上げて、日本向けのこの機種の ROM を書き換えているようだ。
日本語版のまま残っていたらそれはそれで便利かも知れないが、アメリカでは携帯メールよりはいまだに SMS の方がよく使われている。それなら SMS が使えてかつ英語辞書が載っている英語機種の方がいいのかもしれない、とそれほど気にせず購入することにした。値段は$90。日本ではもう古い機種かも知れないが、物珍しさを狙って買うのだからそう考えると安いほうかも知れない。
今使っている機種の番号をそのまま引き継いで使うかどうかの確認と住所氏名を伝えると、10分後には僕の手元に新しい携帯とそれまでの番号が刷り込まれた携帯があった。Cingular ネットワークで使用していた NEC の機種も10分もしないうちに信号を受信しなくなり、番号の移行は滞りなくいったようだ。

▲ 角度を変えて。キーにひらがなが刻印されているのが見えるだろうか。
使ってみると指すが日本製、作りはなかなかのもの。( 使わないと思うけれど ) 動画も撮れるし、( アメリカじゃ使えないけれど ) テレビ電話機能もあるし、メモリースティック経由で MP3 ミュージックも再生出来る ( これまたあまり使わないと思うけれど )。
よく考えてみたらうちにきた初めてのメモリースティック製品かもしれない。
通話の方は前より音質が良くてひとまず満足のいく買い物。これが使えることが分かったので、次からは日本に行って SIM ロックをはずしたボーダフォンの携帯を買ってくればいいのだ、などと今からほくそ笑んでいるのである。
何も正月から買い物なんかしなくても・・と言われそうだが、こうしておけば来年は1月にまた機種交換を思い出すことができる ( 笑 )。細かいことをすぐに忘れてしまう僕にとっては元旦ほど携帯電話の買い物に向いてない日は無かったのだ。
こうして僕の2006年は、Times Square でビールを飲みながら明け、午後は China Town で日本製の携帯を買うなどという無国籍なものからはじまった。

おお、ボーダフォンじゃないですかー。
私もなんですよ。
しかも、海外で買えるってのがすごいですね。
Tomokoさん、
そうなんです。ボーダフォンの携帯なんです。
考えてみればボーダフォンってもともとはイギリス(?)の会社なのでT-Mobile見たいなもので同じGSMネットワークを使っているワケです。だからアプリさえ何とか英語版になっていて、SIMロックが外れていればアメリカでもそのまま使えてしまいます。
China Townはなんでも売っていますよ! 手に入らないものはきっと無い、に違いないです。
いつも拝見させていただいています。
上海在住のgaspard_nと申します。
私自身はやっていないのですが、同僚は同じ機種の携帯を香港の闇ショップで中国のGSM用SIMカードが使えるようにした上に、中国語の入力ができるように改造して使用してます。
CHINAのネットワークは侮れない!
gaspard_nさん、こんにちは。
確か以前もコメントを残していただいたような記憶があります。こちらこそご無沙汰しています。
さて同僚の方も中国のSIMカードが使えるようにしているということでsim lockが外された=unlockedなものですね。
僕のも同じです。しかも中国語の表示・入力が可能なので、全く同じROMかもしれません。
日本でもボーダフォンのSIMをゲットすれば使えるはずですので、日本に帰ったら試してみようと思います。
コメントありがとうございました。