

ビルとビルの間に挟まれたわずかな隙間に夕日がのぞく。
最後に夕日を見たのはいつのことだったっけ? と考え込んでしまうほど、都会での生活はゆとりがないものなのだろうか。
今日ぐらいはせめて陽がアスファルトに重なるまで、この場にいて見届けよう。


ビルとビルの間に挟まれたわずかな隙間に夕日がのぞく。
最後に夕日を見たのはいつのことだったっけ? と考え込んでしまうほど、都会での生活はゆとりがないものなのだろうか。
今日ぐらいはせめて陽がアスファルトに重なるまで、この場にいて見届けよう。

今日、 New Jersey 州に越境しミツワに行ってきた。
ミツワとは、かつてヤオハンと呼ばれていた日系のスーパーマーケットで、北米在住日本人の間ではよく知られている ( メジャーな都市にそれぞれ店舗を持っている ) 存在である。
もともと日本人人口が高いこの場所にあるスーパーなので、割と純日本食品を扱っているのだが中にはこんなものも売っている。
確かに日本には天むすがあっておにぎりから尻尾が出ている。だから Soft Shell Crab の天ぷらを入れて作るアメリカ製天むすというのは許せる。
ならばうなぎでもチキンも入れて作ってしまえ、と思ったのかどうか知らないが、「 チキン照り焼きおにぎり 」 なるものがミツワの食料品売り場にあったのだ。
エビの尻尾が顔を出しているのと違って、こちらは巨大な鶏の照り焼きがボンとおにぎりを貫通している。
ここは最近日本人以外の利用客も多いから、その人たちが日本に旅行に来たときに、立ち寄ったコンビニで 「 チキン照り焼きおにぎり 」 を探してしまわないように祈ろう ( 笑 )。
でも考えてみればご当地おにぎりというのも、アメリカで流行るかもしれない。
そういわれて見ると、15年以上も前のことだがハワイに行ったときに 「 スパムむすび 」 というのを ABC ストアで見たような記憶が・・・。
ちなみにこの照り焼きチキンおにぎりの値段は$2.30。今の為替で計算すると260円ぐらいだろうか。

↑で紹介しているのはかなり以前に撮った写真である。正確に言うと今年2月のある日、この日はとても寒かったと記憶している。
Manhattan 名物の蒸気が勢いよくマンホールから吹き出し、それは寒気の中で真っ白なカーテンとなって壁を作っているかのようだった。
そんな寒い日に外で何をしていたかというと、日本から New York を訪れていた C さんとストリートスナップを撮っていたのだった。 ( そのときの様子は以前、ブログで紹介した )
その時に撮った写真を中心に C さんが今、名古屋で個展を開催している。
名古屋近郊の方々で、New York の音や臭いが懐かしくてしかたないという人は是非、足を伸ばしてみてください。
またひと味違った New York の魅力を再発見出来るに違いありません。
詳しくはこちらへ。

▲ Canon EOS 20D + CANON EF70-200mm F2.8L IS USM
毎日同じストリートを通って、同じ Subway Line に乗って、何も変わらぬ街の様子が車窓に広がる。
今夜もいつもと同じように酒を飲んで・・・
そんな毎日でも、ほんのちょっと離れて見ると自分が見ていたのは大きな感動シーンの一部であることに気がつく。

NY 州では・・・というか他の州でも一般的なのかもしれないが、ドーナツショップでよくパトロール中の警官を見かける。
これは警官に限らず、アメリカ人が一般的にドーナツやコーヒーが好きと言う事実もさることながら、店の方でも警官が顔を出してくれると強盗など犯罪が起きにくいから、と無料でドーナツやコーヒーを提供するというところが多いのも、理由の一つらしい。
24時間営業の店というと、ガスステーションや Seven Eleven などのコンビニを思い浮かべるが、実はドーナツショップも24時間営業しているところが多い。それだけに夜間、強盗に襲われる確率は高いだろう。
ちなみにこれを書いていて気がついたのだが、この三つの業種に従事している人種に最近インド系移民が多いということが共通している。うーんなんでだろう ( 笑 )。
知り合いの警官 ( NYPD ) に尋ねると 「 警官がみんなってワケじゃないけど、行くヤツは多いかな。僕はドーナツあまり食べないけど、パートナーはしょっちゅう行っているよ 」 とのこと。いつもではないけど、確かに無料でコーヒーとかドーナツを出してくれるところもあるのだとか。 ( 笑 )。
日本では警官が勤務中にドーナツを買いに来たり、スターバックスの列に並んでいる姿を見かけないと思うが、こちらでは当たり前の風景である。ただ 「 ユニフォームのまま、テーブルについて食事をしてはいけない 」 と聞いたような気がするのだが ( 確かに Manhattan では見たことがない )、なぜかうちの近所のような住宅地では隣のテーブルに警官が座っている、なんてこともあったりするのだ。
店は安心かもしれないが、あの大きな拳銃を腰に装着したまま横に座っている警官を見ると、こちらが緊張してゆっくり味わうどころではなかったりするのだが。
さて警官がドーナツショップなら、消防士は? ということになる。
これまた卑近な例であるが、近くのスーパーマーケットで火事現場から帰ってきたようなユニフォームのままの消防士たちをよく見かける。
ここから何ブロックか行ったところに消防署があるのだがそこから来ているらしい。
僕が立ち寄るのは仕事帰りが多いから午後6時半ごろである。その時間に7~8人の屈強な消防士たちがカートを押しながらステーキ肉やパンなどを豪快に前のかごに入れていく姿は想像しにくい。
おそらく24時間待機の消防署だから自炊しているのではないかと思うが、それにしても NYPD に比べると FDNY ( NY市消防 ) は如何に庶民的なことよ。
いずれにせよ、ドーナツショップの警官とスーパーマーケットの消防士、どちらも僕に取って今でも見馴れない日常風景の一つなのである。
下に紹介した写真を見て、「 また Apple Store の話題? 」 といい加減見に来てくれる人も辟易していることだろう。
実はここ数日はちょっと忙しいので、申し訳ないのだが同じ話題の紹介で勘弁願おう。
さて Kenneth Cole だったか、広告で 「 New Yorker は1日20回以上ビデオに撮られています。あなたのその服装で ok ですか? 」 みたいなものがあった。
20回という数字を見てそんなに?と思う人もいれば、意外に少ないと思う人もいるかもしれない。
いずれにせよ、確かに外出するといろいろなところでビデオカメラに撮られていることに気がつくだろう。
まずは自分の住んでいるアパートのエレベータ内や、エントランスの様子をとらえるモニターカメラ ( これらを各部屋で見られるようにしているコンドもある ) から始まって大きな交差点に設置されているカメラ、いつも立ち寄るデリやガソリンスタンドのキャッシャーのモニターカメラに至るまで、New Yorker だったら朝だけでいろいろなところで見られていることになる。
それらが少なくとも一定期間ビデオを保存しているとなると、確かにみっともない格好で出かけるのはためらってしまう。
事実、僕も Apple Store が設置している定点カメラで何回か撮影されているのを発見した。
五番街の Apple Store 開店のイベントにあわせて行った際、歩道に仮設テントがあってそこで定点撮影をしているようだと紹介したが、あとで Apple 公式サイトを見るとこのカメラで撮った写真を QuickTime ムービーにして公開しているのを発見。
僕が行った時間帯を見てみると・・・なんとしっかりと写っているではないか! (笑)
これだけたくさんの人が往来している中、どうやって自分がいるのを見つけられたかというと、実は上の写真に写っている肩車している親子のおかげなのである。
僕が並んでいると、横にこの親子がやってきて 「 ほらカメラがあるからここでポーズしよう 」 といってお父さんが娘を肩車し、大きなジェスチャーを取り始めたのだった。
それに気がついて僕もカメラの方を向いたというわけだ。ただいつ撮っているのかわからないため、目立つように写るためには変な格好を長時間維持しなくてはならない。
たかだか小さな写真で、よほど注意深く見ないと見つけられないほどだが、それでもこんな大きなサイトに自分の姿が載っているかと思うと誰かに自慢したくなる ( というかブログで自慢しているし )。
今後も市内に設置されるビデオカメラは増えていくことだろう、が個人のプライバシーをどこまで守れるか気になるところだ。
今ではサーチエンジンに自分のサイトが載ってくれたら、と思う人が多いだろう。まして自分の店・ビジネスをインターネットで紹介してほしいという人だったらお金を払ってまでも検索結果の上位に自分のサイトが表示されることを厭わない。
けれども近い将来、自分の情報がすべて露出することを嫌う人たちがもっと増えて、各社検索エンジンは 「 有料であなたの個人情報を表示させないようにすることができます 」 なんてサービスを始めるかもしれない。
同じようにビデオカメラにも写りにくくなるような洋服なんてのが発売されるかもしれない。自分の安全をお金で買うように、個人情報の守秘もお金で買う時代が来てしまうのだろうか。
さて前回のブログで、その仮設テントを撮った写真を紹介しているが、その写真を撮っている様子もちゃんと撮られていた。
悪い事はできないものである。

「 ただいまの待ち時間40分 」
これ、アミューズメントパークにあるアトラクションの待ち時間ではなくて、新しく Manhattan にできた Apple Store の店内に入るための行列の待ち時間なのである。
一つ前のエントリーで紹介した Apple Store だが、うちから近いので早速行ってきた ( 冷やかしなのでつまり暇人 )。
僕が行ったのは土曜日の昼過ぎで、開店から24時間経っていないのだが、24時間営業の店であるため日付としては開店二日目ということになる。
混んでいるだろうなぁと予想はしていたもののそれは店内のイメージであって、到着して目に入ったものは予想を遙かに裏切っていた。地下鉄駅構内から地上に出てくるとそこに見えたのは長蛇の行列だった。
すでに店内にたくさんの人がいるために入場制限が行われており、何人か人が出てくると同じ人数だけ中に人が入れる、といった風である。
そんなだから行列もなかなか前に進まないのだが、それにしても進まなさすぎる。それにはちょっとした理由があることを後で知った。

▲ 地上入り口から店内へ続く階段。
なんと40分も待ってやっと中に入ることができたのだが、こんな現象も物珍しさによるもので今だけではないかと思う。いくらなんでも24時間営業の店に行列ができることはないだろう。
待たされてガラスのキューブの中に入ると、そこから階下にやはり半透明のガラスのらせん階段を下りていく。ぐるりと店内を見渡しながら降りていくので、店内がとても広く見えるし、なんといってもドラマティックな演出で感心してしまった。
ただしこのガラスの階段、半透明とは言っても階段は隙間がありそこからは人が通過する様子が下から丸見えである。
今のところ店内でカメラで写真を撮っていても、ビデオを撮っていても黙認しているようだったが ( いまやたくさんの人がこうしてブログをやっているのは Apple はよく知っているのだろう。たくさんの人がブログで取りあげればその広告効果はかなりのものだから ) いずれこの階段のそばだけは問題になるかもしれない。
なんと言ってもこの階段とエレベータが、Apple Store の中でフォーカルポイントになっているため、記念撮影をする人が多いのだ。

店内の様子だが、SOHO 店とは違ってこちらは一フロアのみの構成である。そのためとても広く感じるが、店員によると SOHO 店と同じ売り場面積なのだとか。それなのにこの店で働くのは300人というのはものすごい数である。
New York 郊外にも Apple Store はあるのだが、そういう店舗とは一線を画した規模で対応している。もちろん販売量も多くなるのだろうが、こういう奇抜なデザインの店舗を見ると、やはりここを広告の場としているように思える。
店内は中央の階段から四方に伸び、SOHO 店よりゆったりしているように感じる。この日はたくさんの客が来店していたのにもかかわらずである。

▲ エレベータの中から頭上を見上げたところ。
店内はたくさんの客でごったがえしていたが、それ以上に店員の数も多かった。SOHO ではなかなか店員を捕まえるのが大変なのだが、五番街店は開店直後ということで大量に配置しているのだろう。
店員も、大半の客と同じく興奮気味で客との対応でもどこか高揚している風である。皆それぞれ店内のガイドをしてくれるし、聞かないことまでぺらぺら話しかけてくる。
僕と友達が最近発売になった Macbook をさわっていると ( 出来に関してはとても感心していたところ )、20代前半と思える若い男性店員がやってきて、話しかけてきた。「 何かお探しですか? 」 というよりは 「 その Macbook、みんなそうやって手に持って重さを確認しているんだ 」 というような事を言ってきてどちらかというと雑談風である。その証拠にすぐに話は脱線して・・・
「 こんな事初めてだよ。生まれて初めてこんなにたくさんのセレブを見られるなんて。さっきも Kavin Bacon がやってきて5台も Macbook を買っていったんだぜ 」 などと興奮気味に話している。
店員氏はきっと客に話しているというより、ここで働けることに酔っているようにも見えた。
話は変わるが、店舗に入る際に店員から一人ずつラッフルチケットが手渡される。Raffle とはつまり抽選くじみたいなものだ。
ここに名前や住所、それにメールアドレスなどを記入して店内に備え付けの箱に入れると、毎時1名に Macbook が当たるというイベントを開催していた。
つまり主な目的はメールアドレスなど今後のセールスに使える顧客情報収集であるが、もしかしたら当たるかもと思うと応募せずにはいられなくなるから不思議なものだ。
実はこの抽選、毎正時に行われるのだが店員が一枚のカードを引いて名前を読み上げ、その場に当選者がいないとその抽選は流れてしまい、二人目のくじが引かれるということはしないのである。
当選者の 「 喜びの表情 」 は Apple の公式サイトで見られるのだが、時間帯によっては当選者がいないのはそのためらしい。
もちろんほとんどの客はそのことを知っているから、店内に入って一回りした後も抽選が終わるまで立ち去ろうとはしないのである。それで、くじに外れた大半の人たちが店内を去るのは毎正時後、ということになるのだ。

店舗を出ると、すぐそこに仮設のスタジオがあるのが目に入った。どうやらデジタルカメラを設置して定点撮影をしているらしい。
中には二人の若い男女が Mac を操作していた。 apple.com にアクセスしてみるとわかるがこのカメラで撮ったと思われる写真が Quicktime フォーマットで公開されている。
果たして僕が並んでいるのも見えるだろうか。
二つ前のエントリーで紹介した、Manhattan の二店目となる新しい Apple Store だが、いよいよ明日全貌を表すことになる。
普段は店内の様子を開店まで見せることのない Apple Store にあって、特にこの店舗のデザインから見て、直前まで隠しておきたいものだったに違いない。
ところがとある筋から 「 プレス関係者に事前公開する 」 という話を聞き、僕も写真を撮る機会に預かることができた。

▲ EOS 20D + EF-S 10-22mm F3.5-4.5 USM
前回と同じくうちから地下鉄に乗り、数駅行ったところで下車。階段を上って地上に出てきた。そこまでは同じなのだが、その先にある建物は前回見たものとは似ても似つかないものだった。
ブログで 「 完成すると黒ではないかもしれない 」 といような予測をして、その通りになったのだが、まさかガラス張りになるとは思わなかった。
目の前にどっしりとしたプラザホテルが建っており、Apple Store もそれにあわせて荘厳なスタイルを取るのかと思いきや、Apple らしいユニークなデザインで周りの建物に負けない存在感を放っていた。
それにしても開店直前というのにまだ建設作業をしていたが、明日の開店に間に合うのだろうかと他人事ながら心配になった。

▲ EOS 20D + SIGMA 17-70mm F2.8-4.5 DC MACRO
もう一つびっくりしたのは、店舗の形態である。「 地下に広い売り場面積があるかも 」 と書いたらやはりその通りになった。
外からガラスの建物に入ってくるとガラスの階段かエレベータで階下に行けるようになっているようだ。下の写真を見るとらせん階段が見える。

▲ EOS 20D + EF-S 10-22mm F3.5-4.5 USM
この建物はこうやってガラスの写り込みが複雑に反射することから、昼間も夜もこんな風に面白い効果が得られる。これから写真撮影のスポットになりそうな予感。
余談だが今アメリカで流れている Apple のテレビコマーシャルも面白い。最初にスーツを着た男性とカジュアルな服装を着た男性が現れ、二人で手をつないでいる。スーツは 「 僕は PC 」、カジュアルは 「 僕は Mac 」 と自己紹介をし、スーツが後を続けて、僕らはネットワークを使ってこうやって話しができます、というようなこと言う。そのそばから一人のアジア人女性がやってきてカジュアルな服装をした男性の横に立ち、手をつなぐ。スーツ男がカジュアル男に 「 その人は? 」 と尋ねると、「 彼女は日本から来たばかりのデジタルカメラ 」 と言って、流ちょうな日本語で 「 はじめまして 」 と会話を始める。それを見たスーツが 「 え、日本語も話せるの? 」 というものだが、こんな風に抽象的ながらわかりやすいコマーシャルに唸ってしまった。
そのテレビコマーシャルは Apple の公式サイトで見られるので興味がある人は見て欲しい。
http://www.apple.com/getamac/ads/

▲ EOS 20D + SIGMA 17-70mm F2.8-4.5 DC MACRO / 横から見たところ。
さて Apple の人から聞いた話だが、正式な開店は明日19日、午後6時。またこの店舗は噂として紹介したとおり 「 24時間・365日営業 」 のストアになることも確認した。
Times Square と違ってこのあたりは24時間あまり人が出歩くところでもなかったのが、この Apple Store の出現で人の流れが大きく変わるかもしれぬ。何せ、Central Park 59th Street 入り口近辺にはトイレも無かったのでそれだけでも観光客がひっきりなしに訪れるだろう。日本語のメールやウェブだって無料で利用できるとあらば、これは間違い無いだろう。
( ちなみに開店を記念して、Tシャツ配布の他、最初の24時間は毎時抽選で MacBook が贈呈されるという情報もあり )
Manhattan にふさわしい Big Apple ロゴが5番街に誇らしく輝いていた。
前回のエントリーに対して 「 使用レンズを記していただけるとありがたいです 」 というコメントを貰って思い出した。
春の所得税還付金はなんだかんだと写真関連器材購入に充当しているので、気がつくといろいろなものが足下に増殖しており、言われなければそんな器材の中に紛れ込んでしまっただろう。最近入手したレンズの中で特に気に入ったレンズがある。
このブログで紹介している写真を含めて 「 どんなレンズで写真を撮っているんですか? 」 という質問を時々受けるが、僕はわりと広角側で表現するイメージが好きなので、EF-S 10-22mm とか EF 17-40mm F4.0 L の出番が自然と多くなる。
人によって撮影のテンポ・スタイルが異なるため、標準レンズなるものの定義も個人によっていろいろ意見があるが、使用頻度の高さで標準レンズを決めるとするなら、この二本が僕の標準レンズといえるだろう。これまでは。
ところがこのレンズ ( SIGMA 17-70mm F2.8-4.5 DC MACRO ) を使い始めてからというもの、これ一本で出かけることが多くなった。
このレンズ、日本だけでなくアメリカでも発売されているのだが、店頭でもオンラインでも品薄で入手しにくい状況が続いている。そこで New York をよく訪れる友人に頼んで日本からハンドキャリーで持ってきて貰った。
価格も今までよく使っていた二本のレンズより格段に安価で、その分超音波モーターなども搭載していない手頃なズームレンズなのだが、ストリートスナップではこれが意外と使いやすいのである。
もちろんこれはズーム、それも広角側から始まるので単焦点より使いやすいに決まっている、という意見もあるかもしれない。単焦点の方が潔さはある感じはするけれど、僕がストリートでねらっているのは潔さよりシャッターチャンスなので、単焦点を率先して選ぶ理由はあまりない。むしろ僕にとっては New York という街だからこそ、このズームレンズが使い易いと感じるものがある。
それは散歩のテンポや視点を maintain したまま撮影に臨めるところである。
広角側は自分が歩いている歩道で見かけたもの、そして70mmの望遠域周辺では通りをはさんで向かい側の歩道の風景を切り取るのに重宝するのだ。
それなら広角単焦点と中望遠単焦点を持ち歩けば事足りるんじゃないか、とも思ったがレンズを取り替える手間を省けるので、通りの左側や右側をきょろきょろ見て歩くような散歩スタイルで写真が撮れるのである。
立ち止まって一枚一枚時間をかけてじっくり撮る写真もいいが、人間が歩む速度を感じてもらえるような写真というのも自分ではアリだと思っている。
本来であれば、そのレンズが持つ独特な描写に惹かれるのが普通だが、このレンズは良い意味で癖が無く素直であるというのが短い間使ってみての感想である。妙に柔らかいということもなく、また逆に堅すぎもしない。適度にシャープな切れ味を感じる。バイアスをかけないことで、一つ一つのストリートが持つ勢いみたいなものを捉えるのにはもってこいである。
写り以外のところで気になりそうなものとして、フォーカス速度だろう。超音波モーターは搭載していないけれど、オートフォーカスもそこそこ速く、ストレスを感じさせない。また高級レンズほど作りがきっちりしているわけではないけれど、それもストリートスナップでは軽量化に役立っているので、ぶんまわしやすいというメリットにもなっている。
まだ使い始めて日が浅いのだが、数枚の作例を置いておこう。
これからの季節、New York のストリートで行われるイベントも多くなる。機動性を手に入れたのだから今年の夏はこのレンズを持ってもっと街に飛び出していこう。
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うちから地下鉄で数駅行ったところに、最近妙な形をした建物が出現して、話題になっている。
場所はホテルからコンドミニアムへと転換されることで社会問題にまでなったプラザホテルの真ん前である。
あの FAO Schwartz の目の前と言った方が通りがいいかもしれない。
ここに真っ黒で、巨大なキューブ状のものが建造されている。
もっとも真っ黒なのは建設中だからであって、完成するともしかすると異なる色になるのかもしれないが。
でこれが何か、と言うことはまことしやかに噂だけが流れていたのだが、当の会社がとうとう直営ストアであることを認めた。
それは Manhattan 二店目となる Apple Store である。
僕が写真を撮っていると、観光客の人たちが一様にこのビルの関心を持っているのに気がついたが、誰一人このビルが Apple Store になるとは知らないようだ。聞こえてきた会話では 「 すっごい大きなトイレができるんだね~ 」 というのが多かったが、これがトイレに見えるとなると Apple も苦笑いものかもしれない。
とはいえ人々がトイレではないかと推測するのも無理はないかもしれない。この建物、店舗にしてはちょっと小さめに見える。
まして SOHO にある Apple Store はこれよりずっと広いから、同じ構成の店舗にはならないだろうと容易に推測できる。
場所柄おそらく販売より展示がメインになるのではないかと思われるが、もしかすると地下に広い売り場面積があるのかもしれない。
ちなみに噂にはもう一つ情報があって、この店舗は24時間営業になるのだとか。はてさて噂はどこまで当たるやら。
いずれにせよ今月19日にグランドオープンということなので、ちょっと楽しみである ( 初日はTシャツが配布されるそうだ )。
といっても僕は iPod しか Apple 製品を持っていないのだが ( 笑 )。