ここしばらく様々なことがあったので、そのことをブログで書こうと思っていたのだが、今日はひとまずそれらをおいといて昨日、日曜日のイベントを紹介しておこう。
New York では街の至る所でパフォーマンスが行われていて、よほどのことでは驚かない New Yorker もこのイベントにはさすがにびっくりしたようだ。それは一人のマジシャンが公の場所で挑戦している、長期水中滞在のパフォーマンスである。
もともとネットワーク局のどこかの予告編をテレビで見たのだが、David Blaine というマジシャンが大衆の面前で巨大な水槽タンクの中に入り、呼吸のためのパイプ一本だけが口につながった状態で1週間暮らすというものである。
試みが始まった5/1より、ローカルテレビ局のニュースでも毎日の様にその様子が取り上げられていたのだが、どうやらこの話題は太平洋を越え、日本まで伝わったようだ。、
いろいろ調べてみると、以前にはロンドンで空中に吊られたガラス張りの箱の中で44日間過ごしたこともあったようだ。他にも人間の限界に挑むようなチャレンジ、それもちょっと変わった内容のものを何度か取り上げて、パフォーマンスとして見せている。
この David Blaine と言う人、実は Brooklyn 生まれの生粋の New Yorker で、父親は Puerto Rican、母親は Jewish / Russian という生まれながらにして人種のるつぼのようである。
今回そのイベントは、オペラで有名な格調高き ( ? ) あの Lincoln center の野外スペースで行われているという。せっかくの連休なのでこの日曜日に友達を誘って行って見ることにした。

地下鉄を出て Lincoln Center の近くまで来ると、たくさんの人たちが広場からあふれ出している。早速広角レンズをセットして撮ったのがこの写真である。
テレビクルーやドキュメンタリーフィルムを撮る人たちが専用のステージで撮影している傍ら、日本からも日本テレビのクルーがやってきてアメリカの報道陣に負けずと取材をしているのが見えた。
この写真では遠くの方に見えるブルーの筐体が、David Blaine のいる水槽である。
見に来ている人は、もちろん冷やかしも多いのだが、意外とプラカードなどを用意して応援している人も多かった。こういう一風変わったパフォーマンスは New York だからこそ受け入れられるのかもしれない。
水槽の中はそれほど広くないので、David Blaine は時々位置を変えて観客に手を振っているところぐらいしか見られない。とすると写真はどれも似たようなものになってしまうのだが、せっかくなので数多く撮った写真の中からいくつかセレクトしたものを下に紹介することにしよう。

▲ テレビクルーやライティング、それに彼の健康状態をチェックしているアシスタントなど、たくさんの人がこのイベントに携わっているようだ。テレビ中継のカメラはあちこちに設置されていた。

▲ David Blaine の素顔。こうやって時々マスクとレギュレータを外してはしばらくそのままにしている。最終日の水中滞在時間の記録挑戦に慣れるべく特訓中なのかもしれない。

▲ 水槽タンクの外側にいる人の声はスピーカーを通すことで水槽の中の David Blaine にも聞こえているのだが、彼からは声を発せないので、コミュニケーションを取るときはこんな風にスキューバダイビングで使う、手書きボードを使用する。

▲ Loncoln Center 前の広場にはたくさんの人が行列に並んでいるのだが、それはこうやって David Blaine がファンサービスをしてくれるからのようだ。

▲ 時間をおいて夜にLincoln Center に戻った時に撮ったもの。手前右側にいる人は、ずっとこの水槽タンクから離れないので、David Blaine チームのスタッフなのだろう。
そのスタッフ、決して背が低いワケではないのだが、David Blaine と並んでいるとどうしても小さく見える。逆に David Blaine が巨人に見えるのは、水がレンズの役目を果たしているからなのだろう。
下に紹介した公式サイトや、ここの写真を見ると手は完全にふやけてしまっていて、爪の色なども完全に変色している。
なんだか本当に大丈夫なのか心配だが、本人は事前にリハーサルをしているはずだ。みんなが気になる「食事」と「トイレ」だが、これは別のパイプが用意されるらしい。
僕らが見ていた数十分の間は一度もそのパイプが使われることは無かったが、一体どんな風に摂取と排出をしているのか気になるところである ( え、気にしたくない? )。もちろん同じパイプで行うわけはなく、またいくらなんでも衆人環視のもと、透明なパイプで行うワケはないと思うが、この水槽タンクの下部に、二つの大きなアウトレットがあり、そこに外から大きなパイプが設置されているのが見えた。おそらく必要なときに David Blaine が中から管を引きだして、使用するのでは無いかと思うのだが。
食事とトイレの他に気になったのは睡眠である。
深夜は見に行かなかったので、もしかしたらライトは消され、タンクには布がかかるのかもしれない ( 現に日中は暑い日差しを避けるべく上に白い布がかかっていた )。それでも口にレギュレータをくわえたまま、果たして人は寝ることができるのだろうか? もしそれが可能なら水の中で寝るのは、まさに 「 ウォーターベッド 」 であり、体には良いのかもしれない ( 笑 )。
さて今日で水に潜って一週間が過ぎた。今日アメリカ東部時間の夜8時に生中継で紹介されることになっている。
せっかく本人を近くで見ることができたのだから、僕もテレビの中継を通して最後まで見守ることにしよう。

先日日本のニュース番組でも紹介されてました。
日本人じゃ到底考え付かないエンターテイメントですね!
夜は誰かが夜通し監視していてレギュレータを付けたまま寝ているのでは?と推測してます。
じゃないと狭い空間だし疲れますよね。。。
私もダイビング経験ありますが、無意識状態でくわえたまま寝れるのかは疑問でございます。。。
謎が解明されたらいいのになあ
面白いレポートを有難うございます。David氏の更なるチャレンジは掘江モンが実現できなかった宇宙服無重力滞在1週間でしょうか。精神的な強さを感じます。この後の取材が凄いでしょうね。
toppeさん、
日本からも日本テレビがクルーを送り込んでいたので紹介されていたはずです。
寝ている間、レギュレータを口にしたまま寝れますか・・・というのが僕の疑問です。
eddieさん、
David Blaineのマジックのいくつかはそのトリックが暴露されてネットでも公開されていますが、それを創り上げたのとマジックだと思わせないその手さばきがさすがです。
僕もTVで見ました。
しかし凄いことをする人がいますね~
かなり有名なマジシャンなのですね。
C-kun、こんにちは。GWはいかがでしたか?
この人、魔術師なんですがこんな風に人間の限界に挑むのも好きなようです。
でもそれもマジックを使っているのかもしれないけれど。
記録には及ばなかったとはいえ、7分も息を止めていられるなんてすごい。僕は一分くらいでギブアップです。
今日の読売新聞朝刊に写真付きで掲載されてましたよ!
米国っていろいろな人がいますね〜(笑)
eccoさん、
日本人がたくさん来ていたし、報道陣もあちこちから来ていたのでそのどれかが読売新聞だったんでしょうね。
米国っていうか、NYの人は・・・といったほうが正しいかもしれない(笑)