インターネット接続事情
米国におけるブロードバンドインターネット事情は、全世界的に見れば決して遅れを取っているわけではないだろうが、インターネットそのものを産みだし、いまなお世界中で利用されているインターネットサービスの多くがこの国から提供されていることを思えば、意外にお粗末なのである。
アメリカではまだ光接続が一般的ではなく、ほんの一握りの地域で Verizon がはじめたに過ぎない。ブロードバンド接続をしている人の多くが DSL かケーブルテレビのラインでつないでいるのである。
しかも DSL などは日本で言うような二桁Mbit/秒ではなく、いまだに3Mbとか7Mbぐらいしか選択の余地がない。ただ日本と違って理論値をうたい文句にしているのではなく、3Mbitといえばほぼそれだけの速度が出るので、極端に遅いという不満は少ないようだ。
ケーブル接続もだいたい似たような事情で、僕が住んでいるエリアではケーブルの方が多少速いという程度の違いしかない。
そもそも値段はどちらも$40/月前後だし、しかも下りはうたい文句通りの速度が出ても上り速度は384Kbitとか512Kbitに制限されている。
以前にも僕はケーブルと DSL の両方のインターネット接続を利用している、と以前紹介したことがあるが、これはメインのケーブルインターネットの品質がちょっと前まではボロボロで、接続不可になっていたからである。IP Phone などが使われてくるとさすがにインフラとして重要な位置づけになり、そのせいか滅多に回線接続不能になることはなくなったのだが、この週末久々にそれが起きた。
といってももう一つの DSL のラインにつなぎ替えるだけですぐにネットにはすぐにつながるので、さして気にすることもなく、そのまま使用していた。
そのうちふと気がついて、「 この現象は他でも起きているのかな 」 と思い、とあるユーザフォーラムサイトにアクセスした。
そこには僕と同じ会社のインターネット接続サービスを利用していて、使えなくなったということを別のインターネット接続を経由して書き込んでいる人がいた ( メインのインターネット接続方法が使えないと、バックアップ回線を使うことになるが、多くの人はメインの回線だけなので不具合があるときは逆に投稿もできなくなる )。
「 ああ、うちだけじゃないんだ 」 と思うとなんだかほっとする。全然解決になっていないのだが、他のところでも起きているのなら僕がいちいちクレームしなくてもいずれ直るだろう、という気持ちからである。
これがうちだけの問題だったら、テクニシャンが来るようにスケジュールを決め、その日は会社を休んで自宅で待機・・と面倒くさい。
次にどれくらいの範囲に影響が出ているのかと、過去の方向にログを読んでいると興味深い投稿にぶつかった。
なんでも接続が復旧した後、電源を入れ直す ( 初期化 ) ことで以前より速くなっている、というものである。
試しにその人が http://www.speedtest.net で計測してみると、7Mb/秒に達する勢いだという。
どうやらケーブル会社が Verizon の光接続サービスが本格的に始まるのに対抗すべく、高速化を行っているらしいのだ。やっぱり競争は必要なんだな。
で僕のケースはどうかというと、結局その夜は全く使えなかったものの、翌朝ケーブルモデルを見るとちゃっかり直っておりコネクション確立の LED が点灯している。念のため僕も電源を入れ直して、speedtest.net で計測してみると、先の投稿と同様、うちもスピードアップが確認できた。なんだやればできるじゃないか > Time Warner Road Runner サービス
なにもかもがこう世知辛い New York で、無料でサービスの向上とは嬉しいが、その一方で気味が悪いとも感じてしまう。はてそれは猜疑心が強すぎるというモノだろうか。
下りは相変わらず512Kbに制限されているが、これは仕方ないだろう。むしろこうして無料でアップグレードをしてくれること自体、なんでもチャージするアメリカにしては珍しい。
さてインターネット接続速度が速くなっても僕の動作速度は相変わらずである。なのでブログの更新やメールの返信など処理が速くなるだろう、とは期待しないように ( 苦笑 )。
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