( 『Atlanta紀行』と題して先月下旬に訪れた Atlanta の写真と文を紹介しています )
僕は初めての街に行くと、まずは地下鉄やバスの路線をチェックしてこれでどこまで行けるのかを確認する。
場所によっては公共交通機関が発達しておらず、車の助けが必要になることもあるが、そうでない限り、歩いて回る自由度が高いのでローカルな交通機関を使うのである。
さすがに南部最大の都市ということもあり、Atlanta の都市交通は整備が進んでいた。今回の仕事依頼は日本からのものだったから、そういう観点で見なくてはならないのだが、このところとんと日本の事情にうといこともあって、つい地元である New York のそれと比べてしまう。それではいけないのだが・・・。
さてその New York と比べて感銘を受けたのが、清潔さとスマートの二点である。

MARTA - Metropolitan Atlanta Rapid Transit Authority の略だが、New York でいうところの MTA ( 都市交通局 ) に値する組織だろう。名称も似ている。
MARTA が運営する交通システムには電車とバスがある。今回はバスは乗らなかったものの、電車にはよく乗った。基本的には東西を走るラインと南北を走るラインの2種類しかないのだが、それは衛星都市が東西南北に広がっているからなのであろう。
もちろんオリンピックに合わせるかたちで路線がデザインされた部分もあるだろうし、駅や車両のデザインもその意向をくんでいるのがよくわかる。

電車はダウンタウン中心地では地下深くを走り、郊外に出ると地上を走る。地上駅はともかく、地下駅はそれぞれがユニークなデザインとなっていて、構内はどれも趣向を凝らしたデザインとなっていた。
上の写真も真っ黒な火山岩のような岩壁と、インダストリアルでモダンなプラットフォームの対比が印象的で、それがマッチしている。また手地下深くで天井が高いにもかかわらず柱など見あたらず、とても広々とした空間が広がっている。
またアメリカにしては珍しく、次の電車がホームに到着するまでの頭上の電光掲示板で分単位で表示してるなど、とても近代的なシステムである。
おそらくオリンピック後も改良を重ねているのだろう、ということは電車に乗っていてあちこちから感じた。
その一つは自動扉タイプの改札口である。すでに日本では導入されているから珍しくはないが、ここアメリカではあまり見かけない。その改札口だがちょっとかわっている。西部劇に出てくるようなバーの扉を想像して貰うとわかりやすいが、こちら側からもあちら側からも開く、両開きの扉である。MARTA の改札口にはこの両開き扉が全面ガラスとなっており、チケットを通すとその扉が自動的に開くのである。
でそのチケットだが、これも二種類あって新しいものは非接触型になっていた。New York の地下鉄でもやっと最近試験的に導入されたばかりなのである。

車内もかなり独特なデザインである。日本の地下鉄とも New York の地下鉄とも似つかない。
どちらかというと旅客機の機内に似ているかもしれない。車内で使われている材質が飛行機と同じもののように見受けられるが、そのせいで特に似ているという印象を強く受けるのだろうか。
車内は明るく、清潔でいたずら書きなども無い。電光掲示板に液晶モニターが設置されているところも、この車両が割と新しいことを物語っている。単なる予想だが、この車両はヨーロッパ製ではないかと思う。
またこの MARTA トレインは Atlanta 国際空港まで直接乗り入れているところも、都市としてアクセスがしやすく旅行客には優しい。
こうして Atlanta にいる間は MARTA の世話になりっぱなしですっかりそのスマートさに慣れきったころ、Atlanta を発つ日になった。
僕の乗った飛行機が New York、La Guardia 空港につき、タクシーで狭い我が家に戻ってくるとまずは留守していた間の空気を入れ換えようと、窓を大きく開けはなった。するとちょうど目の前の高架を地下鉄が走ってくるのが目に入った。
いつもの薄汚れた、ちょっと古くさいステンレスの地下鉄だが、それを見てなぜだかほっとした。

懐かしい!私もアトランタを訪れたときに、MARTAに乗りました。これで、風と共に去りぬの作家、マーガレット・ミッチェルの家に行きました。MARTA,とてもわかりやすくて、よかったなぁ。(SFなんて住んでいても???となることがありますから)
自分の住んでいる土地以外の交通機関に乗るのって
なんだか面白い、わくわくしちゃいますよね~。
最近のレンタカーにはカーナビが装備されていますので、アメリカに行くとついレンタカーを使ってしまいますが、やはり街を見るという意味では電車やバスが良いですね。NYはそうでもないと思いますが、公共の乗り物を使う人たちは何かとトラブルを起す可能性がある人達だと思うので注意しながら乗っています。アトランタの地下街や電車は安心して利用できましたか。
yamajunさん、
僕もその家、見に行ったかな? たしかPiedmont Parkに行こうとMARTAで降りた最寄り駅のそばにあったような・・・あれ?
MARTAは近代都市の見本のような鉄道ですよね。駅も車内も清潔で快適です。時間通りなのも嬉しい。日本では当たり前でも、アメリカでは珍しいですよね。
eddieさん、
ハーツでもカーナビ付きが選べるようになりましたね。日本のカーナビに比べるとビジュアル的にも機能的にもまだまだですが、そもそもアメリカの道はわかりやすいので、自分の位置と通りの名前がわかるだけで、だいたい事足りてしまいます。
僕の車にも着いているんですが、それとは別にGPSユニットも持っているので、レンタカーを借りるときはそれを使用しています。
画面を見なくても音声ガイドだけでだいたい事足りてしまいますね。
話がそれてしまい恐縮ですが、ハーツの日本語カーナビは笑っちゃいます。4を「し」としか発音しないので、「この後、しマイルで左曲がる」と言ってます。
eddieさん、
お、日本語の音声サービスもあるんですね? 僕の車についているのは英語です。ポータブルのも英語なので、日本語で聞こえたらびっくりするかも。