Chicago紀行 : Loop
( 『Chicago紀行』と題して8月に訪れた Chicago の写真と文を紹介しています )
実に2ヶ月以上も前の写真なので、いまさら紹介することにためらいを感じてしまうのだが、ここで紹介しておかないと、未来永劫日の目を見ないかもしれないので、無理矢理かつ多少駆け足で Chicago に行ったときの写真を紹介しておこう。
Atlanta、Detroit と出かけた都市巡りの最後はこの Chicago になった。
僕自身、過去に2度 Chicago を訪れているので、Atlanta や Detroit のときに感じた、行ったことのない場所に行くという不安と期待はぐっと下がり、その一方で今回の旅行が一番安心感があった。
それは限られた時間内であちこちまわらなければならなかった先の2都市に比べ、Chicago ではおよその地理感覚があるので、効率よく廻ることが出来るというところから来ているのだろう。
初めて行く街の場合、旅行の予定がしばし狂ってしまうのはやはり移動のせいである。
A 地点から B 地点まで移動するのに、地図上では近そうに見えてもアメリカの地図にありがちなラフな記述のために実は歩いていけるような距離でなかったり、たとえ距離が近くても交通機関がなく移動ができない、ということがままあるのだ。
その点、全米三大都市に入る Chicago は New York 同様市内地下鉄がとても発達しており、それでいて New York ほど複雑でないためにとてもアクセスが楽なのである。
Chicago 市内を走る鉄道システムは Loop と呼ばれる。Chicago の人たちはこれを略して " L " と呼ぶこともあるようだ。何度か行き先を確認しようとして、ホームで待っている人や乗客に尋ねると、Loop とは言わず 「 エル 」 と口にする人に遭遇した。
ちなみに New York の地下鉄は、そのまま NYC subway であり、特にニックネームなど無いので、ちょっとうらやましい。市民にどれだけ愛されているかの差だろうか。
確かに New York では 「 週末の運行ルートが勝手に変わっている 」 「 週末運休している 」 「 停車駅を勝手に変える 」 など市民でも混乱するし、乗り間違いを冒す人は多い。
その点、僕が利用した週末の間 Loop では 「 運休 」 だとか 「 ルート変更 」 などというのは見たこともなく、とても規則正しく運行していた。
短い車両編成でやってくるのだが、その分運行間隔も短いので待たされるというシチュエーションも New York より少なく感じ、ストレス無しなのである。大都市で地下鉄を24時間運行するというのはむずかしく、そのせいで New York でも週末になるとよくメンテナンスをしているのだ、と思っていたが Chicago のような大都市で、かつ New York と比べてもそれほど新しいとは思えない地下鉄を24時間運行しているので、New York の地下鉄システム自体、どこかに問題があるのではないだろうか、と疑ってしまう。
ちなみに Loop はその名の通り Chicago の Downtown で環状線になっている。環状線といって都内を走る山手線を想像するかもしれないが、Loop のそれはとても小さい。その環状内部分は歩いて行くことが出来る距離なのである。
地下鉄の一部は地上を走るのだが、これだけ小さな径で廻るために、高架を走る地下鉄は窮屈そうにしてビルの谷間を通り抜ける。

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