Chicago紀行 : 都市美3
( 『Chicago紀行』と題して8月に訪れた Chicago の写真と文を紹介しています )

日本と欧米の都市の違いの一つに、「 都市の中の緑地 」 がある。
特に近代建築物が多いアメリカではコンクリートに対するアレルギーなのか、緑が多く配置されている。
Chicago も New York と似ている都市ではあるが、こと緑地に関してはアプローチが異なるようだ。
市内に大きな公園があるという共通点はあるものの、Chicago の場合は都市から公園にかけてその境界が無いか、または意識させずに移行できるような作りになっている。
市内の歩道に花壇があるのはさして珍しいことではないが、ここの場合は花壇というよりミニ公園と言った方がふさわしいようだ。

ここに紹介している写真のように、歩道の多くには様々な形の花壇があり、しかも僕が訪れたのが夏というせいもあってどこも花や樹木が茂っていた。
それらはほんのおざなり程度の花が並んでいるとかいうレベルではなく、まさに百花繚乱というぐらいに茂っているのである。

面白いことにサイドウォークごとにいろいろな種類の花壇が用意され、それを見比べるためだけにちょっと遠回りして、別のアヴェニューを歩いてしまうほどだった。

中には↑の写真のように、石がひきつめられちょっとした石像から水が噴き出しているものもあり、僕にはどこか 「 和 」 の雰囲気が感じられた。
夏はこんな演出一つで、見た目にもそして耳にも涼しく、街を行き交う人たちの心も和むことだろう。
ついつい他人のことを思いやる余裕を無くしてしまう都市生活だが、Chicago の人たちはどうやったら心にゆとりを持って暮らせるか、よく知っているようだ。
それは Chicago の人たちがもともと優しいからなのか、それともこんな環境があるから、都市計画をする人たちも優しい街作りができるのか、いずれにせよ New York から見るととてもうらやましい。
コメント