2006年11月アーカイブ

「 名前は Uno。数字の1と言う意味だけど、この家の長男だからかなぁ。

New York って言ってもホントは川を越えたところに住んでいるから、ホントは New Jersey 育ちということになるけど、まあ New Yorker の方がかっこいいしね。

足が短くて高いところにはなかなか登れない。けれどそのかわり何かの下に潜りこんで隠れるのは得意。遠い昔の狩猟犬としての名残かな。

普段は高層階に住んでいるので、一日三度の散歩が一番の楽しみ。 」

・・・と短足のダックスフンドの細かい歩幅を見ていると、「 こいつ、絶対散歩に行くのが一番趣味なのに違いない 」 と確信させられるほど、本当に一生懸命歩くのである。
けれどもちょっと運動するとすぐにこうして昼寝に入るのである。いいなぁ。






※ 昨日のエントリー 「 New York に住む猫 」 に対して、いいじまちゃんからコメントをいただいたことに気を良くし、今回は犬の写真を紹介してみた。

我が輩は猫である。仕事は店番・・・と言いたいところだが、普段はこうして昼寝しているだけ。


・・・そんな鳴き声が聞こえてきそう場面に出会った。




パトカーのサイレン。
絶え間ないクラクション。
Ambulance のスピーカーから引きつるようなホーン。
物売りの怒号に、見知らぬ同士の怒鳴り声。
地面の下からごうごうと響く地下鉄の騒音。

そんな街では人間だってストレスがたまるのだから、犬や猫といった小動物はもっとおびえながら暮らしているに違いない。

けれどもこの猫はちゃっかり自分の昼のスポットを確保しているのだった。ここは子供用品店の店内。

「 ショウウィンドウの外側は世にも恐ろしい人間界だけど、ここにいれば安全さ 」 といわんばかりに油断しまくりの猫なのだった。


果たして見られているのは猫なのか、それとも人間の方なのか。

Happy Holidays!

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アメリカではこの週末、Thanksgiving Day とその連休を迎えている。


Thanksgiving というと、七面鳥の丸焼きを食する日として知られてはいるけれど、それがなぜ七面鳥なのかはあまり知られていないようだ。いや実際のところ、七面鳥以外のものも食卓に並ぶのだが、話題になるのはメインの七面鳥ばかりである。
これは 「大晦日はそばを食べる日で、 元旦はお餅を食べる日なんですよね? 」 と外国人に言われているようなものである。

とはいうものの僕だってアメリカに来るまで Thanksgiving の由来については全く知らなかったし、まして七面鳥なんて日本にいたときに食べたことも無かったので、よく物語に載っている挿絵を見て 「 なんてうまそうな料理なんだろう 」 ぐらいにしか思ってなかった。
( 実際に Turkey を食したあとの感想は、北京ダックや普通の鶏肉の方が僕は旨いと思うし、好きである。あくまで個人的な感想だが )
なによりも Turkey と呼ぶより七面鳥と言った方が、音の響きとして何か特別で豪華なご馳走であるという印象を与えはしないだろうか。


さてその Thanksgiving Day の由来についてはここでも書いたことがあるし、物の本に詳しく書かれているであろうから、あえて書かない。今時インターネットで検索したり、Wiki で調べれば簡単に知識を得ることが可能になった。なんともありがたい時代である。


さてこの Thanksgiving Day はまさにアメリカに取っては日本のお正月みたいなものなので、New York のような大都市では帰省している人が多い。Thanksgiving Day 当日は普段休まないような小売店やレストランが閉まるので、街中ひっそり静まりかえる。
もちろん観光都市 New York はそれでも旅行者を迎えるが、宗教色の薄い Thanksgiving Day は多くのアメリカ人家庭で祝われるのでいつもの Holiday とは違った一面を見せてくれる。


そして Thanksgiving Day から一夜開けた金曜日、これを Black Friday と呼ぶ。
前日の静けさがまるで嘘のように、小売店が朝一番、それも深夜12時だとか、6時というように普段開けない時間から営業を開始するのである。
店ではこの日のためだけに一部の製品を破格の値段で販売するので、これまたまさに日本の初売りと福袋みたいなものである。
僕も用事があって出かけたのだが、たくさんの人が両手にデパートやら電器屋やらアパレルの大きな紙袋を抱えているのが見受けられた。

もちろんこれは商品が安いから、欲しかったものをこの日まで待っていた人もいるだろうが、実はそれだけではない。Thanksgiving Day から一夜開ける イコール クリスマスシーズンのスタートなのである。
なのでクリスマスプレゼントの買い物をこの日にうまくまとめる人もいるのだ。


さてクリスマスシーズンの始まりを象徴するのがクリスマスツリーの点灯である。
世界的にもっとも有名なものとしては Rockefeller Center 前の巨大なクリスマスツリー点灯式が有名だが、Lower Manhattan の South Street Seaport にあるクリスマスツリーの点灯式は一足早く、Thanksgiving Day の翌日に行われる。
普段は点灯式など行かないのだが、New York 在住の友達に誘われたので、初めてだが行ってみることにした。

その様子を写真に撮ったので、New York のクリスマス風景として楽しんでもらえるとうれしい。



さてこの時期、Thanksgiving Day に始まりハヌカやクリスマスといった Holiday が重なる。
そこで Merry Christmas などとは言わず、Happy Holidays と呼ばれる。
おっとこのことも以前の New York Watch で取り上げたことがあるか。

ということで、皆さんにも 「 Happy Holidays! 」

毎回冒頭の言葉が、ブログ更新の遅れの言い訳ばかりのようで、それがまるで定例の挨拶のようになってしまっているのだが、今回ここにこんな写真を載せたら、そんな言い訳もできまい。

今週末、アメリカでは一部の人たちの間に取っては大きなイベントが二つあった。
最初の一つめは SONY Playstation 3の発売である。日本から遅れること一週間、いよいよ先週の金曜日より全米で発売になったのだ。


僕がソフトウェア関連の仕事をしてきたのは実は学生時代、バイトというか半ば正社員に近い形でゲームソフト開発をしていたことに由来する。当時はまだファミコンと、NEC から出たばかりの PC エンジンというゲームコンソールの開発が主だった。
だから、というわけではないがビデオゲームはよく遊んだ方だと思うが、仕事となるとやはり話は変わって、次第にゲームをすることから遠ざかってしまった。好きなものでもそれが仕事になると、つらくなってくるものの代表的なものかもしれない。

なので実は XBox はおろか PS1 も PS2 も持っていない。

ところが今回 PS3 の発売はなぜか気になってしまった。SONY が命運をかけたというプロジェクトもそうだし、ゲームコンソールらしからぬ贅沢な 「 コンピュータ 」 が気になったのかもしれない。何年かたって、かつての AX パソコンとか MSX パソコンとか、3DO みたいな流行しないまま忘れされられていくマシンになってしまうかもしれないのだが、それでもいいと思わせるようなものがあった。
まあ、最悪 Blu-ray ディスクプレーヤーとして使えるんなら、いいんじゃない? という気もした。

そこでもし可能なら買ってみようかな、と言う気になったのだ。
ハードコアなゲーマーじゃないし、そう年も若くないので徹夜して買う気になれないが、楽して買えるなら・・・という軽い気持ちで知り合いに聞いてみることにした。
すると市内の主なおもちゃ屋のほかに、SONY Style Store でなにやら先着400名を呼んで開かれるカウントダウンパーティが開かれる予定だという話が耳に入った。
SONY Style Store とは、いわばソニービルのアメリカ版みたいなもので、Manhattan では Madison Avenue と56 th Street にあるソニービルの一階に入っている。

そこで発売日の前日、木曜日に夕方に寄ってみると明らかに400人以上の人たちがバリケードの中に座っている。なんでも金曜日の深夜12時発売のスケジュールにたいして、最初の人は月曜日から並んでいたのだとか。そこまでしないと手に入らないものなのか、という半ば呆れた気持ちと尊敬の気持ちでその人たちを横目で眺めつつ、とりあえず行列の最後に行ってみた。
数日前から並んでいる人たちは、発売日当日の雨の予想にも対応してバリケードに座っている人全員が入れるようなシートをかぶせていたのに対し、当日、それもちょっと前から並んでいるへなちょこ ( 失礼! ) ユーザは手に傘を持っている程度だ。
一番最後に並んでいる人に、「 先着400名がパーティに入れて、しかもその人たちは今夜 PS3 を手に入れる事が保証されているって聞いたけど・・・ 」 と話しかけるとどうやら SONY は今夜400台以上の PS3 を持っているらしい、という噂があることを教えてくれた。
パーティ開始は深夜ではなく、夜の9時開始である。ならばパーティ会場入場まではあとちょっと。
そこまでここで様子を見てみようと僕も行列の一番後ろに着いた。

そしてパーティが始まる段になって先頭から400名ほどの人が入るも、行列は前に進まない。
そうこうしているうちに前の方から腕に色のついたビニール製のブレスレットをつけた人たちがやってきた。なんでも400名を超えたので、その後ろに並んでいる人たちに購入を保証する番号をつけたブレスレットを配布しているとのことだった。
( そのブレスレットとは、リゾートホテルのビーチでタオルサービスを提供するためにホテル宿泊客とそうでない人を区別するときに使われたり、クラブでお酒の飲める成人と未成年を区別するときに使う、あのビニールのやつである )。

ところがあらかじめ用意したブレスレットももう無くなってしまったらしく、行列の後ろに並んでいる僕らのところに SONY の人たちが説明にやってきた。

それによると 「 翌朝7時に残りの PS3 を発売するので、その時点で並んでいた人から先着で購入できるかもしれない 」 というものだった。
なんでもパーティ会場に入った人たちへの販売が12時からスタートし、それが完了するのが夜中の2時過ぎになるため、夜通し発売することはせずに SONY Store を朝の7時に開店させるらしいのだ。

それを聞いて 「 買えるか買えないかはっきりしないものに並んでいたくない 」 とかなりの人があきらめて帰ったのだが、そうすると実はわずかな人しか残らなかった。
ところが実は SONY の人が 「 残りの台数は○○台あるので、ここにいる人なら十分販売できる 」 ということをちらっと教えてくれたのである。
それを聞いた僕は、「 明日の朝7時にここで販売をするのを知っているのはここにいる人たちぐらいなものだから、朝来れば買えるかも 」 とさっさと僕も帰宅することにした。


そして朝6時。
地下鉄に乗って再びやってきた僕は、その行列が昨日と違うところ ( 正確にいうとソニービルのほぼ真下に移動していた ) に移動し、外から来た人が入れないようにバリケードで4面をふさいでしまっていた。
けれども一晩中並んでいた人たちだってトイレに行ったり食事に行ったりしないわけには行かず、バリケードの真ん中に小さな出入り口があった。はてどうしたもんだろうと思っていたら、昨夜ここに並んでいたときに僕の後ろに並んでいた20台前半のLatino 2人とそのうちの1人の彼女の計3人組がトイレ休憩から帰ってきて、僕を見つけた。昨夜僕が並んでいたときに彼らのトイレ休憩で場所を取ってあげたりしているうちに、雑談をするようになったので向こうも覚えていてくれて、「 一緒に入っちゃいなよ 」 と言って僕の服をひっぱり、周りの人たちには 「 この人は僕らと一緒だから 」 と話してくれたのである。ということで朝の6時から僕もちゃっかり列にいれてもらっちゃったのである。

名誉のために書いておくが、昨夜僕が並んでいるときも皆途中から携帯で友達を呼んで行列はどんどんふくれあがっていったのである。
僕の前に並んでいたのは最初二人組の黒人だったが、いつのまにか8人の団体になっていたし、後ろの3人組も実は最初1人だった。
なので僕がその列に入ったときも後ろにいた人たちは僕の顔を覚えていて特に文句を言われることも無かったのである。


そうこうしているうちに7時になり、予定通り SONY Store が開き、販売が始まった。
準備していた数量も十分にあり、「 どうしても欲しかった 」 と言うゲーマーでもない僕も成り行きで買えてしまったのである。
( それでも朝の5時に起きたのだから、欲しくなかったと言っては嘘になるだろう )。


※ なぜかうちに最新のビデオゲームマシンが2台も。Wiiの箱は二回り小さいが、それでもでかい。


さてそれが金曜日。

そして今度は土曜日の夜にもう一つ大きなイベントがあった。
それは任天堂の Wii の発売である。

PS3 は日本が世界に先駆けて発売なったが、Wii に関して言えば、日本より全米で先行発売となった。
これまた情報通から 「 Times Square にあるトイザらスでは5000台在庫があるから、あわてなくても大丈夫らしいよ 」 と聞いていたのだが、さすがにそこまでゲームをする時間も無いので、購入はしなかった。
( 購入した Wii をそのまま日本のヤフオクで販売し、おこつずかい稼ぎをしている日本人もいるかもしれないが )

ところが仲の良い近所の友達が Wii を買った! と日曜日の朝に電話してきて、店で買ったその足でうちに遊びに来た。
うちにある PS3 はまだ箱に入ったままなのに、そのせいで最初に箱を開いたのは Wii となった。
( 僕が使っているテレビは僕がアメリカに引っ越ししてきた時に買った10年選手のテレビなのである。どうせなら液晶テレビを買ってから PS3 を開けようと思っていたのだ )。


※ PS3 と Wii の奥行き比較

そうして友達といくつかのゲームをしたのだが、うちでビデオゲームをしたというのは実に数年ぶりかもしれない。
ところが箱に入った PS3 なんか忘れてしまうほど、Wii は面白いのである。なんといってもおまけについてきたスポーツゲームが結構楽しい。デモ的な要素が強いのだが、それでもテニス、ゴルフ、ボーリング、ボクシングなど Wii の新しいスティック状のコントローラを使って遊ぶのは、かなり新鮮だ。
今までビデオゲームというと座って遊ぶことが多かったのだが、このスポーツは立たなければ遊べないし、体を大きく使う。
ボーリングもボールを投げるフォームをしてコントローラを振り回すのだが、これが少しでも曲がるとガーターになる。ゴルフもちゃんとスライスになる。なんだか笑っちゃうほどはまるのである。

しかもこの友人はゼルダまで購入してきたものだから、それまで見せてもらうことになった。ゼルダはスーパーファミコンで遊んだのが最後だが、ゲーム中の音楽も同じメロディーだし、岩を持ち上げるとそこにルピーと呼ばれる宝石が出てくるのも昔と同じで、なんだか懐かしくなる。
でもこのスティック状のコントローラのおかげで、いろいろな事ができるようになり、見ているだけでそれが面白い。


※ ほぼ同時に発売になって、最初に開けたのは・・・Wii。

うーん、PS3 よりは Wii の方が楽しめるかもしれないぞ。

ちなみに任天堂ゲームキューブは確かリージョンコントロールが無くて、どちらで買ったゲームキューブでも、日本語版・英語版を問わずゲームが遊べたと耳にしたことがあるのだが、Wii はちょっと違うかもしれないので要注意だ。
というのも XBox も PS3 もそして Wii もネット接続という点では同じコンセプトを持ち、ゲーム以外の要素が多い。
つまり電源を入れればゲームしかすることの無かった旧時代のゲームコンソールに対して、今回のものはどれもコンピュータのようにオペレーティングシステムが搭載されており、そこには言語に依存した部分があるのである。
おそらく日本向けのゲームディスクを挿入して立ち上げれば日本語で遊べると思うのだが、それ以外の遊び方をするときはおそらく日本語が使えないのではないか、というのが僕の予想である。

というのも最初に Wii の電源を入れると設定メニューが立ち上がり、「 ゲームマシンにニックネームをつける 」 「 誕生日を入力する」 「 アバターを造る 」 などの手順があるのだが、その中に言語選択メニューがあった。でもそこにあったのは英語、フランス語、スペイン語だけで、その他の言語を選ぶ事ができなかった。
またニックネームをつけるようなシーンではソフトキーボードが画面に現れるが、これもアルファベットだけである。
DS Lite などはアメリカで買っても日本語を選択すると日本語キーボードが現れるし、英語のセッティングをした DS Lite US 版とチャットをするときに日本語を書いて送っても、向こうにちゃんと日本語が表示されるのである ( なのでびっくりされた (^^ゞ )。
もしかすると別のメニューがあるのかもしれないが、アメリカ版でもいいから一足先に Wii を買って遊びたい、と言う人はちょっと注意が必要である。


さて僕の PS3 はいつになったら一体火が入るのだろうか?
遊ぶ前にeBayで売っちゃったりして(笑)。

( 『Chicago紀行』と題して8月に訪れた Chicago の写真と文を紹介しています )

11月。木枯らしの吹くの冬。今からわずか三ヶ月前の様子がこんなだったとはちょっと信じられないが・・・。



マイアミ、と言われればそうも見えるし・・・



こうやって見ると、カリブ海のどこかの島かなとも思える・・・



「 さては夏休みにカンクンにでも行ったか? 」 と疑われそうだが、もちろん今年はそんな余裕が無かったので残念ながら行けず。


そうこれらの写真もすべて8月の Chicago の様子なのである。
Chicago という街はミシガン湖のすぐそばに位置しているが、そのミシガン湖に Navy Pier という市民に開放された埠頭がある。今日はここで撮った写真を中心に紹介してみた。



洋の東西を問わず、昔から都市というのは海とか川のそばに生まれ、発達してきた。それは港という輸送手段が都市の発達に欠かせなかったからだろう。
それは割と新しい国、アメリカでも同じでたとえ飛行機が輸送手段の大半を占めるようになってもやはり大都市は水のそばにできる。それはそこに住む人たちが水とのふれあいをどこかで求めているからかもしれない。

ここ Chicago は、海ではないけれど巨大な湖、ミシガン湖のすぐそばにある。
僕はこの湖があるからこそこの都市が発展した来たのだと思う。
名前こそ湖とついているけれど、実際には反対側の岸も見えずどちらかというと海のような規模ではある。けれども所詮湖は湖でしかなく、輸送手段にはなりにくい。とすればやはり水辺の暮らしができるということがこの街が人を惹きつけてきたのではないか。



ここ Navy Pier はどちらかというと観光地のようなもので、ゲームセンターとか遊園地、それにショッピングセンターやフードコートなどから成る。そういう意味では東京のお台場に似ているかもしれない。
たくさんの人で賑わっており、僕が行った日も移動型アイスクリーム屋の前には行列ができるほどであった。
でもここからちょっと離れるとすぐに閑静な住宅地と静かな湖畔が広がる。そして湖に沿ってずっと遊歩道が続き、ジョギングしたり、ローラーブレードをしたり、バーベキューをしたりと人々が気軽にアクセスできるようになっている。


僕が生まれ育った東京も、今住んでいる New York も一応海はあるけれど、皮肉なことに湖しかない Chicago の方が市民と大海原の接点は大きいように感じた。

( 『Chicago紀行』と題して8月に訪れた Chicago の写真と文を紹介しています )


Halloween が終わり、いよいよ感謝祭 ( Thanksgiving Day ) の声も聞こえるこの時期にまだシカゴの夏の様子を紹介しているのも興ざめかもしれないが、できるだけ早足で残りを紹介しておこう。


アメリカでは主な都市にたいていひいきのプロスポーツチームがあって、大都市ともなると複数のスポーツの本拠地になっている。
New York にはご存じ二つのチームがあるが、Yankees も Met's も最近は老朽化した球場の話題が姦しい。
そういえば Met's は新しい球場の名前が CITI Field になると発表したばかりである。どうやら金融グループ CITI が数十年分の命名権を買ったとか。

メジャーリーグに関していえば、ここ Chicago にも本拠地にしているチームが二つある。
一つは White Sox でもう一つが Cubs である。
どちらの Ball Park の写真を撮ろうかと考えて、ここは一つ Chicago の人たちにどっちがいいか尋ねてみることにした。
そうして帰ってきた答えは、なぜか Cubs のファンが多いという結果になった。
( Cubs はこのところパッとせず、一方 White Sox の方は去年ワールドチャンピオンに輝いている )


White Sox が本拠地としている球場は、実は O'Hare 空港からダウンタウンに向かう途中に見ることができるのだが、いかにも近代的で大規模なスタジアムであった。
それもそのはず工事が完成して、球場として使われ始めたの1991年というから、割と新しい球場といえるだろう。

その一方何人かの人から 「 写真を撮るなら Cubs が本拠地にしている Wrigley Field の方がいいよ 」 という話も聞いた。
古さが絵になる、というのだ。

そう聞いて Chicago 市営地下鉄の Red Line に乗って来てみると、なるほど住宅地の真ん中にぽつんと取り残されたようにして、小さな球場がたっている。
あとになって知ったのだが、この Ball Park は1914年完成だという。Met's の Shea Stadium が1962年完成で 「 老朽化のため新しい球場を建てる 」 という NY 市の計画がここではなんだか陳腐に聞こえてしまう。



小さな球場の周りを歩きながら写真を撮るのにさほど時間はかからなかった。正確にいうとあまり写真を撮らなかったから、ということになる。
この日はゲームもなく閑散としており、イメージ通りの写真が撮れそうに無かったというのが理由の一つだ。

このあとダウンタウンに戻って夜景を撮ろうと思っていたので、ここは早々と退散することにしたのである。そうして来るときに乗ってきた地下鉄高架ホームに戻り、地下鉄を待っている間に撮った写真が上のものである。

この球場はこれだけ駅から近いというのも驚きであるが、スコアボードは未だに手動なのだ。決して予算が無かったわけではあるまい。あえてこのスタイルを守っているのであろう。

きっと Chicago の人たちは、たとえなかなか勝てないチームであっても、ずっと変わらないこのチームを愛しているんだろう。


機会があれば、僕も一度ここで観戦してみたいものである。

都会にいると季節の微妙な移り変わりを感じることは難しい。
もちろん Thanksgiving や Christmas など、華やかなデコレーションが施されたショウウィンドウから、ごった返すデパートの売り場から、そして大きなショッピングバッグを抱えた人たちから---そんなことからあわただしい年末に向かっていることはよくわかる。
けれどもふと顔をあげるとそこには葉がすべて落ちた寒々しい木々があったり、夏はうっとうしさすら感じていた公園の茂みもすっかり向こう側が透けて見えて寂しい景色が広がっているのにある日突然気がつくと、なんだか自分が気づかないうちに一つの季節が通り過ぎてしまったかのような寂寥感に襲われる。


春や秋になると車に運転してちょっとばかり遠出をするのは、そんな都会の喧噪を抜け出して季節の移ろいを少しでも感じたいからかもしれない。
一年を通して友人知人が New York を訪れるが、そのタイミングで来たりすると無理矢理僕につきあわされることになる。 「 New York に来てまでなにも田舎くんだりまで 」 といわれそうだがそんなことにお構いなしなのである。

今年は幸いに僕のプランにノリ気の New York 在住の友人がいて、秋も深まった快晴のある日、郊外へ一日ドライブに行ってきた。


行き先は・・・これまた代わり映え無く Delaware Water Gap である。
過去行った度にここで紹介してきたので、覚えている人もいるかもしれないが、New Jersey 州と Pennsylvania 州の間にあるデラウェア河とその峡谷、そしてアパラチア山脈から成るとても景色の美しいところである。

僕らが行ったときは 「 ちょうど紅葉が見頃かな 」 というタイミングだったのだが・・・。
実は出発前日にストームがアメリカ北東部を襲ったのである。僕が住んでいる Astoria でも強風のせいで歩道の枝が折れ、葉がちぎれ、すっかり寂しい姿になってしまった。
そしてその翌朝、青い空が一面に広がるまさに台風一過といわんばかりの天候に恵まれて出発したのだった

けれどもやはりストームの影響は大きく、Delaware Water Gap に着いてからは車道に落ちている枝に気を払いながらの運転となってしまった。小枝ならばぱきぱきと小気味良い音をたててそのまま走り抜けられるのだが、中にはカーブの途中に鹿の角のような大枝が道の真ん中に落ちていて、そのたびに避けねばならなかった。

枝が折れて道に落ちているほどだから、紅葉の方もすっかり散ってしまい残念ながらピークは見逃してしまった。

「残念だね」といいながら帰る道すがら、がっかりしている僕らの頭上にこんな見事な赤い雲が、ほんの一瞬だけ浮かんでいた。
紅葉は見られなかったけど、やっぱりここまで来ると季節があるんだなぁ。

すっかりほくほくした気持ちになって、僕らは家路を急いだ。


気がつけば11月も半ば、すっかりブログの更新もおろそかになってしまい、前回更新したのが10日も前となっている。身の回りはいつもこんな風にばたばたしているので、それをいいわけにはできないのはよくわかっているのだが。

紹介したい写真やストーリーはストックしてあるのだが、すっかり季節感もずれてしまったので何から紹介しようかと考えあぐねた結果、今回のタイミングにぴったりのものを見つけた。

僕が久しぶりにブログ更新に帰ってきたのと時をあわせるかのように、懐かしの店が Manhattan に戻ってきたのだ。


先日、ちょっとした用事で Midwotn にあるコンドを訪れる機会があったのだが ( ちなみに超高層階からの Central Park や Queens 方面の眺めは絶景だった! )、そこに向かう途中閉店したはずのレストランから煌々と明かりが漏れているのを発見。

ここは Russian Tea Room といって Manhattan のフードシーンの中でも有名なレストランの一つだった。
僕も San Francisco に住む友人夫妻が New York を訪れた時に、同行させてもらったのだが僕にとってもそれがこのレストランで食事をする初めての機会だった。
そのときの様子はもう一つのサイト「ヨシュラン」で紹介しているが、なんといってもここのインテリアは必見ものだった。57th Street に面したこのレストランは奥も高さも細長く、また複数階に展開するレストランはフロアごとに豪華な内装が異なるのだった。あるフロアは赤と金色で統一されていたり、あるフロアには水色で統一されフロアの真ん中にはガラスでできた大きな熊の形をした水槽があり、中には鮮やかな色の魚が泳いでいたり、とそれは欧風インテリアデザインの観点からみても、かなり異色なものだった。あとでロシアにある宮殿をイメージした内装だったと聞いて、なるほどと思ったものだ。

僕らが行ったときはいかにも上流階級らしき人たちでにぎわい、予約なしでは席が取れるかわからないというほど人気があったのだが、実はこのあとすぐに倒産し、閉店を余儀なくされた。今から4~5年ほど前のことである。

閉店のニュースの際に、San Francisco の友人とも「残念だね」と話していたのだが、このあとしばらくレストランから明かりが消え、特に再利用されることなくそのままになっていた。
僕もそのうちここが何になるのかを確認しないうち、すっかり記憶からも消え去ってしまった。


そこにきて、真新しい「Russian Tea Room」の明かりをみたものだからびっくりしたのである。移り変わりが激しいレストラン業界にあって昔の名前で同じ場所にレストランが復活することは珍しい。
早速所用で出かけた先の人と雑談になった際に「そういえばここに来る途中で Russian Tea Room に明かりが点いているのみたのだけれど・・・」というと、どうやら実はその週に初めてオープンしたばかりだったそうだ。
正確にいうと正式オープンは翌週で、現在は招待客のみ行くことができるプレオープンだ、とのこと。
( 実際、ニュースで Russian Tea Room のオープンのことが取り上げられたのは僕が写真を撮ったあと一週間してからだった )

さて気になったのはこの4~5年ほどの空白の期間である。
先の人に聞くとしばらくクラブとして使われていたのだとか。倒産した後、別のオーナーの手に渡り、今回また新しいマネジメントの元、同じ名前で再スタートするのだとか。


とはいえメニューもシェフも変わってしまったことだろう。内装もあの当時のものを再現しているのかどうか。
人は何よりも昔のことを良い思い出として持っているものである。それだけに以前のクオリティ以上でないと比較され、厳しい評価を得ることになる。
それでも自分が行ったことのあるレストランの復活は、やっぱりうれしいもんだ。たとえそれが高級レストランで滅多に行けないにしても。


Russian Tea Room

150 W 57th Street
New York, NY

http://www.russiantearoomnyc.com/

今年は他のことに時間を取られて、すっかり街中をオレンジ色で染めた Halloween の様子をブログで紹介するタイミングを逸してしまった。
気がつけば、自分の周りもすっかり葉が色づいている。どうやら Halloween だけでなく今年の紅葉の模様を紹介することすら、し忘れたようだ。


去年も、その前の年も、きっとその前の年も、この時期に紹介しているのが Manhattan で夜行われる Halloween Parade だが、今年も飽きずに見に行ってきた。
この時期 Halloween Parade のことを紹介するのは、どうもマンネリ化しているようで気が進まないのだが、「 お約束 」 ということで。

Halloween はアメリカの祝日でもなんでもなく、いわばただの行事だが、10月31日と定められている ( 祝日の場合、多くが 「 ○月の第○月曜日 」 と指定されている )。
もちろん伝統となっている 「 Trick and Treat 」 の掛け声とともに子供達が家々を廻るイベントは10月31日の夜に行われるのだが、大人も参加できるこの Halloween は大人だけのパーティも開かれる。つまり仮装して参加するパーティである。
ところが年によっては Halloween は平日に当たることも多い。それではあまり夜のパーティとしては不向きである。そこで大人が楽しむ Halloween Party はたいてい 「 本来の Halloween の直前の週末 」 に行われることが多い。そのため土曜日に同じテーマのパーティがあちこちで開かれるわけだ。おそらく New York に住んでいる人ならその週末は複数の仮装パーティに呼ばれていることだろう。


さて今年の Halloween は火曜日になったわけだが、この日の Manhattan のイベントというと、先ほど書いたとおり Halloween Parade である。
なんだかんだと毎年行っていて、変わり映えしないような気もしないではないが、このイベントの場合、肝心なのは参加する人々とそのコスチュームである。色々なコンセプトで仮装している人の様子は見ていて飽きない。
きっとその辺のところが僕を毎年 Halloween Parade に追い立てているのかもしれない。


例によって 6 番街は早い時間から NYPD によってブロック。今年は多少時間の余裕を見て出かけたのだが、軽装でも参加できる陽気な天気もあってあっというまにたくさんの人たちであふれかえった。
僕も通りを隔てて反対側の友人に合流しようとしたのだが、Avenue を横切るポイントから離れているためにたどり着けないほどだった。

それくらいものすごい人混みだったということをわかってもらえると思うが、もちろんそれはメインのパレードに近くなるとさらにひどくなる。6番街の両脇-つまり歩道のことだが-はたくさんの観客で歩けないほど。もちろん写真を撮るにもかなり制約が生じるので、ここでの撮影は早々とあきらめて、通りを歩いている人たちに声をかけて写真を撮らせて貰った。


起承転結もない支離滅裂な文章ばかりでは申し訳ないので、今回は Parade の時に撮った写真を中心に紹介することにした。


どうぞ New Yorker のユニークな仮装をお楽しみください。



▲Manhattan Portageのバッグを下げた?猿の惑星




▲愛犬チワワも包帯を巻いてミイラ犬に仮装中


▲マスクを外したときのこの女性の顔はきれいだったんだけど、Halloweenのためマスク有りの写真。でもなんで花嫁とサルなんだろう?



▲「撮って」と言われた撮ろうとした瞬間、皆別々の方向に向く女の子達。そういうポーズなのか?



▲カメラを持っていると「撮って撮って」と声がかかる。

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