
12月もいよいよ中盤にさしかかり、街の雑踏もひときわ騒がしい。
どこの店もクリスマスプレゼントショッピングの人たちであふれかえっている。
僕はどちらかというとバレンタインとかクリスマスの商業主義があまり好きではないので、どうしてもこの時期街中を歩くのが苦手である。
家族や親しい友人のことの喜ぶ顔を想いながら購入するはずのクリスマスプレゼントであるが、デパートを含めどこもかしこも他の人への配慮なんか忘れて、「我先」精神丸出しなのである。
キャッシャーの前には一抱えほどもあるたくさんの服を抱えた人たちが列をなし、ぶつかっても謝る余裕も無いようだ。
それは通りを歩く人も一緒で、つい最近も大きな箱を数個抱えた女性が正面から 「 Excuse me 」 といいながらやってきた。急いでいるのはその人だけではなくて、みんな急いでいるのにさも自分だけが早足で歩いているかのように、その箱を人の顔にぶつけながら我先に、と歩いてきたのだ。案の定僕の頭にもぶつかったが、そのときもその女性が発した 「 Excuse me! 」 は謝る意味合いの Excuse me ではなく、明らかに非難の意を込めた発音の方だった。 ( この違い、アメリカに住んでいる人ならわかってもらえると思うのだが )
まあそんな人に合わせてこちらもかっかしていてはつまらないので、最近では 「 かわいそうに 」 と思うようにしているのだが ( 笑 )、いずれにせよこんな人混みを避けるのが一番の得策なのかもしれない。
それでもこんな風に死にものぐるいで買い物をしている人たちを見ると、正直羨ましいと思うこともある。
それは両手にたくさんの紙袋や箱を抱えて歩いている人を見ると 「 私の人生にはこんなにたくさんの親しい人が関わっているの 」 と伝えているかのようにも見えるからだ。
何もたくさんお金を使って、たくさんプレゼントを買っているのが羨ましいと言っているのではない。「 今年は20個のクリスマスプレゼントを買わなくてはならないんだ 」 とか 「 私は30個 」 などという人の話を聞いていると、どうもその数を苦にしているのではなくて、半ば自慢げに話しているように聞こえるのは、そんなにたくさんの送り先がいない者のひがみかもしれない ( だからといって 「 じゃあ僕に・私にプレゼントを贈ってください 」 というコメントは無し! (笑) )。
さてそんな商業主義の最先端都市といえばまさに New York かもしれない。がそれだけにこの街のあちこちではクリスマスの飾り付けが派手に行われ、その風景を見かけると、心のどこかでわくわくしている自分に気づく。
それは子供の時にもらったクリスマスプレゼントや、滅多に食べないケーキが食卓に並んだりした、あのときの思い出に由来しているのだろうか。
何でもデパートのショウウィンドウは一年前からクリスマス用のデコレーションの企画を立て始めるのだそうだが、なるほどそれだけの手間をかけて作ったと思われるところが多い。ここまで行くとまさにアートといえる。
その他にも New York にはクリスマスの時期になると見所がたくさんできるのだが、その中で一度も New York Watch で紹介したことがないのが、ここ Grand Central Station の大広場で繰り広げられる、万華鏡映写である。
駅といえばそこは常に経由地である。
いつも次の目的地へと早足で通り抜ける場所だが、こんな時期だからこそ、足を止めてたたずんでみるのも良いと思う。
そしてちょっとばかりほおっとため息をつくのも悪くない。
ショウは毎30分ごと。是非今だけの New York クリスマスを見に行くことをおすすめします。、

※ 壁や柱に当社されるイメージはまさに万華鏡のように流れては形を変えていく。よく見ると New York ゆかりの場所や者がテーマになっている。上の写真ではクライスラービルディングのトップ部分が映像に使われている。

※ こちらは New York のタクシーこと、Yellow Cab がコラージュされているのだが、わかるだろうか。

グランドセントラルステーション!
クリスマスシーズンの今、こんなイベントをしているのですね。
やっぱり年末のNYはいいですね!
しかし"年末商戦"の話、日本も全く同じような気がします。^^;
年末の忙しいさはやはり万国共通なのでしょうか。
「Excuse me」の違い、何となくわかるような気がします。
同じ言葉でも表情一つで微妙な意味合いが変わってきますよね。
いつも拝見するのを楽しみにしております。
クリスマスにNYには3回おりましたが(78,79,84年),こんなこと全然しりませんでした。もっともそのころはなかったかもしれませんが。
しかし,きれいに御撮りになりますね。
キャー!!
だ、大好きなグラセンが刺青してるみたいだ~~~!
と一瞬ビックリしてしまいました。
最初は「これどこ?!」と思うまもなく、あのシャンデリアと窓ですぐに
グラセンって分かりましたから、かなりショックでした。
本文を読み進めていくうちに、納得。
すごいすごいすごーーい!
NYに行くとかならず訪れる場所がグラセンのこのホールなのですが、
クリスマス前はこんなデコレーションになってしまうんですね。
昔(10年前)はまだ改修中で足場とか黒い網が貼ってあったなぁ。
と懐かしく思い出しました。(その後改修が完了したのを聞いて
飛んで行ったんですけどね。それくらい好きな場所なんです。)
HIROさん、グラセンの写真と近況をアップしてくださってどうもありがとう!
ご丁寧な解説をありがとうございます。私も見に行きました。美しさに感動しました!Yellow Cab・・・気が付きませんでしたので再度見に行きたいと思いました。美しい写真なので感動が蘇ってきました。
C-kun、
お久しぶりです。年末はただでさえ忙しいのに、今年は引っ越しもあるんじゃなかったでしたっけ?
さてグランドセントラルステーションですが、New Yorkを訪れた事のある人だったら誰でもなじみの所ですよね。
クリスマスイルミネーションなどなくても、とても雰囲気のある駅なんですが、これはこれで意外とあってましたよ。
それとこれがイルミネーションではなくて投射するというのがキーですね。
Excuse meは謝るときにも、相手を非難がましく注意するときにも使えるので、特にこの時期は後者の方が多く耳にしそうです。
ykoshiさん、
そうですね、僕も初めて紹介したんですが、以前もやっていたという情報もあります。
次回、クリスマスの際は是非ここも要チェックです!
写真のコメント、ありがとうございます。
Emmyさん、
刺青・・・そういわれるとそうですね。でも下手にイルミネーションよりこんな投影がグランドセントラルステーションにはよくあってます。
これに音楽がシンクロするので、たくさんの人が足を止め、年末の慌ただしさをしばし忘れて見とれてました。
Emmyさんが好きなグランドセントラルステーション、クリスマスの時にまた訪れないと、ですね!
心地いい暮らしさん、
音楽と映像に見とれてしまいますよね。僕も数回見に行っています。30分に一度ですが、待っているのが苦にならないですよね。
ビデオで撮っている人もいましたが、それもよくわかります。なんといってもホールになっているので音が響いて荘厳です。