黒い雪
カテゴリー [ Travel ]

ずっと暖冬が続くかと思われていた New York にもとうとう寒波がやってきた。やはりこのまま春へ・・・というのは甘かったようだ。なんでも昨年12月と1月の平均気温が4、5℃だったのに対し、2月はマイナス4.5℃言うからその差は10℃もある。
寒波だからといって必ずしも雪が降るわけではないのだが、今回は雪も降った。
降雪量はたいしたことなかったが、除雪車によって路肩に寄せられた雪はそのまま凍り付き、氷となって通りのあちこちでにわか障害物となっている。
凍り付いた雪は日中の気温がプラスに転じない限りとけることなく、しばらくそのまま残るのだがそうなると雪は灰色に、そして真っ黒に変色してしまう。それは車のオイルだったり、汚れた空気によるもので、見苦しい。
・・・見苦しい、とずっと思っていたが最近その考えを改めた。
黒いとは言って雪がもともと黒いわけではなく、人間の営みがそうさせているだけなのだ。それを見て汚いというのは、自分がなんと傲慢であることか。
自分たちがそれだけ汚れた環境にいることを、白い雪は教えてくれている。
黒い雪が New York の雪というのは悲しいけれど、これもこの街の冬の表情なのだ。

| パーマリンク
コメント