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2007年06月28日

なつやすみ

カテゴリー [ Seasonal ]


今週で NY 市の公立学校も年度が終わった。
これから9月まで長い夏休み。

そんなニュースをテレビで横目にしつつ、「 長い夏休みにどんなことをしようか 」と計画を立てていた頃のことを思い出す。
あけだけ夏が来るのを楽しみにしていたのに、年をくった今は、暑い暑いと汗をぬぐいながら都会の雑踏をいやいや歩き、夏の熱気を恨んでいる。いつから変わってしまったんだろうと、つい苦笑い。

大人しか歩いていなかった都会に明日からは子供達も混ざり、今年も賑やかな夏になりそうだ。

2007年06月26日

嫌みなアメリカ帰り(特にNew York)

カテゴリー [ Random Thoughts ]



長いこと会っていない友人が久々に日本から New York にやってきて開口一番、こういわれることがある。
「おまえ、すっかりアメリカ人になったなぁ」

もしかすると体型がアメリカ人波に大きくなったか、とも思ったが、どうやら見かけではないようだ(ラテン系と間違われることはあるのだが)。
では何を持ってアメリカ人なのかというと、仕草や言動からそう見えるらしいのだが、自分では意識して振る舞ったわけではないから、いったい何が?と内心焦ってしまう。
アメリカ人特有の大がかりなジェスチャーがでたか、それともぞんざいな話し方か・・・。
それでも普段の生活で支障はない ( そりゃあそうだ、ここはアメリカだから )。が日本に帰るときは細心の注意が必要である。
ちょっとした癖や体になじんだ仕草など、ふとしたことで出てくることがある。これがまたアメリカ帰りだといわんばかりの態度で、不思議と嫌みっぽい。僕がそう思うんだから、日本にいる人はもっと敏感だろう。海外旅行など決して珍しく無い昨今、アメリカ人と日本人の振るまいの違いなど、皆良く知っているのである。
僕が日本にいた時分は僕もそうだった。アメリカに長いこと住んでいる日本人が一時帰国したときに接する機会があったのだが、話をしてみて「なんか嫌みっぽいなぁ」と感じたものだったが、時は移り今度は自分がそう思われる立場にいる。
果たしてそれは海外で暮らしている人へのやっかみだったのだろうか。

ちょっと前に友達に借りたビデオだったかで、「欧米か!」のつっこみをする漫才を見た。お笑いなので実際よりは誇張されたものだったけれど、欧米風の態度が笑いの対象になるのは事実である。

ということで思い当たるフシをいくつか上げてみた。これを一時帰国中の日本でやったらイタイ、という結構シリアスな「欧米か!」である。
中には、特に New York ならでは、というものも。


赤信号でも交差点を渡る。時には道の真ん中に立って車が通りすぎるのを待つ。
エスカレーターでは左側を駆け上る。
後ろを振り返って後ろの人のために扉を押さえようとする。( いやいいことなんだが・・・)
タクシーのドアを手動で開け閉めしようとする。
電車を降りるとき、切符や乗車カードを用意せず、改札で慌てる。
Bluetoothマイク付きイヤホンを耳につけ、歩きながら独り言の様に携帯通話。
電車の中でも携帯。
(満足に英語も話せないのに)なぜか感情的になったときだけ英単語。「Sh*t!」「Ouch」「What the fu*k」 しかもその後は日本語。
何かにつけ「New Yorkではね・・」と比べたがる。
・・・

挙げるとキリがない。自分が粗暴になった気分だ。しかもこれ以外にも沢山出てきそうだし。


独立記念日のイベントに合わせて、また日本から友人がやってくる。
あまり彼らをびっくりさせないよう、みんなの態度を見て自分のフリを直そうかな。
いやそれとも自意識過剰だろうか。意識して出ないようにするとぎくしゃくするのもので、これまた少々恥ずかしい。

2007年06月24日

30秒のドラマ

カテゴリー [ photo stories ]


地下鉄が駅に着いて止まった。扉が開くとそこから新しい風景が、人が、音が一気に入ってくる。

30秒立って扉が閉まると、それはまるでテレビのチャンネルを切り替えるようなもので、次に扉が開けばまた新しいドラマが展開されるはず。

今朝の Union Sq.駅で見た一ドラマ。

2007年06月22日

国が違えば

カテゴリー [ Random Thoughts ]



10年一昔というが、一昔経ってもいまだに日常の些細な事柄に文化の違いというものを感じるのである。

思うに外国暮らしをする以上、常にこのことを感じ続けるんではなかろうか。
情報が簡単に手にはいるようになった今、でも。


毎日何気なく着けているテレビ。商業大国アメリカはコマーシャルが次から次へと流れる。「 ながら族 」 の特性として気にしないでいようと思えば、頭の中から音が閉め出せるのだが、ちょっとまじまじと見る機会があると 「 あれ? 」 と思うことに出くわす。
今回はそのことについてちょっと触れて見る。


ケース1 ~ 「 Volvo編 」

早くから安全性に注力してきたスウェーデンの自動車メーカー、Volvo。
同社が最近テレビで放映しているセーフティに関するコマーシャルはなかなか面白い。

残業で遅くなったのか、深夜とおぼしき時間帯に女性がオフィスを出てくる。
オフィスビルは広い駐車場に囲まれており、その建物からだいぶ離れたところに彼女の Volvo がぽつんと停まっている。
こちらの車のリモコンキーはかなり遠いところからでも作動するのだが、この女性もたぶんに漏れず、まだかなり離れているところからキー取り出してドアロックを解除しようとする。
ところがリモコンキー上の LED ライトが点滅をしている。彼女は顔色を変え、きびすを返してオフィスに戻る。おそらくセキュリティの人に助けを求めに行ったのだろう。

これは車内に備えられた生体検知器が反応し、車の中に誰かがいるときに所有者のリモコンにそのシグナルが送信されてくるという機能のコマーシャルだったわけだ。

確かにハリウッド映画やドラマの中で、人気のない駐車場に止めてある車に乗り込むと後部座席に隠れていた悪漢が銃を突きつける、というシーンがあるが、日常的に発生する事件ではないもののその可能性はなきにしもあらず、といったところなのだろう。
「 安全 」 と言うときのコンセプトが日本とアメリカとで異なる象徴的な例かもしれない。
ところでこの仕様、Volvo の本場スウェーデンでも着いているものなのだろうかと、ちょっと気になった。似たようなオプションが僕の BMW にもついていて、車内にモーションセンサーが組み込まれている。さすがにリモコンにそれを伝えてくれる機能はないが、アラームが鳴る仕掛けだ。


ケース2 ~ 「 GLAD ゴミ袋編 」

GLAD は家庭用品を扱うメーカーとして、ラップやアルミホイルを売っている。
同社が去年ぐらいから展開しているゴミ袋があるのだが、かなり力を入れて宣伝しているのは、このゴミ袋の生地が穴のあいていないメッシュのような材質で出来ており、とんがったものや重いものを入れても破れにくいという特徴を売り込みたいからのようだ。
その長所を訴求しようとしてか、銀行強盗が GLAD 社のゴミ袋を持って犯罪に臨むというコマーシャルが流れている。
犯人が窓口にいる女性行員に、「 それも入れろ、あれも入れろ 」 とオフィスの什器も含めて到底入らないだろうという量のものを要求する。
そしてぎっしり詰まった袋を持って銀行を出るときには表を警察に包囲されている、と言う設定である。
もちろん伝えたいことは頑丈なゴミ袋という印であるが、だからといって銀行強盗にも使えるようなイメージのコマーシャルを作ろうという発想がいかにもアメリカらしい。


ケース3 ~ 「 Time Warner Cable 編 」

Time Warner は言わずとしれた Time Warner Bros ( 映画配給 ) を始め、CNN や AOL を傘下に持つ巨大なメディア企業ある。その Time Warner 系列のケーブルテレビ会社が Time Warner Cable と言い、全米では Comcast と並び一、二を争うほどの規模を持つ。
もちろんケーブルテレビといえばいまやテレビ放送だけでなく、同じケーブルを使ってインターネットプロバイダサービスやインターネット電話のサービスも提供しているのだが、同社が流している IP 電話のテレビコマーシャルは、ローカル電話会社 Verizon との比較広告の形を取っている。特に Verizon は Surcharge と言う名の下で高い金額を徴収していると言うイメージで、Verizon の人間が顧客から支払われたお金を使って無駄遣いをしているシーンが流れる。そのなかで葉巻だったかパイプに火をつけようとしているのだが、マッチの代わりに火の点いたアメリカ紙幣を使っているのである。
テレビのコマーシャルでその国の紙幣を燃やすシーンなど、日本だったら真っ先に処罰の対象になりそうなものだが、アメリカではコインを含めてお金の扱いがかなり自由である。
観光地に行くとかならずあるのが、貨幣を入れてハンドルを回すとそのお金をつぶして観光地のシンボルなどが emboss される機械。まあコインならかわいいものだが、皆平気で紙幣にマジックで印をつけたり、中にははさみでカットが入っているものも。
お金が尊いものと教わった日本人にはなんとも抵抗があるコマーシャルではないだろうか。

こうやってみるとコマーシャル・広告は世相を反映したものだ、と言うことがよくわかる。
文化の違いに気がついたとき、それは自分の中で常識だと思っていたものがそうではない、とわかったときでそのショックが毎日あるからこそ外国での暮らしの楽しいのだろう。

2007年06月20日

街と融合する

カテゴリー [ on the street ]


小腹が空いたときに買いに来る Sharma の店の正面。



よく通るこの道に不思議な造形の壁がある。



壁に書かれた平面的なデザイン・・・と思っていたら、ある日突然変貌した。



暖かくなってこの建物が持つ本来の機能が発揮できるようになった、ということのようだ。
凍てつくような冷たい空気のせいで痛いとすら感ずる New York ではさすがに冬の間はずっと貝のように閉じており、僕も全く気がつかなかった。


アメリカで大の大人にも根強いファンがいるトランスフォーマーはまもなく実写版映画が公開されるほどだが、このギャラリースペースもストリートと融合するトランスフォーマーのように見える。

念のためもう一度、これが普段の様子。


2007年06月19日

空を見上げてみれば

カテゴリー [ Seasonal ]



Manhattan では地下を走る地下鉄(あたりまえだ)も郊外に来ると地上に顔を出す。
今日久々に行った Harlem、その帰りの風景。

「 いま、月ってこんな形をしているんだ 」
久々に夜空を見上げた気がする。

追記
その後、TAKE Cさんのブログで月の右側に小さく写っているのが金星だと知った。
それにしても同じ日に同じ月(moon)をアメリカ大陸とアラビア半島にいる二人が見ていた、というのが不思議である。何か予感めいたものを天体から感じていたのだろうか。

2007年06月17日

気になるカフェ

カテゴリー [ on the street ]


よく通るストリート。
それなのになぜかこのカフェのことは最近まで気がつかなかった。
つい最近できたかと言われて見ると、そこそこ年月が感じられる。けれども決して古くさくもない。
ちょっと不思議な空間。

+ + +

ガラス越しに見えるベルギービールにそそられるが、

正直、ベルギーワッフルにはもっとそそられた。


急いでいる自分が恨めしく、「 次に来るときにゆっくり店に入ろう 」 とは思うもののどうでもいいような日常に忙殺され、この小さな記憶はまるでどこかに張った付箋紙のように簡単にはがれてしまう。


2007年06月14日

Soho で注目の車 2

カテゴリー [ on the street ]


ちょっと前に「Soho で注目の車」 という記事を書いた。
ライセンスプレートが New Jersey からの車だったので、隣の州とは言え、New York に出没するのは珍しいと思っていた。が予想は裏切られ、意外に早く再び遭遇することとなった。
前回と同じく Soho の Broadway 沿いだが、今度は DEAN & DELUCA の前ではなく UNIQLO Soho 店前にまさに横付け、である。

せっかく出会ったので運転手 ( = artist ) の了解のもと、もう少し詳しく写真を撮らせてもらった。以下そのアップデートである。

フードの上にたくさんのオブジェを載せ顔を模したデザインになっているが、その顔の右側部分を見るとカメラまで車に取り付けられている。うーんリモコンもあるぞ。
カシオの G shock らしき時計盤も確認できる。

こちらはリアからの撮影。
マウスはまさにしっぽまで再現。しかもマウスに表情まで描いているし。

そして極めつけは、ルーフトップ。人工ではなく、ほんものの芝が植わっている。
ビルの屋上を草木でカバーすると、ビル全体を冷やす効果があるのは知られているが、この車も自然のエアコンを搭載しているのだろうか。

2007年06月13日

'07 Summer Events

カテゴリー [ おもしろ体験 ]


前回 Museum Mile について紹介したが、その後 mixi や実際に会った友人から、「 他にどんなイベントがあるんですか? 」 と問い合わせを受けた。
僕はローカルなイベント情報を New York のローカルテレビ局、NY1 やフリーペーパーで知ることが多いが、もちろん口コミも厳選された良い情報が多い。とはいえイベントの情報が一つにまとまっていると便利なので、今回僕が参照している情報をシェアしようと思う。

まず最初に紹介するのは CITIBANK 提供が提供する、今年度夏のフリーイベント情報。CITIBANK に口座は持っているけど、怪しい回し者ではありません。
5月から8月版となっているが、New York でのフリーのイベントはだいたい夏のこの時期に集中しているのである。前回の Museum Mile のここに掲載されていた。

ファイルをダウンロード
※ PDF フォーマットのファイルなので、読むためには Adobe Reader が必要。

ちらっと見たところ、Bon Jovi や Norah Jones といった人たちのミニコンサートもあったりして、なんだかものすごい人出になりそうなものも。


それからもう一つ。こちらはイベント情報のウェブサイト。カレンダーを見ながらその週のイベントをチェックするのは意外と楽しい。
ちなみにこちらは American Express 提供。しつこいようだが、AMEX の回し者ではありません。AMEX の会員だけど。
http://www.rivertorivernyc.com/

+ + +

アメリカの経済を反映してか、New York の物価も上昇を続けている。
せっかく New York にいるのだからもっとミュージカルを見たり、オペラを見たり、美術館に足繁く通ったりしてもいいものだが、つい 「 いつでも行ける 」 と何とも見下したようなモノの見方をしてしまっている。
その理由の一つは高いから、と敬遠がちになってしまっているのだが、こんな風にアートに触れられる機会に感謝して、「 たまには奮発して劇場にも足を伸ばそうか 」 とも思う。
僕自身、写真を撮っていて常にコストがかかることを知っている。今回無料で開館したこれらの美術館も多くの館員を動員してサービスに努めたことを考えると、自分も表現を楽しむ者の1人としてアートへなんらかの敬意を表すべきなのだ、と再認識するのだった。

でもフリーで楽しめる New York の夏、楽しまない手は無い。

2007年06月11日

気軽にアート

カテゴリー [ おもしろ体験 ]


この日曜日に Puerto Rican Day Parade が盛大に行われた5番街だが、ここで早くも次のイベントが開催される。それも平日の火曜日の夜に、である。
さらに言えば、イベント自体は静かながら日曜日のパレードに負けないくらいのエネルギーが感じられるかもしれない。

「 Museum Mile 」

5番街沿いは多くの美術館、博物館が軒並み並んでいるが、実は明日火曜日の午後6時より、9美術館が入場料をフリーとし、閉館も夜9時までと延長してサービスをするのである。
しかもその美術館が並んでいる区間、23ブロックを使って New York で最大の block party を開催する、となっている。

ブロックパーティとは同じストリートを共有するブロックの住人が、その日はそこから車を閉め出して開くコミュニティの祭りのようなもので、主にバーベキューなどが行われる。似たようなものとして Street Fair があるがこちらはどちらかというと業者主催であり、かつ何ブロックにもわたって行われるので規模が大きい。
最近はあまりブロックパーティを見かけることがあまりなく、Manhattan で歩行者天国のような祭りに出くわしたとすればそれはだいてい Street Fair の方なのだ。

それを今回全長23ブロックに渡って「ブロックパーティ」と呼ぶのだから、Street Fair とは違ってコミュニティよりのフェスティバルであることを強調しているのかもしれない。
( 通常23ブロックも使うならこれは立派な Street Fair と呼ばれるはずで、実際にこれより短くても Street Fair は行われている )

New York にt長く住むにつれ、ミュージカルや美術館に足を伸ばす割合が少なくなる・・という話をよく聞く。
いつでも行けるから、という心理が働くのだろうか、僕も実際のところ日本から友人が来たときでないと行かない美術館も多い。
そんなとき、ちょっと自分の住んでいる街を見直してみてもいいんじゃないだろうか。こんなイベントは New York を訪れている人だけのためのものではなく、New York に住んでいる人にとってもギフトなのだから。


普段であればカメラバッグと gym に行くためのバッグの二つを持って外出するところ、明日は久しぶりに手ぶらで出かけて、アートと過ごす時間を多く取ってみようか。


なお明日の Museum Mile は82nd Street から 105th Street の間で行われ、このプログラムに参加する美術館・博物館はその区間内の以下の9館となっている。


El Museo del Barrio
Museum of the City of New York
The Jewish Museum
Cooper Hewitt, National Design Museum, Smithsonian Institution
National Academy Museum and School of Fine Arts
Solomon R. Guggenheim Museum
Neue Galerie New York
Goethe-Institut/German Cultural Center
The Metropolitan Museum of Art


面白いのは美術館が無料なだけでなく、路上コンサートがあったり、アートそのものがブロックパーティで見られるようになっているところだ。
Spanish Harlem の壁画を描くので有名な James De La Vega のことも取り上げられ、Museum Mile の公式サイトでも彼がチョークで路上にミューラルを書くよ、とアナウンスしている。
そんな彼の姿を見るのも楽しみの一つかもしれない。

Museum Mile Festival

公式サイト
http://www.museummilefestival.org/



僕も自分の写真をいじって、なんちゃって水彩画のようにしてみた。 ヘ(^o^)/

2007年06月10日

Japan Day

カテゴリー [ おもしろ体験 ]


ちょうど一週間前の日曜日のことだが、この日 「 Japan Day 」 なるイベントが Central Park で行われた。
New York では日本にちなむイベントとしてこれまでにも盆踊り大会だとか、ブロックパーティとしての夏祭りが開かれたことがあるが、盆踊りや夏祭りを知らない地元の人にとってはまさに日本の文化の一部だけが紹介されているだけで、参加しにくかったのではないだろうか。

またこういうイベントは長く続かなかったりして、日本を紹介するイベントというのがほとんど無かった。
( Brooklyn の Sakura Matsuri だけが唯一の例外 )

それが今年、全く新しいイベントが行われることになった。その名もずばり 「 Japan Day 」 である。
しかも6月の日曜日に Central Park で行われる、というから日本を含め NY 市の後押しがなければ実現しないはずだ。
ということで案内を見てみると、やはり在 NY 日本領事館が音頭をとり、米 Canon の社長が実行委員長となっている。どうやら草の根イベントとは違って、政府の後押しと日本企業がスポンサーになっているので規模が大きそうだ。

あまり沢山の人が出向くイベントはあまり好きではないが、根っからの野次馬根性もあってちょっくら顔を出してみることにした。以下はそのときのスナップである。



※ Central Park の中の特別会場に入るための行列。

Japan Day の会場は Central Park の中の一広場、ということで最寄り駅、6ライン68 Street駅でおりて Central Park に向かう。
街中で日本人に会うのは決して珍しいことではないが、公園に向かうにつれ同じ方向に歩く人たちの日本人率が高くなってくる。
公園の中の広場入り口に着いてみれば、会場に入るための行列 ( と多少の入場制限 ) ができあがっており、大げさに見積もってこのあたりを歩く日本人人口は半数近くになっていただろうか。
一回目のイベントということであまり知られていないのかと思って、昼過ぎにのこのこ出てきたのだが見事にその予想を裏切られてしまった。



※ 会場風景。右手にステージ。


上の写真を見てもらうとわかるが、そもそも会場となる広場がそれほど広くない、ということもあってあれだけの行列ができてしまったのだろう。主催者も予想外の人出だったのかもしれない。

でもなぜそれだけの人出だったかというと・・・



※ 会場内でこの札を持っている人があちこち。どの列がどこに向かっているかほとんど交錯状態


こういうイベントにしては珍しく、会場内で提供される飲食物が協賛会社によって無償だったのである。
会場で配布されていた日本食は、「 牛丼 」「 手巻き寿司 」「 カレーライス 」「 餃子 」「緑茶」 など。
実はカレーライスの提供がハウスとなっていたので、「 これはもしや LA で展開している 『 カレーハウス 』 のカレーライスが食べられるかも 」 と淡い期待を持っていた。本音をいえばこれが無かったら行列を見ただけで U ターンしてしまったかもしれない。( カレーハウスについてはここを参照の事 )

ところがこの無料配布、というのが予想外の反響のようで狭い会場の中が全て行列で埋め尽くされたと言っても過言ではなかった。

上の写真のように行列の最後尾を知らせるプラカードを持った人がでていたが、そもそも広場の中に沢山の行列が入り交じっていて、何がその行列なのかわからない。人をかき分けてそのプラカードの所まで行って初めてそれがどの食事のものかわかるといった次第だ。


※ これが「Tofu Curry」。米ハウス提供


で僕が並んだのはカレーの文字が書かれた行列。
ご飯の上にカレーをかけるだけだからか、行列もなぜか短く、また歩みも早い。それでも10分ほど並んだだろうか。
なんだか食事にありつくのにこういう行列に並ぶのってまるで配給みたいだな、と苦笑しながら手に入れたのが上のお椀のもの ( 泣 )。
カレーはカレーでもレストランのカレーではなく、ハウスのレトルトのそれで、しかも二つあったうちのベジタブルカレーがすでに品切れで、あるのは豆腐カレーという代物。

関連のない複数のものを組み合わせると意外とウマイというものが世の中にはある。
たとえばご飯にバター、それに醤油をかけるのは誰しも一度はやったことがあるんじゃないだろうか。他にも納豆とパスタとか、わさびとマヨネーズとかいろいろあって枚挙にいとまがない。
もしかするとハウスがこれだけ大きなイベントで用意するくらいだから、カレーと豆腐というのもものすごく合うのかもしれない・・・

そう思って口にした僕の予想は思いっきり外れ、豆腐とカレーが口の中でミックスした単にそのものの味だった・・・。
この組み合わせをヒットするかも、と思って提供したのならちょっと疑問なのだが。周りの人の反応も伺ってみたが、あまりおいしそうに食べている人の表情は見られなかった ( 失礼 )。


※ 米Canon のブースでは桜のバックグラウンドを背景に芸者さんと記念撮影ときた。


続いて見に行ったのはキヤノンのブース。なにせ実行委員長が米キヤノンの社長氏であるから、さぞ力の入った出展・・・かと思いきや、やっていたのは芸者さんとの記念撮影、プリント無料サービス。
いや、芸者さんと記念撮影というのはアメリカ人にとって参加型のイベントでいいと思うのだが ( 確かにこちらの行列内の日本人率は少なかった )、テントの中の照明はどこの家のリビングルームにあるようなライトが二つぐらい。しかも撮っているカメラはコンパクトのデジカメ。一眼レフカメラを使って本格的なライティングの下、ものすごくきれいなポートレートを撮ってあげますよ、というサービスかと思っていたからこちらもちょっと期待がはずれてしまった。
いや、もしかするとこれぐらい薄暗いテントの中で家庭用のライトしかないような状況でも、あのコンパクトデジカメだときれいに撮れるのかもしれず、それを売りにするためにわざとこんな風に撮っているのかも・・とはうがった見方だろうか。



※ コスプレコンテストも。ちなみに「コスプレ」という言葉はカラオケと同じく、英語になりつつある。ちなみにおじさんは誰がどのアニメ(またはゲーム?)のキャラクターかわかりません


なんだか会場にいるのは行列に並んでいる人ばかりのように見えるが、もちろんステージ上の催しものに見入っている人たちも沢山いた。

この日上演されていた演目を見ると、日本の踊りや楽器演奏のほか、面白いものとしては上の写真にあるようなコスプレコンテストがあった。
すでに英語が語源ながらアメリカに逆輸入された言葉「アニメ」が定着したように、「コスプレ」という言葉も認知されつつあるようだ。
こういったことは別に珍しくなく、Brooklyn の Sakura Matsuri でもコスプレを来たアメリカ人の姿を見かけるし、最近では日本のコミケのようなイベントが各地で開かれ、こちらもコスプレ人口が増えているのだとか。
この状況を見て、アニメ好きのアメリカ人の友達に 「 コスプレカフェを開いたら流行る 」 と僕は常々言っているんだが(笑)。


結局、あまりの人出で満足に催し物を見る余裕も無かったのだが、これだけの参加者数だっただからまずは成功だと言えるだろう。
僕自身はボランティアとして参加すらしていないので、偉そうなことは言えないのだが、やる以上は長く続くイベントであって欲しいと思う。
他の国からの移民と比べて、在日本人、日系人の数は少なくパレードをやるだけの規模にはならないかもしれないが、発展していったら面白いではないか。もっと沢山の New Yorker が参加したら、5番街で祭が開かれるかもしれない。
そのときはサイドウォークへたこ焼きとか焼きそばの屋台に来てもらいたいものである。

2007年06月09日

金曜日の夜には

カテゴリー [ photo stories ]



昨夜の19時も今夜の19時も、街にとっては同じ時刻。
けれどもこれから週末を迎えるという雰囲気が、石畳を鳴らす軽やかなステップから伝わってくる。

FRIDAY・SOHO・NY

2007年06月08日

色眼鏡

カテゴリー [ photo stories ]


"人を色眼鏡で見てはいけない"


偏見でものを見ないこと、と色眼鏡は悪者の代名詞になっているが、モノの本質が見える色眼鏡だってあるかもしれない。

この街は色眼鏡にどんな風に映ってみえるだろうか。

2007年06月06日

巨足の落とし物

カテゴリー [ on the street ]


こんなところに展示してあると、まるで落とし物のように見える。

@Hunter Collegeにて

※長文のブログが続いたので、しばらく写真と短めの文章で手を抜く予定。

2007年06月05日

PS3の使い方

カテゴリー [ ガジェット ]


前回ブログで取り上げたのが CS3 で今回は PS3。なんだか紛らわしいけど、もちろん PS3 は SONY Playstation3 のことである。

昨年アメリカでの発売と同時に購入した PS3 だが、最近いい意味で期待を裏切られている。
そもそも PS2 の後継機であるから家庭用ゲームマシンとして見られるのは仕方ない PS3 だが、実はそれ以外の機能がかなり充実している。正確にいうと度重なるファーウェアアップデートで充実してきた、ということになる。

ゲーム機としての性能はこの際おいといて、さらに Blu-ray プレイヤーとしての機能もおいといて、今 PS3 が面白いと思うのは実はメディアプレイヤーとして部分なのである。

PS3 には標準でインターネットブラウザが搭載され、それ自身も何度かのソフトウェアアップデートにより、とても使いやすくなっている。速度は PC とほぼ変わらず、またサイト側で IE か Firefox かなどのブラウザチェックをしていない限り、ほとんどのサイトを見ることができる。Adobe Flash もサポートしているため、YouTube のビデオ再生も全く問題ない。USB か Bluetooth を使ってパソコンのキーボードやマウスも接続できるので、インターネットブラウザでできることはほとんどなんでもできる。
( 後述の新しいファームウェアにて、実はプリンタもサポートされた。こうなるとほとんどパソコンいらずである )

このインターネットビデオの再生というのが、実はかなり使えるのである。
最近ではオンエアのテレビ番組を見るように、YouTube などの動画サイトで時間を費やす人も多いと思うが、友人がうちに来たときなど PC のモニタを皆でシェアするというのは実際難しい。というのもたいていパソコンをリビングの真ん中に配置していることはないので、カウチでくつろぎながらグループでビデオを見る、ということはできない。多くの場合コンピュータデスク上のモニタのまわりに集まるか、小さなラップトップモニタのスクリーンをのぞき込むか、ということになるだろう。
ところが大画面液晶テレビに、高解像度でインターネットブラウザを実行できる PS3 だとまるでテレビ番組を見るかのように YouTube を見ることができるので、ビデオの見方もすっかり変わってしまった。
( このスタイルが普及しそうだということは、最近の AppleTV のファームアップで YouTube をサポートしたことからも窺える )

ということで Blu-ray ディスクで供給される HD 映像とインターネットで配信される動画の両方が何の苦労もなく見られるようになる PS3 だが、パソコンにダウンロード済みのそれ以外のフォーマットの動画はどうか、というところに関心は移る。
家庭用ビデオカメラのフォーマットとして AVCHD というのがあるが、これまでもそのビデオを DVD や Blu-ray Disc に焼くことで再生することはできた。けれどもビデオカメラを持っている人がビデオを撮影するたびに、再生と保存のためだけに DVD に焼くのは面倒である。

また PS3 は内蔵ハードディスクとして60GBの容量があり、ここに動画、静止画、楽曲などを保存、再生することもできる。が、実際に動画を保存するようになるとあっというまに容量が不足してしまう。PS3 設計の段階で 60GB というのはリーズナブルなチョイスだったかもしれないが、今となってはやはり容量不足の感が否めない。言い忘れたがゲームもここにデータを保存するので、ここに何もかも保存するというのは現実的ではない。( HDD 自体は個人でも換装できるが、それでも最大容量はたかがしれている )

それを補う方法として、せっかくネットワーク機能があるのだからサーバ上のディスクにアクセスできるとか、そもそも NAS にアクセスできればいいのに、と思っていた。実際、そういう仕組みとして DLNA が規格化されており、PS3 なんぞ発売当初から DLNA をサポートすべき製品だと思う。特に競合相手の Xbox 360 の DLNA 対応が不十分な状況でなおさらである。

がその DLNA クライアントの機能がつい先日行われたファームウェアアップデートで追加された。
予想していたとはいえ、PS3 の発売のときも発売後も DLNA に関してはソニーから正式な発表がなかったから、これはかなりうれしい。


では DLNA でいったい何ができるのか。
家庭用ビデオカメラで撮ったビデオ、特に HD 映像を取り扱う AVCHD フォーマットのものや、デジタルカメラで撮った JPEG フォーマットの画像、それに MP3 楽曲を Windows/Mac/Linux などのサーバに保存し、それをネットワークを利用して PS3 上で再生し、リビングルームで見ることができるようになる。これなら内蔵ディスクの容量を心配しなくても良いし、PS3 以外の DLNA クライアントや通常の PC からもアクセスができる。

僕自身まだ試していないが、 Windows XP/Vista であれば Windows Media Player 11 ( WMP11 ) についているという DLNA サーバ機能が使えるらしい。が再生可能なビデオフォーマットは PS3 で再生できるもの、と限られているために、DivX や WMV ファイルの再生は不可能ということである。

もともと PS3 でもいろいろなフォーマットの動画が再生できるが、それでも DivX と WMV が再生できた方がうれしいという人もいるだろう。そこで TVersity というソフトが話題になっている。


TVersity は DLNA としての機能のほか、DivX などの PS3 でサポートされていない動画フォーマットをいったん別のフォーマットに変換し ( トランスコードと呼ぶらしい )、それを PS3 にストリーム配信する仕組みを持っている。
XP や Vista ユーザならばこのソフトを試してみる価値はありそうだ。

ところで、僕はあまりこれらのフォーマットの動画を持っていないので ( これからダウンロードはするかもしれないが ) 現時点では PC サーバで運用するのではなく、NAS の方に関心がある。
最近の NAS はファイル共有だけでなく、気がつくと多くのモデルが DLNA をサポートしている。その中でちょっと気になっている製品がメルコ/バッファローから出ている

これまでたくさんの写真を撮っているが、できればこれを NAS に置きたいと考えていた。しかも DLNA サーバの機能があるから、ギャラリー用のフォルダを作っておいておけば、PS3 からスライドショウが簡単に行える。これまではスライドショウのために いちいち PC から PS3 内蔵ハードディスクに画像ファイルをコピーしていたので、NAS を使うことで PC からのアクセスと PS3 からのアクセスが一元的に管理できるようになる。実のところ、PS3 で用意されているスライドショウもよくできていてシンプルなものから凝った表示の仕方まで様々用意され、人にポートフォリオを見てもらうときなど重宝している。

加えてこの製品の面白いのは、米国 Buffalo が提供を始めたサービスにある。
同社が Web Access と呼ぶもので、インターネット経由で自宅の NAS にブラウザからアクセスできるサービスである。似たようなことはダイナミック DNS などを使用して自宅にある NAS やサーバにアクセスできるようにしている人もいるから、目新しいものではないけれど手間がかからないのが良い。( いまのところサービスは無償で提供されている )
ただしこういった proprietary なサービスはいつ停止してもおかしくないし、有償になってしまうかもしれないが現時点では魅力的なサービスであることは確かだ。
外出先で以前撮った写真が必要になることは結構あるもので、これさえあれば出先の PC や Mac で編集することもできる。

残念なのはこの製品の中で一番容量の大きいものでも 750GB ということである。個人で内蔵ハードディスクの換装ができるのならこれでもよいのだが、おそらくそうはいくまい。
それでも 750GB モデルが用意されているだけでも良い方で、なぜか日本のメーカーながら日本では 500GB までとなっている ( 同社公式サイトによる )。
そういえば、Web Access というサービスも日本では提供されていないようだ。おそらく日本で買った同製品で米国の Web Access サービスを利用するのは可能だと思うが・・・


ながながと PS3 の使い方を書いてきたが、最新のファームウェアではもう一つおもしろい機能がサポートされた。
それは PSP と組み合わせて使うことなのだが、残念ながら僕は PSP は持っていない。

そのかわり携帯ゲーム機としては DS Lite を使っている。地下鉄で移動することが多いので、電車が車でのちょっとした空き時間にふたを開ければすぐにゲームの続きができるのがこのゲーム機の一番のメリットだと思っている。混んでいる電車の中では閉じるだけで簡単にポーズできるからである。
このところずっと数独 ( 日本のハドソンのものだが、英語版 ) をやっていたがあらかじめ用意されているパズルを終えてしまいそうなので、日本から来た友人に頼んで新しいシリーズを持ってきてもらった ( これもハドソン製 )。購入に際してハドソンのホームページを見ているとボンバーマンも出ているというのでついでにこれも頼んで買ってきてもらった。周りに DS Lite を持っている人がいたら、絶対にはまってしまうこと請け合います(笑)。

話を元に戻して PS3 と PSP だが、今回追加された機能とは PSP からワイアレス経由で PS3 上のコンテンツにアクセスできるというもの。
もともと同じ LAN 上であれば PSP から PS3 のコンテンツを再生することができたようなのだが、それに加えて今度は外出先の WiFi を利用して、PSP から自宅にある PS3 上のコンテンツが見られるようになった。
ご近所の Photographer、たかはしじゅんいちさんが PSP に写真を入れて持ち歩いて見せることができるポートフォリオを実現しておられるが、これからは訪問先の無線 LAN を使って PS3 内に保存してある別の写真をダウンロードして見せるということも簡単にできそうだ。が DS Lite と一緒に持ち歩くのはかさばりそうなので、PSP の購入は見送ろう ( と思う・・・)。

インプレスの記事

噂では今後 PS3 が P2P をサポートするのではないか、とまことしやかにささやかれている。
発売後のファームウェアアップデートで次々と機能を追加してくるこの分で行けば、それもまんざら幻ではないかもしれない。
ちょうど今 BitTorrent に関するプロジェクトに関わっているので、できればこのプロトコルをサポートしてくれたら、ますます PS3 を取り巻く世界が面白くなると思うのだが。

ということで、写真をたくさん撮る人、AVCHD などのビデオカメラを持っている人、PS3 は便利ですよ! ( ← と煽ってみる )