
今週で NY 市の公立学校も年度が終わった。
これから9月まで長い夏休み。
そんなニュースをテレビで横目にしつつ、「 長い夏休みにどんなことをしようか 」と計画を立てていた頃のことを思い出す。
あけだけ夏が来るのを楽しみにしていたのに、年をくった今は、暑い暑いと汗をぬぐいながら都会の雑踏をいやいや歩き、夏の熱気を恨んでいる。いつから変わってしまったんだろうと、つい苦笑い。
大人しか歩いていなかった都会に明日からは子供達も混ざり、今年も賑やかな夏になりそうだ。

今週で NY 市の公立学校も年度が終わった。
これから9月まで長い夏休み。
そんなニュースをテレビで横目にしつつ、「 長い夏休みにどんなことをしようか 」と計画を立てていた頃のことを思い出す。
あけだけ夏が来るのを楽しみにしていたのに、年をくった今は、暑い暑いと汗をぬぐいながら都会の雑踏をいやいや歩き、夏の熱気を恨んでいる。いつから変わってしまったんだろうと、つい苦笑い。
大人しか歩いていなかった都会に明日からは子供達も混ざり、今年も賑やかな夏になりそうだ。

長いこと会っていない友人が久々に日本から New York にやってきて開口一番、こういわれることがある。
「おまえ、すっかりアメリカ人になったなぁ」
もしかすると体型がアメリカ人波に大きくなったか、とも思ったが、どうやら見かけではないようだ(ラテン系と間違われることはあるのだが)。
では何を持ってアメリカ人なのかというと、仕草や言動からそう見えるらしいのだが、自分では意識して振る舞ったわけではないから、いったい何が?と内心焦ってしまう。
アメリカ人特有の大がかりなジェスチャーがでたか、それともぞんざいな話し方か・・・。
それでも普段の生活で支障はない ( そりゃあそうだ、ここはアメリカだから )。が日本に帰るときは細心の注意が必要である。
ちょっとした癖や体になじんだ仕草など、ふとしたことで出てくることがある。これがまたアメリカ帰りだといわんばかりの態度で、不思議と嫌みっぽい。僕がそう思うんだから、日本にいる人はもっと敏感だろう。海外旅行など決して珍しく無い昨今、アメリカ人と日本人の振るまいの違いなど、皆良く知っているのである。
僕が日本にいた時分は僕もそうだった。アメリカに長いこと住んでいる日本人が一時帰国したときに接する機会があったのだが、話をしてみて「なんか嫌みっぽいなぁ」と感じたものだったが、時は移り今度は自分がそう思われる立場にいる。
果たしてそれは海外で暮らしている人へのやっかみだったのだろうか。
ちょっと前に友達に借りたビデオだったかで、「欧米か!」のつっこみをする漫才を見た。お笑いなので実際よりは誇張されたものだったけれど、欧米風の態度が笑いの対象になるのは事実である。
ということで思い当たるフシをいくつか上げてみた。これを一時帰国中の日本でやったらイタイ、という結構シリアスな「欧米か!」である。
中には、特に New York ならでは、というものも。
赤信号でも交差点を渡る。時には道の真ん中に立って車が通りすぎるのを待つ。
エスカレーターでは左側を駆け上る。
後ろを振り返って後ろの人のために扉を押さえようとする。( いやいいことなんだが・・・)
タクシーのドアを手動で開け閉めしようとする。
電車を降りるとき、切符や乗車カードを用意せず、改札で慌てる。
Bluetoothマイク付きイヤホンを耳につけ、歩きながら独り言の様に携帯通話。
電車の中でも携帯。
(満足に英語も話せないのに)なぜか感情的になったときだけ英単語。「Sh*t!」「Ouch」「What the fu*k」 しかもその後は日本語。
何かにつけ「New Yorkではね・・」と比べたがる。
・・・
挙げるとキリがない。自分が粗暴になった気分だ。しかもこれ以外にも沢山出てきそうだし。
独立記念日のイベントに合わせて、また日本から友人がやってくる。
あまり彼らをびっくりさせないよう、みんなの態度を見て自分のフリを直そうかな。
いやそれとも自意識過剰だろうか。意識して出ないようにするとぎくしゃくするのもので、これまた少々恥ずかしい。

地下鉄が駅に着いて止まった。扉が開くとそこから新しい風景が、人が、音が一気に入ってくる。
30秒立って扉が閉まると、それはまるでテレビのチャンネルを切り替えるようなもので、次に扉が開けばまた新しいドラマが展開されるはず。
今朝の Union Sq.駅で見た一ドラマ。

10年一昔というが、一昔経ってもいまだに日常の些細な事柄に文化の違いというものを感じるのである。
思うに外国暮らしをする以上、常にこのことを感じ続けるんではなかろうか。
情報が簡単に手にはいるようになった今、でも。
毎日何気なく着けているテレビ。商業大国アメリカはコマーシャルが次から次へと流れる。「 ながら族 」 の特性として気にしないでいようと思えば、頭の中から音が閉め出せるのだが、ちょっとまじまじと見る機会があると 「 あれ? 」 と思うことに出くわす。
今回はそのことについてちょっと触れて見る。
ケース1 ~ 「 Volvo編 」
早くから安全性に注力してきたスウェーデンの自動車メーカー、Volvo。
同社が最近テレビで放映しているセーフティに関するコマーシャルはなかなか面白い。
残業で遅くなったのか、深夜とおぼしき時間帯に女性がオフィスを出てくる。
オフィスビルは広い駐車場に囲まれており、その建物からだいぶ離れたところに彼女の Volvo がぽつんと停まっている。
こちらの車のリモコンキーはかなり遠いところからでも作動するのだが、この女性もたぶんに漏れず、まだかなり離れているところからキー取り出してドアロックを解除しようとする。
ところがリモコンキー上の LED ライトが点滅をしている。彼女は顔色を変え、きびすを返してオフィスに戻る。おそらくセキュリティの人に助けを求めに行ったのだろう。
これは車内に備えられた生体検知器が反応し、車の中に誰かがいるときに所有者のリモコンにそのシグナルが送信されてくるという機能のコマーシャルだったわけだ。
確かにハリウッド映画やドラマの中で、人気のない駐車場に止めてある車に乗り込むと後部座席に隠れていた悪漢が銃を突きつける、というシーンがあるが、日常的に発生する事件ではないもののその可能性はなきにしもあらず、といったところなのだろう。
「 安全 」 と言うときのコンセプトが日本とアメリカとで異なる象徴的な例かもしれない。
ところでこの仕様、Volvo の本場スウェーデンでも着いているものなのだろうかと、ちょっと気になった。似たようなオプションが僕の BMW にもついていて、車内にモーションセンサーが組み込まれている。さすがにリモコンにそれを伝えてくれる機能はないが、アラームが鳴る仕掛けだ。
ケース2 ~ 「 GLAD ゴミ袋編 」
GLAD は家庭用品を扱うメーカーとして、ラップやアルミホイルを売っている。
同社が去年ぐらいから展開しているゴミ袋があるのだが、かなり力を入れて宣伝しているのは、このゴミ袋の生地が穴のあいていないメッシュのような材質で出来ており、とんがったものや重いものを入れても破れにくいという特徴を売り込みたいからのようだ。
その長所を訴求しようとしてか、銀行強盗が GLAD 社のゴミ袋を持って犯罪に臨むというコマーシャルが流れている。
犯人が窓口にいる女性行員に、「 それも入れろ、あれも入れろ 」 とオフィスの什器も含めて到底入らないだろうという量のものを要求する。
そしてぎっしり詰まった袋を持って銀行を出るときには表を警察に包囲されている、と言う設定である。
もちろん伝えたいことは頑丈なゴミ袋という印であるが、だからといって銀行強盗にも使えるようなイメージのコマーシャルを作ろうという発想がいかにもアメリカらしい。
ケース3 ~ 「 Time Warner Cable 編 」
Time Warner は言わずとしれた Time Warner Bros ( 映画配給 ) を始め、CNN や AOL を傘下に持つ巨大なメディア企業ある。その Time Warner 系列のケーブルテレビ会社が Time Warner Cable と言い、全米では Comcast と並び一、二を争うほどの規模を持つ。
もちろんケーブルテレビといえばいまやテレビ放送だけでなく、同じケーブルを使ってインターネットプロバイダサービスやインターネット電話のサービスも提供しているのだが、同社が流している IP 電話のテレビコマーシャルは、ローカル電話会社 Verizon との比較広告の形を取っている。特に Verizon は Surcharge と言う名の下で高い金額を徴収していると言うイメージで、Verizon の人間が顧客から支払われたお金を使って無駄遣いをしているシーンが流れる。そのなかで葉巻だったかパイプに火をつけようとしているのだが、マッチの代わりに火の点いたアメリカ紙幣を使っているのである。
テレビのコマーシャルでその国の紙幣を燃やすシーンなど、日本だったら真っ先に処罰の対象になりそうなものだが、アメリカではコインを含めてお金の扱いがかなり自由である。
観光地に行くとかならずあるのが、貨幣を入れてハンドルを回すとそのお金をつぶして観光地のシンボルなどが emboss される機械。まあコインならかわいいものだが、皆平気で紙幣にマジックで印をつけたり、中にははさみでカットが入っているものも。
お金が尊いものと教わった日本人にはなんとも抵抗があるコマーシャルではないだろうか。
こうやってみるとコマーシャル・広告は世相を反映したものだ、と言うことがよくわかる。
文化の違いに気がついたとき、それは自分の中で常識だと思っていたものがそうではない、とわかったときでそのショックが毎日あるからこそ外国での暮らしの楽しいのだろう。
小腹が空いたときに買いに来る Sharma の店の正面。

よく通るこの道に不思議な造形の壁がある。

壁に書かれた平面的なデザイン・・・と思っていたら、ある日突然変貌した。


暖かくなってこの建物が持つ本来の機能が発揮できるようになった、ということのようだ。
凍てつくような冷たい空気のせいで痛いとすら感ずる New York ではさすがに冬の間はずっと貝のように閉じており、僕も全く気がつかなかった。
アメリカで大の大人にも根強いファンがいるトランスフォーマーはまもなく実写版映画が公開されるほどだが、このギャラリースペースもストリートと融合するトランスフォーマーのように見える。
念のためもう一度、これが普段の様子。


Manhattan では地下を走る地下鉄(あたりまえだ)も郊外に来ると地上に顔を出す。
今日久々に行った Harlem、その帰りの風景。
「 いま、月ってこんな形をしているんだ 」
久々に夜空を見上げた気がする。
よく通るストリート。
それなのになぜかこのカフェのことは最近まで気がつかなかった。
つい最近できたかと言われて見ると、そこそこ年月が感じられる。けれども決して古くさくもない。
ちょっと不思議な空間。
+ + +
ガラス越しに見えるベルギービールにそそられるが、

正直、ベルギーワッフルにはもっとそそられた。

急いでいる自分が恨めしく、「 次に来るときにゆっくり店に入ろう 」 とは思うもののどうでもいいような日常に忙殺され、この小さな記憶はまるでどこかに張った付箋紙のように簡単にはがれてしまう。

ちょっと前に「Soho で注目の車」 という記事を書いた。
ライセンスプレートが New Jersey からの車だったので、隣の州とは言え、New York に出没するのは珍しいと思っていた。が予想は裏切られ、意外に早く再び遭遇することとなった。
前回と同じく Soho の Broadway 沿いだが、今度は DEAN & DELUCA の前ではなく UNIQLO Soho 店前にまさに横付け、である。
せっかく出会ったので運転手 ( = artist ) の了解のもと、もう少し詳しく写真を撮らせてもらった。以下そのアップデートである。

フードの上にたくさんのオブジェを載せ顔を模したデザインになっているが、その顔の右側部分を見るとカメラまで車に取り付けられている。うーんリモコンもあるぞ。
カシオの G shock らしき時計盤も確認できる。

こちらはリアからの撮影。
マウスはまさにしっぽまで再現。しかもマウスに表情まで描いているし。

そして極めつけは、ルーフトップ。人工ではなく、ほんものの芝が植わっている。
ビルの屋上を草木でカバーすると、ビル全体を冷やす効果があるのは知られているが、この車も自然のエアコンを搭載しているのだろうか。
前回 Museum Mile について紹介したが、その後 mixi や実際に会った友人から、「 他にどんなイベントがあるんですか? 」 と問い合わせを受けた。
僕はローカルなイベント情報を New York のローカルテレビ局、NY1 やフリーペーパーで知ることが多いが、もちろん口コミも厳選された良い情報が多い。とはいえイベントの情報が一つにまとまっていると便利なので、今回僕が参照している情報をシェアしようと思う。
まず最初に紹介するのは CITIBANK 提供が提供する、今年度夏のフリーイベント情報。CITIBANK に口座は持っているけど、怪しい回し者ではありません。
5月から8月版となっているが、New York でのフリーのイベントはだいたい夏のこの時期に集中しているのである。前回の Museum Mile のここに掲載されていた。
ファイルをダウンロード
※ PDF フォーマットのファイルなので、読むためには Adobe Reader が必要。
ちらっと見たところ、Bon Jovi や Norah Jones といった人たちのミニコンサートもあったりして、なんだかものすごい人出になりそうなものも。
それからもう一つ。こちらはイベント情報のウェブサイト。カレンダーを見ながらその週のイベントをチェックするのは意外と楽しい。
ちなみにこちらは American Express 提供。しつこいようだが、AMEX の回し者ではありません。AMEX の会員だけど。
http://www.rivertorivernyc.com/
+ + +
アメリカの経済を反映してか、New York の物価も上昇を続けている。
せっかく New York にいるのだからもっとミュージカルを見たり、オペラを見たり、美術館に足繁く通ったりしてもいいものだが、つい 「 いつでも行ける 」 と何とも見下したようなモノの見方をしてしまっている。
その理由の一つは高いから、と敬遠がちになってしまっているのだが、こんな風にアートに触れられる機会に感謝して、「 たまには奮発して劇場にも足を伸ばそうか 」 とも思う。
僕自身、写真を撮っていて常にコストがかかることを知っている。今回無料で開館したこれらの美術館も多くの館員を動員してサービスに努めたことを考えると、自分も表現を楽しむ者の1人としてアートへなんらかの敬意を表すべきなのだ、と再認識するのだった。
でもフリーで楽しめる New York の夏、楽しまない手は無い。
この日曜日に Puerto Rican Day Parade が盛大に行われた5番街だが、ここで早くも次のイベントが開催される。それも平日の火曜日の夜に、である。
さらに言えば、イベント自体は静かながら日曜日のパレードに負けないくらいのエネルギーが感じられるかもしれない。
「 Museum Mile 」
5番街沿いは多くの美術館、博物館が軒並み並んでいるが、実は明日火曜日の午後6時より、9美術館が入場料をフリーとし、閉館も夜9時までと延長してサービスをするのである。
しかもその美術館が並んでいる区間、23ブロックを使って New York で最大の block party を開催する、となっている。
ブロックパーティとは同じストリートを共有するブロックの住人が、その日はそこから車を閉め出して開くコミュニティの祭りのようなもので、主にバーベキューなどが行われる。似たようなものとして Street Fair があるがこちらはどちらかというと業者主催であり、かつ何ブロックにもわたって行われるので規模が大きい。
最近はあまりブロックパーティを見かけることがあまりなく、Manhattan で歩行者天国のような祭りに出くわしたとすればそれはだいてい Street Fair の方なのだ。
それを今回全長23ブロックに渡って「ブロックパーティ」と呼ぶのだから、Street Fair とは違ってコミュニティよりのフェスティバルであることを強調しているのかもしれない。
( 通常23ブロックも使うならこれは立派な Street Fair と呼ばれるはずで、実際にこれより短くても Street Fair は行われている )
New York にt長く住むにつれ、ミュージカルや美術館に足を伸ばす割合が少なくなる・・という話をよく聞く。
いつでも行けるから、という心理が働くのだろうか、僕も実際のところ日本から友人が来たときでないと行かない美術館も多い。
そんなとき、ちょっと自分の住んでいる街を見直してみてもいいんじゃないだろうか。こんなイベントは New York を訪れている人だけのためのものではなく、New York に住んでいる人にとってもギフトなのだから。
普段であればカメラバッグと gym に行くためのバッグの二つを持って外出するところ、明日は久しぶりに手ぶらで出かけて、アートと過ごす時間を多く取ってみようか。
なお明日の Museum Mile は82nd Street から 105th Street の間で行われ、このプログラムに参加する美術館・博物館はその区間内の以下の9館となっている。
El Museo del Barrio
Museum of the City of New York
The Jewish Museum
Cooper Hewitt, National Design Museum, Smithsonian Institution
National Academy Museum and School of Fine Arts
Solomon R. Guggenheim Museum
Neue Galerie New York
Goethe-Institut/German Cultural Center
The Metropolitan Museum of Art
面白いのは美術館が無料なだけでなく、路上コンサートがあったり、アートそのものがブロックパーティで見られるようになっているところだ。
Spanish Harlem の壁画を描くので有名な James De La Vega のことも取り上げられ、Museum Mile の公式サイトでも彼がチョークで路上にミューラルを書くよ、とアナウンスしている。
そんな彼の姿を見るのも楽しみの一つかもしれない。
僕も自分の写真をいじって、なんちゃって水彩画のようにしてみた。 ヘ(^o^)/
