Vistaとマルチディスプレイ導入
僕のブログは 「 New York Watch 」 と名乗っているものの、ときおり New York から逸れた話題を書くことがあるが、今回の記事も自分のための備忘録のようなものであるので、そのことをあらかじめことわっておく。
今回、久しぶりに自宅の PC を買い換えた。
前回購入したのが2003年の春先だから、4年とちょっとで買い換えということなる。
(ブログを書いていたおかげでそんなこともまでわかってしまう。さもなければクレジットカードの明細書を引っ張り出してこない限りわからなかっただろう)
買い換えた理由は、今まで使っていたパソコンが壊れたから、と言うわけではなく、パフォーマンスに不満が出てきたから、というなんとも曖昧なものだ。
いっそ壊れたから買い換えた、というほうがなんとなく罪悪感というものも薄れるというものかもしれない。
今まで使っていたものだって、CPU が Pentium 4 という旧世代とはいえ周波数が 3GHz という高速なものだったので、単独のアプリケーションを使う作業なら、今でもなんのストレスなく使える。
これまで肥大と揶揄されてきたパソコンのアプリケーションが主流だった時代から、皮肉なことにブロードバンドの波に乗って軽いと言われて登場したウェブアプリケーションを使うようになったおかげで、僕のパソコン環境は遅くなってきた様に感じる。
確かにインストール型アプリケーションはインストールの時間もかかるし、占有ディスク容量もばかにならない。けれども時代はかわって状況も少し変わった。インストールの時間は最初の一度だけで使用するたびにダウンロードするわけではないから、さして時間は気にならない。またハードディスクは大容量でかつ安価になったので、アプリケーションが 1GB 使おうか、2GB 使用しようとさほど問題とならなくなってきた。
僕は Web 2.0 を否定しているわけではなくて、ただウェブアプリケーションが使われるようになったおかげで、ここしばらく停滞していた高速な CPU が必要とされる状況がまた始まったのではないかと思うのだ。
というのも、たいていの人は複数のサイトを同時に開くことが当たり前になり、それぞれの画面で動画をみていたり、見ていない画面でも広告の動画が踊っている。サイトによっては JAVA を使っているものもあるし、Quicktime や FLASH プラグイン、それに PDF リーダを起動させているかもしれない。
一番大きいのはインターネットをアクセスすることで、より PC のセキュリティを高度に保つことが必要になったとではないかと思う。
ちょっと前までは個人の PC でファイヤーウォールを実行させる必要なんてなかった。それがいまじゃアンチウイルス、ファイヤーウォール、アンチスパムなどの監視プログラムが常に走っている。
これじゃあいくら CPU が高速でも一つではまかなうのが苦しくなるわけである。
Photoshop で画素数の大きな写真を何枚か編集しているところに、アンチウィルスのスケジューラがシステムスキャンを開始した日には、ハードディスクのアクセスは止まらないし、CPU の使用量も100%の状態がずっと続く。
ということで今回の買い換えは、僕自身のコンピューティングに求めることが変わった、ということが原因といえるかもしれない。
ただそれだけでは今回の買い換えがストレスを軽減のためということであまりおもしろくない。そこでこの機会にもう一つの目的を達成することにした。
それが、「 自宅でもマルチディスプレイ 」 である。

オフィスでは複数の液晶モニタをくっつけてマルチモニタの環境で使っており、一度使い始めるとその便利さが手放せなくなる。
まして家でも最近はメールをチェックしながら、仕事の写真の編集をしているということが常時になるとどうもウィンドウが手狭になる。なんといっても Photoshop はデスクトップ占有という意味では他のアプリケーションと共存しようなんて考えがないくらい全面使用してしまうのだから ( 笑 )。
特にブラウザを開きながら Photoshop を使うという状況は僕の場合よくあるので、いちいちマウスでウィンドウを上や下へと切り替えなくてよいのがなんと言ってもうれしい。
ということで今回購入したのは、値段のこなれた Dual 2 Core 2.4GHz で4GBメモリのシステムを DELL で組み、そしてモニターはもう一つのものとサイズや見た目をそろえようと、今回も DELL の24インチ液晶モニタを選んだ。
モニタをそろえる必要がなければ、今回は実は Mac を選んだかもしれない。が手頃な Intel Core 2 Duo を搭載したシステムというと iMac になる。iMac のデザインがどうのこうのということではなくて、どうしても机上に違和感のあるモニターが二つあるのは避けたいところ。もし Mac mini に高性能な型番があれば間違いなくそれでシステムを組んだと思うのだが、残念。
ということで最後まで悩んだが、今回もまた Wintel で行くことにした。
ところでモニタだが今回買ったのは、2407WFP-HC HAS と言うモデル。一つ前の世代のもの ( つまり僕が今使っているモニタ・・・といっても今年買ったばかり何だが ) と比べ、このモデルから WCCFL バックライトを採用し、色再現域を従来の72%から92%(NTSC比)に改良している、ということらしい。
( 現在まだキャリブレーションが済んでいないので、二つのモニターの色の違いが結構気になっている )
発色は二台並べるとその傾向が明らかに異なっており、ダイナミックレンジの広がりを生かせるようになるには色の調整をあわせてからということになりそうだ。
メモリやディスクは DELL とは別のオンラインストアから購入したのだが、考えてみればメインメモリは4GBにしなくてもよかったかもしれない。
すでに XP のころから知られているのだが32bit OS をインストール限り、システムが予約したアドレス空間が使えず3GB程度になってしまうのである。
案の定、Vista でも同じで4GB積んだ僕の PC は Vista からは3GBあるとしか見えない。
Vista は Ultimate 版を選んだので、これに MUI をインストールして、日本語パッケージをインストール。Vista はこれで OS が完全に日本語環境となる。
XP でも英語版の上に日本語フォントや IM をインストールして「それなり」の日本語化ができたが、やっと Vista で Apple の OS X に一歩近づいたといえるか・・・。
そこからちょこちょこと毎日アプリケーションなどをインストールしたりしてなんとかこれまでと変わらぬ環境になった。
がここで一つ問題が・・・。
いまどきの PC は PS/2 ポートが省略されている、というとを僕は知らなかった。
PS/2 はキーボードを接続するポートとしてもう10年以上 ( いやもしかすると20年近いかも )の長きにわたり、インテル PC では標準となってきた。
その後に登場した USB は、その気軽さもあってあっという間に周辺機器の接続ポートとして主流になったが、OS 起動によってUSB ドライバが組み込まれたあとで無いと USB 接続されたデバイスが動作しないので、なかなかキーボードには使われてこなかった ( はず )。
( キーボードはPC の電源を入れた直後の BIOS の設定で使われることもあるので、OS がドライバを組み込む前であっても使用できなくてはならない )
USB キーボードをサポートした BIOS が出ているのは知ってたけど、あまり一般的ではないと思っていたので、まさか今回買った PC に PS/2 ポートが無いとは想像だにしていなかったのである。
たとえ USB キーボードが使えるようになった今でもレガシーなポートも残っていると思っていたのだ。
「 PC を買えば新しいキーボードが着いてくるんじゃ? 気に入らなければ新しいのを買ってもそんなに高くないのでは? 」 という声が聞こえてきそうだが、それはもっともなアドバイスである。
ところがここで一つやっかいなことが発生した。僕は日本語においてはかな入力派で、これまでのパソコンにも日本から持ってきた日本語キーボードを使用していたのだ。がこのキーボードは PS/2 接続用だったのだ。今回 DELL の USB キーボードが購入したデスクトップ PC パッケージに含まれていたが、残念ながら英語キーボードなので今は仕方なくローマ字入力でキーをたたいているというわけだ。
いや、英語キーボードでもかな入力はできなくないのだが、いくつかのキーアサインが変わってしまうので、どうしても打ち間違いが多くなる。たとえば「ろ」はかな配列のキーボードでは右下にあり、右手小指を使って打鍵するのだが、英語表記のキーボードだとこれが左上にあり、左手小指が対応することになる。もちろんこれ以外にも「ー」のキーアサインが違うなど、頭の中で文章を考えながら入力をしているときに、入力間違いを起こすとその度に修正して入力し直さねばならないので、思考が中断し、どうもテンポが狂ってしまう。
人間、(ものごとを)実行しないことをつい自分以外の何かのせいにして、責任を転嫁してしまいがちだが、まさに今の僕がそうである。それでつい日本語をたくさん入力するブログの更新がおっくうになってしまった。
幸い、ニューヨーク旅行サイトを運営する友人が日本からやってくるというので、さっそく USB 接続の日本語表記かなキーボードを買ってきてもらうことにした。
これまで使っていた PC だが、写真をプリントするので手放せずにいる。新 PC からプリントするには新しいモニタの設定のほか、PC にもインクジェット用の様々なカラープロファイルをインストールしなくてはならない。この分ではしばらくは新しい PC で、無駄なプリントを量産することになりそうだ。
ということで快適なホームオフィス・コンピューティング環境の完成は、どうやらもうちょっとだけ先になりそうだ。

























