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忙しい、のいいわけ

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Thanksgiving Day が終わってからというもののどうも身辺があわただしくていけない。
周りが忙しいと自分まで忙しくなったような気がして、つい忙しくしていなくてはならない錯覚にとらわれる。僕の知る限り、本当に忙しい人(それでいてきちんとその管理ができる人)は「忙しい」とは口に出して言わないものなので、僕も見習わなくてはならない。

自分が忙しくしていると周りが見えなくなることが多い。周囲への気配りとか配慮に欠けるのだろう。「気がつけばもうこんな時期」と気がついたり、街を歩いていると「いつのまに様相が変わっている」と感じるときは黄信号である。
別段、New York のトレンドを随時キャッチしていなくてはならない、と言う意味ではなく上の様に感じることが多々あれば、翻って他のこともきっとおろそかになっているというシグナルではないか、と言うことだ。

12月に入り、世の中もますますせわしくなる。あっという間に今年が終わってしまわぬよう、気をつけることにしよう。





さて「いつの間に街の様子が変わった」と書いていて思い出したのが、New York 随一の写真用品店、B&H のことである。
その B&H がすっかり変わっていたのには驚いた。


最近は写真をデジタルラボでプリントすることが多いのだが、それでも自宅のプリンタで印刷することがある。たいていは急ぎのプリントが必要なときなのだが、それでもプリンタのインクカートリッジはみるみる減っていく。
そのためインクカートリッジもネットでまとめてオーダーし、常にストックしておくのだが、このところの大量プリントのせいか運悪く切らしてしまった。
そこで Central Park での写真撮影のあと、そのまま地下鉄に乗って 34th Street まで下る。勝手知ったる B&H に行くためである。
ところが行ってみて驚いた。店は営業しているものの、1階のカメラ売り場は大きな仕切り板が立てかけられ、工事中になっている。
カメラ売り場はどこにに移転したんだろうと、案内を探すと2階にあるという。どうやら大幅なリノベーションを行っているようだ。

B&H の2階はもともととても狭い売り場面積しかなく、そこは中古カメラ売り場になっていたはずだ。いくらなんでもここでカメラや三脚、それにカメラバッグなんぞ置いておく場所も無いだろうと思いながらエスカレーターで上ると、事情はすっかり変わっていた。


「あれ? そういえばエスカレーターなんかあったっけ?」

早速の「いつの間に変わっていた」である。それはさておき・・・
2階に上ってみるとそれまであった中古カメラ器材売り場が無くなり、それどころか完全に2階を拡張して1階部分と同じだけの売り場面積に拡大していた。
しかもそのすべてがカメラ関連製品なのだから、なんとも大拡張である。( これまで1階にビデオ機器、デジタル・アナログカメラ、ライティング、暗室用アクセサリなどの売り場が混在していたところに、カメラだけ専用フロアになった )

その様子を手元に持っていたカメラで撮ったのがこの写真であるが、そのときは珍しくフィッシュアイレンズを使っていた。最近は持ち出すこと自体がほとんど無かったレンズであるが、この日は使う用事があって、たまたま B&H に入ったときもこのレンズがマウントされていたというわけである。

そういえば以前、店内の様子を紹介したなぁと思ってブログ内を検索してみると、やはりあった


ちょうどここでこのフィッシュアイレンズを買ったときに試し撮りしたものだが、これも何かの縁なのだろう。


すでに歳末商戦に入った同店内は普段以上の人混みでごった返しており、この日は店員を捕まえるのも一苦労 ( ここでは何を買うにも店員にその製品を伝えて、キャッシャーに渡すためのスリップをもらう必要がある ) だったが、なんとか目的のインクカートリッジを買うことができた。
こちらはすでに買いたいものが決まっているのに、店員はなかなか相手にしてくれない。そんな態度についムっとなりそうだったが、僕までせわしなくなる必要はないんだと思い出し、つとめて平静を装うものの、待っている間にも他の客が割り込んでくる。
なかなかこの街で忙しくせずに過ごすのは難しい。


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