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2008年03月31日

上からの眺め

カテゴリー [ Random Thoughts ]



※ Broadway をひっきりなしに走る2階建てバス

普段見慣れているものでも見方を変えるとそれまで気がつかなかった一面が見えてくるように、単純に見る位置を変えただけでも新発見があるものだ。

高層ビルに囲まれた New York の街はいつも多くの人で溢れかえっているせいで、なかなか New York という街を客観的に見るのが難しい様に思える。

初めて New York に来た人でも、ホテルにチェックインしたあとすぐに街に飛び出すと、その瞬間から New Yorker になった気分になるのは、通行人の誰もが僕らを外国人という好奇な目で見たりすることもないせいで、自然と自分がその通行人の一人になっていることに気がつくだろう。
つまり旅行者でもすぐに街にとけ込んで、主観的に見ることができるのだが、行き交う人々の様子を適度な距離感を持って眺めるのは New York という街ではこれがなかなか難しい。


だからというわけでもないのだろうが、この2階建てバスによる市内観光というのは観光客に人気で、いつも2階席を満席にしている。

赤い2階建てバスといえば、もちろん London だが、この2階建てバスは New York でもすっかり観光の顔になった。最近では赤だけでなく青色のものも現れ、アメリカナイズされてきたといえるかもしれない。

さすがに冬の間はとても寒く、吹きさらしでは誰も外に座れれない。そこで2階席にも透明なキャノピーが被せられるが、春となっていよいよ取り外されたようだ。

これに乗って2階席から眺めると、ストリートを行き交う人たちの流れを上からの視点で『観察』することができ、適度な距離感を持って人の流れを見ることができる。
僕は SOHO で一日何回もこのバスの往来を目にするのだが、なんだかバスに乗っている人たちが New York という動物園で僕らを動物に見立てて楽しんでいる様な気もして、少々複雑な気分である(笑)。
そのくせたぶんほとんどの New Yorker はこのバスに乗ったことが無いのでは、と思う。東京で生まれ育った人がはとバス都心巡りに参加したことがないように、New Yorker も最初から敬遠しているのではないだろうか。正直に言えば僕ははとバスもこの2階建てバスにも参加したことがない。


だからというわけでもないが、僕も上から2階建てバスをのぞいてみることにした。
下界をのぞくことで忙しい乗客は誰も僕が頭上から写真撮っているとは気が着いていないようだ。

いや、そんな僕だってきっと Google マップや、まして偵察衛星から僕の行動を頭上から撮られているに違いない。


※普段は下にいて、頭上から見られる側だが、今日は僕が上から眺めている

2008年03月28日

NJのCanonへ

カテゴリー [ Photo ]


最近、相次いでいくつかのカメラを修理・調整に出す羽目になっている。

普段使うカメラは主にキヤノンの EOS なので、どうしても対象になるのはキヤノンのカメラばかりになるのは仕方ないにしても、この数ヶ月の間に4台ものカメラを修理・調整に出している。
うち1台は経年劣化、というより使用頻度によるところらしいので仕方ないにしても ( とはいってもシャッター耐用回数に達していないのだが、部品の交換と相成った )、残りは初期不良とリコールである。

最近修理に出したのは 1Ds Mark III である。このカメラについてはちょっと前のブログで紹介したように買ってまだ日が浅い。なのにもう修理に出さねばならなかった。
その問題というのが、これである。

http://www.bjp-online.com/public/showPage.html?page=701396

僕が写真を撮っていておかしいな、と思い始めインターネットで調べてみると、すでに同じ問題に遭遇した日欧米ユーザからの報告が相次いでいた。
上に載せた写真もそのカメラで撮ったものだが、こういったスナップ写真ではそれほど傾きが気になることはない。
また広告用に撮るモデルさんの写真も、たいていトリミングがあるので傾きもそのときに修正できるのだが、建築物の写真もよく撮るのでたとえ1度といっても傾きは禁物である。まあたいていの場合ビューファインダーだけに頼らず、水準器も使うのでなんとかなったとは思うのだが。


ということで電話で Canon のカスタマーサポートに電話してみると、簡単に事情を説明しただけで電話の向こう側の担当者にはなんのことだかすぐにわかったようだ。
こういった場合、発送も返送も Canon が送料を負担してくれることになっている。よくあるのがリンクが書かれたメールが届き、それをクリックするとバーコードラベルや送り先などがすべて用意された UPS や Fedex の発送ラベルへのページに飛ぶようになっており、僕らはそれを印刷して最寄りの Kinko's などに赴く、というシステムになっている。そういう意味では発送は楽なのだが、EOS 系システムの修理を担当する Canon のファシリティが隣の NJ にあるので、僕は車で出かけることにしている。

電話でのやりとりの末管理番号を貰い、あとは好きな時にカメラを持ってきてくれればよい、と言うことになった。そこでよく渋滞することで有名な NJ Turnpyke のこともあって水曜日の午前中に行ってきた。とは言っても Canon の修理受付窓口は平日の日中のみオープンしているので、週末に行きたくても行けないのだが、まあ時間の都合もついたのでさっさと修理にだすことにしたのだ。


さすがに4台ものカメラのためにここを訪れているのでカーナビの住所録にも登録してあり、今なら地図を見なくても行けそうだ。うちからは車でちょうど一時間の距離なので最近滅多に車に乗らない僕にしては楽しい運転だったが、それにしても困ったのはキヤノンの製品品質のことよ。

外れくじを引いたといえばそれまでだが、キヤノンが品質管理をすり抜けてしまうのは問題ではないだろうか。
かつて日本製品が誇っていた製品品質の高さを維持することは電子製品では難しいのだろうか。


・・・などと報告がてら愚痴ってみた。

2008年03月25日

the first day of spring

カテゴリー [ Seasonal ]


New York の長い冬も終わり、長らく使われることの無かった Central Park のベースボールフィールドでもまもなく球児の元気な姿が見られることだろう。




僕はほぼ毎日、日本のニュースをインターネットで見ている。さすがに新聞社のサイトでは起きないが、テクニカルなニュースサイトなどでは平日でも更新が行われないときがあり、「今日は日本の祝日だったっけ?」などと調べてみて初めて思い知ることが多い。
元日や子供の日、体育の日など覚えやすい ( = 忘れにくい ) 休日をのぞいて、いまではすっかり頭の中から日本の休日情報が抜け落ちてしまっている。

さて先週は春分の日があった。まさに上に書いたとおりですっかりこの日が日本の祝日にあたることを忘れており、「日本は静かだなぁ」などとのんきにニュースサイトを眺めていたのである。
ちなみにアメリカでも朝のニュース番組が「今日は春分の日だ」ということを伝えていたが、英語では「the first day of spring」と呼ぶのでそれがイコール「春分の日」とは頭の中で結びつかなかった。

その the first day of spring だが、日本の辞書で調べてみると「立春」と訳しているものが多い。明らかに立春と春分では指しているものが異なる。英語のテストで出題された場合、一体どちらを正解にしているのだろうか、と妙なことが気になった。


さてその春分の日だが、この日を新年として祝う民族がいることを最近知った。ペルシャ猫で知られるペルシアの人々、Persian の New Year なのだそうだ。この風習はイラン革命後も守り続けられ、こうやって外国に移り住んでいる人たちの間でも祝われている。

New York に移り住んでもう10年以上経つが、世の中まだ知らないことだらけである。

2008年03月14日

カテゴリー [ photo stories ]



窓の外の景色はいつも同じ、とつい見過ごしてはいないだろうか。
窓から差し込む日差しが毎日かわるように、外の風景もやわらかく見えたり、時には厳しく見えたり。
気がつけば季節もうつろいでゆく。

とあるインダストリアルビルディングにて。





このところ少しずつ厳しい寒さが溶けだしたかのようで、それを体で感じられる季節になった。
暖かくなるのはいいのだが、春の訪れを体感するのはそれだけではない。困ったことにここ数年は花粉症にやられているようで、今日も朝からくしゃみが止まらない。鼻がつまると思考能力が半分になる、といっても言い過ぎではないと思うが、ブログの更新が止まっていたのはちょっと別の理由もあった。

http://www.nomeri.com/newyorkwatch/archives/2008/01/292339.php
のエントリーでも書いたのだが、1月下旬より自宅のネットワーク環境をあちこちいじりまわしていて ( それは傍目からすると Geeky な遊びにしか見えないわけだが )、やっとそれも落ち着いてきたところである。が、その間ファイルサーバの整備も行っていたので、なかなかコンテンツ ( 写真など ) に触れる時間が無かった。

いろいろ試行錯誤した結果、現在うちで稼働しているルータは、追加した分も含め事情により3台。それに新規で購入した NAS を自宅内 LAN 上に配置し、かなり快適なサーバ/ネットワーク環境が整った。これで PC も SONY PS3 もハッピーになったし、外出先から自宅の NAS にアクセスして、必要なファイルにアクセスできるようになった。自宅の PC をインターネットに晒すのはどうも抵抗があったが、その点 NAS ファイルサーバなら管理もしやすく、たとえ攻撃されても被害が最小限で済む。
記録もかねてそのあたりのことをまとめているところなので、そのうちここで紹介できると思う。

2008年03月06日

夏時間へ

カテゴリー [ Seasonal ]


ついこの間2008年の幕を開けたばかり、と思っていたのだが時間は止まってくれず、形の上では今週末季節まで変わってしまう。
そう Daylight Saving Time、通称 Summer Time の始まりである。

ほんの2週間前はまだ雪が降ったりして、暖冬とはと言うもののやはり厳しい『東海岸の冬』のさなかであることを実感したのだが。
制度の上では仕方ないと思うものの、冬の終わりに名残をおしもうと、Central Park での雪景色をピックアップしてみた。





※ 写真はすべて Canon EOS 1Ds MarkIII

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