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2008年05月28日

Oi Ocha

カテゴリー [ on the street ]


スシが流行り、カラオケが英語の一部になり、テリヤキもグリーンティももはや日常生活に取り込まれた感がある、日本文化。特に日本食が欧米食文化に与える影響は馬鹿にできないほどで、そのすそ野もどんどん広がっている。
ラーメンもソバもウードン(笑)もすでに次の流行の兆しを見せており、驚くことにナットウすら「大好物」と公言してはばからないアメリカ人の友人が僕の周りに何人もいる。

日本でのクオリティと同等かどうかは別にして、このままだとほとんどの日本食は諸外国で受けいられるのではないかと思えるほどである。思うにこれまで日本食文化の露出が極端に少なかったものの、口コミなどを通じて徐々に広まっていったのでは無かろうか。チャレンジ精神のある人ならいろいろな日本食を試すだろうし、きっかけさえつかめば多くの人にとって日本食は馴染みやすいのかもしれない。

グリーンティもそんな食品の一つで、少なくともスーパーやデリでは一般化した。
が欧米の料理が日本で独自の進化を遂げたように、日本食もアメリカでは様々に変化しており、グリーンティですら様々なバリエーションがある。
日本では素の緑茶を飲むのが一般的であるが、既存のドリンク飲料に"Fuse"(混ぜること)したものが多い。

たぶん日本では売られていないと思うが、こちらで Pokka が販売している、緑茶の缶ジュースはジャスミンの香りがする上、砂糖も入っている。伊藤園もブルーベリー味やマンゴー、ピーチなど何種類ものもフルーツフレーバーの緑茶を展開している。日本のメーカーですらこうなのだから、ましてやアメリカ製造会社などいわんをや、である。
最近ではエナジードリンクにも緑茶をフィーチャーしたものがでてきた。緑茶 = Healthy というイメージなのだろうが、さて効果のほどは???


ちょっとした緑茶ブームではあるが、これをさらに広めようと、最近伊藤園の広告を街中で見かけるようになった。特に地下鉄の構内や車内であるが、アメリカ版「お~い お茶」である。全て日本語で書かれているが、一部英語で、

If you can read it, chances are you already drink it.

と書かれている。
思いっきり「日本」を売りにしているわけだが、広告の中に一つだけ気になることがあった。

はっきりと「国産茶葉100%」という字句が並んでいる。

日本語で書いてあるとはいえ、アメリカでの広告なのだから本当に「国産」なのだとすればアメリカで栽培された茶葉を使用していないと不正な表示と言われても仕方が無い。

果たしてこのグリーンティは日本製か、それとも米国製か・・・。

2008年05月24日

まだ見ぬ国で

カテゴリー [ Photo ]



私事で恐縮だがちょっとばかり宣伝を。


昨秋、東京・神宮前にある日本建築家協会会館で、200点弱の写真作品をスライドショウ形式で展示する機会があった。一週間という短い期間ながらたくさんの人が来てくれ、中には懐かしい面々も。
そのことがきっかけで今度はイタリアで僕の写真作品がスライドショウが行われることになった。

残念ながら現地に行く予定はないので反応を知るべくも無いが、果たしてイタリアの人々が「東洋人の撮った New York」をどんな風に見てくれるか、怖いと言うよりどちらかというと興味津々である。


今回撮り下ろしは無く、東京でお見せしたのと全く同じ作品で、タイトルも同じく 「 REASON・NY 」のまま。
すでに見た、という人も多いのでここでは特にコンテンツについては触れないが、もしたまたまイタリア旅行中でピサに立ち寄ったなら見ていただけるかもしれない。


展示期間
2007/5/24~6/1


展示場所
LABORATORIO DI ARCHITETTURA
Pisa
Stazione Leopolda

http://www.leopolda.it/architettura.php

2008年05月21日

Bar

カテゴリー [ photo stories ]


昼間はひっそりとしていてあまり目立たず、そのまま素通りしてしまうようなバーも、夕方になったとたん妖しいライトで人々を魅了する。

まるでミュージカルの舞台セットを思わせるような一コマだが、喉が渇く夏に向けてこの魔力というか魅力はますます強くなっていく。

2008年05月11日

旧いままに

カテゴリー [ on the street ]


ストリートスナップを撮るようになって、困ったことが一つ。
それは待ち合わせに遅刻して、相手に迷惑をかけてしまうことである。

時間に余裕を見て家を出るのだが、道すがら気になるシーンを見つけると写真を撮らずにはいられず、気がつくと約束の時間に遅れることがしばしば。まったく困ったもんだ。

この日も市内某所で撮影をしたあと、友達数人と食事をする予定になっており、地下鉄に乗って Downtown に向かっていた。
駅を出て、友人が指定した待ち合わせのスポットに行く途中、Aveune を横断しようとして見つけたのがこのクルマだった。


たくさんのレストランやカフェが取り囲むなか、こんな旧いクルマが鎮座している。僕が面白いなと思ったのは、これだけ年季の入ったアンティークなクルマのオーナーだったら、たいてい傷一つついていないようなピカピカの塗装を保ち、無造作に路上など駐車せず有料駐車場に入れるだろうに、というところである。このクルマときたら、傷もへこみも年季相当でお世辞にも「よく手入れの行き届いた」状態とはいえない(笑)。

そしてさらに面白いと思ったのが、オーナーは医師らしいということ。
New York 州ではいろいろな種類のライセンスプレートがあって、外交官ナンバーなど決して珍しくない土地柄だが、他州の人から見ると珍しいのが、この「MD」のライセンスプレートだろう。Medical Doctorの略だが、ほかにも DDS (歯科医)やJudge(裁判官?)のものなどがある。
旧いクルマを旧いままに乗っているこのオーナーが医師のようだというのは、こうしてライセンスプレートから判別できるのだ。


いったいどんな医者がこのクルマに乗っているんだろう?
僕が写真を撮ったのはクルマから空想する人物像、そんおもしろさからだった。

2008年05月10日

NYCドライブを楽しもう

カテゴリー [ ガジェット ]


SOHO の信号機に張られた一枚のステッカー。最近米国で発売されたゲーム、Grand Theft Auto IV、通称 GTA IV の広告である。
実はこのゲームがちょっとした社会現象になっている。

僕は自分のことをコアなゲーマーだとは思っていないが、ここで取り上げるからには「それなり」にゲーマーなんだろう。
大学生のころ、ゲームスタジオでバイト ( というかこちらが本職で学校がバイトみたいになってしまったけれど ) していたこともあり、その頃はよくビデオゲームで遊んでいたものだが、社会人になってからはPlaystationなどを買うこともなく、加えて PC 上のゲームすら遠ざかっていた。
その後、PLAYSTATION3 の発売とともに一台購入したのだが、これはどちらかというとメディアセンターとしての使用を想定していた。もちろんゲームコンソールであるから、僕も10年ぶりぐらいにゲームソフトを買ってときおり遊んでいる。そのせいで、最近は少しばかりゲーム事情に詳しかったりするのだが(笑)、ゲーマーでなくともよく知られたゲームタイトルが、この GTA IV である。

ナンバリングからもわかるようにシリーズ四作目のこのゲームは、クライムアクション、つまり主役が悪人として振る舞い、暴力シーンが多く含まれる。そのため舞台となる実在の街の名前を変えて登場させるものの、見ればどこの街か一目瞭然となっている。
シリーズ4作目の今回は、Liberty City と言う架空の街を舞台に繰り広げられるが、この Liberty City とは New York CIty そのものなのである。

NY 市長自らが「警察官と撃ち合いをして楽しむゲームなどとても容認できない」といわしめたほど、社会問題になっている。皮肉なことに、この種のゲームはメディアや行政が騒ぐたびに、格好の広告になってしまい、より一層注目を浴びてしまう。もしかすると NY 市長は New York City を宣伝するために、ポーズをとったのかもしれない。

ところでこのゲームだが、先月末に発売され、あっという間にゲーム史上最高の売り上げを達成。発売元はゲームだけでなくエンターテイメント史上最高の売り上げを記録した、と豪語している。これが本当だとすると映画や音楽CDを超えたとも取れる。
これだけの売り上げをあげたのは前評判もさることながら、New York の市中には半ばゲリラ的に大規模な広告活動を行っており、露出度をあげていたのは確かだ。広告はビルボードはもちろん、工事現場の壁に貼られたポスター、それにこんなところにまでステッカーが貼られていたというわけだ。

僕自身はまだ手にしていないが、公開されているビデオなどによると、僕が住んでいる Astoria なども登場するようだ。Steinway Beer Hall とかいう名称のビアガーデンが出てくるとしたら、それはおそらく Astoria にある名物ビアガーデン、Bohemian Hall のことだろう。

どうやら日本語版の発売はかなりあとになるようだが ( そのせいで、ヤフオクでは米国版を輸入して販売している人たちもいる! )、もし New York の街を思うがままにドライブしてみたかったら、日本語版を買って遊んでみるのも一興かも。まさに New York City シミュレータである。

2008年05月07日

ニューヨークノサクラ

カテゴリー [ Seasonal ]



※ Sakura Matsuriより

毎年のように訪れている、Brooklyn Botanic Garden へ。
汗ばむ陽気でまるで初夏のような太陽のもと、そこはまがいもなく春だった。
New Yorker にも花見の習慣が広まるのではないかと思うほどの賑わい。

今年も New York のサクラの木が見事な花を咲かせました。

2008年05月05日

Diner、三種の神器

カテゴリー [ ]



※ Heinzのケチャップと砂糖とシロップと

New York など東海岸によく見られる食堂を一般に Diner と呼ぶ。
その多くはどこも文字だらけの素っ気ないメニューがあり、これでもかというほどの種類の食事メニューが並んでいる。それだけメニューがあると、とりたてて美味しいというわけではないけれど、中には名物と言われるメニューもある。
初めて行く Diner の場合、僕はたいてい French Onion Soup を頼む。カラメル色に炒められて甘くなったオニオンとクルトンがたっぷり入ったスープの表面にチーズを載せ、オーブンでうっすらと焦げ目を付けた、定番のメニューである。おそらくこれを取り扱っていない Diner というのは存在しないのではないか。
この French Onion Soup からしてなっていない Diner は他のメニューも期待してはいけない。


初めて New York を訪れたン十年前、その頃日本を席巻していたファミリーレストランが市内に見あたらないことにショックを受けた。Denny's も IHOP もアメリカから日本に進出したレストランと聞いていたので本場アメリカでの食事に期待していたからだ。
その後、こういったレストランは郊外や他州で見つけることになるが、もともとファミリーレストランの文化が始まるよりずっと古くから New York には Diner があちこちにあったので、普及しなかったのかもしれない。


その Diner が Manhattan からどんどん姿を消している。
土地の高騰もあってこの地に残るのが難しいというのも一つの理由だが、人々の嗜好とずれてきたこともあるかもしれない。
決してヘルシーではないけれど、Diner が無くなっていくのは寂しい限り。アイスコーヒーを頼んだら、氷いっぱいのグラスを持ってきて、目の前でホットコーヒーをグラスに注ぐような、そんなこともあったし、学生の時分、旅行できていたときに支払いをTraveler's checkでできるかと尋ねたところ、巨大なストロベリーシェイクを持ってこられて仕方なく飲んだことなど、忘れられない思い出もある。

そういえば学校で英語を学び始めた頃、夕食を意味する Dinner と、この Diner でよく混乱していたっけ。

2008年05月02日

カロリー表示

カテゴリー [ Random Thoughts ]


多くの人にとって、アメリカに移り住んで最初の恐怖体験というのが、おそらく著しい体重の増加だと思う。
なんかベルトがきついなぁとか、体が重いなぁと思って体重計に載ってみてわかる驚愕の一瞬である。

日本で標準的な体型の人も、一年後にはたいてい横方向に成長している。特に外食が多い人はなおさらである。
僕の場合も同じで、アメリカに来てしばらくすると日本から持ってきたジーンズが皆きつくなった。あわてて体重計で調べてみると10Kg弱増加していたことがわかった。

なぜ短期間でそんなに体重が増加したのか、生活習慣を改めて見直すと答えは、運動不足はもちろんのこと、なんと言っても食べ物である。
一般的にいってアメリカで食されるフードメニューには肉食のものが多く並び、かつレストランでの食事となるとこれにバターを多用したものが多い。

それに加えて食べ方にも問題がある。
そもそも日本人は食べ物を粗末にしてはいけないと、小さいときから教わり、出された食事は残さず食べることが美徳とされている。
端的な例は学校給食で、好き嫌いが激しい生徒に対して担任教師が「全部食べ終わるまで、昼休みを取ってはいけない」などとよく言っていた。幸い僕は好き嫌いが少ない方だったので、給食をぺろりと平らげるとすぐに教室を出てグラウンドに遊びに行ったものだが、そこには時間をかけてもなかなか食の進まない生徒も何人かいた。
食べ物を残すことを良いとは言わないが、当時は食べ物アレルギーについて教師も認識が無く、中には本当につらい思いをして食べていた生徒もいたことだろう。
そもそも小学校の給食で食べ終わるまで席を立ってはいけない、などと言われてその食物を食べられるようになったという話をほとんど耳にしない。たいていさらにトラウマになった、という意見ばかりである。
味覚というものは成長の段階や、生活習慣などで変わっていくものなのだから、無理矢理「矯正」するものではないと思うがいかがなものか。

話が飛んでしまったが、こうして日本で体にすり込まれた「出された食べ物を残してはいけない」という習慣をそのまま実践してしまうと、アメリカでは命取りになってしまう。
フライドポテト山盛りのハンバーガーに、ピザ、チーズケーキに、ドーナツ・・・アメリカを代表する食べ物はたくさんあれど、どれもそもそもが揚げ物だったり、チーズを大量に使うなどカロリーの高い食品が多い。またサーブされる量も日本で出される食事と比べて優に1.5倍から2倍はあるじゃなかろうか。
これを食べ残すまいと最後まで食べようものなら、確実に体重は増えていく一方である。

Good news としては、かつてアメリカに住みこちらの生活にすっかり慣れ、体型が肥えてしまった人(笑)でも、日本に帰国してしばらくするとまた元の体型に戻る人が多いということ。僕が日本に一時帰国して New York で知り合った昔の仲間に会うと、顔立ちまで変わっていたりして、びっくりすることがある。もちろんストレスによる体重減などもあるのだろうが、一番大きな理由は食がより健康指向であることではないだろうか。






今年、New York 市は全米でもっとも早く、飲食店のメニューのカロリー表示を義務づけた。
対象となるのは10以上だったか15以上だったかの支店を持つ飲食店としていたため、ファーストフードレストランをねらい打ちしたものだと McDonald's などが市を相手取って訴訟をおこしたが、連邦高裁が違法性を認めない判断を示ししたため、施行されることとなった。違反すると罰金が課されることになっており、正式なスタートは今年の夏以降ということになっているが、Starbucks などは早くも店内の売り場にカロリーの表示がなされている。
その Starbucks を例に取ると、何か小腹が空いたときなどにスナック程度に購入していたブラウニーやクッキーなど、自分で勝手に「こっちのほうがカロリーが低いだろう」などと判断して選んでいたものが、意外と過ちであることがよくわかり、僕のように高カロリーの食物を避けている人間にとってはかなり効果がある。これまで気軽に食べていたものが500KCal近くあると知って、一気に食べたいという欲求が萎えてしまった。そういう意味では効果があるのだが、おそらくカロリー数値を見て買いとどまる人も増えるだろうから、店にとっては痛し痒しであろう。

さて今後注目されるのは、McDonald's などのハンバーガーチェーンである。特に同社はウェブサイトでのみ、それもかなり小さく表示していたカロリー表を、今後は店内のメニューに表示させなくてはならない。それだけ公開することを恐れ、裁判まで起こした同社の姿勢から鑑みれば、そもそも間違っている。消費者の健康など同社の売り上げから見ればたいしたことない、という姿勢がそのまま伝わってくる。

ちなみにアメリカは貧しい人ほど太っているというデータが出ている。その理由が全てファーストフードのせいだとは言わないが、所得の低い人ほどファーストフード店の利用が多く、多い人ほど肥満気味であるというデータがでているので、関連性は誰の目から見ても明らかだろう。
喫煙によってガンなどの成人病を引き起こす可能性がたばこのパッケージに書かれているように、いずれ高カロリーの食事にも「食べ過ぎは心臓病、糖尿病など成人病を起こす可能性があります」という表示も義務づけられるかもしれない。今、アメリカはそれだけ肥満による糖尿病や心臓病にかかる人が多く、これがまた国の医療費負担に大きくのしかかっている。


そういえば気になることが一点。表示されているカロリーの数値が本当に正しいものなのかどうかの判断が消費者にはつかないこと。いままで「○○社は不当に低くカロリーの表示をしていた」というニュースを見たことがないが、おそらくこういうケースがこれから発生するのではないかと思う。すくなくともカロリーに関しては第三者機関による公式なチェックが必要だと思うのだが。

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