NYCドライブを楽しもう

SOHO の信号機に張られた一枚のステッカー。最近米国で発売されたゲーム、Grand Theft Auto IV、通称 GTA IV の広告である。
実はこのゲームがちょっとした社会現象になっている。
僕は自分のことをコアなゲーマーだとは思っていないが、ここで取り上げるからには「それなり」にゲーマーなんだろう。
大学生のころ、ゲームスタジオでバイト ( というかこちらが本職で学校がバイトみたいになってしまったけれど ) していたこともあり、その頃はよくビデオゲームで遊んでいたものだが、社会人になってからはPlaystationなどを買うこともなく、加えて PC 上のゲームすら遠ざかっていた。
その後、PLAYSTATION3 の発売とともに一台購入したのだが、これはどちらかというとメディアセンターとしての使用を想定していた。もちろんゲームコンソールであるから、僕も10年ぶりぐらいにゲームソフトを買ってときおり遊んでいる。そのせいで、最近は少しばかりゲーム事情に詳しかったりするのだが(笑)、ゲーマーでなくともよく知られたゲームタイトルが、この GTA IV である。
ナンバリングからもわかるようにシリーズ四作目のこのゲームは、クライムアクション、つまり主役が悪人として振る舞い、暴力シーンが多く含まれる。そのため舞台となる実在の街の名前を変えて登場させるものの、見ればどこの街か一目瞭然となっている。
シリーズ4作目の今回は、Liberty City と言う架空の街を舞台に繰り広げられるが、この Liberty City とは New York CIty そのものなのである。
NY 市長自らが「警察官と撃ち合いをして楽しむゲームなどとても容認できない」といわしめたほど、社会問題になっている。皮肉なことに、この種のゲームはメディアや行政が騒ぐたびに、格好の広告になってしまい、より一層注目を浴びてしまう。もしかすると NY 市長は New York City を宣伝するために、ポーズをとったのかもしれない。
ところでこのゲームだが、先月末に発売され、あっという間にゲーム史上最高の売り上げを達成。発売元はゲームだけでなくエンターテイメント史上最高の売り上げを記録した、と豪語している。これが本当だとすると映画や音楽CDを超えたとも取れる。
これだけの売り上げをあげたのは前評判もさることながら、New York の市中には半ばゲリラ的に大規模な広告活動を行っており、露出度をあげていたのは確かだ。広告はビルボードはもちろん、工事現場の壁に貼られたポスター、それにこんなところにまでステッカーが貼られていたというわけだ。
僕自身はまだ手にしていないが、公開されているビデオなどによると、僕が住んでいる Astoria なども登場するようだ。Steinway Beer Hall とかいう名称のビアガーデンが出てくるとしたら、それはおそらく Astoria にある名物ビアガーデン、Bohemian Hall のことだろう。
どうやら日本語版の発売はかなりあとになるようだが ( そのせいで、ヤフオクでは米国版を輸入して販売している人たちもいる! )、もし New York の街を思うがままにドライブしてみたかったら、日本語版を買って遊んでみるのも一興かも。まさに New York City シミュレータである。